デパコスとはデパートコスメの略で、百貨店で取り扱っている化粧品のことを指します。
注目して見ないと気付きにくいですが、ドラッグストアや大型スーパーで取り扱っている化粧品メーカーと、百貨店で取り扱っている化粧品メーカーは大きく違います。同じメーカーでも取り扱っているブランドが違うということもあります。
となると膨大な化粧品の中から自分の肌に合ったアイテムを探さなくてはいけないということになりますよね。そこで混合肌(普通肌+混合肌)の方におすすめのデパコスTOP3をご紹介します。
第1位はアルティミューンの美容液「パワライジングコンセントレートN」です。
自分自身が持つ肌本来の美しさを引き出す美容液で、8.9秒に1本のスピードで売れている驚きのアイテムです。現在、世界各国で販売されているだけでなく数々のビューティーアワードを受賞しています。
化粧水の後、乳液やクリームでお手入れをする前に使うのですが、混合肌の私が一番に感じたのはパワライジングコンセントレートNを取り入れると、その後のスキンケアが肌になじみやすいということ。
資生堂独自の成分「アルティミューンコンプレックス」により、肌を保護しみずみずしい肌へと導いてくれます。香りはグリーンフローラルと書いてありますが、私は少し鼻にツンとくる強めの香りだなと感じました。香りなどの「官能評価」は様々なので、人によって感じ方は変わってきます。
白濁した美容液は、みずみずしくなめらかなテクスチャーです。あっという間に肌になじむので次に使うスキンケアが使いづらくなるなどは感じませんでした。
第2位はCOVERMARK(カバーマーク)の「トリートメントクレンジングミルク」というメイク落としです。
トリートメントクレンジングミルクを初めて知ったのは美容雑誌の付録になっていた時です。「付録なのにデパコスなんて珍しいな。」と思って手に取ったのがはじまりでした。
付録用のミニサイズだったのでしばらくはとっておいて、旅行先で使ったのですが「ミルクタイプなのにしっかり落ちる!なのにつっぱらない!なんだこれは!」という驚きが待っていました。
クレンジングには、オイルタイプ・ジェルタイプ・クリームタイプ・ミルクタイプ・ローションと様々なタイプがありオイルタイプが一番洗浄力が強く、ローションに近づくにつれ洗浄力が弱くなりその分使いやすいという特徴があります。
つまり、ミルクタイプはどちらかというと洗浄力が弱い分類に入るのですが、トリートメントクレンジングミルクはベースメイクもしっかり落ちるのです。
私は頬の赤みや小鼻まわりの毛穴をカバーしたいので、クッションタイプやリキッドタイプなどカバー力が高く落ちにくいファンデーションを好んで使っていますが、それでも洗い残しなくメイクを落とすことができるので驚きです。
水・グリセリンに続き「PEG-7グリセリルココエート」というヤシ油からとれるエモリエント剤(保湿剤)が配合されているため、クレンジング力があるのにうるおいが残っていると考えます。公式ホームページでも89%が美容液成分でできているため、クレンジング力と保湿力を両立したクレンジングミルクとあります。
混合肌の私はオイルタイプやジェルタイプといった洗浄力が高いものを使うと、乾燥している箇所が余計に乾燥したり、よほど合わない場合だと皮剥けを起こすこともあるので洗浄力が強いものに対しては気をつけるようにしています。
しかし、トリートメントクレンジングミルクは濃いベースメイクがトロトロと溶けるように落ちるのに、優しい使い心地なので気に入っています。
偶然出会ったデパコスのひとつですが、今では定期的に使いたくなるクレンジングのひとつとなりました。
ですが、クレンジングはその日の気分や肌の状態によって使い分けをしており、1位のアルティミューンのように〝手放せない〟とまでは感じなかったため2位に選んでいます。
価格 | 容量 |
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3,300円(税込) | 200g |
最後はCle de Peau Beaute(クレ・ド・ポーボーテ)の「コレクチュールエサンシエルn」という美容液です。
春から夏にかけて肌を触った時に凹凸感があったり、毛穴がより開いたなと感じた時に使い始めた美容液です。肌を引き締める美容液なので、乾燥している部分がカサつくことはないだろうかと気になっていましたが、使うことによって肌を整える効果が期待できるので取り入れました。
養蚕技術から生まれた独自成分「ルミネイティングコンプレックスEX」を配合していて、保湿・整肌へと導いてくれます。
ボトルは二層になっており、下部の白い部分は「皮脂吸着パウダー」になっているためよく振ってからコットンに出してパッティングをします。朝と夜に使いましたが、暑さによりベタついた小鼻まわりがスッキリし余分な皮脂が取れ、なめらかな肌触りに変わるので手放せなくなりました。
天然ローズなどを使った深みのある華やかな香りとありましたが、ツンとした清涼感があるスキンケア独特の香りという印象。私はやわらかくて刺激の少ない香りのスキンケアが好きなので、この美容液の香りは少し残念でした。
なぜ3位に選んだのかというと、タイトルにもある通り気温が高い時期のゴワゴワ肌にはうってつけなのですが、寒い時期はごわつきがあまり感じられないため使う頻度が下がるのでこの順位となりました。
私のように小鼻まわりの黒ずみが気になる方や、肌を整えたい方は夏の間だけでも使ってみてはいかがでしょうか。
価格 | 容量 |
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9,350円(税込) | 170ml |
はじめにある通り、デパコスだけでも膨大な種類のスキンケアが揃っています。 雑誌のランキング上位のもの、口コミで人気のものを選ぶというのもひとつの手ではありますが、せっかくならご自身の肌質に合ったものを使いたいですよね。
私はコスメコンシェルジュの資格を保有する前は、「憧れの美容家さんが紹介しているから…」「雑誌に載っていたから…」という理由で様々なデパコスを買って使っていました。なかなか化粧品でトラブルを起こしたことがない私ですら顔全体が赤くなってしまったという残念な経験もしています。
デパコスはドラッグストアや大型スーパーで取り扱っているシリーズよりも高価なものがほとんどです。だからこそ肌に合わなかったという失敗はできるだけしたくないですよね。混合肌でデパコスを買ってみたいけれど、沢山あって迷ってしまうという方の参考になれば嬉しいです。