私の肌はやや乾燥肌寄りの普通肌。化粧品を使っていて大きな肌トラブルを経験したこともなく、添加物に対してこだわりはとくにありません。
そんな私が今回体験してみたのは、ファンケルのエンリッチがメインになったハリつや肌実感1ヵ月キット!
ファンケルと言えば、防腐剤、香料、合成色素、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤が無添加という点が売りのメーカーで、敏感肌さんに人気のイメージ。
ファンケルのアイテムは、私の肌にどのような結果をもたらすのでしょうか?
まずはファンケルエンリッチのお試しセットであるハリつや肌1ヵ月実感キットの詳細について説明します。
このキット、メインはエンリッチ化粧液とエンリッチ乳液のふたつ。
どちらも肌のハリと弾力に必要なものを追求してつくられたアイテムで、エンリッチ化粧液でコラーゲンをはじめとした厳選美容液を肌に与え、エンリッチ乳液で閉じ込めるというもの。
肌のハリに欠かせないV型コラーゲンにアプローチすることで、キュッとした印象の肌に導いてくれます。
ちなみに、どちらもさっぱりタイプとしっとりタイプがあり、今回私が選んだのはしっとりタイプです!
ファンケルのハリつや肌1ヵ月実感キットのすごいところは、メインの2アイテム以外のおまけがとても多いこと!
上記がついていて、ファンケルでも人気の高いベーシックなスキンケアをラインで体験できちゃうのです。
これで初回限定1,500円なので、ファンケルって気になってるけど、実際どんなものなんだろう?と気になっている人にピッタリです!
※現在のセット内容とは異なります
続いて、実際の使用感や使用方法などについてレポートしていきます。
まずはメインのエンリッチ2アイテムについて。
先にお伝えしたいのは、ファンケルの化粧品に採用されている容器がちょっと特殊だということ。
繰り返しになりますが、ファンケルは防腐剤、香料、合成色素、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤が無添加の化粧品。
防腐剤を使用していないということは、万が一細菌類が混入したとしてもそれを静菌することがほぼできないということになります。
そのため容器は、
となっています。
開栓方法も普通の化粧品とは異なり、慣れていないと戸惑う可能性もあります。
説明書にちゃんと記載はありますが、私自身少しだけ戸惑いました。
上の画像は化粧液の容器の開け方ですね。
実際の容器はこんな感じです。
こちらが化粧液。
こちらが乳液です。
正直、ものすごく使いにくいです。乳液はポンプタイプなので問題ないのですが、厄介なのは化粧液。
逆さにして振ってもなかなか出てこないし、容器自体がけっこう固めなので強く握ってもスムーズには出てこない……。
目安量(100円玉1枚分)を出すのにもなかなか苦労します。
毎日使っていたらハリ肌を実感する前に握力が強くなるのを実感できそう、というのが私の感想です。
実際に化粧液を手に出してみました。
しっとりタイプというだけに、ちょっと白濁したとろみのあるテクスチャーです。
けど、なじませてみると意外と重さやべたつきはありません。
肌にするっとなじんで、水分がたっぷり補給されてるのを感じます。
軽くなじませた状態です。肌がみずみずしい状態なのが伝わるでしょうか?
丁寧になじませていくと水分も落ち着いてきて、肌はしっとり仕上がります。
つづいて乳液。使用量の目安は2プッシュです。
こちらは化粧液とちがい、肌になじませていくとしっかり重さを感じます。
なじませた後しばらくたっても、なんとなくべたつき感が残っている感覚。
個人的な感想としては、普通肌の人なら1プッシュでも十分かもしれないと思いました。
化粧液と乳液を使用して30分後、何気なく肌をタッチしてみました。
すると、まだべたつきを感じるけど、同時に肌がすごくもっちりしている!
ただ、保湿感としては、しっとりというよりじっとりに近いですね。
乳液の油分はしっかり膜を張っているように感じ、私にはそれが苦しく感じました。
でも、肌はもちもちです!
ちょっと気になる膜感とこのもちもち感、天秤にかけるのはちょっと難しいですね。
Re:cosme編集部からのおすすめ情報!
ファンケルエンリッチにはしっとりタイプとさっぱりタイプがあり、肌質によって好きな方を選ぶことができます。
公式サイトには、しっとりタイプは乾燥が気になる方におすすめで、さっぱりタイプは皮脂によるべたつきが気になる方におすすめ、と書いてあります。
口コミを全体的に見ると、しっとりタイプの方が人気のようですが、さっぱりタイプも脂性肌の方を中心に人気を集めています。
また、季節によってしっとりとさっぱりを使い分けている方も多いようです。
さっぱりタイプは、べたつかないのにきちんと潤う、との意見が多く見受けられました。
ハリつや肌1ヵ月実感キットに豊富についていたおまけもあわせて使用し、ファンケル化粧品のライン使いも実体験してみました!
マイルドクレンジングオイルは、少しだけ白っぽい、とろみのあるオイルです。
サラサラしたタイプのオイルではないので、手のひらに出してみても無駄に広がらず、とっても使いやすい!
今回はためしに腕のメイクを落としてみますが、腕の上にポトンと落としても流れないくらいのとろみ感です。
十分なじませてから、水ですすぎます。
サラッと乳化して、すすぎもとてもスムーズです。
手早くメイクを落とすことができるでしょう!
時間をかけることなく、さっぱり落とすことが出来ました!
続いてはパウダー洗顔料。ハリつや肌1ヵ月実感キットに同封されていたパンフレットによると、とにかく濃密な泡立ちが特徴なんだとか。
泡は濃密であれば濃密であるほど肌との接着面積が広がり、洗顔効率がアップします。
毛穴汚れを一掃するためにも、泡立ちは洗顔選びにおいて欠かせないポイントですね。
さっそく開封。1回分の量はこれくらいです。
けっこう多めの量ですね。
パウダーだけあって、気を付けないとこぼしたり飛ばしたりしてしまうので、扱いには要注意です。
さっそく泡立ててみます。
今回はわかりやすいように、ボールで泡立てていきます。
使用する洗顔ネットも、ハリつや肌1ヵ月実感キットに入っていたものです!(ちなみにこの洗顔ネット、輪っかの部分がシリコンになっていて、指にひっかけると脱げにくくて泡立てやすいです)
適度に水を加えていきながら泡立てていくと、みるみるもちもちの泡が!
手に取ってみると……。
ピンと角が立って、かなり濃密な生クリームのような泡の完成です。
この泡を使って洗顔したところ、かなりサッパリ!
けど、つっぱり感や乾燥感は一切なく、かなり優秀な洗顔料だと思いました。
最後に使用するのは、ハリつや美容液と称されたモイスト&リフトエッセンス。
保湿成分としてコラーゲンとヒアルロン酸を贅沢に配合した高保湿美容液です。
手に出してみると、やや黄味のあるコックリとしたテクスチャー。
顔になじませていくと正直、とても重い。
普通肌の私の場合、スペシャルケアとしてたまに使うくらいがベターだなと感じました。
季節によっては使用頻度を変えたり、乳液と置き換えるなどして使用方法に幅を持たせてもいいかもしれません。
また、極度の乾燥とハリのなさに悩んでいる人にとっては、救世主のような存在になるでしょう!
最後に、気になった部分やとくに取り上げたい部分をメリット・デメリットとして挙げさせていただきます。
私がハリつや肌1ヵ月実感キットを使ってみて一番驚いたのは、臭いのなさでした。
最近、肌にストレスをかけないことが重視され、無香料の化粧品がとても増えています。
けど、無香料をうたっている化粧品でも、原料臭は大なり小なりどうしても出てしまうもの。
なのに、ファンケルは今回使用したどのアイテムも、本当に無臭でした!
これがファンケルの無添加か!と驚くばかりです。
敏感肌で添加物にこだわりのある人はもちろん、臭いに敏感な人にもファンケルはおすすめだと感じました。
「ハリつや肌1ヵ月実感キット」を一通り使用した翌日の夜、なんとニキビができてしまいました。
私は生理前になると顎周りにニキビができやすいのですが、今回は普段なかなか見られない鼻とおでこのニキビ。
Tゾーンのニキビは思春期であれば皮脂の過剰分泌が原因ですが、平成を丸ごとかけぬけた私の場合、Tゾーンのニキビは乾燥か油分の過剰供給。
今回の場合は後者があてはまり、やはりハリつや肌1ヵ月実感キットは私には重すぎたのだと思います(とくに乳液と美容液)。
使用感のレビューでも述べましたが、とにかく化粧液を容器から出しにくいのが残念です。
防腐剤不使用だからこその特殊な容器なのですが、私はもともと添加物にアレルギーもないので、不便さをとってまで防腐剤不使用を選ぶ理由はないのではないかと感じます。
そもそも、防腐剤は化粧品の品質を保つために配合されるものです。
防腐剤に肌が敏感に反応してしまう人をのぞけば、防腐剤=必ずしも悪というわけではありません。
以上を考えると、私には防腐剤がちゃんと配合されていて、最後まで気軽にかつ品質の保たれた(さらに言うなら大容量)アイテムのほうが向いていると思いました。
価格 | 使用回数 |
---|---|
初回2,500円(税込) | 1カ月 |
ハリつや肌1ヵ月実感キットを実際に使用してみて、私のように重いと感じるか、あるいはちょうど良い保湿感かは人それぞれ。
私の肌には合いませんでしたが、乾燥肌や敏感肌の人は第一候補にしても問題ないと思います。
また、私自身、今後肌がどう変化かするかわかりません。
高保湿なアイテムに切り替えるときは、ファンケルも候補に入れたいと思います。