化粧下地とは、ファンデーションを塗る前に使用するベースメイクで、ファンデーションの持ちやノリを良くするだけでなく紫外線防止、肌色補正、毛穴カバー、メイク崩れ防止などの役割もあります。
化粧下地を使用しないと肌が乾燥して過剰に皮脂がでてしまうためメイク崩れしやすかったり、ファンデーションの付きが悪くなりムラや厚塗りの原因になったり、ファンデーションが毛穴落ちしてしまったりする恐れがあります。
化粧下地には以下のようなテクスチャのタイプがあり、リキッドタイプとクリームタイプが主流となっています。
リキッドタイプは柔らかく伸びのいいテクスチャで、肌に馴染みやすいので初心者でも塗りやすいです。
保湿力が高くしっとりとした質感に仕上げてくれるクリームタイプは、高い紫外線防止効果があるものも多いです。
ジェルタイプはさらっと軽い付け心地なので肌に塗りやすく、みずみずしい肌にしてくれます。
ムースタイプの化粧下地はシュワっとした付け心地が新感覚で、肌に浸透しやすいのがポイントです。
毛穴・シミ・そばかすもカバーしてくれるBBクリームとくすみ・色ムラ・毛穴をカバーしてくれるCCクリームは、使用する目的は多少異なりますが一本でベースメイクが完了できるような設計で作られてるという共通点があります。
一方で化粧下地はファンデーションを上から重ねるのを前提に作られており、ファンデーションと肌の密着性を高め、ファンデーションのノリや持ちを良くする役割があります。
種類 | 役割 | カバー力 |
---|---|---|
BBクリーム | 日焼け止め、化粧下地、コンシーラー、ファンデーション | ★★★ |
CCクリーム | 日焼け止め、化粧下地、コントロールカラー | ★★ |
化粧下地 | 日焼け止め、化粧下地 | ★ |
上記3つの中ではファンデーションやコンシーラーの役割もあるBBクリームが一番カバー力があり、その次に肌色を補正してくれる役割もあるCCクリームとなります。
ただし化粧下地の中には肌色を補正するコントロールカラーの役割を持つものもあり、その場合CCクリームとの違いはさほどありません。
化粧下地はことが大切ですが、たくさん種類がありすぎてどれが良いのか分からないという人も多いと思います。
ここでは、自分の肌質や悩みに合わせて化粧下地を選ぶ方法をご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
さらに、肌のくすみや、赤み、クマなどの肌悩みをカバーし肌をトーンアップするには、コントロールカラーの役割がある化粧下地がおすすめです!
化粧下地の中にはコントロールカラーとしての役割があるものもあり、肌悩みに合わせた色を選ぶことで肌を明るくみせたり、透明感※を出したりする効果が得られます。
コントロールカラーの役割もある化粧下地を選ぶ場合は、肌悩みに合わせて色を選びましょう。
※メイクアップ効果による
カラー | こんな方におすすめ |
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ブルー | 黄ぐすみが気になる方におすすめ。透明感アップ※。色白の方が使うと血行が悪くなる可能性があるので注意。 |
グリーン | 小鼻周り・頬の赤み、ニキビ跡が気になる方。頬の赤みを消すことでチークをきれいに発色できる、塗りすぎると白浮き・厚塗り感がでるので注意。 |
イエロー | 目元のクマ・シミ、そばかすが気になる方。ハイライトとしても使用できる。 |
ピンク | 顔全体が青白い肌の方。ふんわりとした印象になりたい方。 |
パープル | 顔全体のくすみが気になる方。血行をよく見みえる、透明感※アップで華やかな印象に。 ブルーより馴染みやすい |
日本人の肌は黄色~オレンジの色をしているといわれているので、ブルー系やパープル系が合うといわれています。迷っている方や、使ったことがないという方がは、パープル系を選ぶと良いです。
化粧下地にはUVカット成分が含まれていないものもあります。
紫外線はシミやシワの原因にもなるため、UVカット成分が入っている化粧下地を選ぶことが大切です。
室内で過ごすことが多い人は「SPF10~20」「PA++~+++」を選び、外出が多い人は「SPF30~50」「PA+++~++++」を選ぶなど、使用する状況に合わせて選びましょう。
悩みや仕上がりよりも、自分の年代や肌質にあう下地を選びたい、という人はこちらの記事をチェックしてみてください!
年代別!おすすめ化粧下地記事
肌質別!おすすめ化粧下地記事
化粧下地は「保湿力が高いもの」「皮脂によるテカリを防止してくれるもの」「肌色を補正してくれるもの」など種類が豊富にあるため、自分の肌質や悩みに合ったものを選びましょう。
Re:cosme編集部が選んだ人気の化粧下地8選を紹介します!
価格 | 容量/タイプ |
---|---|
2,860円(税込) | 25ml/リキッド |
UVカット | 色展開 |
SPF25・PA+++ | 1色 |
マキアージュ ドラマティックスキンセンサーベースEXに配合されている「うるさらセンサーパウダー」は、過剰な汗や皮脂を吸収しつつ、肌が乾燥すると水分を保持・放出し潤いを与えてくれるため、うるさら肌へと導いてくれます。
みずみずしく塗りやすいテクスチャですが、キープ力が高くテカリや皮脂崩れをしっかりと防いでくれます。さらにお試し用として使えるミニサイズは、約1か月分が1,100円(税込)で購入できます!
価格 | 容量/タイプ |
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1,980円(税込) | 35g/クリーム |
UVカット | 色展開 |
SPF50+・PA++++ | 1色(ほんのりピンク色) |
エリクシール ルフレ バランシングおしろいミルクは、「下地がいらない朝用乳液」のため、朝化粧水をした後の乳液+化粧下地の役割を持っています。
さらっとみずみずしいクリームですが、SPF50・PA++++の紫外線防止効果もあるため、日焼け止めとしても優秀な化粧下地です。
価格 | 容量/タイプ |
---|---|
1,320円(税込) | 45g/クリーム |
UVカット | 色展開 |
- | 2色(ピンクラベンダー・ミントグリーン) |
マジョリカマジョルカ ミルキースキンマスクは、化粧水・乳液・保湿マスク・コントロールカラー・化粧下地が1本になった多機能美肌チャージミルクです。
カラーは黄ぐすみをカバーしほんのり血色感のあるピンクラベンダーと、ニキビ跡や赤味をふんわりカバーしてくれるミントグリーンの2色があり、悩みに合わせた色を選ぶことで肌色補正効果もあります。
価格 | 容量/タイプ |
---|---|
3,080円(税込) | 25ml/リキッド |
UVカット | 色展開 |
SPF20・PA++ | 1色 |
プリマヴィスタ 皮脂くずれ防止化粧下地は、皮脂吸着パウダー・皮脂固化パウダー・オイルブロック成分のトリプルアプローチで汗や皮脂による化粧崩れを防ぎ、ファンデーションのキープ力を高めてくれる化粧下地です。
サラサラした液状のテクスチャには、保湿成分であるヒアルロン酸やカミツレ花エキスも配合されています。
価格 | 容量/タイプ |
---|---|
3,850円(税込) | 30ml/リキッド |
UVカット | 色展開 |
SPF15・PA+(03を除く) | 3色(01ドラジェ・02ハニー・03クリーム) |
ポール&ジョーボーテ モイスチュアライジング ファンデーション プライマーSは3種のヒアルロン酸や5種類の天然植物成分、オレンジフラワー水を保湿成分として配合しており、みずみずしくなめらかな肌を演出してくれます。
カバー力はやや控えめですが、肌色をふんわりカバーしつつナチュラルなツヤ肌に仕上げてくれます。
価格 | 容量/タイプ |
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660円(税込) | 30ml/リキッド |
UVカット | 色展開 |
SPF28・PA++ | 2色(ピンクベージュ・ライトブルー) |
セザンヌ 皮脂テカリ防止下地は、汗や皮脂を吸収し長時間テカリや化粧崩れを防いでくれる化粧下地で、紫外線吸収剤不使用・無香料・鉱物油フリーの肌にやさしい設計となっています。
肌色を補正してくれる効果もあり、ピンクベージュは肌を血色や明るさを与え、ライトブルーは肌に透明感※を与えてくれます。
※メイクアップ効果による
価格 | 容量/タイプ |
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6,380円(税込) | 30ml/クリーム |
UVカット | 色展開 |
SPF50+・PA++++ | 1色(ピンク色) |
ランコム UVエクスペール トーンアップローズは、黄ぐすみしやすい日本人女性の肌に最適なピンクカラーを64色から厳選した化粧下地です。
肌のトーンと血色感をアップしつつ、エーデルワイスの花や葉のエキスを保湿成分として配合し、しっかりと潤いをキープしてくれます。
価格 | 容量/タイプ |
---|---|
4,840円(税込) | 30ml/クリーム |
UVカット | 色展開 |
SPF50+・PA++++ | 1色 |
ラロッシュポゼ UVイデアXL プロテクショントーンアップは、くすみや色むらをカバーしつつ肌をトーンアップ※させ、ツヤ肌を演出してくれる化粧下地です。
SPF・PAともに最大値の紫外線カット効果があり、大気中物質からも肌を保護してくれるため、日焼け止めクリームとしても優秀なアイテムです。
※メイクアップ効果による
化粧下地はファンデーションの付きやノリを良くしてメイクアップを長持ちさせる効果があるので、正しい手順で適切な分量を肌にまんべんなく塗ることが大切です。
ここでは化粧下地の正しい使い方についてお伝えします。
化粧下地を塗るタイミングは、化粧水と乳液でスキンケアをした後、ファンデーションを塗る前です。
日焼け止め効果のない化粧下地の場合は日焼け止めクリームを塗った後に化粧下地を塗ります。
中には洗顔後そのまま化粧下地を塗っていいものや、化粧水後の乳液代わりにもなる化粧下地があるため、商品に記載されている使用方法をチェックしましょう。
洗顔 → 化粧水・乳液 → 日焼け止めクリーム(必要に応じて)→ 化粧下地 → ファンデーション → コンシーラー(必要に応じて)→ フェイスパウダー
化粧下地の適量はメーカーによって異なりますが、大体はパール粒1~2個分が適量とされています。
塗る量が少ないとムラになりやすく、多すぎると油分によって化粧崩れをしやすくなるので注意しましょう。
額・鼻筋・あごは皮脂によってテカリやすいので、化粧下地は薄めに塗るように心がけましょう。
まずは範囲の広い頬全体に化粧下地を伸ばしてから、残った化粧下地で額・鼻筋・あご・小鼻やまぶたの細かい部分に薄く塗ります。
中指と薬指の2本を使って内側から外側に向かって塗ると、キレイにムラなく仕上がります。
化粧下地とコントロールカラーを使い分けて塗ることで、ベースメイクにハイライトを仕込む方法もあります。
化粧下地をハイライト効果を得たい部位以外に塗った後、Tゾーン・まぶた・あご先などのハイライト効果を得たい部位に肌をトーンアップ※させてくれるコントロールカラーを塗ることで自然に立体感のあるツヤ肌を演出できます。
※メイクアップ効果による
化粧下地はメイクアップの仕上がりを良くするだけでなく、紫外線や化粧崩れも防止してくれる重要なアイテムです。
自分の肌質や悩みに合ったものを選び、ベースメイクでワンランク上のメイク仕上がりを手に入れましょう。