カウブランドのなかでも、ブランド売上第1位(※)の「自然ごこち」シリーズ。小さい頃から、かわいいカウマークになじみのあるカウブランド。スキンケアシリーズを使うのは初めてです。
今回は、オイリードライ肌(混合肌)のライターが、実際に使用してみた感想、メリット・デメリットのほか、濃密な泡を作るテクニックも紹介します。
自然ごこち<茶>洗顔石けんは、コンパクトな箱に入って到着しました。さっそく開けてみます。石けんの内袋を開けると、ふわっとお茶のいい香りが広がり癒されます。
泡立てネットと、「お肌に吸いつくもっちり泡のつくり方」という説明書もついていて、固形石けん初心者にもとても優しい商品設計になっていると感じました。
固形石けんだと、泡立ちにくいという方もいらっしゃいますが、さすが、プチプラでもカウブランド!
私は美容に関わる講師の仕事もしているのですが、講義などでもお伝えしているのが、【洗顔料はせっかくいい商品でも、泡の立て方によってはお肌を傷めてしまうもの。】
ということです。
この「自然ごこち」はそのような石けんの特長を熟知している老舗ブランドだからこそ泡立てネット付き、さらに泡のつくり方の説明書までつけているのだと感じ、プチプラでも手を抜かない企業姿勢に感心しました。
固形石けんの場合、特に泡の質を左右するのが、以下2つのポイントです。
これは、洗顔アイテム全般であてはまることなので、ぜひ覚えておきましょう。
自然ごこち洗顔石けんに付属されていたネットは、使いやすい巾着袋になっていて、石けんを中に入れて泡立てることができるので、すべり落ちたりせず、忙しい朝でもストレスフリー!
そして、ぬるま湯をたっぷりネットに含ませます。
この付属のネット、二重構造になっているのがおススメポイント!
一般的に濃密泡を作るためには、たっぷり水分を加えながら泡立てるのがコツなのですが、この二重構造のおかげで、水分をたっぷり含ませやすいので、慣れない方でも本当にすぐ泡が立てられます。
説明書通りに、ネットを二つ折りにして、折り畳んだ部分を石けんの上で軽くこすり合わせると、数秒であっという間に泡が立ってきました!
ここで、よく質問があるのが、「この先、泡が大きくなりません!」ということ。
これは、水分が足りないのが原因です。少し泡が立ってきたら、さらに「追い水」をすると、急激に泡がモコモコと大きくなっていきます。すると、急激に泡がモコモコと大きくなっていきます。
テニスボール大くらいになったら、泡立てネットから泡を絞り取ります。
ですが、この状態では、泡の粒が少し大きいので、濃密泡、とまではいきません。
そこで、先ほどご紹介したテクニック、手のひらでさらに泡立てます。
すると、ツノが立ち、弾力あるきめ細かな濃密泡が完成します。
1粒1粒が細かい、やわらかな泡ができあがりました。
仕上がった泡で、早速顔を洗ってみると、お茶のいい香りとともに、とてもやわらかな泡で包み込まれるような使いごこちです。
顔を洗ったあとのつっぱり感はなく、すべすべした仕上がりになりました。
固形石けんはつっぱるという印象が強かったのですが、うるおい成分としてヒアルロン酸・コラーゲン・セラミドが配合されているだけあって、納得の仕上がりでした。
ただし、乾燥時期ということもあり、5分ほどなにもつけずにいると急に乾燥してくるので、洗顔後は、すぐに化粧水等保湿をすることをおすすめします。
洗顔後の化粧水等のなじみはやや悪いように感じたので、なじむまで少し長めにパッティングが必要です。
もっちり感はありませんが、とにかく肌の触れた感じがサラサラ・スルスルとしていて、メイクもふんわりキレイに仕上がりました。
午後になっても乾燥することもなく、さらさら肌がキープできていました。
しっとりつや肌に仕上げたい方は、洗顔後の保湿アイテムやファンデーションのタイプを工夫する必要がありそうです。
泡の上に、1円玉を置いて、時間の経過でつぶれる泡変化を検証しました。
こちらが泡立ててからすぐの状態の泡です。1円玉をのせてみると泡の弾力の強さがよくわかります。
そしてこちらが5分経った泡です。
前後の比較では、1円玉がほんのわずか沈んでいましたが、埋まってしまうようなことはなく、時間が経ってもへたれにくい=クッション性があり、濃密泡であることがわかります。
カウブランド公式サイトにて、自然ごこちシリーズは3タイプが展開されています。
今回は、京都宇治茶エキス・温泉水を含む10種の天然由来成分配合「自然ごこち 茶 洗顔石けん」を選びました。
店舗での取り扱いもあるようですが、今回は自然ごこち公式サイトから選べる3種のショッピングサイトのうち、Amazonにて518円(税込、送料無料)で購入しました。
かつて、「お茶の石けん」で小麦アレルギーを引き起こしたケースがあり、アレルギーは大丈夫かな…?という不安を感じる方もいらっしゃいます。筆者もアレルギー持ちではないながらも、なんとなく大丈夫かなと思ってしまうひとりでした。自然ごこちはそういった不安を取り除くべく、「小麦由来成分は使っておりません」と明記されています。
口コミではよい評価が多い自然ごこち石けんですが、少数派ながら低い評価も見受けられます。
良い結果については本当にその通りなので、、今回は悪い口コミについて、ひとつずつ検証しながら解消する方法を解説していきます。
泡が立たないときは、もう一度、前述した濃密泡を作るテクニックを確認してみましょう。
また、クレンジングの残りやハンドクリームなど、油分が手についていると泡が立ちにくくなるので、その点もあわせて気を付けると濃密泡ができやすくなります。
今回、オイリードライ&ゆらぎ肌の筆者が1か月試した結果、洗浄力が特段強いという印象は持ちませんでしたが、洗顔料は使い方が良し悪しを大きく左右するアイテムです。
泡立てが足りていないと、洗い流し残しの原因となり、肌を傷める可能性があるので、とにかくしっかり泡を立てることが大切です。
乾燥肌・敏感肌の方の場合、洗う時間を10~20秒程度と短めにする方がよいでしょう。
筆者の洗顔時間はだいたい20~30秒程度ですが、それでも洗い上がりの肌のすべすべ感がわかりました。
私は自然ごこち<茶>石けんのふわっと香るお茶の香りに癒されましたが、普段、無香料を使っている方や、香りがついているものが苦手な方には、少し強めのにおいに感じるようです。
パッケージを開けた直後に比べると、数日たってからの方が香りの強さが落ち着くので、気になる方は、箱から出したあと、数日置いてから使用を開始してみましょう。
「千円以下のプチプラアイテム」という点を踏まえて、まとめてみました。
プチプラ石けんは、泡質が弱い・洗浄力が高く乾燥する、というイメージがありましたが、使い方にしっかり注意を払い、保湿ケアまでの時間を意識することで上手に使っていけると感じました。
オイリードライ&ゆらぎ肌が自然ごこちを使用した評価はこちら!
保湿力 | ★★☆☆☆ 洗顔直後はつっぱらず、サラサラ・スルスルした仕上がり |
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べたつき | ★★★★☆ さっぱりした洗い上がり |
カウブランドのプチプラコスメ「自然ごこち<茶>洗顔石けん」を使って、泡の質や肌変化を検証しました。
付属の泡立てネットを使うことで、短時間で濃密な泡が作れる点や、洗顔後はサラサラとした仕上がりで、つっぱり感を感じることがない点など、プチプラとしてはかなり優秀なアイテムでした。
スキンケアアイテムは充実させたいが、洗顔系にかける費用は抑えたい、という方におすすめの洗顔石けんです。