今回レポートするのは、2019年数々の美容雑誌で1位を獲得したエレガンスモデリングカラーアップベースUV(以下、カラーアップベース)です。2020年2月17日にリニューアルして紫外線防止効果がパワーアップした、人気下地のオレンジカラーです。
もともと筆者は肌が薄くて色ムラもある上に、年齢を重ねたことによる、くすみ・シミ・たるみで肌に影がおち、肌のアラも目立っています。オレンジ色のカラーアップベースはそんな肌悩みをどのようにカバーしてくれるのか、ぜひ知りたいところ!
なりたい肌色へ導くメイクアップベースといわれるエレガンスモデリングカラーアップベースUVを体験し、下地の使用感やテクスチャー、香りについてもレポしていきます。
今回購入したモデリングカラーアップベースUVのパッケージは、コンパクトなチューブ式、エレガンスというブランド名に相応しい、上品に輝くゴールドの蓋で気分が上がります。
下地の出口は細く、出す量の調節が可能です。
モデリングカラーアップベースUVのテクスチャーは乳液のように柔らかですが、液だれするほどでなく、出すときも垂れる心配はありませでした。
色は、オレンジというより淡いアプリコットのような色味です。香りはふんわり香る心地よいフローラルの香りでした。
柔らかなテクスチャーなので、するするととても伸びが良いです。
メーカー推奨のパール2粒の使用量を使って、モデリングカラーアップベースを顔全体に塗ってみました。
顔全体に塗ると確かに色ムラが補正され明るい*印象を与えますが、立体感がなくのっぺりした感じになってしまいました。
メーカー推奨量ではしっとりではなくベタついてしまい、乾燥肌の筆者でも量が多いと感じました。
次にメーカー推奨量の半分、パール1粒分だけ塗ってみました。
肌に馴染み、一体化するので、すっぴんとくらべてほとんど変化がなく、残念ながらカラーコントロールの効果を実感できませんでした。
塗り方次第で、厚塗りになってしまったり、コントロールカラーの効果を引き出すのがむずかしくなってしまうカラーアップベースは塗り方を工夫することで、きれいに仕上げることができます。
最初にパール1粒分を顔全体に塗った後、パール1/2粒ほどを、くすみが気になる目の下三角ゾーンやほうれい線、目の周りなど、くすんだ肌色部分に塗り重ねて使いました。
瑞々しく柔らかいテクスチャーなので、少量でも非常によく伸び広がります。ムラなく広がるので塗り心地も軽く、肌を何度もこすらず摩擦もないので、薄肌でも肌ストレスを感じません。
この使い方にしたらベタつきもなく、だからといって乾燥を感じる事もなくしっとりと軽い印象になり、筆者には最適な使用方法となりました。
乾燥肌の筆者でもパール2粒分は多くべたつきました。脂性肌の方はこの量では化粧崩れの原因にもなるので、気になる部分だけピンポイントで使うなど肌質に合った適量や使い方の工夫が大事ですね。
※メイクアップ効果による肌の明度アップ
気になるカバー力ですが、筆者の肌のような濃いシミ、ソバカスを目立たなくカバーするにはモデリングカラーベースのみでは物足りずコンシーラーが必要でした。
ただ、オレンジ色が肌のくすみを自然に補正し、健康的な肌印象を与え影の部分をソフトフォ-カスしてくれるので、肌色のムラを補正するコントロールカラーとしての役割は十分ありました。
一度塗りでは効果を発揮できないので、くすみが気になる部分には二度塗りが最適です。
ピンポイントで重ね塗りをする事で、肌色をコントロールしながらキメや毛穴をフラットにし、肌を滑らかに整え、つるんとした仕上がりにしてくれるのです。
元から美肌だったかのような錯覚さえ感じさせてくれる頼もしい下地だと実感しました。
オレンジカラーには、フレッシュ・元気・活発などを感じる色相イメージがあり、健康的な肌印象にチェンジしたい方にもオススメのカラーです。
モデリングカラーベースをつけた後、ファンデーションの種類によって仕上がりがどう違うか検証してみました。
下地と同じ油性成分なので相性もよく、塗りづらさは感じず、よれたりムラになったりすることなく塗りやすい感触でした。
明るく*自然な印象を与える上に気になるくすみは目立たずカバーされ、肌に艶を感じるしっとりした仕上がりとなりました。
薄いシミは見えにくくカバーされてますが、矢印の傷跡や血管は完全にカバーとはなりませんでした。
※メイクアップ効果による肌の明度アップ
マットな仕上がりになり、肌や血管の色も整えてくれ、傷跡もリキッドファンデーションより見えにくくカバーされましたが、作りこんだ印象となります。
ただ下地の後にパウダーファンデーションを塗ると、筋がでてファンデーションがヨレてムラになってしまい修正が大変でした。
ヨレやムラになる原因は下地を塗ってすぐにパウダーファンデーションを塗ってしまったことによるものでした。
パウダーファンデーションの使用で、ヨレ・ムラを防ぐには、下地を塗ってからパウダーファンデーションを塗るまで時間を置き、その後余分な皮脂をティッシュオフし、カラーレスパウダー(透明なフェィスパウダー)を薄く伸ばした後に、パウダーファンデーションを塗ることです。この方法でヨレや塗りムラは解消されました。
肌に自然に馴染むのがモデリングカラーベースの良いところですが、下地を肌にしっかり密着させると下地とファンデーションのフィット性が高まるので、しばらく時間を置くと良いでしょう。
特に、パウダーファンデーションは下地を塗ってすぐだとヨレてモロモロしてしまい、ファンデーションがうまくのりません。
また、モデリングカラーベースを使ってもファンデーションの種類によってメイクの仕上がりが違います。
自然で艶のある仕上がりにしたい場合はリキッドファンデーション、カバーしたマット寄りの肌が希望ならパウダーファンデ-ションと、なりたい肌の好みでファンデーションを使い分けるのがおススメです。
パウダーファンデーションとの組み合わせでは、傷跡なども目立たないようにしっかりカバーされていますね。
リキッドファンデーションとの組み合わせだと、肌の明度が上がるのは口コミ通りでしたが、同時に濃いシミやソバカスのカバー力が低いという口コミも事実でした。
好みは様々ですが、年齢を重ねたくすみがちな肌色の筆者は、艶を感じ明るい*肌印象を与え、素肌感もあるリキッドファンデーションとの組み合わせの仕上がりが好みでした。
※メイクアップ効果による肌の明度アップ
朝モデリングカラーベースを使用してメイクをして、一日メイク直しせず過ごして夕方にメイク崩れをチェックしてみました。
夕方になってもドロドロした崩れにはならず、どちらのファンデーションもTゾーン、特に小鼻周りと頬などの化粧が薄くなるくらいで標準的なメイク崩れでした。
リキッドファンデーションの方が、多少メイク崩れは気になりましたが、乾燥肌の筆者は、パウダーファンデーションだと時間経過と共に肌が渇き乾燥する方が気になりました。
下地だけの時には感じなかったので、下地の影響と言うより、50代乾燥肌にはパウダーファンデーョンが不向きで、下地とパウダーファンデの使用がよくなかったようです。
また、どちらのファンデーションもメイク直しをしないと、夕方でも適度なカバー力はあるものの、たるみの影は出現してきました。
余分な皮脂をティッシュオフしてファンデーションを塗る、といったメイク直しをされている方が多いかと思いますが、モデリングアップベースを使用してメイク直しをすると、きれいに仕上げることができます。
筆者はティッシュオフ後に、再度、少量のエレガンスモデリングアップベースをフェイスラインを除く顔の中央部分にタッチアップし、肌に馴染ませた後うすくパウダーをつけるようにしています。
すると、まるで朝のメイク仕立てのようなぱぁ~っと明るい*肌印象へと導いてくれるのです。
また、仕上げにフィックスミスト(化粧崩れ防止スプレー)を使ってもメイクが長持ちするのでおススメです。
※メイクアップ効果による肌の明度アップ
ちょっとした工夫で簡単に朝のメイク仕立てのお肌になります。
エレガンスモデリングアップベースは、化粧ポーチにINするのに軽くてかさばらず、ちょうど良いサイズなので外出時のメイク直しに活躍してくれました。
実際にモデリングカラーを毎日使ってみて、筆者が感じたメリットとデメリットをまとめました。まずはメリットを紹介します。
今まで日焼け止め+下地+コンシーラーと塗り重ねてカバーしていたベースがこれ1本で完成するので、ベース多用の必要がなく忙しい朝のメイクが時短になりました。
紫外線吸収剤・紫外線散乱剤がバランスよく配合され、その高い紫外線防止効果で肌ダメージの原因となる紫外線から肌を守ってくれます。
肌がきしまず紫外線からも肌を守りつつ、肌のカラーコントロールをしてくれます。
エモリエント成分(ミネラルオイル)が成分の上位として配合されているので、水分の蒸発を防いでしっとりとした潤いが続きます。
コントロールベースカラーは5色あるので、肌悩みやなりたい肌印象の選択の幅が広がります。
いいところがたくさんあるモデリングカラーですが、少々残念な点もあります。物足りなかったポイントはこちらです。
このオレンジカラーは肌馴染みが良すぎて色白の方では効果の実感が薄いです。
ベースの肌色によって左右されるカラーだと感じました。
瑞々しく伸び広がるので、時間を置かずファンデーションを塗るとファンデーションがよれてムラになってしまうため、時間をおいて密着させることが必要です。
薄い色であれば見えにくくカバーしてくれますが、濃い色のシミ、そばかすを目立たなくカバーするにはコンシーラーが必要です。
今回は、化粧品専門店で購入しました。デパコスではありますが、デパートや化粧品専門店だけでなくネットでも購入でき、比較的入手しやすい商品です。
カラーアップベースはカラーバリエーションが豊富、それぞれの肌悩みやなりたい肌印象に応じたカラー展開で、今回レポしたオレンジを含めて全5色あります。
それぞれのカラーがどのような悩みに対応しているか、どんな肌に導いてくれるかをまとめました。
カラー | 悩み | 印象* |
---|---|---|
ピンク PK110 | 血色感 | ソフトでフェミニン |
グリーン GR440 | 赤み ニキビ跡 | 涼やかでクール |
ラベンダー LV660 | 透明感*・くすみ | 華やかでエレガント |
ベージュ BE992 | ツヤ・くすみ | 明るく*ナチュラル |
オレンジ OR220 | クマ・シミ・ソバカス | 健康的でフレッシュ |
※いずれもメイクアップ効果によるもの
5色のバリエーションで肌の色味や印象を自在に整えることができます。
エレガンス
モデリングカラーアップベースUV肌色修正メイクアップベース全5色
SPF40PA+++
30g4,950円(税込)
エレガンスには今回レビューしたモデリングカラーアップベースシリーズ以外にパンプリフティングベースというシリーズの下地があります。
パンプリフティングベースはハリを演出する下地で、クロスポリマー(シリコーン)が配合されているので、さらさらした感触や光を拡散する作用があります。
カラーバリエーションは、ピンクとベージュの2色のみです。
乾燥肌やしっとりした仕上がりにしたい、様々な肌悩みを目立たないようカバーしたい場合にはモデリングカラーアップベースシリーズを、さらさらした仕上がりが好みでハリを演出したい方に「パンプリフティングシリーズが向いています。
今回エレガンスのモデリングカラーアップベースUVのオレンジカラーを試してみて感じた事は、くすみがちな顔色を自然に明るく*補正してくれる嬉しい下地でした。人気があるのも納得で、筆者は大変気に入りました。
カラー展開が5色もあり、季節や体調で変化する肌悩みや、なりたい肌印象など、他のカラーと使い分けもできる使い勝手の良い下地です。
大人気のエレガンスモデリングカラーアップベースUV。興味のある方はぜひ試してみてください。
※メイクアップ効果による肌の明度アップ