高保湿成分・ヒト型セラミドを配合することで、敏感な乾燥肌にしっとりとうるおいをあたえてくれる小林製薬の基礎化粧品「ヒフミド」シリーズ。
脂性肌だけど目元・口元の乾燥は気になってしまう私が、実際に試してみた感想をお届けします。
小林製薬の通信販売サイトからヒフミドトライアルセットを注文。
私はコンビニでの後払いを選択して、注文の翌々日に届きました。
コンパクトな段ボールを開封すると、ポーチに入ったトライアルセットと、商品紹介の冊子、ヒフミドの使い方が記載された「お手入れカード」、花柄のトートバッグが同封されています。
お手入れカードにヒフミドの使用量の目安が、わかりやすい写真つきで記載されているので、ありがたいですね。朝のお手入れ | 夜のお手入れ |
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[あらう]ソープ | [おとす]マイルドクレンジング |
[うるおす]エッセンスローション | [あらう]ソープ |
[おぎなう]エッセンスクリーム | [うるおす]エッセンスローション |
[まもる]UVプロテクトベース | [おぎなう]エッセンスクリーム |
ヒフミドは朝夜ともにシンプルな4ステップでお手入れが完了するのが魅力的ですね。
ヒフミドマイルドクレンジングの1回の使用量はさくらんぼ大、かわいた手で使用する必要があります。
マイルドクレンジングはクリームとミルクの間のようなテクスチャーですが、手のひらにのせて10秒ほどでとろけはじめるので、体温でやわらかくなりメイクとなじませやすくなります。
クレンジング力を試すために、ヒフミドマイルドクレンジングでいつも私が使っているファンデーション・アイシャドウ・アイライナー・マスカラ・口紅を落としてみました。
マイルドクレンジングを1分ほどくるくると円を描くようになじませると、だんだんメイクが浮いてきますが、洗い流すとアイラインとリップが少し残ってしまいました。
ファンデーション・アイシャドウは落ちているので、ナチュラルなメイクの場合は問題なく使えますが、濃いメイク・ラメが多いメイクをしている場合はポイントメイクリムーバーであらかじめアイメイクやリップメイクを落とした方が良いようです。
ヒフミドのクレンジング成分はやや脱脂力の強いエステル油を使用していますが、ヒト型セラミドやエモリエント効果のあるパルミチン酸エチルヘキシル、保湿作用のあるDPGを配合することで、乾燥せずしっとりと洗い上げてくれます。
皮脂が過剰に出てしまう脂性肌の私ですが、皮脂が残ってしまったような感じはせず、余分な皮脂をすっきりと落としてくれた印象です。
ヒフミドの洗顔料は固形の石けんタイプで、泡をレモンひとつ分くらい作るのが1回の使用量の目安です。
石けんは洗顔フォームに比べて泡立てにくい印象があるのですが、ヒフミドのソープは石けんとは思えないほど簡単に濃密な泡ができるのが魅力なんです。
どうせあまり泡立たないんでしょ?と思って洗顔ネットを濡らし、石けんを3回ほどこすりつけて泡立てたら……びっくりするほど細かくてもちもちの泡がたっぷり出来上がりました!(手のひらを返しても落ちる気配がありません)
もちろん石けんにも保湿成分ヒト型セラミドが配合されていて、洗い上りのお肌は乾燥もツッパリもなくもっちりとした感触です。
このあとのスキンケアがしっかり浸透※するように、脂性肌な私の過剰な皮脂はしっかり落としつつ、必要なうるおいは残してくれた、という感じがしました。※角層までの浸透
ヒフミドエッセンスローションの1回の使用量は10円玉大で、それをお肌になじませたあと、もう1回同じ量をなじませて、手のひらで顔全体を包み込むようにやさしくおさえます。
ヒフミドのエッセンスローションは保湿成分ヒト型セラミドでお肌にうるおいを与えてくれるほか、お肌を整えるカンゾウ葉エキスが配合されているのでお肌の調子が乱れやすい敏感肌の方にもぴったりなんです。
エッセンスローションはほんの少しとろみがあるテクスチャーなので非常にのびやすく、すーっとお肌に染み込んでいく感じがして、重ねづけしなくても良いのではないかと思うほどしっとりとした仕上がり。
もちろん使い方に記載されている通りに重ねづけをしましたが、浸透※が悪くなったり、ベタつきを感じたりはしませんでした。※角層までの浸透
とくに乾燥がひどかったり、物足りなさを感じたりしたときは、お肌の状態に応じてエッセンスローションの重ねづけの回数を増やすと効果的です。
ヒフミドのエッセンスクリーム(保湿クリーム)は、1回につきパール大1粒分を使用します。
エッセンスクリームにもヒト型セラミドが4%の濃度で配合されていて、人のお肌に適しているとされる配合率です。
またエッセンスクリームには保湿成分として、お肌になじみやすいホホバ種子油が配合されています。ホホバ種子油は酸化・劣化しにくいという特徴があるほか、ニキビの原因になるアクネ菌のエサにならないメリットがあるので、ヒフミドのエッセンスクリームはニキビができやすい人の乾燥対策にもぴったりです。
エッセンスクリームにほどよいやわらかさでのびやすく、顔全体にのばしてから手のひらで顔にやさしく押し込んで温めてあげるとよくなじんで、脂性肌の私もベタつきはとくに感じませんでした。
時間が経ってもしっとり感が続くのが特徴で、夜に使用して朝起きてからも乾燥は感じませんでしたが、とくに乾燥が気になる部分には重ねづけをするのが推奨されています。
ヒフミドの日焼け止め効果がある化粧下地・UVプロテクトベースはパール大1粒分を、スキンケアのあと顔全体・首や耳にのばします。
UVプロテクトベースの紫外線カット効果は「SPF37・PA+++」なので、レジャーには向きませんが、日常的な紫外線は充分にふせいでくれるので普段使いに丁度よい数値です。
紫外線カット効果が強力でかゆみや乾燥の原因になることがある「紫外線吸収剤」は使用せず、酸化チタンや酸化鉄といった紫外線反射剤を配合することで乾燥しやすい敏感なお肌を紫外線から守ってくれます。
ヒフミドのUVプロテクトベースはやや固さのあるしっかりしたクリーム状なので、ムラになりやすく丁寧に伸ばす必要があります。
私が最初に使ったときは気付かないままムラになっていて、リキッドファンデーションが引っ掛かりヨレてしまいました。
UVプロテクトベースにはほんのりとベージュカラーがついていますが、お肌に極端に色がついたり白浮きしたりはしないので、このあとに使用するファンデーションの邪魔をすることはとくにありません。
価格 | 使用回数 |
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980円(税込) | 約1週間分 |
小林製薬のヒフミドは、マイルドクレンジングのクレンジング力がやさしく、濃いメイクが落ちにくいのでポイントメイクリムーバーを併用することで、メイクをしっかり落とすことができます。
化粧水・クリームは少量でもお肌にうるおいをあたえ、乾燥がひどいときは重ねづけでより重点的にケアができ、脂性肌でもベタつかずに使用できるのが魅力です。
もちもちの濃密泡が簡単に作れて、余分な皮脂はすっきりと落としてくれるのに、必要なうるおいは残してお肌をもっちりしっとりと洗い上げてくれるソープは、脂性肌の私も継続して使いたい!と感じました。