ディセンシアといえば年齢に応じたお手入れができるエイジングケアのアヤナスが有名ですが、今回紹介するのはディセンシアの高保湿スキンケアつつむシリーズのトライアルセットです。
「乾燥知らずで手放せない」「お肌がぷるぷる・しっとりする」といった高評価な口コミが多いですが、「とろみが強くてなかなかなじみを感じにくい」「肌に合わない」「顔に膜が張ったみたい」などの声もあるようです。
そこで仕事が忙しくて、肌荒れ気味な脂性肌の私が、ディセシアつつむのトライアルセットを使ってみた感想をレポートしていきます。
アヤナスの化粧水・クリームのサンプルもついてきたので、アヤナスとつつむの比較もお伝えしますね。
ディセンシアの公式オンラインショップでつつむトライアルセットを注文して、翌日に発送連絡があり、注文の翌々日に商品がポストに投函されていました。
薄型でポストに投函してくれるので、帰宅が遅い場合でもすぐに受け取ることができて嬉しいですね。
ディセンシアのロゴの入った薄型の段ボールを開くと、トライアルセットのほかに、アヤナスのローション・クリームのサンプル、お手入れガイド、つつむの本製品紹介、ディセンシアの製品紹介などが封入されています。
ディセンシアのアヤナスのサンプルが入っていて、つつむと使い比べることができるが魅力的ですね。
ディセンシアつつむのトライアルセット内容
スキンケアの種類 | 商品名 | 内容量 |
---|---|---|
クレンジングクリーム | つつむ ジェントルクレンジング |
20g×1本 |
洗顔料 | つつむ ジェントルウォッシュ |
10g×1個 |
つつむ ジェントルクリームウォッシュ |
0.6g×1包 | |
化粧水 | つつむ ローションセラムE |
20mL×1本 |
クリーム | つつむ フェイスクリームR1 |
9g×1個 |
つつむ フェイスクリーム |
0.6g×1包 | |
日焼け止め | つつむ デイモイスチャーヴェール |
0.8g×1包 |
洗顔ネット | ふんわり洗顔ネット | 1個 |
ディセシアつつむのジェントルクレンジングは、クリームタイプのクレンジング剤。
1回につきさくらんぼ大をとり、手のひらに伸ばして温めてから使用します。顔全体に広げて、手の薬指・小指を使ってくるくると円を描くようにメイクになじませていきましょう。
薬指と小指を使うことで、小鼻のキワなど細かいところまでしっかりとなじませることができます。
メイク汚れがなじんで、クリームの感触が軽いオイル状になってきたら、洗い流すタイミング。ぬるま湯で6~7回ほどすすぎます。
まずは、クレンジング力を試してみましょう。
ファンデーション、アイシャドウ、リキッドアイライナー、マスカラ、チーク、リップをしっかりめに使って、クレンジング力を検証していきます。
クレンジングクリームを乗せ、温めながらくるくるとなじませていきます。
クリームのテクスチャーが軽くなってきたら、ぬるま湯で流します。
リキッドアイラインやアイシャドウのパールまでしっかり落ちていますが、キメに入り込んだファンデーションと口紅がほんの少し残ってしまっています。
再度、手のひらで少し長めに温めてから使用すると、しっかり落とすことができました。
つつむのジェントルクレンジングクリームはひと肌に温めるひと手間で、クレンジング力を最大に発揮できるようですね。
ポイントメイクを落とすときは、あずき粒大をコットンにとって伸ばし、アイメイクなどになじませてふき取るように落とす方法も推奨されています。
ただし、ふき取るるタイプのクレンジングではないので、ふき取ったあとはしっかりすすぎ落としましょう。
すすいだあとのお肌はとてもしっとりとしているので、人によっては「膜が張っているみたい」「重たい」と感じる場合もあるかもしれませんが、メイク汚れはすっきり落としてくれているので、私は重たさはとくに感じませんでした。
また肌荒れ気味のときに使用しましたが、肌状態に変わりはありませんでした。
ディセンシアつつむの洗顔料は、
固形洗顔石けんのジェントルウォッシュはすっきり、洗顔フォームのジェントルクリームウォッシュはしっとりとした洗い上りだと感じました。
どちらも、やや肌荒れしている肌で使用しましたが、しみたり痛みを感じたりすることはありませんでした。
ディセンシアつつむの固形洗顔石けん・ジェントルウォッシュは、洗顔ネットと手を濡らし、手で5~6回転がしてから洗顔ネットで泡立てて、レモン1個分くらいの泡を作って使います。
もちもちとした弾力がありながら、軽く細かい泡が出来上がりました。
洗顔してぬるま湯で洗い流すと、細かく軽い泡なので泡切れがよく、サッと落とすことができてぬるつきも残らず、さっぱりとした洗い上りを感じることができます。
さっぱりとした洗い上りですが、ツッパリ感はなく、洗顔後すぐに乾燥を感じてしまうこともありません。
角質層の浸透を高めるレシチンという成分が配合されているため、このあとのスキンケアをより浸透(※角質層まで)しやすくしてくれる効果が期待できます。
ディセンシアつつむの洗顔フォーム・ジェントルクリームウォッシュは、朝は0.5cm・夜は1cmを絞り出して、濡らした洗顔ネットで泡立てて使用します。
八分立てくらいのホイップクリームのような、濃密でやわらかいのに弾力のある泡を作ることができました。
まるでクリームで洗っているような心地良さで、洗い流すとお肌はしっとりもっちりとしています。
洗顔後にしっとり感を感じたい人にはとってもおすすめです。
刺激を緩和する成分スキンリリーフ配合なので、洗顔でお肌のひりつきなどの刺激を感じることが多い人は、ぜひ使ってみてください。
ディセンシアつつむの化粧水・ローションセラムEは1回あたり100円玉大を使用し、乾燥が気になる部分には重ねづけが推奨されています。
やわらかめのジェルのような質感で、出した瞬間「え!?これで本当になじむの?」「べたつきそう」と感じてしまいました。
しかし実際になじませてみると、お肌にする―っと伸びたあと、角質層まで浸透していく感じがあり、肌の表面にぬるつきやべたつきは残らず、むしろさらっとしています。
お肌の表面はさらさらしているのに、押してみるともちもちと弾力がありました。
高保湿でとろみのある化粧水は、脂性肌の私には重たく感じることがあるのですが、つつむのローションは角質層まで浸透を感じることができてお肌にしっとり感がうまれるのに、肌表面はさらさらに仕上がるので、非常に使い心地がよいと感じました。
また、ひりつきなどもとくにありません。
つつむローションセラムEの保湿成分として配合されている「セラミドナノスフィア」。
聞きなじみのない言葉ですが、これは「ヒト型セラミドで保湿成分を囲んでカプセル化することで、お肌の角質層への浸透力を通常のセラミドの約3.3倍に引き上げる」という技術です。
セラミドとは人のお肌がもともと持っている保湿成分で、年齢を重ねることで減少していく傾向にあり、乾燥を招くとされています。
ヒト型セラミドは人がもともと持っているセラミドの構造とよく似ているため、お肌にとてもなじみやすく、減少してしまったセラミドを補うのにぴったりといえるのです。
ディセンシアのアヤナスローションコンセントレートは、とろみの強い透明の化粧水。
とろみがあるタイプの化粧水ですが、とてもみずみずしく広がるので、しゃばしゃばとした化粧水が好きな方にもおすすめです。
ハンドプレスでなじませるとお肌がもっちりとしてハリが出てくるように感じられます。
つつむと同様に乾燥肌にアプローチしてくれますが、年齢に応じたお手入れを目的としたシリーズなので、年齢を重ねることで「ハリが弱くなった」「乾燥しやすくなった」「肌がゆらぎやすくなった」という方におすすめです。
私は「ハリ」の部分で変化を感じ、つつむにくらべてお肌がふっくらとした印象を感じられたので、「数年前より肌が痩せた気がする」なんて方にはとくに試してみて欲しいですね。
乾燥に特化した高保湿のスキンケアを探している方で、まだ年齢に応じたケアを気にしていない方には「つつむ」がおすすめです。
ディセンシアつつむのクリームは、洗顔料同様に2種類。どちらも朝のメイク前には量を少なめにするのがおすすめです。
独自技術「ヴェイタサイクルヴェール®」がどちらにも採用されていて、お肌をしっかりと乾燥から守ってくれます。
板状粉体「ベントナイト」がお肌に密着するヴェールとなって、お肌を外的刺激から守り、水分の蒸散をふせぐことで、化粧水で補ったヒト型セラミドやアミノ酸をとじこめ、保湿効果を高めてくれます。
ディセンシアつつむフェイスクリームはジェルのようなクリームで、1回あたり大きめの真珠粒大を使用します。
顔にのばしてみると、手にとったときよりも重さが感じられ、濃密なクリームが顔全体に皮膜を作ってうるおいを閉じ込めてくれるような感覚がありました。
ややべたつきがありますが、ぬるぬると手がすべるような嫌な感じはしません。
悪い口コミに「顔に膜を張ったみたい」という声がありましたが、たしかにクリームがお肌に密着して薄い皮膜を作っているような感覚があります。
夜のスキンケアではとくに気になりませんが、メイクをする前の朝のスキンケアの前だとこの皮膜感が気になることもありそうです。
脂性肌・インナードライといった、皮脂が過剰に出てしまう肌タイプだと、不快に感じる方もいるかもしれませんね。
ディセンシアつつむフェイスクリームR1は、フェイスクリームと同様に、大きめの真珠ひと粒大が1回の使用量の目安です。
フェイスクリームと同じようにジェルのようなクリームですが、フェイスクリームよりもほんの固めのこっくりとしたテクスチャー。
顔全体に伸ばしたときに、フェイスクリームよりも重たさを感じ、より厚い皮膜で肌を守られるような感覚がありました。
伸びはフェイスクリームの方がよいですが、フェイスクリームR1はより密着感が強くお肌をしっかりと守ってくれている印象があります。
フェイスクリーム同様に皮膜感があるので、脂性肌・インナードライの肌タイプの場合、不快感を感じる人もいるかもしれないので、ぜひトライアルセットで一度試してみてください。
フェイスクリームにくらべて重さや皮膜の厚さを感じるので、朝のスキンケアにはやや軽めのフェイスクリーム、夜のスキンケアにはこっくり濃厚なフェイスクリームR1といった風に分けて使用するのもおすすめです。
ディセンシアのアヤナスクリームコンセントレートは、やわらかめのクリームです。
摩擦を起こさずなめらかに顔全体に伸び、ふっくらとしたお肌に仕上げてくれます。
やや皮膜感がありますが、年齢を重ねることで減少しがちな皮脂を補ってくれているような感覚です。
ローションと同様に年齢に応じたお手入れを目的としているので、年齢によって肌が変化したと感じる人におすすめです。
年齢を重ねることで減少する傾向にある皮脂を補ってくれるクリームで、油分がやや多めに感じられるので、皮脂が多く出るタイプの人よりも、皮脂が出にくいタイプの乾燥肌さんに使ってもらいたいですね。
つつむのフェイスクリームよりも皮膜感が弱いので、つつむのフェイスクリームが厚ぼったく感じる乾燥肌の人で、年齢肌のお手入れを始めたい場合もぜひ試してみてください。
まだ年齢肌ケアには興味がなく、乾燥に特化した高保湿スキンケアを探している方・皮脂が多く出てしまうインナードライの方は、アヤナスよりも「つつむ」の方が向いているかもしれませんね。
ディセンシアつつむの日焼け止め・デイモイスチャーヴェールは1回あたり真珠粒ひとつ分を取り、スキンケアのあと、顔全体に均一になじませて使用します。
やわらかめのクリームで、少量でもよくのび、美容クリームを塗ったあとのようにお肌がしっとりするので「さすが高保湿スキンケアの日焼け止め!」と感じました。
しっとりとする分、油分が多めに感じるので、メイクの前に一度ティッシュオフして押さえるのがおすすめです。
やや黄味がかかった乳白色なので、肌色とのなじみがよく、白浮きしないのが魅力的ですね。
SPF16・PA++なので、1年通して通勤やちょっとした買い物などの日常時に使うのがおすすめです。
肌荒れ気味の日に使用して8時間ほど外出していましたが、赤みが出たり乾燥を感じたりすることはありませんでした。
敏感肌向けで紫外線吸収剤不使用なので、日焼け止めでお肌が乾燥しやすい人や、赤みが出てしまう人にもおすすめですね。
クリーム同様にヴェイタサイクルヴェール®が採用されているので、日焼けを防止してくれるほか、お肌を外的刺激から守り、水分の蒸散をふせいで乾燥しにくい状態に導いてくれます。
価格 | 使用期間 |
---|---|
初回980円(税込) | 10日間 |
ディセンシアの敏感肌用高保湿スキンケアつつむは、仕事が忙しくて肌荒れ気味のときにもとくに肌状態が悪化するなどは感じずに使うことができました。
化粧水はジェルのようなとろみがあるのに、すーっとなじみ、べたつかずにさらっと仕上がるので脂性肌さんにもぴったり。
クリームは人によっては重さや皮膜感を強く感じることがありますが、高い保湿感があるので乾燥肌さんにはとてもおすすめです。