繰り返すニキビに悩むふみかさんにコスメコンシェルジュの綾斗・北口慈子・笹野かずがアドバイス!
20代のニキビケアにおすすめの化粧品やスキンケアのポイントについて解説します。
Q : 20歳・ニキビが周期的にできるのが悩み。ニキビ肌でも使えるコスメやスキンケア方法を教えてください。
名前:ふみかさん
年齢:20 歳
肌質:オイリー肌(脂性肌)
20歳、脂っぽくてすごくテカり、乾燥することはほぼない肌質です。
中学の時から1年間、プロアクティブのスリーステップを使っていましたが、ニキビが繰り返して治りません。
ニキビは生理とは違うタイミングで周期的にできます。今までいろいろなスキンケアや薬を使いましたが、目覚ましい効果はありません。時には皮がめくれるほど乾燥したこともあります。
クレンジングが悪いのではないかと考えたのですが、ニキビ肌でも大丈夫なクレンジングはどんなタイプでしょうか。おすすめのクレンジングはありますか?
仕事があるのでメイクをしなくてはならないのですが、ニキビのある肌に負担のかからないコスメや、スキンケア方法などありましたら知りたいです!
綾斗からのアドバイス
ニキビを周期的に繰り返すあなたに!
コスメコンシェルジュ
綾斗(30)
肌質:乾燥肌
プロアクティブは毎日の使用は避けた方が良いでしょう。
また、周期的に発生するニキビはスキンケアに気を付けるだけではなく、日々の生活習慣を見直すことも大切。
睡眠と水分をしっかりとることを心がけてみてください。
メイクアイテムとしては、リキッドファンデーションではなくパウダーファンデーションがおすすめです!
肌が脂っぽいと言うことなので、脂性肌のようですね。鼻やおでこなど、皮脂量が多い部分を中心にニキビができやすくありませんか?
プロアクティブは毎日の使用には不向き
プロアクティブはニキビを防ぐ効果のある「サリチル酸」を主に配合しています。ターンオーバーが乱れがちな肌には、ピーリング作用もあるサリチル酸が効果的。しかし、毎日使うのは肌に負担となってしまいます。
プロアクティブの洗顔料はスクラブ入り。ニキビは摩擦による刺激を与えないことも大切なので、毎日使用するのはおすすめしません。
繰り返す周期ニキビは食生活の見直しも大切
私もニキビが治ってはまたできて、周期的に繰り返していました。(生理前は更に悪化します)
スキンケアでの予防ももちろん大切ですが、なかなか効果を得られないと感じたら、生活習慣を見直しましょう。
私は睡眠と水分をしっかりとるようにしたら、ニキビが少しずつ改善されていきました。
水分を積極的に摂る方ではなかったので、1日1.5リットルほどを意識して摂取するようにしていました。水は老廃物を外に出し、肌の生まれ変わりを整える効果がありますよ。
睡眠も大切です。肌のゴールデンタイムと言われる午後10時から午前2時は寝るようにしています。
また、アクネ菌は油分をエサにするので、油性成分を多く含むリキッドファンデーションの使用は控えましょう。
油分だけがニキビの原因ではありませんが、ニキビで悩むならジェルやローションタイプのクレンジングを選びましょう。
私がおすすめするのは、dプログラムから販売されている「マイルドクレンジングジェル」。肌をいたわりながらメイクを落とすことができます。
クレンジングジェルは水系ジェル、油系ジェルに分類され、それぞれ洗浄力が異なります。
「マイルドクレンジングジェル」は、オイルフリー水系ジェルに分類され、パウダー・ミネラルファンデーションからBBクリームまで落とすことができますよ。
ポイントメイクは専用リムーバーで事前に落としておきましょう。
クレンジングローションはコットンに含ませて使用しますが、摩擦による肌ダメージに注意が必要。
その点クレンジングジェルは肌にスルスルとなじみ、摩擦を気にすることなくメイクを落とすことができます。
クレンジングオイルは名前の通り油性成分を一番多く配合し、クレンジングミルクも油性成分が多いです。ニキビが気になるなら、主に水溶性成分で構成されたクレンジングジェルや、クレンジングローション(シート)を選ぶようにしましょう。
dプログラム はクレンジングオイルも販売しています。
しかしニキビで悩んでいるなら油性成分を含まず、肌をいたわりながらメイクを落としてくれる「マイルドクレンジングジェル」がおすすめですよ!
メイクアップ化粧品でも、クレンジングと同じdプログラムのアイテムがおすすめです。
薬用スキンケアファンデーション(パウダリー)を愛用していますが、ニキビをふんわりカバーしてくれますよ。
北口慈子からのアドバイス
やさしく洗ってしっかり保湿!
コスメコンシェルジュ
北口 慈子(36)
肌質:混合肌
保湿はどのくらいしていますか?保湿をしっかり行っていれば脂性肌、そうでなければインナードライ肌の可能性があります。
過剰な皮脂を落としつつ必要な皮脂を残すこと、こすらないこと、スキンケアの際に手を清潔にすること、保湿をしっかりする、触りすぎないことなどに気を付けましょう。
なお、スキンケア方法に配慮するだけではなく、規則正しい生活を送ることもニキビ予防につながります。
年齢的に考えて肌が脂っぽくテカリ、保湿もしっかりしているのであれば肌質は脂性肌と考えられます。
ただニキビが気になるため、保湿をあまりしていない場合はインナードライ肌が考えられます。
生理のタイミングでニキビができやすいのはホルモンバランスが乱れているおそれがあります。
しかし生理のときでないニキビに考えられる原因は以下の3つです。
過剰な皮脂が毛穴を詰まらせ、炎症を起こしている
脂性肌の場合、どうしても皮脂が過剰に分泌された状態。
必要以上に分泌された皮脂をキレイに落とせず、肌上に残ったままになっていると毛穴が詰まり、ニキビの原因となってしまいます。
しかし、毛穴の詰まりを落とそうと顔をゴシゴシ洗ったり、洗浄力の強いクレンジング・洗顔を長時間、肌上にのせたままにしたりしていると、摩擦や肌への負担となるので気を付けましょう。
肌内部が乾燥し、皮脂が過剰に分泌することで皮脂膜が形成されず、細菌に感染しやすくなっている
肌内部が乾燥しているのはインナードライ肌である場合。
インナードライ肌は肌表面にテカリがあらわれることから脂性肌と間違われやすいのが特徴です。
しかし、肌内部は乾燥しているので、保湿を怠ると水分と皮脂のバランスが崩れ、水分の分を補おうと皮脂を過剰に分泌させます。
すると肌のバリア機能を担い、外的刺激から肌を守る役割のある皮脂膜を形成することができなくなります。
外からの刺激や手についた細菌などが繁殖し、その炎症がニキビの原因と考えられます。
ストレスや食事などの生活習慣の影響
スキンケアの方法だけでなく、ニキビはストレスや生活習慣などの影響もあると考えられています。
可能な限りストレスの少ない生活を送り、油の少ないバランスの良い食事を心がけ、適度な睡眠時間を取り、規則正しい生活を送りましょう。
これらのことから、ニキビを改善するにはきちんとしたスキンケア方法と生活習慣の両方を見直すことが大切です。
ニキビ肌のためのスキンケア方法のポイントとして、以下の5点をあげさせていただきます。
ニキビ肌のためのスキンケアのポイント
- 過剰な皮脂は落とし、必要な皮脂は残す
- ゴシゴシこすらない
- スキンケアの前は手を清潔にする
- しっかり保湿をする
- 触りすぎない
ニキビ悩みがある人のクレンジングの選び方
おすすめのクレンジングタイプとしてはニキビの原因であるアクネ菌・皮脂・毛穴の詰まりにアプローチしてくれるニキビ専用のアイテムを選ぶこと。
特にニキビのもとになりにくい「ノンコメドジェニックテスト」が実施されているものが望ましいでしょう。このテストを行った化粧品には「ノンコメドジェニックテスト済み」という表記があるので、確認してみてください。
今回、私がおすすめするクレンジングはNOVのACアクティブクレンジングリキッドです。
こちらのクレンジングはノンコメドジェニックテスト済みですし、パッチテストもアレルギーテスト
※も済んでいます。
※すべての方にアレルギーが起こらないということではありません
またニキビの原因となる古い角質・皮脂・メイクによる毛穴の詰まりにアプローチし、メイクと素早く馴染むので肌に与える摩擦の負担が少なくメイクを落とすことができるのが良いポイント。
さらに、
ニキビを防ぐ有効成分グリチルレチン酸ステアリルが配合されており、医薬部外品となっているのも、効果が期待できる理由です。
北口慈子 からのおすすめアイテム紹介②
アクセーヌ ソフトタッチパウダー
メイク用品に関してはアクセーヌのソフトタッチパウダーがおすすめです。
私は、こちらのアイテムは皮膚科で紹介していただきました。
こちらのファンデーションもノンコメドジェニックテスト済みで敏感肌向けとなっています。
皮脂吸収パウダーとミクロパウダーを配合し、毛穴を塞ぎにくい処方となっているのが特徴。
カラーも豊富で、ファンデーションに日焼け止めの効果も付与されているので良いアイテムです。
化粧品はあくまで予防や、目立ちにくくするためのアイテム。
ニキビを治したいのであれば、一度皮膚科への受診をしてみるのも、ひとつの方法です。私もあご周辺の痛みを伴うニキビに悩んでいたとき皮膚科を受診しました。
ニキビ用アイテムと併用しながらケアをしてあげるのもよいかと思いますよ。
笹野かずからのアドバイス
オイルフリーのスキンケア+生活習慣の見直しを
コスメコンシェルジュ
笹野 かず(44)
肌質:敏感肌、インナードライ肌
ニキビケアで皮が剥けてしまうほどの状態になったら、使用したアイテムを持って皮膚科を受診することをおすすめします。
特に肌の乾燥を感じないときは、オイルフリーのクレンジング剤やスキンケア化粧品を使いましょう。
メイクアップアイテムを購入するときは、「ノンコメドジェニックテスト済み」と表示されているものを選ぶようにします。
スキンケアと併せて、睡眠と食事にも気を付けるといいですね。スナック菓子などは控えめに!
中学生のときから20代になった今でも繰り返すニキビ、どうにかしたいですよね。私も20代前半くらいまでは、ニキビに悩まされ、今も時々、生理前後にニキビができます。
プロアクティブは見直すこともおすすめ
プロアクティブはニキビ向けのシリーズとして大変人気ですが、すべての肌に合うというわけではありません。使ってはみたものの、肌に合わないようであれば、別の化粧品に変えてみてもよいかもしれませんね。
医薬部外品のプロアクティブは、ニキビを防ぐ有効成分としてサリチル酸が配合されています。
ニキビ向け化粧品の代表的な有効成分ですが、乾燥をまねいたり、ヒリヒリしたりと刺激を感じてしまう人もいるようです。
化粧品や薬によっては、皮がめくれるほど乾燥したこともあるとのこと。そういった場合は、使用を中止し、使ったものを持参のうえ、ニキビケア向けの皮膚科への相談をおすすめします。
ニキビケアのための化粧品選びと生活習慣
肌の乾燥は感じておらず、テカリが気になるのであれば、まず、オイルフリーのクレンジング剤、スキンケア化粧品を使用し、ウォータープルーフタイプ以外の化粧品を選ぶとよいと思います。
赤いニキビや黄色いニキビができているニキビ肌にとってメイクはとても負担になります。メイクアップ化粧品は、ノンコメドジェニックテスト済みとかかれてあるものを選びましょう。
また、スキンケアはもちろん、睡眠と食事はとても大切です。なるべく睡眠時間は確保してください。私は、ニキビができた日は、揚げ物やスナック菓子は控え、ビタミンBが配合されたサプリを飲み、遅くても23時には就寝するように心がけています。
ニキビ肌向けには、オイルがあまり配合されていない、洗い流すタイプのリキッドクレンジングがおすすめです。
今回は、オルビスのクレンジングリキッドを紹介します。オイルフリーで無香料、無着色。さらに、ノンコメドジェニックテスト済みです。
これは、コメド(ニキビのもと)ができやすいかどうかテストしたもので、テストをクリアすると、ノンコメドジェニックテスト済みと記載できます。
ただし、すべての人にコメドができないということを証明するものではありません。しかしながら、テストを実施し、ニキビに配慮しているクレンジングであるとはいえます。
注意したいのは、ウォータープルーフタイプの化粧品は落ちにくいことです。落ちにくいマスカラを使ったときは、ポイントメイクリムーバーであらかじめ落としてから使いましょう。
オイルが入っていないこともあり、とても軽やかな使用感です。ぬるつきやベタつきも抑えられています。サンプルもあるようなので、肌に合うかどうか、まずは取りよせてみてはいかがでしょうか。
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