美容オイルはスキンケア用品として注目度が高いアイテム。美容オイルの効果や使用方法、自分の肌にあった美容オイルの選び方を知っておきましょう。また、おさえておきたい人気の美容オイルを5つご紹介します。
美容オイルとは主に動植物から抽出された天然オイルのことを指し、含有成分の美容効果の高さからスキンケアアイテムとして活用されています。
一種類だけでなくいくつかの天然オイルを組み合わせてできている美容オイルもあるので、配合成分によって効果は異なりますが、美容オイルの効果は大きく分けて3つあります。
美容オイルは肌表面に膜を張り、乾燥などの外部の刺激から守る保護膜になります。また、美容オイルは肌がもつ水分や化粧水の蒸散を防ぐ蓋のような役割も果たします。
加齢とともに皮脂分泌やセラミドなどの保湿成分が減り、肌の水分やバリア機能が低下してしまうため、美容オイルで皮脂と水分のバランスを整えることがおすすめです。
美容オイルをブースター(浸透美容液)として利用することで、硬くなった肌をやわらかくし、化粧水や美容液が肌の角質層まで浸透しやすくなります。
美容オイルは水分を弾く油分なので、ブースターにする場合は水分と馴染みが良いスクワランオイル・アルガンオイル・ホホバオイルが適しています。
ビタミンA・C・Eやポリフェノールを含む美容オイルを使用することで、肌を整えることができます。
美容オイルは肌に水分を閉じ込めて乾燥を防ぐだけでなく、肌をやわらかくする効果があるので、美容家に愛用されているのです。
こちらでは、美容オイルの選び方について解説していきます。
乾燥肌の方は皮脂が少なく水分が蒸発しやすい状態なので、美容オイルで足りない油分を補い、肌を整える必要があります。
特にアルガンオイル、オリーブオイル、マカダミアナッツオイル、馬油はヒトの皮脂と近い構造のため、肌にとても馴染みやすいオイルです。
敏感肌の方には、敏感肌でも使いやすいベビーオイル、ワセリン、スクワランがおすすめです。
ベビーオイルとワセリンは、鉱物油、スクワランはオリーブなどの植物や、サメの肝油からできています。
ひとえに美容オイルといっても含有成分によって特性が違ってくるため、代表的な美容オイルの効果をまとめました。
アルガン | ココナッツ | スクワラン | 馬油 | ホホバ | マルラ | オリーブ | |
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被膜力 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ |
浸透力(※角質層まで) | ◎ | ◯ | ◎ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ |
また、ココナッツオイルやオリーブオイルなどは香りが強いこともあるので、好みの香りかどうかチェックしておくとスキンケアの際にリラックス効果が期待できます。
人気の美容オイルを5つ厳選し、価格や特徴、配合成分の効果について詳しく解説していきます。
容量 | 価格 |
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15ml | 1,540円(税込) |
ハーバーのスクワランは徹底的に不純物を取り除いた、純度99.9%のスクワランオイルだけでできています。いつものスキンケアにスクワランを1滴補うだけで、乾燥や紫外線などから肌を守り、もちもちした肌へ導きます。
オイルなのに肌なじみがよくべたつかないことがハーバースクワランの特徴で、肌の皮脂バランスを整えることで肌を健やかに保ちます。
容量 | 価格 |
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オイル・化粧水セット (オイル2ヶ月分・化粧水10日分) |
初回限定1,980円(税込) |
ゆずの恵み美容オイルは、国産ゆず種子オイルやアルガンオイルなど天然由来成分93%のオイル美容液です。オイルと美容液の2層を混ぜ合わせて使うことで、洗顔後の肌をやわらかくほぐし化粧水の角質層への浸透力をアップしてくれます。
顔だけでなく髪や身体にも使える上、ゆずの香りでリラックスしながらスキンケアできるのも魅力のひとつです。
容量 | 価格 |
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50ml | 4,070円(税込) |
ビオオイルのアルガンオイルは、エコサートとコスメビオからオーガニック認証を受けている美容オイルで、敏感肌でも使いやすいです。貯水力に富んだアルガンツリーから採取されたアルガンオイルをブースターとして利用すると、肌に水分を抱え込めるのでうるおいのある肌になります。
また、アルガンオイルには肌を整える効果のあるオレイン酸なども含まれているため、肌にハリがほしい人におすすめの美容オイルです。
容量 | 価格 |
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18ml | 4,048円(税込) |
ヴァーチェのマルラオイルは防腐剤など一切不使用の100%植物由来の美容オイル。神の木とも呼ばれるマルラの木の実から抽出されたマルラオイルは、必須脂肪酸のαリノレン酸やオメガ6・9、肌を整える効果のあるビタミンC・Eを含んでいるのが魅力です。
ヴァーチェのマルラオイルは、目元や口元などの肌のハリ不足が気になる人におすすめです。
容量 | 価格 |
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55ml | 4,788円(税込) |
エコサートとコスモスという有機認証機関からオーガニック認定を受けた、純度100%のホホバオイル。加熱処理された透明なホホバオイルと違い、ゴールドに輝くナチュラルオーケストラのホホバオイルは、ビタミンA・D・Eやミネラル、アミノ酸などの成分が豊富に含まれています。
そのため、ナチュラルオーケストラのホホバオイルは肌に潤いを与え、肌を整えることができます。
容量 | 価格 |
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30ml | 13,530円(税込) |
イモーテル ディヴァインインテンシヴオイルは、摘んでも枯れないと言われている永久花イモーテルと、300年以上の寿命を持つとされるマートルを最適な比率で配合することでハリと弾力のある肌へ導きます。
さらに、人の皮脂に近いといわれている7種の植物のアクティベイトオイルが肌を整えるのと同時に、その後のスキンケアのなじみを良くするため、乾燥肌の方におすすめです。
美容オイルは肌に必要な油分を与えるだけでなく、クレンジングやボディケアにも使うことができるため、ここでは美容オイルの使い方を5つ紹介していきます。
お手入れごとに美容オイルを使うことで、柔らかくうるおいのある肌になります。
水分と油分のバランスが悪くならないように、美容オイルを塗る前に化粧水でたっぷりと水分を補いましょう。
後から肌に塗布する、化粧水や美容液のなじみを良くしてくれる美容オイルのことをブースターオイルと呼びます。水分を弾く美容オイルをブースターオイルとして使ってしまうと逆効果になるため、水分を引き寄せ導く性質をもつオイルを使うことがポイントです。
ブースターオイルとして美容オイルを使う場合は、洗顔後に1滴美容オイルを肌になじませるだけでOKです。
クレンジングの前に、美容オイルを使用することもおすすめです。
美容オイルをたっぷり肌になじませてからクレンジングを行うことで、肌をこする時間や界面活性剤を肌の上にのせておく時間が短縮されます。
爪や指先も乾燥するので、美容オイルで保湿することと爪の縦じわやささくれのない美しい指先を保てます。
ドライヤーやヘアアイロンの熱は髪の毛を痛めてしまうため、お風呂上がりやヘアセット前に美容オイルを1~2滴髪の毛になじませるのがおすすめです。
美容オイルの成分によって得られる効果が違うため、美容オイル選びが自分の理想の肌に近づけるかどうかを左右します。肌の保湿・ブースター美容液・ボディケアなど使う目的を明確にすると、必要な含有成分や肌なじみなどの特性が見えてきます。
それでもどれがいいか分からないという人は、顔やカラダの保湿にも、ブースターオイルとしても活用できるスクワランオイルやホホバオイルを試してみてください。