チャコット(CHACOTT)のフィニッシングUVパウダーは、夏季数量限定で販売されているフェイスパウダーで、定番のフィニッシングパウダーの崩れにくさはそのままにUV防止効果と心地良い清涼感が加わり、夏メイクに持ってこいのアイテムです。
そんなチャコットのフィニッシングUVパウダーを、今回30代の筆者が実際に試して調査しました。
使用感はもちろん、仕上がりのカバー力や使い方のポイントまで詳しくレポートします。
今回試したチャコットフィニッシングUVパウダーの詳細はこちらです。
主に以下のショップで購入できます。
容器を開けると、専用パフが付属されています。毛足は短く、ほどよい厚みがあります。
ふんわりというよりは、中が詰まっており、固めのしっかりとしたパフです。
パウダーの出てくる穴は大小散りばめられており、細かすぎないのでパウダーが出しやすいです。
パウダー自体を指でさわってみると、非常にうるおいを含んでいてしっとりやわらかい感触ですが、パフで手の甲につけてみると、肌表面はさらさらで軽やかです。
ツヤ感はかなり控えめで、肌にすっとなじみ粉っぽさを感じさせない、涼しげなセミマット肌に仕上がります。
パウダーをつけた瞬間から感じるのは、ひんやりとした清涼感です。
フィニッシングUVパウダーには、MPD(メントキシプロパンジオール)というひきしめ成分が配合されており、水分と反応してほてり感を抑え、肌を引き締めてくれます。
梅雨時期の湿気や、夏の蒸し暑さでなんとなく重さを感じる肌も、このパウダーをつけるとスーっとした清涼感が広がり、ふわっと軽くなるような心地良さを感じました。
チャコットのフィニッシングUVパウダーは、ベースメイクの仕上げやメイク直しに使用できます。
ファンデーションを塗った後、付属のパフでパウダーを顔全体にやさしく塗布し、仕上げにフェースブラシで肌に残った余分なパウダーをはらう
汗や浮いた皮脂をティッシュやあぶらとり紙でおさえた後、付属のパフでパウダーを薄くのせる
フィニッシングUVパウダーをつける際におさえてほしいポイントをまとめました。
実践することで、より美しく仕上げられますよ。
以下、1つずつ解説していきますね。
パウダーをパフにとってそのままつけると、最初にパフを置いた場所にパウダーがぼてっとつき過ぎて、ムラになってしまいます。
パフにパウダーを出したら、まずはそのパフを2つ折りにして両手でくしゅくしゅっともんでパウダーをパフの中にたっぷりと含ませましょう。
それから、頬・おでこ・鼻・鼻の下・あご・目もとの順番でおさえるようにのせていきます。
そうすることで、薄づきで粉っぽさのない、きれいな仕上がりになりますよ。
目もと・口もとは顔の中でもよく動かす部分で、パウダーをつけ過ぎると時間がたったときに崩れが目立ちやすいので、控えめにしましょう。
また、フィニッシングUVパウダーは、ひんやりとした清涼感のある成分が配合されています。
目や唇の粘膜は、肌よりも化粧品の吸収率が高いので、顔のほかの部分よりもスースーとした清涼感がより強く感じられ、ひりひりしてしまうかもしれません。
つける際は、ほかの部分につけ終わった1番最後に、わずかにパウダーが残ったパフを軽くのせる程度にすると良いでしょう。
パウダーをつけるパフですが、どのくらいの頻度で洗っていますか?
何度も何度も繰り返し使って、茶色くなったパフがそのまま容器に入っている方は要注意です。
パフは、肌に触れるたびにメイクと汚れがついて雑菌が繁殖しやすい状態になっています。
汚れたパフをそのまま使っていると、粉含みが悪くなりパウダーがきれいにつきにくくなるだけでなく、肌荒れを起こす原因となるので、汚れたらこまめに洗いましょう。
使ったらその都度洗うのが理想的ですが、難しい場合は3回ほど使ったら洗うようにして、清潔な状態を保つようにしてください。チャコットのオンラインショップで2個入の替えパフが販売されているので、洗い替えで用意しておくと便利ですね。
チャコットのフィニッシングUVパウダーはどの程度カバー力があるのか検証してみました。
フィニッシングUVパウダーを右手にのみ塗布しました。
パウダーそのもののカバー力がわかるよう、下地は使用していません。
フィニッシングUVパウダーには、オークルSというベージュ系の限定色が使われており、素肌に1枚薄いベールをかけたように肌色を整えてくれます。未塗布の左手と比べると、血管の色味がやわらぎ、色むらを自然にカバー※してくれているのがわかります。
※メイクアップ効果による
フィニッシングUVパウダーは、きめ細かいパウダーが毛穴の凹凸をすりガラスのようにふんわりとぼかしてくれるため、なめらかな質感に仕上がります。
パフの繊維も細かいので、毛穴が気になる部分には様々な方向からパフを動かし、毛穴を埋め込むようにしながらつけると、カバー力がさらにアップしますよ。
ばっちりメイクはしたくないけれどすっぴんはちょっと、という時ありますよね。
本来はファンデーションの仕上げに使用するフィニッシングUVパウダーですが、色付きでカバー力もあるので、“ちょっとそこまで”のお出かけなら下地とパウダーだけでも大丈夫だな、と思える仕上がりになります。
左手は色のない下地にフィニッシングUVパウダー、右手はピンクベージュの下地にフィニッシングUVパウダーを重ねたものです。
右手のほうが、下地の肌色補正効果により色むらが均一になり、明るさ・血色感※が出ていますね。
下地は、ある程度カバー力やカラーコントロール機能のあるものをあわせてあげたほうが、よりカバー力も高まり、明るい素肌感※を演出できると思います。
※メイクアップ効果による
2種類のファンデーションの上にフィニッシングUVパウダーを重ねて、仕上がりを比べてみました。
左手はツヤのあるリキッドファンデーション、右手はセミマットなクリームファンデーションです。
マットに近いパウダーのため、どちらも薄いベールがかかったように、さらっとなめらかで軽い質感に仕上がりました。左手のリキッドファンデーションのほうは、動いたときの光の当たり具合で、右手のクリームファンデーションよりも若干のツヤが感じられました。
ツヤのある仕上がりにしたい場合は、パフを使わずにフェースブラシで量を加減しながらつけるといいですよ。
薄くつけることで、ファンデーションそのものの質感を活かしてあげることができます。
チャコットのフィニッシングUVパウダーを使用して感じた嬉しい効果をまとめました。
ひんやりコスメは色々とありますが、フィニッシングUVパウダーはつけた瞬間からスーっと肌に広がる清涼感が比較的長続きするので、蒸し暑い夏も顔周りは涼やか。
ほてり感をおさえて、肌がふわっと軽くなるような感覚を与えてくれます。
以前発売されていたものはSPF20/PA++でしたが、今回使用したものはUV効果がパワーアップして、SPF30/PA+++になりました。
パウダーなので、日中のメイク直しの際に手軽にUVケアできるところが嬉しいですね。
フィニッシングUVパウダーは、汗や皮脂が出るたびに、ひきしめ成分が水分と反応して肌をきゅっとひきしめ、崩れを防いでくれます。
暑い中マスクで外出をすると、汗と湿気でマスク内が非常に蒸れてメイクの崩れが気になりますが、フィニッシングUVパウダーをつけておけば大丈夫。
汗と、鼻やあごに少し浮いた皮脂をやさしくおさえてパウダーを塗り直せばいい程度で、メイクが汚く崩れることはありませんでした。
皮脂の出やすい鼻周りは、パフを半分に折りたたんで丁寧にパウダーをつけておくと良いですよ。
保湿成分としてビタミンCやアルガンオイルも配合されているので、うるおいがあり、時間がたってもパサつきません。室内のエアコンによる乾燥崩れからも守ってくれる、強い味方です。
チャコットのフィニッシングUVパウダーを使用してみて感じた良い点と気になった点をまとめます。
ルースパウダーらしいふんわりとした質感ながら、カバー力がありメイク持ちも良いところは、特に評価したいポイントです。つけるたびにひんやりとした清涼感でほてりをしずめながらUVケアができるのも、夏に嬉しいですね。
清涼感に関しては、スースーとした感覚を比較的しっかりあるので、個人の感じ方によって好みが分かれる部分ではあるかもしれません。
私自身は、目の周りにだけ気をつければ、全体としては心地よく感じられました。
清涼感が強いと感じた場合は、パフではなくフェースブラシを使うことでより薄くつけられますので、加減をしながら使用してみてくださいね。
夏季数量限定発売の、チャコットフィニッシングUVパウダーをお試ししました。
従来品からパワーアップしたUV効果に心地よい清涼感、蒸し暑さにも負けないメイク持ちの良さといい、夏のメイクアイテムにあったら嬉しい!と思う機能が詰め込まれています。
さらっと軽いルースパウダーなのに、色むら・毛穴を目立たなくさせるカバー力も高く、ふんわりなめらかな美肌を演出してくれますよ。ハイパフォーマンスなのに価格はお手頃でコスパ◎。来年もまた使用したいと思う、満足度の高いアイテムです。