KOSEのスキンケア「米肌(まいはだ)」を、インナードライ肌の美容ライターが5日間お試ししました。
スキンケアから時間がたつと肌の内側はつっぱる感じがあるのに、表面上は皮脂でテカテカになりやすいインナードライ肌。肌を整えるにはうるおいを与えることが大切です。
米肌は、肌が本来持っている「水分を保持する力」に関わっているといわれているので、インナードライ肌にも期待十分。まずは、米肌の有効成分ライスパワーNo.11について簡単にご紹介します。
ライスパワーNo.11は、お米と日本古来の技術から生まれ、肌本来のうるおいを守る力を改善※する成分。日本酒の発酵技術を使い、蒸した米から抽出したエキスを90日間熟成・発酵させて作られています。
肌のうるおいは弾力やハリにも影響するといわれています。肌が持っている保湿力は年齢とともに衰えやすくなるので、スキンケア化粧品で自分の肌に合わせておぎなってあげたいものですね。
乾燥肌の方はもちろん、私のように表面はオイリーなのに肌が乾燥しがちなインナードライの人にとっても、肌本来のうるおいを保つ力は取り戻したいもの。米肌への期待が膨らみます。
公式ページでトライアルセットを注文すると、1週間ほどで手元に到着。ポストに投函してくれるので、留守にしがちな我が家でも受け取れました。さっそく、開封してみましょう。
箱をあけると、スキンケア4点に加え、非売品の化粧水マスク、米肌の使い方や適量を解説するガイドブックがつまっています。非売品のマスクは化粧水ひたひた。化粧水を手やコットンでさっとつけたときと、マスクでじっくり角層に浸透させたときの違いを比べられて楽しいです。
米肌のトライアルセットは、汚れを落として保湿する一連の流れをお試しできます。たっぷり14日分あるので、ライン使いで試すだけではなく、手持ちの化粧水や乳液などと組み合わせて使ってみるのもおすすめです。
肌の状態は人それぞれ。米肌のライン使いはもちろんおすすめですが、手持ちの化粧水とクリームに米肌の美容液をプラスしたりして、より理想的な肌に近づける組み合わせも探してみましょう!
すべすべとした洗顔石けんは、お湯でぬらした手で数回こするとすぐに泡立ち始めます。1分もたたないうちに、このようなモコモコ泡のできあがりです。
できた泡の弾力にオドロキ。手のひらを下に向けても泡が落ちないほど、もちもちの泡を作れます。
洗顔は泡をクッションのようにし、指が直接肌に触れないように洗うのがコツ。
泡の弾力があるとしっかりクッションの働きをしてくれて、コロコロと泡を転がすように洗えます。
濃密な泡で、洗っている間の感触が楽しい!洗い上がりもしっとりでした。
洗顔後はすぐ保湿を開始。米肌の化粧水は、サラサラとしてほんのりアルコールの香りを感じます。つけるとスッとなじむ感じが印象的。
ガイドブックには「気になるところに二度づけ」と書いていたので、乾燥が気になる頬・目尻・口元に二度づけしました。
保湿力重視の化粧水にはノンアルコールのものが多いので、アルコールを配合しているのが少し意外。しかし、アルコールは清涼感を得られるので、肌に合えば夏の暑い時期にも気持ちよく使えそうです。
米肌は全アイテムアレルギーテスト済みですが、すべての人にアレルギーが出ないとは限りません。注射のときのアルコールなどで肌が赤くなったり荒れたりする方は、念のため二の腕の内側などに少し塗り、変化がなければ顔に使うことをおすすめします。
化粧水をなじませた後は、美容液をつけます。美容液は乳白色のジェル状で、わずかにアルコールの香りを感じます。使用量の目安は1円玉大くらい。
ちょっぴりケチりたくなりますが、美容液は量が大切。しっかりメーカーの推奨量を使います。写真の量は目尻に二度づけしたときの量です。
トライアルキットに入っている石けん、化粧水、美容液、クリームの中で、美容液は特に肌のうるおいにアプローチして肌質を整えることを目的にした製品。
4品ともライスパワーNo.11を配合していますが、美容液は肌の水分保持機能の改善※を目的としています。
ライスパワーNo.11の配合目的が異なるので、美容液は肌の水分保持能の改善※の効能を持った医薬部外品の取り扱いとなっています。
美容液はスーッと伸びて、塗った後はスッキリとした清涼感があります。初夏~夏の使用は特に気持ちよさそうです。
化粧水と美容液は比較的さっぱりとした使い心地でしたが、クリームはこっくりと固めの感触。
インナードライだと固めのクリームはテカリがひどくなりそうで避けたくなりますが、米肌のクリームはつけたときの油分のベタつきが気になりません。
1回の使用量の目安はパール1粒くらいということでしたが、指で取ると少し多めにとれるかも。スパチュラがあると適量を取りやすく、より衛生的に使えそうです。
クリームをつけた感触は、肌がクリームのバリアで守られている!という印象。伸びがよくパール1粒分でしっかり広がります。手に残ったクリームを目尻に重ね付けし、仕上げにハンドプレスでなじませれば、スキンケア完了です。
米肌は洗顔でふんわり、化粧水・美容液でさっぱり、クリームでこっくり贅沢な感触と、ラインで使うと触感が喜ぶスキンケア。肌はうるおいたいけれど、スッキリとした使い心地も味わいたい方に特におすすめです。
米肌のトライアルセットには、それぞれの使い方を説明したガイドブックが入っています。
基本の使い方はもちろん、より効果的な使い方や肌の状態に合わせた使い方のアドバイスも書かれているのです。
たとえば、上の写真はクリームの使い方。基本の使い方の下に浸透感アップのワンポイントや、特に乾燥がひどいときにおすすめのミルフィーユ塗りの方法が説明されています。
肌が特に乾燥する日にクリームや化粧水を重ね塗りすることはありますが、自己流なので「本当にこれでいいのかな?」と不安になりがち。メーカーがおすすめの方法を紹介してくれるのはありがたいです。
ライスパワーNo.11を配合して肌が本来持っている水分保持能への効果を期待できる美容液をはじめ、肌の保湿に徹底的にこだわった米肌。
私はインナードライ気味で皮脂が気になるので、最初はこっくりとした固めのクリームが肌に合うか不安でしたが、しっかりと肌表面を守ってくれる使い心地でお気に入りになりました。肌のカサつきに悩む方はもちろん、インナードライや混合肌でお悩みの方にも試してほしい一品です。