ファシオのパワフルステイUVファンデーションは、蒸し暑い環境での使用を想定してつくられた、ファシオが展開するベースメイクアイテムの中でも特に化粧持ちの良さを掲げる商品です。
口コミ評価を分析しながら、実際に夏に使って仕上がりや化粧持ちをチェックし、より効果的な使い方を紹介します。また、色展開も解説します。
ファシオのパワフルステイUVファンデーションは、汗や皮脂だけでなく、湿度に対しても耐久性があることを特徴とするパウダーファンデです。
気温と湿度が高いジメジメした蒸し暑い環境でも、テカリにくくメイクが崩れにくいとしています。
水や汗をはじくウォータープルーフ処方で、UVカット機能も日常生活に十分なSPF30、PA+++を備えている、夏場に頼もしい存在です。
また、化粧下地不要なので時短メイクが叶う他、水あり・水なしの両用タイプでもあるため、好みの仕上がりに合わせた使い方ができます。
パワフルステイUVファンデーションは、高温多湿の環境下でのメイク崩れ防止を特徴とするため、夏場の使用はもちろん、マスク着用時にも向いています。
マスクの中は高温で湿度も高いので、このファンデの耐久性が期待できます。
肌質別では、皮脂崩れしにくいことから脂性肌の方に特におすすめです。
また、パウダーファンデならではの手軽さに加えて、事前に下地を塗る手間を省くこともでき、時短メイクが叶います。
化粧下地を別で用意しなくてもよく、パウダーファンデなので外出先でメイク直しとしても活用でき、UVカット機能もありながら1,980円(税込・レフィルのみ)というプチプラ価格なので、コスパの良いアイテムです。
ここ数年、夏は全国的に猛暑日が増え続けていますよね。日本の夏は暑さに加え、湿度も高いです。
2020年3月に発売されたこのファンデは、そんな現代の夏のメイク崩れに悩む人に寄り添った商品だと感じました。
また、化粧下地不要なので、この商品のみでベースメイクを済ませることも可能です。
その場合、日焼け止め効果は他に補うものが無いため、ファンデのUVカット機能に頼るしかありません。
見た目の美しさや化粧直しの手間を減らすだけでなく、日焼け止め効果を発揮させるという意味でも、このファンデの崩れにくさは大切なメリットと言えます。
口コミサイトに寄せられている、パワフルステイUVファンデーションを実際に使用した人からの評判をチェックしていきます。
このファンデの愛用者は、皮脂崩れに悩む脂性肌や混合肌の人が多く、乾燥肌の人は少ない印象です。感染症対策でマスクを着用するため購入した人も多数見られました。
カバー力が足りないという声もありますが、このファンデの愛用者は、ベースメイクにおいて崩れにくさを最も重視する傾向があり、年齢や使用場面を問わず、蒸し暑さによるメイク崩れや肌のべたつきに悩む人から支持され、平均評価が高くなっています。
一方、保湿力が足りないという低評価の口コミは、乾燥肌の人と、Tゾーン以外が乾燥しやすい一部の混合肌の人によるものです。
このファンデには保湿成分も配合されていますが、汗や皮脂を吸着する粉体の方が多く配合されているため、肌質によっては乾燥を招く可能性があるのです。
ファンデの肌への密着力が下地の有無で評価が分かれていることについては、ファンデ使用前のスキンケアアイテムや肌質が影響すると考えられます。
例えば、サラサラの肌仕上げのスキンケアアイテム使用後や肌が乾燥している状態だと、パウダーが肌に密着しにくいと推測できます。
20代乾燥肌の私が、パワフルステイUVファンデーションを実際に夏に使ってみます。
ブルーベースでやや明るめの肌の私は、全5色のうち最も明るい「オークル405」を選びました。
まずファンデの粉の質感に注目すると、まるでフェイスパウダーのようにとてもサラサラとしています。
手にパウダーをのせてみると肌にあまり密着せず、やや粉っぽさのある見た目です。
粉っぽさが出てしまうのは、私の手が乾燥によりカサついているからだと考えられます。
ファンデのノリを良くするためには、事前にスキンケアでしっかり保湿しておく必要があると思いました。
手の甲の右半分にパウダーを伸ばしてみた様子がこちらです。
パワフルステイUVファンデーションを塗った方は、色ムラやキメが自然に目立たなくなっています。
こちらは3回ほど塗り重ねた状態ですが、一度塗りと仕上がりに大きな変化が見られなかったため、この時点で、塗り重ねることでカバー力が増すファンデではないとわかりました。
パワフルステイUVファンデーションを、水なしで顔に直接塗ってみます。
事前に保湿力のあるスキンケアアイテムで肌をしっとり整えてからファンデを塗ると、パウダーが肌に密着しやすかったです。
仕上がりをすっぴんの肌と比較してみます。
やはりカバー力があまりないため、クマやニキビ跡、シミ、小鼻の赤みなど、ピンポイントで目立つ肌悩みは隠しにくいです。
一方、毛穴の凹凸はふんわりとぼかされ、色ムラも気にならなくなり、全体的にアラは目立たなくなりました。
肌悩みが少ない人は、これだけでも大体の肌悩みはカバーできると思います。
また、全体的にツヤ感があまりないマットな仕上がりで、汗や皮脂を吸着する粉体の配合量が多いファンデならではという印象です。
パワフルステイUVファンデーションを水なしで塗るだけでベースメイクを仕上げて夏の1日を過ごし、化粧持ちを検証しました。
朝のメイク後と、時間が経った夜の様子がこちらです。
この日は終日適度に空調を効かせた自宅で過ごしたものの、やはり夏なので、家事で体を動かすと汗をかきました。
同時に、マスク着用時の使用感を確かめるべく、ほぼ1日中マスクを着けていたため、顔は常に温度と湿度が高く、皮脂が出やすい状態でした。
そのため、時間が経つと汗と皮脂でややテカってしまい、また、小鼻の溝のファンデがわずかにヨレましたが、目立ったメイク崩れはほぼありません。
また、マスクの中で肌のべたつきがあまり気にならなかったことや、ファンデがマスクの内側に色移りしにくいなど、マスク着用時の快適さに驚きました!
パワフルステイUVファンデーションを実際に夏場に使用し、期待していた汗と皮脂、湿度への耐久性は実感できたため、夏場やマスク着用時にピッタリのアイテムだと感じました。
しかし、若干ファンデがヨレてしまったことと、日焼け止め効果は時間が経つと弱くなることを考えると、UVカット機能については不安が残りました。
肌質や汗の量、過ごす環境と時間によって化粧持ちには差が出ます。このファンデの崩れにくさはUVカット機能の面でも重要です。
化粧持ちが心配な場合には、事前に日焼け止めを塗ったり、UVカット機能のあるフェイスパウダーを重ねるなど、紫外線対策ができるアイテムを併用した方が良いと思いました。
保湿力については、想定内でしたが乾燥肌の私には物足りず、夕方以降は肌が乾燥して突っ張る感覚がありました。マスクを着用していなければ、汗や皮脂によるメイク崩れではなく、乾燥崩れが起きていた可能性があります。
また、乾燥のせいか、夜の肌は少々くすんで見えるのが気になりました。
皮脂の多い脂性肌の人は、このようなデメリットは感じにくいと思います。
パワフルステイUVファンデーションは、乾いたスポンジ、もしくは水に濡らしたスポンジにパウダーを適量とり、ムラにならないようにして肌に伸ばしていくのが基本の使い方です。
このファンデは水あり・水なしの両用タイプですが、より化粧持ちを良くしたい場合には“水あり”での使用がおすすめです。
水ありの場合は、ファンデを塗るスポンジを水で濡らした後、固く絞ってからパウダーをとるようにしましょう。
湿った状態のスポンジを使うとファンデに水分が含まれて伸びが良くなるため、少量で広範囲に塗ることができ、また、パウダーが肌にピタッと密着しやすくなります。
メイク崩れの原因の1つである厚塗りを防ぐことができ、更に、肌への密着力も高まることから、水ありの方が崩れにくくなるのです。
水ありと水なしで、仕上がりも変わります。
水ありの方が薄づきなので、より素肌に近いナチュラルな仕上がりとなります。
同時に、ほんのりツヤが出ました。
水ありの場合ファンデが薄づきなので、水なしよりもカバー力がやや劣ります。
また、特に乾燥肌の場合は、水ありにすると肌の乾燥を感じやすくなります。湿ったファンデが肌の上で乾くと同時に、肌の水分も一緒に蒸発されてしまう感覚です。
肌悩みをカバーできにくくなることと、乾燥しやすいというデメリットはありますが、崩れにくさを重視したい場合には水ありでの使用をおすすめします。
水ありの注意点は、使用後のスポンジが濡れたままだと雑菌が繁殖しやすくなることです。
メイク後はスポンジをよく乾かすようにしましょう。
ちなみに、パワフルステイUVファンデーションのケースは、スポンジを置くところが通気性の良い仕様となっています。
外出先で、水ありでメイク直しをする場合の配慮が行き届いたケースですね。
パワフルステイUVファンデーションは、全5色展開です。
全5色のうち4色が、普通の明るさから暗めの色となっていて、唯一の黄みよりであるベージュオークル310は、イエローベースの人だけでなく、紫外線により黄ぐすみした肌にもなじみやすい色です。
崩れにくさだけでなく、日焼けした肌にも合う色展開という印象を受けることからも、このファンデは夏場の使用を想定していると感じました。
まず色みについては、ブルーベースの人と、イエローベースでも黄みがあまり強くない人はオークル系を選びましょう。
イエローベースで色白ではない人や肌が黄みがかっている人は、よりなじみやすい自然な明るさのベージュオークル310がおすすめです。
明るさについては、自分の肌の明るさに合うものを選ぶのはもちろん良いですが、夏に向けてこのファンデを購入する場合には、日焼け後の肌の明るさを想定して選ぶのがベストです。
日焼け後の肌が黒くなりやすい人は、現在の肌の明るさよりもワントーン暗い色を選びましょう。
パワフルステイUVファンデーションを崩れにくいファンデにしている配合成分を紹介します。
これらのコーティング剤や皮膜をつくる成分は、皮脂崩れを防ぐメイクアイテムに配合されていることが多いです。
口コミサイトで、脂性肌や汗をかく量の多い人から「テカりや崩れは多少あるけど、ファンデがドロッと溶けたりしにくい」と評価されていましたが、コーティング剤や皮膜をつくる成分により許容範囲の崩れ具合に留まっているとわかりました。
ただ、崩れにくい成分は落としにくいため、クレンジングはオイルなど洗浄力が比較的強いクレンジングの使用がおすすめです。
パワフルステイUVファンデーションは、ファシオのアイテムを取り扱う店舗や、KOSEのオンラインショップをはじめとするインターネット通販でも購入できます。
通常はレフィル(1,980円・税込)とケース(550円・税込)が別売りなので、初めて購入する際はケースを買い忘れないようにしましょう。
2020年8月現在、カラフルなパステルカラーの限定デザインケースとレフィルのセットが、数量限定で販売されています。
このセットは、レフィルがオークル405、410、415の3色のみとなっていますが、価格はレフィル単品と同じなのでお得です!
パワフルステイUVファンデーションは、汗・皮脂・湿度による崩れという、夏場のメイク課題を解決に向けて助けてくれる存在です。このファンデの崩れにくさは、メイク直しをする時間が無い忙しい人にも役立ちます。
実際に試してみて、乾燥肌の私は夏以外の使用は向かないと感じましたが、夏とマスク着用時にはぜひ使いたいアイテムだと思いました。
肌質によって崩れ方や使い心地に差はありますが、蒸し暑い環境下で過ごす場合には、肌質問わずおすすめできます。
蒸し暑いなかでマスクの着用が求められる日々に、一度試す価値のある高機能ファンデです。