韓国コスメのオピュベースメーカーは、数百円で買える安さと、トーンアップ効果の高さで人気の化粧下地です。
私はポイントメイクではプチプラ品を良く買いますが、肌悩みが多い40代の肌に使う化粧下地となると、プチプラでは仕上がりが少々心配です。
そこで、オピュベースメーカーの2色の仕上がりを40代の乾燥肌で検証した結果や、効果的な使い方のコツをご紹介します!
※※の記事での「トーンアップ」「ブライトアップ」「肌を明るく」「カバー」「透明感」とは、化粧下地のメイクアップ効果によるものです。オピュは有名な韓国コスメブランドであるミシャの姉妹ブランドですが、ミシャジャパンの公式オンラインショップではオピュベースメーカーの取り扱いがありませんでした。そこで今回は、韓国コスメを多数取り扱うオンラインショップで購入しました。
購入したのは色番が102、BBOYANというブルーの容器のもの(以下ブルー)と、103、PINK(以下ピンク)の2色です。他に101、GROWと104、GREENの4色のカラーバリエーションがあります。
容器の商品表示はすべて韓国語なので、私にはまったく読めません。また、箱やパンフレットも付属していなかったので、使用方法について知ることができませんでした。
そこで実際に試しながら、テクスチャーの特長や効果的な使い方を検証します。
容器の口もとは細い突起で、ごく少量ずつ出しやすくなっています。
手の甲に出すと、ブルーは真っ白のコクのあるクリームです。
ピンクはピーチピンクで、ブルーよりやや柔らかめのクリームです。
ピンクとブルーの両方とも最初の伸びはスルッとすべりますが、クリームが広がるとピタッと密着します。そこからはあまり伸ばすことができません。
それぞれを肌にしっかりなじませてみます。
ブルーの伸ばし始めは白の発色が強いのですが、なじませていくと色よりも光のツヤが残ります。触れるとピンとしたハリ感があります。
ピンクはブルーに比べてパウダーの配合量が多いようで、するするとすべる感触があります。メイクアップ効果によって毛穴が目立ちにくくなり、ふわっと明るい肌になります。
ブルー・ピンクの両方とも伸びは良くないので、乾燥肌の私の場合は、事前のスキンケアで保湿をしっかりしておくと伸ばしやすくなりました。さらに、保湿力の高い化粧下地を先に塗っておくとオピュベースメーカーの伸びが良くなります。
オピュベースメーカーの基本的な使用方法は一般的な化粧下地と同じです。
スキンケア後の肌にオピュベースメーカーをつけてなじませ、その後ファンデーションを塗ってメイクを仕上げます。
オピュベースメーカーはピンクもブルーも伸びが悪く、きれいに仕上げるにはコツがいります。
オピュベースメーカーの使い方のコツは以下の2点です。
オピュベースメーカーを多めにのせてから顔全体に広げようとすると、伸びがあまり良くないため、すぐに密着して厚ぼったくなり白浮きしてしまいます。
少量でも肌色がかなりカバーされるので、1回の使用量は少なめにしておくとよいでしょう。
指先にごく少量を取り、肌に密着させながらちょこちょこと伸ばしていくのがきれいに仕上げるコツです。
ピンク・ブルー両方とも、フェイスラインまで伸ばしてしまうと顔全体が白浮きし、首との肌色の差が目立ちやすくなってしまいます。また、顔が平面的になり、大きく見えるので要注意です!
塗る場所は顔全体ではなく、顔の中心部分に使うと立体感が出やすいです。目の下の三角地帯や頬骨の上、鼻筋、額、眉下など、明るく立体的に見せたい部分につけましょう!
こうすることで、自然な仕上がりになります。
オピュベースメーカーのブルーの仕上がりを乾燥肌が試してみました。容器の色はブルーですが、中身のクリームは真っ白で、ブライトアップ効果のある下地です。
下地のみを塗った仕上がりと、ファンデーションを塗った仕上がりについて検証します。
ブルーを塗ると肌の血色感が無くなり、透明感のあるクールな肌色になります。白さよりもツヤによって肌が明るく仕上がります。
毛穴や色ムラ、シミ・そばかすなどが多い40代の私の肌では、それらの肌トラブルを隠す効果は物足りないと感じました。また、素肌の血色感を消してしまうので、肌色がくすんだように感じられます。
そこで、ブルー1品のみで仕上げるのではなく、先に毛穴や肌色の補正効果のある化粧下地を使って肌の質感を整えました。その上から部分的にブルーを使うことで、乾燥などによるくすみが気にならなくなりました。
毛穴や色ムラが気になる人は、さらにスムーザーやコンシーラーをプラスしてあげましょう。
香りはほのかなフローラル系です。香りの持続力はなく、肌につけ終わるころにはほとんど香りを感じませんでした。
パウダーファンデーションを重ねると、ファンデーションの発色が良くなり肌の色ムラなどをしっかりカバーしています。陶器の表面のように冴えたツヤを感じます。
リキッドファンデーションを重ねると、パウダーファンデーションよりもツヤ感がありナチュラルな仕上がりです。
ブルーは血色をおさえてクールな印象に見せたい時におすすめのカラーです。
ピンクの仕上がりを乾燥肌が試してみました。中身のクリームの見た目はピーチピンクで、トーンアップ効果のある下地です。
下地のみを塗った仕上がりと、ファンデーションを塗った仕上がりについて検証します。
ピンクを塗ると肌色が一段階明るくなり、自然なツヤとほのかな血色感をおぼえます。毛穴などをぼかすソフトフォーカス効果も若干感じられ、肌がふわっと柔らかな質感に見えます。
ブルーと同様、ピンク1品だけでは肌悩みを補正する効果はさほど高くありません。気になる人は毛穴や肌色の補正効果のある化粧下地やスムーザー、コンシーラーを併用すると良いと思います。
香りは重ためのフローラル系です。好みが分かれそうな香りですが、香りの持続力はなく、残り香は感じませんでした。
パウダーファンデーションを重ねると、ファンデーションの発色が良くなり、カバー力が増します。ナチュラルな仕上がりには見えませんが、まるでお人形さんのように明るいふんわり肌に仕上がりました。
次にリキッドファンデーションを使ってみました。パウダーファンデーションよりもツヤがあり、ナチュラルな仕上がりになりました。
ピンクは優しく女性らしい印象に見せたい時におすすめのカラーです。
お昼の化粧直し時に見てみると、頬の毛穴にパウダーが落ちこんだり、目の下がカサカサしたりしていました。
オピュベースメーカーの保湿効果は低いので、乾燥しやすい部分はメイクの上から使えるミストなどで、うるおいを与えてあげると良いと思います。
また、皮脂が出てきて肌上のオピュベースメーカーとなじむと肌色が暗く見えます。お化粧直しの時にはしっかりと皮脂をおさえてトーンダウンしてしまうのを防ぎましょう。
パウダーなどでお化粧直しをした後、頬の高い位置にピンクまたはブルーを少量重ねると、朝の仕上がりのように肌が明るくなります。
パウダーの上からつけてもよれることなく、むしろ粉っぽさをおさえてくれます。
ブルーとピンクの仕上がりの違いを、私のイエローベースで明るめの肌で比べてみます。
ブルーはファンデーションの下にツヤのハイライトを仕込んだように、立体感を強調してくれる効果があります。
ピンクは肌色をトーンアップして、血色良く見せる効果があります。
イエベ肌の私の場合、ブルーは肌色が暗く見えてしまうので、ピンクの方が肌色に合っていました。
検証の結果、仕上がり肌やイメージの違いとおすすめの肌色がわかりました。
ピンクはカバー力が高く、暗めの肌色の人がたくさん使うと白浮きしてしまう場合があります。
ブルーは色よりもツヤ感が残るタイプなので、すべての肌色の人が使えると思います。
オピュベースメーカーを使ってみて、良かった点と気になった点をまとめます。
オピュベースメーカーの圧倒的魅力は数百円で買えるというコスパの良さです。
通常の化粧下地と同じように使ってしまうと顔全体が白浮きする恐れがありますが、使用量や使う部位を工夫すれば明るい肌を実感できます。
オピュベースメーカーは、様々なオンラインショップで購入できますが、お店によって価格に差があります。
私が購入したお店では、通常価格は520円でしたが、ピンクが360円、ブルーは420円とセール価格になっていて、商品代は合計780円で購入できました。
送料が890円かかったので、商品代金よりも送料の方が高いという結果に。
商品は韓国からの発送だったので、注文から自宅に届くまでに10日間ほどかかりました。
オピュベースメーカーは、少量でもしっかりと肌をカバーし、もとの肌色よりも明るい肌に仕上げることができます。
ピンクは可愛いお人形肌、ブルーはクールな陶器肌になりたい人におすすめです。
使い方を間違うと、能面のように不自然な白浮き肌になってしまうので、少量を部分的に使うのがコツ。
使い方をマスターすれば、もとから色白だった?と思えるくらい、トーンアップ効果を感じられます。
何よりプチプラ価格がお財布に優しくコスパも良いので、肌の明るさを求めている人は、一度お試ししてみてください。