「やっと肌に合うクリームが見つかった」と、韓国や日本で話題のシカクリーム。
しかし、シカクリームがなぜ肌にいいと言われているのか、果たして自分の肌に必要なのか正直わからない人も多くいます。
今回は、シカ成分に秘められた効果や、選び方の基準を徹底解説!
編集部が厳選したおすすめのシカクリーム10選と、効果的な使い方も合わせて紹介します。
シカ(CICA)とは、ハーブの一種「ツボクサ」の学名Centella Asiatica(センテラアジアティカ)の“tica”から派生した名前と言われており、ツボクサ由来成分の配合クリームをシカクリームと呼んでいます。
野生のトラはケガをすると、ツボクサの葉に体をこすりつけて傷を癒したとの言い伝えがあることから、ツボクサはタイガーハーブと呼ばれているほど。
近年では、ツボクサの効果に着目した韓国や日本のブランドが、ツボクサ由来成分をクリームに配合。「シカクリーム」として発売し、今もなお注目をあびています。
シカクリームは、乾燥による肌あれや、敏感になった肌をやさしくケアする整肌化粧品として、多くの女性に使われています。
シカクリームのメイン成分は、ハーブの一種「ツボクサ」から抽出したツボクサエキス※。
「ツボクサ」は、インドのアーユルヴェーダなどでも使われている万能薬として有名です。
ツボクサエキス※を配合したシカクリームには、以下の効果が期待できます。
ツボクサエキス※を配合したシカクリームは、あくまでも「化粧品」なので、肌を再生・修復する効果はありません。
しかし、乾燥等による肌のあれを防ぎ、すこやかな肌へ整える効果があります。
肌のハリ不足が気になる人にもシカクリームはおすすめです。
次に、ツボクサエキス※の主な構成成分を紹介します。
ツボクサエキス※は、主に上記の成分で構成されています。
中でも、マデカッソシドは、多くのブランドがシカクリームに配合しています。
マデカッソシドを化粧品に取り入れることで健やかな肌を保てるとあって、シカクリームでは欠かせない成分となっています。
※整肌効果
数あるシカクリームの中から自分の肌に合うものを選ぶための、選び方のポイントを3つ紹介します。
全成分表示に記載されている美容成分の中でも、ツボクサエキス(マデカッソシド)が上位に書かれているものを選びましょう。
化粧品には「全成分表示」が義務付けられており、1%を超える成分は多い順に記載されています。1%以下の成分は順不同(任意)となっているため、1%のラインを見極めるのは正直難しいです。しかし、マデカッソシドが記載されていれば、肌あれ防止効果に期待できます。
シカクリームのテクスチャは、しっとりするものからこってりするものまで様々。脂性肌の人はジェルクリームを、乾燥が気になる人であればシールド効果の高い固形クリームを選びましょう。
全成分表示から判断もできますが、難しい人はテスターで実際に確認してから購入してください。
シカクリームの全成分表示には、ツボクサ由来成分以外の美容成分が記載されている製品もあります。
ニキビで悩む人は、有効成分グリチルレチン酸ステアリル等のニキビを防ぐ効果が期待できる薬用シカクリームを選ぶのがおすすめ。マスク摩擦による肌あれや、ひりひりした敏感状態が続くようであれば、角層を整える整肌成分が配合されているかもチェックしましょう。
シカクリームを賢く選び、満足して使いたいなら、マデカッソシド配合・テクスチャー・その他美容成分の3つに注目!
どれも、シカクリーム製品の全成分表示から判断が可能なので、購入する前に一度チェックしてみてください。
シカクリームの中でも、編集部が選び抜いたシカクリームを10個ピックアップ。
韓国生まれの王道なシカクリームから日本製の薬用シカクリーム、デパコスやドラッグストアで買えるアイテムまでたっぷり紹介します。
脂性肌こそ使ってほしい!トラのマークで人気のVT
VT CICAクリーム容量 | 価格(税込) |
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50ml | 2,730円 |
マデカッソシド(整肌成分)をはじめ、肌をおちつかせるヨモギ葉エキス(整肌成分)やミツロウ(保湿成分)を配合。
水溶性成分が軸となるので、軽いテクスチャーが特徴的。脂性肌向きでさっぱりした使い心地です。夏場の使用や肌をおちつかせたい時におすすめ。
マデカッソシドで愛され肌に!
ドクタージャルト シカペアクリーム容量 | 価格(税込) |
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50ml | 5,280円 |
シカクリームの王道といえば、敏感肌向けに誕生した韓国コスメのドクタージャルト。こってりしたテクスチャーが特徴的で、肌をスッとおちつかせます。
ドクタージャルトの醍醐味は、マデカッソシドをたっぷり配合している点。
他にも、ツボクサ成分5種※やナイアシンアミド(整肌成分)を配合。本格的なシカクリームが欲しい人におすすめの1本です。
※ツボクサエキス、ツボクサ葉エキス、アシアチコシド、アシアチン酸、マデカシン酸
美容液感覚で使える日本製ドクターズコスメ
chione プライムクリーム容量 | 価格(税込) |
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45g | 3,300円 |
シカ成分だけでなく、ヒト脂肪細胞順化培養液エキス・セラミドNP・ナイアシンアミド(すべて整肌成分)も配合した贅沢処方が魅力的なchione。
スキンケアの主成分をコラーゲン水にした点や、40代以上の大人女性にも満足できる目線で開発された点もドクターズコスメならではです。
ジェル状で伸びも良く使いやすいため、美容液感覚で使える日本製のシカクリームです。
シカ成分を贅沢に配合!
イニスフリー ビジャ シカバーム容量 | 価格(税込) |
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40mL | 2,970円 |
ツボクサエキス由来の整肌成分を濃縮したセンテラアジアティカ4X※を配合。乾燥による肌荒れを防ぎ、ゆらぎがちな肌をしっとりおちつかせます。
さっぱりとした使い心地のため、脂性肌や混合肌にも向いています。
※マデカッソシド、マデカシン酸、アシアチコシド、アシアチン酸(いずれも整肌成分)
赤ちゃんから大人まで使える
アベンヌ シカルファットプラス リペアクリーム容量 | 価格(税込) |
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40g | 1,980円 |
101g | 3,520円 |
敏感肌用保湿クリームのひとつとして、あれがちな肌をやさしくケアするアベンヌのシカクリーム。
乾燥やこすれなどの外部刺激から肌を守り、独自のシカ成分セープラスリストア™※ですこやかな肌へと導きます。コクのあるクリームなので、肌の上にしっかり保護膜を形成。
赤ちゃんから大人まで使える設計が魅力的です。
※アクアフィルスドロミエ培養液、アルギニン、トロメタミン (整肌成分)
乾燥肌のお助けアイテム!しっとり代表シカクリーム
アイオペ ダーマリペア シカクリーム容量 | 価格(税込) |
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100mL | 4,230円 |
乾燥や摩擦などの外的刺激から肌を守ることに特化したシカクリーム。マデカッソシド(整肌成分)だけでなく、角層を保護するスクワランやシア脂(ともにエモリエント成分)を配合。
独自技術により抽出したヒノキ葉エキス(整肌成分)により、あれた肌をやさしくいたわります。
敏感肌になりやすい人は、エモリエント効果の高いアイオペのダーマリペアシカクリームがおすすめ。
敏感な肌をうるおいで満たす!
エチュードハウス スンジョンバーム容量 | 価格(税込) |
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40mL | 2,035円 |
パンテノール(保湿成分)とマデカッソシド(整肌成分)が、乾燥による肌あれを防ぎ、いきいきとした素肌へ導くシカバーム。
10成分※の無添加を実現し、弱酸性な設計が特徴で、敏感な肌を集中的にケアします。配合成分にこだわりたい人はエチュードハウスがおすすめ。
※動物性原料、鉱物性油、色素、香料、ポリアクリルアミド、イミダゾリジニル尿素、トリエタノールアミン、シリコン、PEG系界面活性剤、パラベン
デパコスの極み!一石三鳥のシカバーム
ディオール シカバーム容量 | 価格(税込) |
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75mL | 6,490円 |
ディオールのシカバームは、「フェイスケア」+「フェイスマスク」+「ボディケア」といったマルチユースが魅力。
ツボクサ葉エキス(整肌成分)を配合し、乾燥による肌あれを防ぎます。敏感な肌状態の日には、バームを顔全体に伸ばし、10分ほど置いてケアするフェイスマスクが可能。
ボディーにも使えるため、全身のケアができるシカバームとなっています。
薬用シカクリームなら!
コジット シカメソッドクリーム容量 | 価格(税込) |
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50g | 1,650円 |
有効成分グリチルレチン酸ステアリルを配合したニキビ予防も可能な日本製シカクリーム。
日本古来の植物成分を厳選し、日本人の肌や環境に合わせた成分設計が特徴です。乾燥による肌のあれだけでなく、ニキビも防ぎたい人は、薬用のコジットシカメソッドクリームがおすすめ。
独自のシカ成分を開発!
イディオ 北海道シカクリーム容量 | 価格(税込) |
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55g | 3,680円 |
ヒト幹細胞培養液(整肌成分)とマデカッソシド(整肌成分)をかけ合わせたW処方のシカクリーム。
北海道産鮭卵巣膜から抽出したプラセンタ(保湿成分)も配合しています。
乾燥による肌のあれをおちつかせ、敏感な肌をやさしくケアします。エイジングケア※としても使えるので、40代以降の女性にもおすすめ。
※年齢に応じたお手入れ
シカクリームを使う順番やおすすめの使い方を紹介します。
シカクリームは、普段のスキンケアの最後に使うだけと簡単です。
シカクリームには、化粧水などの成分をシールドする役割もあるため、お手入れの仕上げに使いましょう。
シカクリームとはいえ、ジェル状のものから濃厚なクリーム状のものまで様々。重たいテクスチャーのクリームであれば、乳液を省いて使うことも可能です。
皮脂分泌量が低下している時期は油分の多いクリームタイプを、過剰皮脂で悩む時期は水分の多いジェルタイプを使うのも賢いケア方法です。
テクスチャーの異なる2種類を常備しておくと、自分の肌状態にあわせて油分の調整ができます。
ニキビがある時に注意したいのが、グリセリン(保湿成分)が配合されているシカクリームです。
グリセリンは、保湿力が高くうるおいを長時間キープできる保湿剤。しかし、グリセリンが多く配合されていると、アクネ菌のエサとなってしまいニキビにつながってしまう場合も。
ニキビで悩んでいる人は、グリセリンが多く入っていないシカクリームを選びましょう。
本記事でおすすめしたドクタージャルトのシカペアクリームは、グリセリンが無配合。
ニキビで悩んでいる時は、全成分表示にグリセリンが上位に入っていないかチェックしてみてください。
シカクリームは、店頭で買える商品もあれば、通販でないと買えない商品もあります。
韓国ブランドのエチュードハウスやイニスフリーは、日本の直営店で購入可能です。近年は、量販店やバラエティショップでの取り扱いも増えています。
並行輸入して購入する場合は、信頼できるサイトから購入しましょう。
ニキビを予防したいなら、ニキビを防ぐ有効成分が配合されている薬用のシカクリームがおすすめ。
一般的なシカクリーム化粧品には、共通してツボクサ由来のマデカッソシド(整肌成分)が配合されています。
しかし、ニキビを防ぐケアとなると、一般的なシカクリームでは対応できません。グリチルリチン酸などの、ニキビ予防の効果がある有効成分が配合されているかどうかをチェックしましょう。
効果に差はありませんが、皮脂が多くべたつきやすい人はフェイスマスクや化粧水を、乾燥からくる肌荒れが気になるならクリームを選びましょう!
シカ製品には、クリームだけでなく化粧水やフェイスマスクなど、ブランドによってバリエーションも様々。一般的に、脂性肌でクリーム特有のべたつきが苦手な人は、化粧水やフェイスマスクが向いています。
反対に、肌のゆらぎや敏感状態が数日間続いているようであれば、エモリエント効果の高いクリームがマスト!肌を外部刺激から守り保護するシカクリームをセレクトしましょう。
この記事では、編集部おすすめのシカクリーム10選から、美容のプロが実践しているシカクリームの使い方まで紹介しました。
シカ成分の魅力がわかれば、あとは肌悩みに合ったシカクリームを選び出すだけ!シカクリームには、クリーム以外にもバームやジェルなど様々なテクスチャのものがあるので、自分の肌質に合ったものを選ぶようにしましょう。