ベースメイクのアイテムといえばファンデーションが主流でしたが、最近ではBBクリームを使う女性も増えてきました。
しかし、BBクリームとファンデーションの違いや、BBクリームの使い方がわからないという人も多いはず。
ここでは、BBクリームとファンデーションの違いをはじめ、上級編として2つのアイテムの併用や重ね使いのコツまで伝授します!
BBクリームとファンデーションの役割は次のとおりです。
BBクリームとファンデーションは、もともとの開発された目的が違っていました。
肌を整える効果や保湿効果がある成分を含むものをBBクリームと呼んでいたのです。
現在は、保湿成分などが含まれていなくても、ツヤ感があってうるおい効果の高いクリームタイプのファンデーションをBBクリームと呼ぶことも多くなっています。
それでは、一見同じに見えるBBクリームとリキッドファンデーションはどう違うのでしょうか。詳しく解説していきます。
BBクリームは1本ですべて完結できるアイテムなので、美容液や下地の効果を持っています。そのためBBクリームの方が美容成分が多く含まれていることが多いです。
リキッドファンデーションを使う際は、基本的には下地が必要になります。
ただ、最近では美容成分や下地効果のあるリキッドファンデーションも増えているので、BBクリームとの差は無くなってきているのが現状です。
BBクリームがファンデーションの分類に入るかと言われると微妙なライン…。
ただ、アットコスメのリキッドファンデーションのランキングにBBクリームがランクインしていることを考えると、大きく分けたらファンデーションの分類に入ると言っても良いかもしれません。
BBクリーム、ファンデーションともに日焼け止め効果のあるUVカット機能を持ったものや、ミネラル成分配合のものなど、今では垣根なく多種多様な商品が登場しています。
BBクリームとファンデーションの違いが分かったところで出てくるのが「BBクリームとファンデーションどちらが良いの?」という疑問。
Re:cosme編集部では、BBクリームとファンデーションを実際に使って、それぞれの特徴を調査しました。
BBクリームとファンデーションそれぞれの優れている点を表にまとめました。
BBクリーム | ファンデーション | |
---|---|---|
崩れにくさ | ◎ | △ |
カバー力 | △ | ◎ |
カラーバリエーション | △ | ◎ |
乾燥しにくさ | ◎ | △ |
ムラのできにくさ | △ | ◎ |
時短 | ◎ | △ |
仕上がり | ツヤ感 ナチュラル 軽め |
マット しっかりめ 重め |
メイクの崩れにくさや保湿力は、下地効果や美容液成分を兼ねているBBクリームの方が優勢。
使用前がこちらです。BBクリームは、ドクターシーラボのBBパーフェクトクリーム。下地にはドクターシーラボジェノマーUVプロテクター、ファンデーションにエスティローダーのダブルウェアを使用しました。
実際に手に塗ってみると、見た感じは写真だと違いがはっきりとはわかりませんが、BBクリームは肌がしっとりしているのに対し、下地+ファンデでは乾燥しました。
BBクリームは化粧下地や美容液を別で使う必要がないので、価格も抑えられているのがメリットですね。
なにより1本でベースメイクを完結できて時短メイクできるのがBBクリームの一番のウリ。
また、BBクリームはカバー力というよりは透明感を出す(※メイクアップによる)のに優れているといえます。
一方、ベースメイクに重要なカバー力はファンデーションの方が圧倒的に優れていました。
下地+ファンデは浮き出た血管の色や、毛穴もしっかり隠すことができました。
またカラーバリエーションが豊富で、自分の肌の色に近い色を選べるところも、ファンデーションならではのメリットだといえます。
BBクリームとファンデーション、それぞれおすすめできる人をまとめてみたので参考にしてください。
肌の色ムラを自然にカバーしながら、軽い付け心地でさらっとした仕上がりが特徴のBBクリーム。厚塗り感なく、長時間キレイをキープしてくれる大人気アイテムです!約3か月分で2,860円(税込)ですが、ベースメイクがこれ1つでできると考えると、申し分なし!
シミ・そばかすをムラなくカバー。ふんわり透明感持続(※メイクアップによる)パウダーで皮脂や汗にも対応し、みずみずしいさを保ちながらべたつきのない使い心地を実現!1,320円(税込)で購入できる価格も嬉しいポイントです!
BBクリーム、ファンデーションはどちらもメリット・デメリットがあるので、一概にどちらが良いとはいえません。
人によっても合う合わないがありますし、好みもあるので、自分がなりたい肌と照らし合わせて見てみてくださいね。
BBクリームには下地とファンデーション機能があるので、基本的にはBBクリームとファンデーションの両方を使う必要はありません。
ただ、BBクリームだけではカバー力が物足りない、もう少しマットな仕上がりにしたいという場合は、BBクリームとファンデーションを併用するのもOK。
実際にBBクリームとファンデーションの併用で「肌悩みをカバーできる」「夕方になっても化粧崩れにくい」という声もあり、うまく両方を使いこなしている女性も多くいらっしゃいます。
Re:cosme編集部スタッフがBBクリームの上にファンデーションを重ねて、使い方のコツを探ってみました。
BBクリームとファンデーションの重ね付けは思ったよりも難しく、まだらな仕上がりになってしまいました。部分によっては厚塗りになってしまうところも。
濃い色のBBクリームと明るい色のファンデーションで、色の調整をすることはできましたが、練習しないと色ムラができてしまう可能性があります…。
BBクリームの上にファンデーションを使うときのポイントとしては、どちらも塗りすぎないこと!
BBクリームを塗りすぎると、肌質によってはファンデーションが浮いてカサカサの肌になってしまうので注意しましょう。
うまく肌なじみできていないと、メイク崩れの原因にもなります。
また、ナチュラルメイクがしたい!という人には、BBクリームとファンデーションの重ね付けはおすすめできません。
仕上がりをマットにしたい人には、BBクリームの上からフェイスパウダーをのせると、ファンデーションほど濃くなりすぎず、自然な仕上がりになるのでおすすめ!
BBクリームとファンデーションは、似ているようで、用途も特徴も違います。
理想の肌づくりのためには、両方の違いを理解して自分に合った方を使うことが大切です。
BBクリームとファンデーションの併用や重ねづけに興味がある方は、この記事を参考にトライしてみてくださいね。