高保湿で、お肌にハリと弾力をあたえ、年齢肌のケアにもぴったりと評判のオルビスユーのスキンケア。
「乾燥・毛穴が気にならなくなった」「とろみがあるのに重くない」という口コミが多く人気な一方で、「合わない」「べたついて重く感じる」といった声も上がっています。
とろみが強く重たいスキンケアは避けている脂性肌の私が、オルビスユーの洗顔料・化粧水・保湿液をトライアルセットで試してみた感想を、細かくレポートしていきます。
オルビスユーのトライアルセットをオンラインショップで購入すると、翌日には発送連絡があり、注文の翌々日には手元に届きました。
箱を開けると、オルビスユーのトライアルセットのほかに、フェイスタオルが同梱されています。
今治タオルのさわり心地はふわふわ。数量限定のようですが、色がチャコールグレーかアイボリーの2色から選ぶことができたので、私はアイボリーを選びました。
商品説明の冊子などが入っていませんが、トライアルセットの使い方は箱の裏に記載されているので問題なく使用することができますし、荷物がすっきりしていてゴミも少なく嬉しいです。
オルビスユーの洗顔料・化粧水・保湿液には、以下の3つの共通した特徴があります。
油分・香料・着色料・アルコールをカットしているため、敏感肌の方でも使いやすいです。
キーポリンブースターとは、肌にうるおいとハリを与える複合成分で、アマモ抽出エキス・モモ葉抽出エキス・ヤグルマギク花抽出エキスから作られています。
このキーポリンブースターはお肌の角質層内に水の通り道をつくることで、お肌の角質層全層に水分が行き渡るように導いてくれるという効果が期待されているのです。
オルビスユーのスキンケアは、「不要なものはあたえず3ステップで年齢に応じた基本的なお手入れを完了する」がコンセプト。洗顔→化粧水→保湿液と、とてもシンプルな手順でスキンケアを完了できるのが嬉しいですね。
オルビスユーの洗顔料・オルビスユーウォッシュは、クリームタイプで1回あたり約1cm絞り出して使用します。顔全体を水かぬるま湯で濡らしたあと、手のひらに洗顔料をとり、少量の水・ぬるま湯で泡立てていきます。
泡立ちがよく、手でもこのようにキメ細かく、もちもちと弾力のある泡を作ることができます。
洗顔料を泡立てたら、顔の中心から外側に向かって、泡を転がすように洗っていくのがポイントです。
オルビスユーウォッシュには、毛穴の汚れや皮脂を吸着してくれる「モロッコ溶岩クレイ」が配合されているため、こすらず泡を転がすようにやさしく洗うだけで汚れをしっかり落としてくれます。
洗顔ネットを使用すると、より簡単にたっぷりと濃密な泡を作ることができます。
手で泡立てたときよりもさらに弾力があるので、私は洗顔ネットを使用した泡の方が気持ちよいなと感じました。
もっちりとしていますが、泡切れがよく、ぬるつきなどは感じず、とてもさっぱりとした洗い上がりです。
私は脂性肌なので、とても心地良い洗い上がりだと感じましたが、口コミサイトなどを見てみると「洗顔後いそいで化粧水をつけないと痛い」「ピリピリする」といった声も上がっていました。
とくに乾燥がひどい方・敏感肌の方の中には、使いづらい方もいらっしゃるようなので、本製品を購入する前にぜひトライアルセットを使用してみてください。
また、こすらず、泡を転がすだけのやさしい洗顔方法を徹底することで、お肌への摩擦による負担を減らすこともできます。
オルビスユーウォッシュはモロッコ溶岩クレイで毛穴の汚れをしっかり吸着し、このあとのスキンケアがお肌の角質層に浸透しやすい状態に導いてくれますが、もうひとつ魅力的なポイントがあります。
それは、ハイドロキャッチ成分としてポリクオタニウム-7(保湿成分)が配合されている点です。
ハイドロキャッチ成分がキメ細かい泡を作り、洗い流したあともお肌の表面でスタンバイして、あとに使う化粧水のなじみをよくしてくれるというメカニズムなのです。
オルビスユーの化粧水・オルビスユーローションは、1回あたりティースプーン半分くらいが使用量の目安です。とろみがとても強く、少し出しにくいのでやや強めに振る必要があります。
高保湿であると評判の一方であがる「べたつく」「重たい」などの声は、このテクスチャーによるものかもしれませんね。
しかし、お肌になじませてみると、手に出すときほどぬるっとしたとろみは感じません。オルビスユーが目指したのは「とろぱしゃ」という質感。
「とろぱしゃ」という表現のとおり、濃密なジェリーのような化粧水が、お肌にふれた瞬間にみずみずしく広がるのがオルビスユーローションの特徴です。
かなりサラッとしたテクスチャーに変わっていますが、程よくとろみがあるためのびがよく、顔全体にすーっとなじませることができます。
メーカーでは「とどめの5秒プレス」という手順を推奨していて、これは化粧水がなじんだら、顔全体を手のひらで包み込むように5秒間やさしくハンドプレスで化粧水を密着させるというものです。
この手順をくわえることで、ひと肌にあたためられた化粧水がお肌の角質層によりしっかりと浸透して、お肌をもっちりとうるおった状態に仕上げてくれます。
この時点でベタつきやぬるつきは感じなかったので、つけ心地を重たく感じてしまった人は、「とどめの5秒プレス」で再度しっかりと化粧水を浸透させてあげるのがおすすめです。
オルビスユーローションは弱酸性・界面活性剤不使用なので、敏感肌の方でも使いやすいのが嬉しいポイントですね。
オルビスユーモイスチャーはジェルタイプの保湿液で、1回あたり小豆1~2粒大を使用するのが目安です。
ぷるぷるとした軽い質感のジェルで、脂性肌の私でも使えそうだなと感じました。
お肌へののびもよく、私は脂性肌ということで小豆1粒程度を使用しましたが、ひっかかりや物足りなさを感じることがありませんでした。つけてからしばらくはベタつきを感じます。
夜のスキンケアで使用した場合、朝起きたときにはお肌がもっちりしていながらサラサラとした触り心地なので、問題なく使用できますが、気になるのは朝のスキンケアです。
べたつきが「もっちり」に変わるまで20分ほどかかったので、スキンケアのあとすぐにメイクをするのはヨレや崩れの原因になるので避けた方がよいでしょう。
スキンケアのあと少し時間を置いて、ティッシュオフをしてからメイクをするのがおすすめです。
乾燥肌の人の口コミの中には「ベタつくのに乾燥する」などの声がありました。
オルビスユーモイスチャーはオイルが含まれていないので、油分がとくに不足している乾燥肌さんの中には物足りなさを感じる方もいるようですが、皮脂が過剰に出てしまう脂性肌やインナードライの人にはぜひ使ってみてほしいですね。
オルビスユーの洗顔料・化粧水・保湿液は、無油分・無香料・無着色・アルコールフリーで、敏感肌やインナードライの人にはとてもおすすめのスキンケア。
濃密泡で毛穴汚れを吸着してくれる洗顔料は、脂性のお肌をすっきり洗い上げてくれますが、乾燥がひどい方には合わない場合があるのでトライアルセットで様子を見ながら使うのがポイントです。
化粧水はとろみが強いけど、5秒間のハンドプレスでしっかりなじんでベタつきを感じなくなります。保湿液は20分ほどベタつきが残るのが気になるので、朝のスキンケア後はしばらく時間をおいてからメイクをすると良いですよ。