毛穴の黒ずみ、特に小鼻は汚れがたまりやすく、普通の洗顔ではなかなか取れません。私も、ピーリングジェルを使ったり、酵素洗顔してみたり。色々試しています。
最近、SNSを中心に話題のダイソー炭・鼻の毛穴ジェルパック。100円ショップのコスメであの頑固な毛穴汚れが本当に取れるのか、疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
その一方で100均コスメで、肌が荒れたりしないか心配な人もいるかもしれませんね。ダイソーの炭・鼻の毛穴ジェルパックは一体どのような商品なのか実際に使ってみました。
即完売してしまう商品も多いダイソーの化粧品。人気の「炭・鼻の毛穴ジェルパック」の在庫状況が心配でしたが、店舗で入手できました。
ダイソーはアイテムがお店になくても、店舗で注文することが可能です。電話で注文の依頼をすることも可能なので、欲しい商品が決まっている場合は、店舗に問い合わせをしておくとスムーズです。
ダイソーの炭・鼻の毛穴ジェルパックは、鼻に塗ってしばらく放置し、乾いたら剥がすタイプのジェルパックです。鼻の毛穴につまった古い角質のお手入れ向けに作られています。
110円(税込)は安すぎるのではないかと思う人もいるかもしれませんが、手のひらサイズの大きさで大容量というわけではありません。
肌に合う、合わないがあることを考えると、このくらいの大きさの方が気軽に試せます。
フタを開けると、きちんと封がしてあって、110円(税込)ですが、丁寧に作られているなと感じました。
ギリギリまで入っており、開封すると中のジェルが出てきました。ジェルには、「炭」が含まれており、透明感のある黒色。伸びも良く、弾力もあります。
チューブに鼻を近づけて、直接匂いを確認すると、ほんのり水糊のような匂いがしました。
鼻に塗ってみると、エタノール入りで、塗った瞬間、少しひんやりしました。
チューブから香っていたニオイは鼻に塗ると特に感じることもなく使用できました。
放置時間の目安は20分なので、このまま待ちます。今回はわかりやすく手の甲で試してみます。
放置している間、ジェルパックがだんだん乾いてきて、肌が引っ張られるような感じはします。
気温や湿度によって20分では乾かない場合もあるようです。
※写真は、手の甲に約1.5cm出して円形にのばしています。
乾いたら、剥がして毛穴の汚れのお手入れはおしまいです。
20分後に剥がすと、一部乾いていないところがあり、うまくいかず、少しジェルが残ってしまいました。
ジェルが残っても、ぬるま湯でやさしく洗うと、きれいに落ちます。
うまく剥がれずに少し残ってしまったときは、無理に剥がそうとせず、乾くのを待つか、ぬるま湯で洗い流してみてください。
実際に鼻にダイソー 炭・鼻の毛穴ジェルパックを使用してみて毛穴の黒ずみへの効果やメリット・デメリットについてみていきたいと思います。
小鼻の黒ずみは見た目では劇的に取れているという印象はありません。
ただし、剥がしたジェルをさわるとザラザラしており、よく見ると、毛穴汚れや産毛がついていました。
一度ですべては取れませんが、少し取れています。
ひざの角質もケアができるのかどうか試しました。小鼻のようにするする剥がれず、途中で切れてしまいました。ひざの乾燥した部分にジェルが張り付きます。
小鼻よりは、古い角質が落ち、肌が明るくなった印象ですが、乾燥している部分への使用は、おすすめはできません。
やはり小鼻専用のケアアイテムなので、全身のお手入れには不向きです。
2回目、25分後、完全に乾いてから剥がしました。完全に乾くとジェルの端の部分がペロンと浮いてきます。浮いてきた部分を持って、やさしくそっと剥がすと、気持ち良いくらいきれいに剥がせました。
鼻に使用した場合も、1回目よりは古い角質が取れて肌が明るくなっているような気がしました。小鼻部分もすっきり。炭・鼻毛穴ジェルパックで毛穴のケアを行うなら定期的な使用がおすすめです。
SNSなどに寄せられた口コミから、ポジティブな意見とネガティブな意見をまとめてみると次のようになります。
毛穴汚れ落ちについては、汚れが取れたと感じる人もいれば、物足りなさを感じる人もいるよう。パッケージに「ごっそり取れる」と書いてあるため、すべて取れると期待をしてしまい、がっかりしたという意見が見られました。また、1回ではなく、数回、リピートした後で次第に目立たなくなってきたと感じている人が多いようです。
実際私も1回目の使用より2回目の方が小鼻への変化を実感できました。
剥がすタイミングの難しさは私も感じました。20分はあくまでも目安です。目視で確認しながら、ジェルが肌から剥がれてくるタイミングを見計らって、剥がすと良いと思います。
また、ジェルパックにかぎらず、酵素洗顔もピーリングも、毛穴の汚れを落とすケアは肌が通常の洗顔より乾燥します。化粧水や、乳液、クリームなどを使って、肌を整えましょう。
乾くと剥がれる理由は、成分に含まれている「ポリビニルアルコール」の性質によるものです。「ポリビニルアルコール」は、乾燥させると皮膜を作る性質があります。汚れを落とす目的でピールパック系コスメに配合されていることの多い成分。ドラッグストアなどでも、塗って剥がすタイプの小鼻ケアアイテムにも含まれていることが多いです。
一般的なジェルパックとダイソーの炭・鼻の毛穴ジェルパックとの違いは、美容成分が配合されているかどうかです。ダイソーの炭・鼻の毛穴ジェルパックには、美容成分があまり配合されていませんが、一般的にドラッグストアで販売されているジェルパックには、多くの美容成分が配合されているケースが目立ちます。
だからといって、ダイソーのジェルパックが、特別、肌に負担がかかるわけではありません。美容成分については、パック後にしっかり保湿ケアをすることで同様のうるおい感を与えることができます。
私はインナードライ肌ですが、剥がした部分が赤くなることはなく、ピリピリ感もありませんでした。心配な人は、いきなり顔に使用せず、手の甲でお試ししてみましょう。
フルーツ酸が配合されたピーリング系の洗顔料と比べると、黒ずみなど汚れ落ちに物足りなさを感じます。
また、均一にジェルパックをのばすのが難しく、たっぷりついたところは、しっかり汚れが取れますが、乾きにくいというデメリットがあったり、逆に薄くついたところは、乾きやすくあまり汚れが取れないため、汚れ落ちにムラを感じました。
1回で劇的な汚れ落ちは感じられないものの、おだやかな使い心地です。回数を重ねるにつれ、だんだん毛穴汚れが取れていきます。ジェルが乾くときに引っ張られる感じが不快でなければ、おすすめですね。
価格 | 内容量 |
---|---|
110円(税込) | 20g |
炭・鼻の毛穴ジェルパックは、シンプルに鼻の毛穴の黒ずみをお手入れできるアイテムです。汚れ落ちはゆるやかですが、おだやかな使い心地。エタノールの清涼感や引っ張られる感覚が苦手でなければ、気持ち良く使えると思います。ただし、美容成分はあまり配合されておらず、パック後のしっとり感はありません。ジェルパック後、保湿すると、乾燥を防げますよ。