エテュセフェイスエディション(プライマー)フォーオイリースキン(以下、エテュセのプライマー)は、テカリや毛穴を目立ちにくくカバーするための部分用下地です。
私は40代乾燥肌ですが、夏場はTゾーンを中心に皮脂のテカリが気になり、ほおの毛穴の開きが目立ちます。エテュセのプライマーはテカリ部分の化粧崩れを防止する脂性肌向けのアイテムですが、乾燥肌の私でもテカリや毛穴の目立ちへのカバー力が実感できるのか検証し、おすすめの使い方も紹介します!
※この記事での「カバー」とは、化粧下地のメークアップ効果によるものです。
容器はやさしいベージュの色合いで、淡い色で控えめに商品名が入っているとてもシンプルなデザインです。サイズはリップグロス位で、小さなポーチにも入りやすいコンパクトな容器です。
中身は2層タイプなので、使用前に容器を良く振ります。
キャップに筆がついているので、中身を筆に含ませてから、テカリや毛穴の目立ちが気になる肌に直接塗ります。そのあと指先で軽くなじませて仕上げます。
エテュセのプライマーを使うタイミングは自由で、スキンケア後の肌にもメイクした肌にも使うことができます。
朝のベースメイクに使ったらポーチに入れておき、日中の化粧直しにも使うなど、いろんなシーンで使えてとても便利なアイテムです。
実際に手の甲につけて試しながら、テクスチャーの特長や仕上がりを検証します。
手の甲に出すと、乳白色でみずみずしいエッセンス状のプライマーです。
肌に薄く伸ばしやすく、なじませると色は透明になります。肌につけるとすぐにプライマーが乾き始めるのが分かります。
肌に伸ばしたら、肌とプライマーの境目辺りをそっと指でトントンとなじませて仕上げます。
マットチェンジパウダー配合なので、表面はサラサラで見た目はマットな仕上がりになります。
毛穴を目立ちにくくカバーするソフトフォーカス効果も若干感じられます。
エテュセのプライマーにはテカリ吸収パウダーなどが配合されているので、プライマーを塗った後にそのメイク膜を強くこするとパウダーがヨレてしまいます。
なじませる時は、指でトントンとやさしくたたくようにすると、ヨレずに仕上げることができました。
また、プライマーをつける量が多すぎると、塗りムラになりやすく肌のキメに溜まって白くなってしまいました。
プライマーを筆先に少量ずつつけて、薄く均一に伸ばすのがキレイに仕上げるコツです。
化粧下地をつけた肌にエテュセのプライマーをつけた場合と、その後ファンデーションを塗りベースメイクを仕上げた場合で、テカリと毛穴の目立ちへのカバー力をチェックします。
化粧下地をつけた後、Tゾーンとほおの毛穴が気になる部分にプライマーを塗りました。
左がプライマーをつける前の肌で、右がプライマーをつけた後の肌です。
プライマーをつけたTゾーンやほおの毛穴部分の肌はサラサラとした感触で、ツヤが抑えられマットな仕上がりになりました。
鼻の頭や眉間部分のテカリは、プライマーをつけるとすぐに抑えることができました。
ほおの毛穴は、よく見るとやや目立ちにくくなっていますが、毛穴を目立ちにくくするカバー効果はあまり高くありません。気になる人は別の毛穴補正用アイテムを併用した方がよいでしょう。
プライマーは、毛穴を目立ちにくくするカバー力は低めですが、テカリや皮脂のべたつきを抑える効果が高いことが分かりました。
写真左側の肌は、Tゾーンとほおの毛穴部分にプライマーを塗ったあと、パウダーファンデーションをつけて仕上げました。
パフをやさしく滑らせながらつけることで、プライマーの膜の上に均一にパウダーファンデーションを塗ることができました。
プライマーをつけた部分の肌はとてもマットな仕上がりになります。パウダーファンデーションをつけたあともサラサラ感がキープされています。
プライマーとパウダーファンデーションの組み合わせは、サラサラ感とマットな仕上がりを損なわず、相性が良いと感じました。
また、日中もテカリを抑える効果が持続していました。
写真右側の肌は、Tゾーンとほおの毛穴部分にプライマーを塗ったあと、リキッドファンデーションをつけて仕上げました。
サラサラとしたプライマーの膜の上にリキッドファンデーションを重ねると、油分のペタつきが出てしまい、肌表面のサラサラ感はなくなってしまいました。
プライマーを使うとリキッドファンデーションのみで仕上げるときより、肌のツヤは抑え目になりややマットな仕上がりになります。
パウダーファンデーションを使った方が、プライマーのテカリやべたつきを抑える効果をより実感できることが分かりました。
リキッドファンデーションを使うときは、プライマーを後から使ったほうがサラサラ感とマットな仕上がりを損なわず、効果を実感できますよ。
朝つけて、日中のテカリ部分への化粧崩れをどのくらい防げるのか検証します。
ベースメイクをして6時間後の肌
写真左側の肌は、Tゾーンとほおの毛穴部分にエテュセのプライマーをつけ、パウダーファンデーションで仕上げました。写真右側はエテュセのプライマーはなしで、パウダーファンデーションのみの仕上がりです。
エテュセのプライマーをつけている写真左側の肌は、マットな仕上がりのままで朝とそれほど変わっていません。写真右側の肌は、眉間やほおの真ん中に皮脂が出てテカリが目立ってきています。
エテュセのプライマーは、日中のテカリによる化粧崩れを防ぐ効果が高いことが分かりました。
エテュセのプライマーは、ファンデーションの上からでも塗れるので、日中の化粧直しに使うことができます。
乾燥肌の私の場合、テカる範囲はあまり多くありませんが、お昼ごろには眉間部分のテカリが気になってきます。
いつもはパウダーファンデーションを重ねていましたが、それだと粉浮きしやすく厚ぼったくなってしまうのが気になっていました。
パウダーファンデーションの代わりにエテュセのプライマーをつけると、筆でささっと塗るだけでテカリ部分が瞬時にマットでサラサラな肌に変化します。色がつかないので厚ぼったさがなく、自然にテカリを抑えることができました。
また、ほおの部分にも毛穴にファンデーションが落ち込んで、毛穴の開きが目立ってきます。
テカリはないのですが、毛穴が目立つ部分にプライマーを塗るとふんわりとぼかされて気にならなくなりました。
その上から軽くパウダーファンデーションをつけるだけできれいに化粧直しすることができました。
パウダーファンデーションを重ねて化粧直しするよりも、粉っぽさがなく自然な仕上がりになります。
また、キャップを開けて筆で塗るだけでいいので、パウダーファンデーションでお直しするときよりも短時間で仕上げることができました。
このプライマーは、名称にもフォーオイリースキンと明記されていて、脂性肌向けのアイテムです。私は乾燥肌ですが、いつも通りのスキンケア後に使用すれば、特に乾燥しすぎることはありませんでした。
ただし、目の下などの肌が薄くデリケートな部分にまでつけてしまうと、乾燥しやすく小じわが目立ってしまいます。
テカリが気になるTゾーンやほおの毛穴に部分的に使うようにしましょう。
日中の化粧直し時などは、ファンデーションの上から直接塗るだけだと、仕上がりはキレイなものの肌が乾燥してカサカサする感じは否めません。
プライマーをつけるまえに、メイクの上から使えるミストスプレーをつけて、うるおいを補給した後で使うと乾燥が気にならなくなりました。
乾燥肌の人がプライマーを使う場合は、事前の保湿をしっかりとしておくことがポイントです。
感染予防対策でマスク着用が必要な毎日になりましたが、マスク内の蒸れや肌とのこすれが気になるときにエテュセのプライマーが役立ちます。
朝ファンデーションで仕上げたあと、マスクで蒸れやすい小鼻や口の周りにエテュセのプライマーを塗っておきます。プライマーをつけないときと比べて、マスク内が蒸れてもべたつきを抑えてくれる効果が感じられました。
また、マスクと肌がこすれやすい部分にもエテュセのプライマーをつけておくと、肌表面がサラサラになり、マスクの摩擦を防ぐことができます。
マスクの蒸れや摩擦を防止することは、マスクによる肌荒れ対策にもつながりますので、ぜひ試してみてくださいね。
エテュセのプライマーを使ってみて、良かった点と気になった点をまとめます。
皮脂によるテカリやべたつきが気になる肌には、高い効果を実感できるアイテムです。
乾燥肌の人でもテカリやべたつきが気になる部分のみへの使用にし、事前の保湿ケアをしっかりと行えば問題なく使うことができます。
エテュセの化粧品は、公式オンラインショップや、プラザやハンズビーなどの全国バラエティショップ、マツモトキヨシなどのドラッグストア、アマゾンやLOHACOなどのオンラインショップなど、様々な場所で購入することができます。
オンラインショップなどは送料に違いがあるので、チェックしてから購入先を選択してくださいね。
エテュセプライマーは、付属の筆でさっと直塗りするだけで、すぐに肌のテカリを抑えることができます。
毛穴カバー力は物足りないですが、肌をマットに仕上げ、サラサラ感をキープしてくれるので、日中の皮脂のテカリやべたつきを防ぎたいときにぜひ取り入れたいアイテムです。
日中のメイク直しに重ね塗りでき、マスク着用時の蒸れやこすれ防止にも使えるので、1つ持っていれば幅広い使い方ができて便利ですよ。