若々しい肌を演出するためにツヤ感が欠かせない40代、けれど行き過ぎたツヤツヤ肌やテカテカ肌は大人女子のメイクとしてはいかがなものか…とさじ加減が難しいところです。
そこで40代乾燥肌のライターが、ツヤと保湿効果が抜群と評判のJILL STUART(ジルスチュアート)のイルミネイティングセラムプライマーを使用して大人のツヤ肌メイクに挑戦してみましたのでご紹介します。
ころんと丸いフォルムのボトルを2色並べると本当に可愛いです。眺めているだけでも嬉しくなってテンションが上がりますね。
まずは香りをチェック、白もラベンダーも、ジルらしいクリスタルピンクブーケの香りがしました。
付けていて気になるほど強い香りではなく、ほんのり香る程度なので個人的には高ポイントでした。
まずは白のクリスタルダイヤモンドというカラーから試してみました。
とても緩くてさらっとしたみずみずしいテクスチャーです。
手の甲につけた白い下地を伸ばすととにかくキラキラが凄い!
色味はあまり出ず、パールとダイヤモンドパウダーによるまばゆいきらめきだけが肌の上に残る感じです。色味がほとんどないので、白浮きもありません。
美容液下地というだけあって、しっとりとした感触ながらも重さやベタつきはなく、かなり使い心地は良いです。
次はラベンダーカラーのオーロララベンダーにトライしてみました。
ラベンダーのコントロールカラーは顔色がグレーっぽく、くすみがちになることが多く苦手だったので、正直使うのが少し不安でした。
ところが、このプライマーのラベンダーは色が強く出ないため、きれいに透明感※が出て問題なく使えました。
※メイクアップ効果による肌の透明感
キラキラ感はホワイトもラベンダーも同じくらいです。
セラムプライマーのラベンダーカラーには、パールの反射効果によるトーンアップ※効果だけでなく、黄ぐすみを補正する効果もあります。
ご存知の方も多いかと思いますが、パープルはイエローの補色にあたり、黄ぐすみの補正に適しています。
色の出方は弱いので色補正効果を強く求める場合には物足りないかもしれませんが、黄ぐすみの気になる方にはホワイトよりもラベンダーの方がより綺麗に見せてくれます。
セラムプライマーのラベンダーとホワイトの使用感に大きな差はないですが、ラベンダーの方がより肌を明るく見せてくれる印象です。
黄ぐすみの気になる方や、肌をより明るくみせたいという方に向いています。
ホワイトはツヤ感のみを足したい場合や、健康的な肌色に見せたい時に向いているのではないでしょうか。
イルミネイティングセラムプライマーを顔に塗って試してみます。私は黄ぐすみは気になっていないので今回はホワイトを使って体験していきます。
下地がするっと均一に伸びて肌にぴったりと密着します。
かなりの輝きで、こんなにキラキラしていて大丈夫?と少し不安になります。
パール等でツヤを出す下地は他にもありますが、ここまでキラキラするものは初めてでちょっと戸惑いました。
ちなみにセラムプライマーは毛穴や色ムラをカバーする効果ははほとんどなく、光で立体感を出して肌のくすみやアラを飛ばすタイプの化粧下地ですね。
きらめきが強く個性的なセラムプライマーに合うファンデーションはどんなタイプが良いのか検証してみます。
パウダリーファンデーションは普段使わないので、手もとにあったリキッドファンデと、クッションファンデのみになりますが、それぞれ仕上がりの違うファンデーションを4種類用意してみました。
まずは私が普段一番よく使う、薄付きでナチュラルなツヤ感が特徴の美容液タイプのリキッドファンデーションを試してみます。
ここで使用したのはセラムプライマーのホワイトですが、下地のキラキラ感がほぼそのまま見える感じです。
ツヤ感が強過ぎてファンデーションのナチュラルさは消えてしまいます。
ラベンダーの場合も仕上がりの印象は同様でした。
ただ美容液タイプ同士の組み合わせなので、乾燥は夕方までほとんど気になりませんでした。
下地のキラキラ感を前面に出したい時や乾燥が気になる時には良い組み合わせだと思います。
二つ目にカバー力の高いクッションファンデーションを塗ってみました。
右頬と左頬でメイクを変えて比較してみました。
左頬は、セラムプライマーのホワイトを塗りその上からクッションファンデーションを塗っています。
右頬はセラムプライマーではなくパールなしのピンク系下地を使い、どちらの頬にもクッションファンデーションを塗っています。
比較したところ、違いはほとんどわからず、どちらの場合もうっすらパール感がわかる程度。
セラムプライマーをラベンダーに変えても同様でした。
正直化粧持ちにも特に差は感じませんでしたが、ジルの下地を塗った左側の方が多少乾燥は気にならない感じでした。
カバー力が中間程度のリキッドファンデーションで試してみます。
ツヤはやや控えめなセミマットくらいの仕上がりのファンデーションですが、このくらいツヤもカバー力も控えめなファンデーションだと、セラムプライマーのパール感がほど良く出て、自然なツヤ肌になるので、個人的にはかなり相性の良いファンデーションではないかと思います。
ツヤ感が控えめになるので、オフィスメイクにもOKな組み合わせですね。
ラベンダーを使用した場合ですが、ファンデの色が少しピンク系なこともあってか、顔色が悪くなるような気もしました。
この場合はホワイトを使用する方がきれいに仕上がりました。
ツヤ感が強めのリキッドファンデーションとセラムプライマーでのメイクを試してみました。
ホワイトで試してみたところ、ファンデ本来のツヤ感が程良く綺麗に強調されました。
ギラギラ、テカテカする感じではなく、セラムプライマーのツヤ感がファンデの下から薄く透けて見える感じです。
セラムプライマーのパール感とファンデのみずみずしさ、2つの異なるツヤ感が重なり合うことで相乗効果をもたらしていると思います。
不自然ではない、見惚れるほどのツヤとうるおい感にすっかりハマってしまいました。
ラベンダーを使用した場合は、青味を含んだ光がプラスされて更に透明感※が上がった印象になったので、ツヤ感強めのリキッドファンデの場合はラベンダーの方がきれいな仕上がりになります。
こちらのファンデーションの場合も乾燥する感じはなく、化粧崩れもほぼありません。
大人のツヤ肌を演出するなら、この組み合わせがオススメですね。
※メイクアップ効果による肌の透明感
セラムプライマーは下地としてだけでなく様々な使い方ができます。今回は3種類の使い方を試してみました。
少し暗めの色味のBBクリームにセラムプライマーを少量を混ぜてみて使用したところ、明るく肌に馴染む色味になり程良くツヤもプラスされて、出番がほとんどなかったものを復活させることが出来ました!これは嬉しい発見。
他の下地と組み合わせてもOKです。
さらっとしたテクスチャーゆえに、比較的なんとでも合わせやすく、特に白の方は合わせる下地の色を邪魔せず輝きだけをプラスしてくれるので、カラーコントロール系の下地と合わせても好相性。
キラキラ感を控えめにしたい時などはこうした使い方が良いと思います。
そしておススメはハイライターとしての使用です。
ファンデーションの上からハイライトとして部分的に塗ってもとても綺麗に仕上がります。
クッションファンデーションのようにカバー力の高いファンデーションなら、この使い方の方が下地のもつ特徴を生かせるのではないでしょうか。
薄付きタイプのファンデーションなら、ファンデの前に仕込むのもアリですね。
そして嬉しいことに、どの使い方においても時間が経った時の乾燥によるメイク崩れが劇的に減りました。
夏場や皮脂崩れの気になる方の化粧持ちについてはわかりませんが、乾燥肌には強い味方になってくれることと思います。
みずみずしく滑らかな使用感で崩れやすさも白浮きもなし。ツヤと潤い感が不足しがちな乾燥肌にはうってつけの下地で、特徴であるパール感の生かし方も使い方によってさまざまです。
ベースメイクの幅も広がるので、持っていて損はない化粧下地だと思います。
ただ、ベースメイクをナチュラルに仕上げたい時に下地+パウダーで済ませる人もいらっしゃるかと思いますが、この下地の場合はあまりおすすめ出来ません。
ナチュラルどころかギラギラした不自然な肌になってしまいます。
あくまでファンデーションの下地、もしくはハイライトとして脇役に徹した使い方が良さそうです。
合わせるファンデーションも、薄付き過ぎるものではパール感が強調され過ぎるし、カバー力が高過ぎても特徴であるパール感が消えてしまうので注意が必要です。
イルミネイティングセラムプライマーには、さまざまな美容成分が配合されています。
保湿成分として配合されているのはフルーツエキス等の天然成分が中心となっているようです。
セラムプライマーはSPF20、PA++とUVカット効果もあり、アルコールフリー、パラベンフリーの化粧下地です。
ジルスチュアートのイルミネイティングセラムプライマーは、可愛いだけじゃない実力派の化粧下地です。
若い子向けでは?と尻込みしてしまう方もいるかもしれませんが、ツヤ肌を目指す大人の女性にこそ試して欲しい下地です。
ファンデーションとの組み合わせ次第で仕上がりに変化を持たせることができるので、ベースメイクのバリエーションが広がります。いつものファンデーションも違う表情になるので、一度試してみてください。