1つで化粧水、乳液、美容液、パックの4つの役割をするという「ビオレのうるおいジェリー」。
『忙しい人のスキンケアをキレイにサポートする』がコンセプトのオールインワンスキンケア商品です。公式ホームページで確認すると、アイテムカテゴリは「化粧水」となっていました。
ジェリータイプという事で化粧水よりはうるおいが期待できそうだけど、オールインワンだからクリームのようなコクは無いのかな…などあれこれ考えていた私。
普段、保湿力の高い化粧水と保湿クリームを重ね付けしている30代乾燥肌の私でも、うるおい力に満足できるのか体験してみます。
ビオレ うるおいジェリー しっとりは洗顔後にこれ1つだけでスキンケアが完了できるオールインワン。
1,000円以下で気軽に購入できるプチプラアイテムです。
うるおいジェリーは、オールインワンには珍しいローションタイプのボトルです。
オールインワンスキンケアは1つでうるおいを持たせるため、粘度が高いジェル状が主流で、ほとんどの商品がジャータイプのケースに入っています。
こちらの「ビオレ うるおいジェリー」はジャータイプのケースではなく、化粧水を思わせる容器に入っています。ビジュアルを一目見て、ジェルとは異なり中身はサラサラとしているのかなという印象を持ちました。
ひねって取り外す蓋ではなく、片手でパカっと開くタイプのキャップ仕様で使いやすいです。キャップ全体が取り外しできるようになっているので、詰め替える際も手間なくできそうです。
ボトルは柔らかさがあり、逆さまにして優しく押して中身を出してみます。
乳白色のとろりとしたジェリーが出てきました。シャバシャバとした水っぽさはなくジェリーがとろとろで、ぷるんとした感触です。水分を多く抱え込んだ、とろみの強い化粧水です。
香りは特についていませんが、エタノールが配合されているため肌に乗せると若干アルコールのような香りがします。
ジェリーを出す際、力を入れすぎると量が出すぎてしまうので気を付けてくださいね。
一円玉大のジェリーを掌に伸ばし、洗顔後の何もつけていない顔全体に直接塗布しました。
肌の上に乗せると、とろとろしていたジェリーが柔らかくなり、するするっとまるでローションをつけているかのように肌全体にいきわたります。
一般的な化粧水よりも粘度が高いためか、すぐに肌に馴染んでいくというよりは、ジェリーが肌の上に残るような感覚がありました。
ジェリーを肌に乗せただけでは、しっとりとした潤いがあまり感じられません。また、やや油膜感もあり、上滑りするような感触もありました。
化粧水のようにただ肌に塗布しただけでは潤いの効果がなかなか感じられない「ビオレ うるおいジェリー」。
ジェリーを肌に乗せ、繰り返しハンドプレスを続けていくと、だんだんと肌に乗っていたジェリーが肌の角層にいきわたり、ぷるんとした肌質に変化していきます。このままさらりとするまでしっかりハンドプレスしていきます。
じっくりと時間をかけてなじませ続けると、ぷるんとしていた肌がさらさらとした感触になりました。
ジェリーを肌に乗せた瞬間とハンドプレス後で感触が変化していくのが実感できます。
さらりとした状態がお手入れ完了のサインの様子。肌はモチモチとしているのに肌表面がすべすべの状態です。
肌表面がすべすべしているため、乾燥肌の私としてはもっと強い潤い感が欲しくなりましたが、べたべたした感覚や重さがないので脂性肌の方や男性にも心地よく使っていただけると感じました。
「ビオレ うるおいジェリー」はパックとしての役割もあるとのこと。
パックの効果としては「与えた水分が蒸散しないよう蓋をする」という役割にとどまるので、パックと言ってもジェリーをつけた後に拭き取ったり洗い流したりする必要はありません。
油分でしっかりと潤いに蓋をするわけではありませんので、保湿クリームをつけたようなしっとり感があるわけではありませんが、ジェリーをしっかりと肌になじませると、キメが整ってつるんとした肌質に整います。
保湿力 | ★★☆☆☆ 一般的な化粧水よりは保湿力有 |
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べたつき | ★★★☆☆ 馴染むまで肌表面にジェリーが残る感覚 |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ 少量で伸びがよく詰め替え用も有 |
1つで4つの役割を担うため、一般的な化粧水と比較すると保湿力が高いです。ジェリー自体の粘度が高く、肌にピタっと吸いつき、肌がモチモチとして潤う感覚がありますが、クリームの役割は無いため、乾燥した肌にこれ1つでは保湿力が物足りなく感じます。
「ビオレ うるおいジェリー しっとり」は、脂性肌~普通肌の方で、普段のスキンケアが「化粧水+乳液」の方で、時短アイテムとして使用したい方に向いています。
肌表面がさらさらする分、乾燥肌の私には潤いが物足りなく感じました。また、4つの役割の中に「クリーム」が含まれないため乾燥肌の方や日中の乾燥が気になる方は「ビオレ うるおいジェリー」を化粧水と乳液代わりに使用し、仕上げとして保湿クリームを塗ることをお勧めします。
ビオレ うるおいジェリーは「しっとり」と「とてもしっとり」の2タイプあります。今回は「しっとり」タイプをドラッグストアで購入しました。
ビオレのスキンケアはメジャー商品なので、ほとんどのドラッグストアでお取り扱いがあり手に入りやすいです。本体の他にパウチに入った詰め替え用(160ml)も販売されていました。
購入時期が冬場だったため、「とてもしっとり」タイプが品薄の状態でした。
「ビオレ うるおいジェリー しっとり」は化粧水と乳液を合体させたような便利な時短アイテムです。
とろとろとしたジェリータイプの化粧水なので、普通の化粧水よりも保湿力が高いです。
ハンドプレスを繰り返し馴染ませれば、肌表面がさらりとするのですぐにファンデーションをつけてもヨレることなく仕上がり、朝の忙しいメイクタイムにピッタリな商品です。また、ベタベタした感触が苦手な男性のアフターシェービングとしてもお勧めできます。