夏は紫外線のダメージやエアコンの影響で、思いのほか乾燥しがち。湿気や浮き出てくる汗、皮脂があるため乾燥に気づきにくく、必要な保湿が足りずに肌の乾燥が進んでしまうことも。
夏でもしっかりと保湿して乾燥などの刺激を受けにくくすることがとても大事です。
無印良品ではうれしいことに敏感肌用の美白※ケアラインもあるのです。
保湿もしながら美白※ケアもしたい。そこで今回は高保湿タイプの化粧水と乳液、美白※美容液の組み合わせでトライ。
保湿力はどれくらいなのか、美容液は敏感肌でも使えるのか、乾燥と敏感肌が悩みの私がレビューいたします。
※美白とは、日焼けによるシミ、そばかすを防ぐこと
今回使用するアイテムはこちら。
◆化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ(携帯用50ml)
◆乳液・敏感肌用・高保湿タイプ(携帯用50ml)
◆敏感肌用薬用美白美容液 50ml
無印良品のコスメにはトライアルセットがないので携帯用サイズで化粧水、乳液、美容液をそろえてみました。
無印良品の敏感肌シリーズは、成分もきめ細かく配慮されています。
共通配合の天然植物成分として
・グレープフルーツ種子エキス(うるおい成分)
・スベリヒユエキス(肌保護成分)
うるおい機能成分として
・リピジュア®(ポリクオタリウム-51)
・ヒアルロン酸Na。
また、今回レビューする3アイテムにはすべて岩手県釜石の天然水が使用されています。化粧品に向いている、ミネラル分が少ない超軟水で、スキンケアアイテムが肌にすっとなじんでいくのが特徴です。
さて、3アイテムの使用順序は、まず化粧水、次に美容液、最後に乳液。
以下では使用順にそれぞれの特徴をレビューしていきます。
とろみのない、シャバシャバした水です。香りはありません。
高保湿タイプなのでとろんとした化粧水を想像していたので意外でした。
化粧水は500円玉大が目安推奨量。一度に全量だして顔に乗せようとすると、その質感から洗顔しているのかと思うくらい。どんどんたれてきてしまいますので、少量出して数回に分けて塗布することをおすすめします。
重ね塗りのほうが液だれすることなく、よりもっちりと仕上がります。
また、無印良品のスキンケアアイテムのオプションとしてのスプレーノズルがあります。
今回試すことはできませんでしたが、スプレーノズルに代えると手軽ですし、液だれすることもなくなると思います。
顔だけではなく、ボディにもささっとスプレーできますし、冬場の乾燥が気になる季節にはプレ化粧水として活躍の場を広げてくれるのではないでしょうか。
小さいながらもポンプ式ボトルです。様々なタイプの美容液がありますが、こちらは後述する乳液にかなり似ている感触です。同じ量を並べたらどちらがどちらかわからないかもしれません。
さて、美容液は1プッシュ、パール粒大が目安推奨量。これで足りるかなと少々不安でしたが、ぐんぐん伸びて簡単に顔全体に広げることができ、塗ったところからもっちりぺっとぺとになります。ですが肌になじむとさらっとしてくるのでベタつきは気になりません。
こちらの美容液は美白※有効成分ビタミンC誘導体が配合されており、日焼けによるシミそばかすを防ぐことができます。
ビタミンC誘導体には、美白※効果以外にも肌を整える効果があるので、スキンケアには積極的に取り入れたい成分です。
一方で、ビタミンC誘導体は皮脂のバランスを整える作用もあるので、必要以上に皮脂が少なくなる可能性があるため乾燥肌、敏感肌には注意が必要な成分。はじめは気にならなくとも、使っていくうちになんだか乾燥するなぁと感じることもあるかもしれません。
しかし、こちらの敏感肌用美白※美容液は先述した高保湿成分が含まれていますし、前後に使用しているアイテムで十分に保湿されているので乾燥は感じませんでした。
※美白とは、いまあるシミを薄くしたり消したりできるということではなく、あくまで日焼けによるシミ・そばかすを「防ぐ」ものです。
日中の日焼け止めなどと合わせて、これからでてきてしまう日焼けによるシミそばかすを予防するためにもしっかりと紫外線対策していきたいですね。
クリームに近い、しっかりと粘度のある乳液です。乳液も香りはありません。
乳液は10円玉大が目安。ベタつくと感じるほどではないのですが、前出の美容液でも十分もちもちぺとぺとしているので、同じように美容液を使用していて、あまりぺったりとさせたくないという方は量を減らすなど調整してもいいと思います。
私は乾燥が気になりますし、スキンケアは肌をぺたぺたした質感に仕上げるのが好きなので目安量を使いました。
乳液には最後のフタの役目もあるので、美容液よりしっかりと肌にとどまっていると感じました。
今回使用したのは携帯用のミニサイズなので、化粧水は9日目でなくなり、乳液、美容液はあと1、2回ほど残量があると思います。
目安量を使用していたつもりでしたが、化粧水は多めに使っていたよう。朝晩2回の使用でほぼ10日間分ということになります。
10日間使用してみて、肌に大きな変化はありませんでしたが、エアコンの風が直接当たるような乾燥した空間に長時間いても肌の乾燥を感じませんでした。
日焼けによるダメージを受けて乾燥しやすくなっている肌にしっかりと潤いを補うことができました。
今の時期、重ね塗りするUVカットアイテムをしっかりと落としたいがために、クレンジングや洗顔に力が入りがちですよね。その一生懸命な行為が必要以上に皮脂を洗い落としすぎていることも。そこでスキンケアで十分に水分と油分を補う必要があります。
無印良品 敏感肌シリーズなら夏の肌もしっかりと保湿を行うことができました。
商品 | 容量 | 価格 |
---|---|---|
化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ | 50ml | 290円(税込) |
乳液・敏感肌用・高保湿タイプ | 50ml | 350円(税込) |
敏感肌用薬用美白美容液 | 50ml | 1,390円(税込) |
今回使用したアイテムは、高保湿タイプということもあって保湿力に優れていました。美白美容液で日焼けによるシミそばかすを防ぐことができるので、敏感肌さんの夏のスキンケア、夏でも乾燥してしまう方にはおすすめの組み合わせです。
スキンケアアイテムは、通常サイズを1本、約1か月分使って肌の変化や使用感を試してみることをおすすめしています(肌のターンオーバーが約28日なので)。
しかし私のような敏感肌の方は、肌に合うアイテムかどうか気になると思います。試しやすいサイズ、価格の携帯用サイズからぜひお試しくださいね。