サンスター株式会社について、G・A・M(ガム)やOra2(オーラツー)といったオーラルケアをイメージする人も多いかと思います。
サンスター株式会社は、訪問販売やフェイシャルサロンを通して、スキンケアコスメを古くから販売している会社でもあります。美白有効成分として知られる「リノール酸S」通称「リノレックS」は、サンスター株式会社が2001年に独自開発した成分。
この成分を開発し、薬用化粧品に配合するまでにおよそ18年もの歳月をかけています。35年以上美白※を研究してきたサンスターの医薬部外品の化粧品「エクイタンス ホワイトロジー」をシミや乾燥などによってくすみが目立ちはじめた肌に使ってみました。
※美白とはメラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐこと今回、注文したのは、医薬部外品のサンスター エクイタンス ホワイトロジーが7日間お試しできる3点セット。
シミやそばかすへどのようなアプローチができるのか、どのような有効成分が配合されているのか、使用感とあわせて紹介します。
美白有効成分が配合された医薬部外品の化粧品は巷にあふれています。なかでも、エクイタンス ホワイトロジーは追跡型の美白化粧品※だといわれていますが、他とは何が違うのでしょうか。
シミのメカニズムとエクイタンス ホワイトロジーに配合されている美白有効成分について見てみましょう。
※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ(医薬部外品)
シミの原因はいろいろありますが、主な原因の1つが紫外線です。シミができるまでの工程は大きくわけて次の4段階になります。
(引用元:日本化粧品検定2級・3級テキストP84)
1段階:紫外線などを浴びると、メラニン(シミのもと)の生成指令がメラノサイトに出される。
2段階:メラノサイトでチロシナーゼの働きが活発になり、メラニンが作られる。
3段階:メラニンが運ばれる
4段階:色素沈着する(シミになる)
健康な肌の場合、メラニンが運ばれても、色素沈着せずはがれて落ちるので、シミにはなりません。
いろいろな美白有効成分がありますが、1~4段階のどこかに働きかけて、紫外線によるシミ、そばかすを防ぐ目的で配合されています。
では、エクイタンス ホワイトロジーに配合されている有効成分を見てみましょう。
エクイタンス ホワイトロジーに配合されている有効成分は次の4つです。
紫外線による肌の炎症を抑え、メラニンの生成指令を抑制する。
チロシナーゼを分解する。メラニンの排出を促す。
紫外線による肌の炎症を抑える、肌荒れを防ぐ。
紫外線による肌の炎症を抑える、肌荒れを防ぐ。
「トラネキサム酸」は、1段階目の紫外線による肌の炎症を抑えて、メラニンの生成指令を抑制する目的で配合されています。
「リノール酸S」には、2段階目のチロシナーゼを分解する役割と、4段階目のメラニンの排出を促し、色素沈着を防ぐ役割があります。
つまり、1段階目と2段階目をブロックし、4段階目にも働きかける美白有効成分が配合されており、メラニンができる前と、できた後に働きかける美白薬用化粧品であることがわかります。
追跡型といわれているのは、シミ発生ルートに対し、段階的に働きかけて、紫外線によるシミやそばかすを防ぐから。
なお、グリチルリチン酸ジカリウムやグリチルレチン酸ステアリルは、にきびケアむけの薬用化粧品にもよく配合されている、肌荒れを防ぐ成分です。
日焼けによる炎症を防ぐ役割が期待できます。
エクイタンス ホワイトロジー 美白3点体験セットは、900円でエクイタンス ホワイトロジーがシリーズ使いできる7日間のお試しセットです。
注文すると3日後に商品が届きました。箱の中身は以下の通りです。
50%オフチケットは、アンケートに答えることで、アンケート回答ページに掲載されている商品が利用できるチケットです。
エクイタンス ホワイトロジーは、クレンジング、洗顔フォーム、薬用美白化粧水、薬用美白美容液、薬用美白クリーム、日焼け止めクリームのシリーズで販売されています。
美白体験セットには次の3つが入っています。
順番に使ってみました。
有効成分:リノール酸S、グリチルリチン酸ジカリウム
使用量の目安は、直径2.5cm程度。コットンに含ませるか、手でつけるか2通りのやり方があります。
コットンに含ませて使ってみましたが、直径2.5cm程度の量だと少し物足りない感じでした。もし、コットンを使用するのであれば、コットンの裏側まで化粧水がしみこまないような構造になっているタイプがおすすめです。
手のひらでなじませる場合、直径2.5cm程度の量を一度につけようとすると、垂れてしまいます。
2回にわけてなじませるとちょうどよいと思います。
色は薄い乳白色。化粧水はさらっとしたテクスチャです。ジャスミン系の上品な花の香りがふわりと漂い、高級感があり、とても贅沢な気持ちになります。つけた瞬間、すっと内側(角質層)までしみこんでいくようです。
有効成分:リノール酸S、トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム
リノール酸Sやトラネキサム酸が配合されていて、シミになる1段階から4段階まで、多角的にアプローチします。
使用量の目安は直径1cm程度。気になる部分は重ね塗りをするとよいそうです。私は、乾燥などによるくすみが気になる頬の部分を中心に重ね塗りしました。
エクイタンス ホワイトロジーは、2018年の4月にリニューアル発売され、肌の角質層まで効率よく届ける新カプセル技術「リノレックS内包プラスチャージナノカプセル」が採用されています。
クリームと乳液の中間のような軽やかなテクスチャ。肌の上で弾く感じがなく、とろけるようになじんでいく感覚を味わえます。
有効成分:リノール酸S、グリチルレチン酸ステアリル
使用量の目安は、直径1cm程度です。額、両頬、あごに少しずつのせて、肌にムラなくなじませます。
ベタつかず、かといって物足りなさを感じることもなく、理想的なうるおいを与えます。
クリームで仕上げた後の肌を満腹感で例えるなら、腹八分目といったところ。あまりにも絶妙すぎて、自然と笑みがこぼれます。
さらなる美白※を目指して欲張りたいのが女心。「リノール酸S」「トラネキサム酸」が入ったエッセンスTだけを使って、他の美白有効成分が配合された化粧水やクリームを使うのが理想なのでは?と思う人もいるかと思います。
すべての段階に様々な角度からアプローチできれば、完璧な美白ケア※ができそうです。しかしながら、美白有効成分は、弱アルカリ性や弱酸性などのpHによって、有効成分としての機能を果たすように作られています。
他の美白化粧※と合わせて使った場合、pH(弱酸性や弱アルカリ性)などが変わることによって、それぞれが打ち消し合い、じゅうぶんに目的を果たせなくなることもあるようです。ライン使いが理想的です。※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ(医薬部外品)
うっとりと贅沢な気持ちにさせてくれる使用感。
スキンケア後の肌はキメが整い、化粧のりもよくなります。美白※化粧品の効果は、続けてみないとわからないものです。
箱に入っていた50%オフチケットでエクイタンス ホワイトロジーが購入できるのか、アンケートに答えてみました。アンケートは、3問ですべて選択式。所要時間はおよそ2分でした。
アンケートに答えると、定期便の注文で、ホワイトロジーエッセンスが初回のみ50%、2回目以降は10%オフで購入できるようになります。継続するなら、アンケートに答えてからの購入がおすすめです。※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ(医薬部外品)
サンスター エクイタンス ホワイトロジーは、メラニンができる前とできた後、両方にアプローチするシリーズです。素肌ケアに真剣に取り組みたい30代はもちろん、シミや乾燥などによるくすみが目立ちはじめた40代、自分らしい美しさを目指したい50代以上にもおすすめです。
メイク厚塗りでカバーするのではなく、肌を磨き、きれいな素肌を目指したい私には、ぴったりでした。