コーセーの米肌シリーズは、年齢を重ねることで弱まっていくお肌の水分保持機能を改善してくれる基礎化粧品。
お肌のキメが整ってしっとりすると評判ですが、アルコール臭が苦手という口コミもあって気になったので、実際にトライアルセットで試してみることにしました。
米肌トライアルセットのみを注文すると、決済確認後(後払いの場合は注文後)1週間前後で届くとwebサイトに記載されています。
最近は即日・翌日に発送するメーカーが多い印象があるので「やや遅いな」と感じましたが、実際は注文の翌々日に発送通知があり、注文から3日後にメール便で自宅に届いたので、1週間かからないこともあるようです。
コーセーの米肌専用のパックを開けると、トライアルセット・肌潤化粧水マスク・商品紹介冊子のほかに、トライアルセットの到着から30日間利用できる初回限定の割引券が入っていました。
米肌の商品紹介冊子は、使用量の目安やお手入れのポイントが写真付きで掲載されているので非常にわかりやすく助かります。
コーセー米肌の肌潤石鹸は、手のひらいっぱいの泡のクッションを利用して、くるくるとらせんを描くように洗うのが使い方のポイントです。
使い方の冊子を見ると、手で泡をたっぷりつくる方法が記載されていたので試してみました。
まずは手と石鹸をぬるま湯でよく濡らし、石鹸を何回かこすり、気泡が大きな泡をたっぷりつくります。
続いて少しずつぬるま湯を足していき、空気をたっぷり加えるイメージで細かくこすっていくと、手のひらいっぱいの泡をつくることができました。
弾力のあるもちもちの泡というよりも、ふわふわとやわらかいエアリーな泡ですが、洗顔してみると、泡がつぶれたりへたれたりすることもなく洗うことができます。
肌潤石鹸は口コミでは「しっとり」「もっちり」とした洗い上がりを感じる人が多いようですが、私はどちらかというとさっぱりとした洗い上がりだと感じました。
しかし、かさつきやつっぱるような感じはとくにありません。
肌潤石鹸にはライスパワーNo.11(米エキスNo.11)が「お肌の潤いを保つ」目的で配合されているため、洗い上がりに乾燥を感じにくい特徴があります。
コーセー米肌の肌潤化粧水は、1回につき500円玉大が使用量の目安で、より均一にお肌に化粧水が届けられるという理由からコットンでの使用が推奨されています。
肌潤化粧水は少しとろみのあるテクスチャーですが、コットンにもすーっとしみこみます。
私もコットンで化粧水をつけてみましたが、500円玉大だとやや物足りなさがあり、あまりお肌がうるおっていくような感じがありませんでした。
試しに量を増やしてみると、心地良く、お肌がひんやりと冷たくなってきて、しっとりとした感触になっていったので、コットンを使うときは500円玉大よりも少し多めに使うのがおすすめです。
化粧水を顔全体にやさしくパッティングしたあと、お肌にしっかりしみこませるために手のひらで顔を包みます。
私はこれだけでお肌がしっとりとしましたが、とくに乾燥が気になる部分がある場合は、重ねづけをするとよいですよ。
「肌潤化粧水はアルコール臭が気になる」という口コミがあったので、香りをかいでみると、たしかにアルコール臭を感じますが、微かで、私はあまり気になりませんでした。
肌潤石鹸同様にお肌の潤いを保つために保湿成分ライスパワーNo.11が配合されていて、うるおいたっぷりのふっくらとしたお肌に導いてくれます。
今回のトライアルセットには、この肌潤化粧水をたっぷり含んだ週に1度のスペシャルケアにぴったりなシートマスクも同梱されているのが嬉しいポイントです。
コーセー米肌の美容液・肌潤改善エッセンスは1円玉大くらいが1回の使用量の目安です。
こんなに少なくて大丈夫かな、と思いましたが、肌潤改善エッセンスは非常にのびがよく、この少量でも顔全体にしっかりいきわたりました。
米肌の使い方冊子には、「あご→頬→鼻→目元→額」と下から上へなじませる順番をいつも守ることで、塗り残しをふせぐことができるとおすすめされています。
目尻や鼻の下・小鼻の横などの細かい部分には、指先で肌潤改善エッセンスをしっかりと密着させてあげると、より浸透※感がよくなるのでおすすめです。
肌潤改善エッセンスにもライスパワーNo.11が配合されていますが、石鹸・化粧水とは少し異なり、「肌の水分保持機能を改善する」有効成分として用いられています。※角層までの浸透
水分保持機能とは、人がもともと持っている機能のひとつで、この機能が低下するとお肌の細胞同士を結びつけてバリアをつくっているセラミドという成分が減少し、お肌のハリや弾力が失われていき、お肌に衰えた印象を与えてしまいます。
コーセー米肌の肌潤改善エッセンス、肌潤クリームに配合されている「ライスパワーNo.11」はこのセラミドを増やし、お肌が水分を保持する機能を改善していく効果が認められています。
お肌に水分を与えてあげる「保湿」のケアをしっかりすると同時に、お肌が水分を抱え込む力「水分保持機能」を改善していくことによって、お肌がよりうるおい、キメが整って毛穴の気にならないお肌をつくっていくことが可能になるのです。
コーセー米肌の肌潤クリームは1回につきパール粒大を使用し、両頬→額・鼻・あごの5か所に点置きして顔全体にのばしていきます。
やや硬めの乳液のような、こっくりとしたテクスチャーでのばしやすく、たれにくいので非常に使いやすいと感じました。
塗った直後は、脂性肌の私にはベタつくように感じたのですが、顔全体をハンドプレスしてしっかりとなじませると、ベタつき・ぬるつきはまったくなく、さらっとした手触りになりました。
とくに乾燥がひどい場合は、化粧水とクリームをミルフィーユのように交互に重ねづけすることで、お肌に厚い膜をつくることができて、よりしっかりと乾燥をふせぐことができるそうです。
朝のスキンケアのときに厚く重ね塗りをしすぎると、メイクのヨレやくずれの原因になることがあるので、ぜひ夜のスキンケアで試してみてください。
美容液と同様にライスパワーNo.11が「水分保持機能の改善」の目的で配合されています。
コーセー米肌のトライアルセットの商品にはすべて「ライスパワーNo.11」が配合されていますが、その機能はアイテムによってやや異なります。
商品 | ライスパワーNo.11 (米エキスNo.11)の配合目的 |
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肌潤石鹸
肌潤化粧水 |
肌のうるおいを保つ |
肌潤改善エッセンス 肌潤クリーム |
肌の水分保持機能を改善する |
石鹸と化粧水は「保湿」の効果、美容液とクリームは「肌の水分保持機能の改善」の効果を目的としてライスパワーNo.11が配合されています。
保湿はしっかりしているのにお肌が乾燥するけど、基礎化粧品をラインで買い替えるのはちょっとお財布に厳しい……という方は、ぜひ水分をしっかり抱え込めるお肌に改善してくれる美容液・肌潤改善エッセンスから導入してみてください。
脂性肌だけど目元・口元や顔の外側は乾燥してしまう私も、肌潤改善エッセンスは続けて使ってみたいと感じました。 トライアルセットの到着から30日間使える割引券もついていたので、気に入ったアイテムの本品を通常よりも少しお安く試すことができるのが嬉しいです。
コーセー米肌はライスパワーNo.11配合で、保湿・お肌の水分保持機能の改善が期待できるスキンケアアイテムです。
肌潤化粧水は微かにアルコール臭がするので、香り苦手な人・少量でもアルコールが肌に合わない人は避けた方がよいかもしれませんが、私はとくに気になりませんでした。
石鹸は洗顔ネットを使用しなくてもキメ細かい泡をたっぷりとつくることができて使いやすい印象です。
肌潤化粧水・肌潤改善エッセンス・肌潤クリームはすべて使い心地が軽く、脂性肌の私でもベタつきを感じることなく使えますが、乾燥の度合いに合わせて化粧水とクリームを重ねづけすることで念入りに保湿することができるので、乾燥肌さんにもとてもおすすめです。