口コミで、「手放せない!」という熱心なご愛用者がいる一方で、「変化を感じない」「かゆい」など、評価の低い口コミも存在する、ちょっと謎な商品、リペアジェル。
なぜ口コミが分かれるのか?ゆらぎ肌真っ最中の私が使った毎日の肌状態は?メイクとの相性は?
今回はトライアルキットに入っている2点を使って、14日間検証しました。
年齢肌向け商品には、欠かすことができない成分「コラーゲン」ですが、リペアジェルには、コラーゲンなどは配合されていません。
その代わりに目を引くのが、独自開発の成分「ビタミンC生命体」と「コメ発酵生命体」。
響きだけですと、「生命体」とは、なんだか理論のない怪しげな成分?!・・・と思いがちですが、実は、この成分による研究成果は、「先端美容と健康美容」という医学誌に掲載されています。
この医学誌は、化粧品業界の研究開発では目にすることの多い医学誌で、さまざまな化粧品会社での独自成分開発の発表の場となっています。
独自成分をPRしているコスメは、世の中にたくさんありますが、今の時代は、エビデンスの提示が企業姿勢のあり方のひとつともなっています。
企業のHPをみると、研究成果として掲載があったりしますので、気になったときは、そのようなページがあるかをチェックするのも、コスメの信頼度を知る指標のひとつなので、覚えておくといいですね。
その点、リペアジェルは、しっかり検証結果の提示もありました。
リペアジェルは、約60日分で16,500円(税込)!オールインワンとはいえ、決して安い金額ではありません。高価格帯のポイントとしては以下が挙げられます。
リペアジェルには、「コメ発酵生命体」が配合されています。
お米には、アミノ酸・ビタミン・ミネラル・カルシウム・亜鉛など、健康にはもちろん美容にも大切な栄養素が含まれていて、特にアミノ酸は、コラーゲンはもちろん、肌の主原料となる成分です。
リソウコーポレーションは、もともと健康食品の原料メーカーで、天然成分の研究開発技術を化粧品に応用して製品化しています。
そのため原料となるお米も、自社の田んぼで無農薬にて栽培するというこだわりです。
「国内生産」「無農薬」となれば、価格帯にも納得です。
リペアジェルには、「ビタミンC生命体」が配合されています。
ビタミンCは、肌を整える成分ですが、純粋ビタミンCのままでは劣化がしやすい状態なので、一般的な化粧品には、化学処理を加えた「ビタミンC誘導体」として配合されていることが多いもの。
それに対し、「ビタミンC生命体」は、グリセリンへの溶解をはじめとした特殊な製法により、ビタミンCに化学的な加工を加えることなく、長期安定を可能にしたビタミンC。
ビタミンC誘導体に比べて高い浸透率(※角質層まで)を実現しているとなれば、やはり、高価格帯もうなずけます。
なお、敏感肌の方でも使いやすいよう、天然由来成分だけで防腐を保っています。
リソウコーポレーション公式サイトにて、リペアジェルトライアルキットを購入しました。
私の購入した時期は、【30分間限定タイムセール】というサイトがあり、通常2点セットのところが、3点セットになっていました。
※現在のセット内容とは異なります
購入後、6日で到着しました。
洗顔後、お手入れのいちばん初めに使います。オールインワンなので、これ1本で通常はOKです。
使用量は、1回に1~2プッシュです。
まず、年齢肌の気になるポイントを念入りに、その後指の腹を使って優しく全体に伸ばし、最後に手のひらで軽くおさえて完了です。
↑1プッシュでこの量です。
出したときは、もったりとしたジェルに感じますが、のばすと少し軽くなりました。
↑10秒程度のばした状態。まだだいぶ弾いている感触です。
しばらくなじませていくと、急になじむ瞬間がやってきます!
↑1分程度なじませた状態です。
アルコール等の揮発成分は入っていないので、出した分量がしっかり入っている印象でした。
リペアジェルは、粘度が高いので、重い使用感が苦手な方は、化粧水・水を加えても使えます。
今回は、トライアルキットに入っていた「リペアウォーター」を使ってみました。
このリペアウォーターは、全成分表示は「水」!
水をプラズマ加工することにより、ミネラルを安定させた水で、敏感肌やボディローションとしても使えます。
1プッシュでこの程度の分量が出ます。
↑細かく広がるというよりは、局所的にプシュッと出ます。手に取って、リペアジェルと混ぜることを想定して作られている印象です。
まずは、リペアジェルだけで使ってみたところ、天候不順で、ゆらぎ肌、乾燥肌にややシフトしている私の肌には、なじませるのにやや摩擦が気になる使用感でした。
そこで、リペアウォーターと混ぜる使い方に切り替え、使っていきました。
↑まずリペアジェルを1プッシュ。
↑そして、リペアウォーターを1プッシュ。
↑ひろげないように気をつけながら、指の腹で優しく混ぜます。
↑肌になじみやすく、このような化粧水状になります。
私は、上記を半顔ずつで、計2プッシュ分毎回使用しました。
リペアウォーターの分量は、リペアジェルと同量程度で、という説明があり、リペアジェル1プッシュに、リペアウォーター1~2プッシュ、と書いてあります。
実際に行ってみると、リペアウォーターを2プッシュにすると、水分量が多くなり、今度はなじみが遅く、返って摩擦が起こりやすくなりました。
よって、リペアウォーターは1プッシュがおすすめです。
乾燥しやすい水かきで、1回の変化を比較してみました。
↑左手の水かきだけ、半プッシュなじませてみました。
↑左手のほうが、肌が少しふっくらしています。
↑パウダーファンデーションを両方につけてみました。右手に比べ、左手のほうが、粉っぽさがなくキレイに仕上がりました。
実際にメイクをして一日を過ごすと、化粧水でのパッティングがないためか、オイリードライ肌では、小鼻のあたりが少しテカりがでました。
ノーマル肌であれば、テカりもなく快適な肌状態になると思われます。
また、リペアジェルだけだと、ファンデーションが厚ぼったくつき、ヨレやすいので、リペアウォーターと混ぜて使う方がおすすめです。その方が、小鼻のテカり崩れを防ぐことができました。
どうしても気になる場合は、2~3分後、ティッシュで押さえるか、洗い流してからメイクしてもOKです。
リペアジェルの口コミをチェックしてみました。
というように、口コミの意見は、良いものと悪いもの真っ二つに分かれているというリペアジェル。
良い結果については、前述の通りなのですが、気になるのは悪い口コミ。
今回は、悪い口コミをポイントに分けて検証しました。
今回、14日間使用しましたが、天候不順でゆらぎ肌まっただ中の私は、
と、正直、とにかくばらばらな使用感の毎日でした。
グリセリンが高濃度なのは、前述した「ビタミンC生命体」の製法で不可欠なので、納得ではあるのですが、グリセリンで以前トラブルがあった方は注意してください。
リソウコーポレーションに問い合わせしてみたところ、グリセリンだから、という限定的なことではないが、その日の肌状態・気候によっても感じ方は変わる、肌に合わないということがなければ、使用には問題ない、との回答でした。
オールインワンでのケアによる乾燥は、夜~翌朝までの肌でも、オイリードライ肌の私では、感じることはありませんでした!翌朝の触り心地としては、なめらかな肌になった印象でした。
オイリードライ肌で「ちょうどいい」状態だったので、ドライ肌の場合は、乾燥が気になるかもしれません。
同封のパンフレットにも掲載されていますが、鉄のような匂いを感じます。(実際には鉄は入っていません)
これは、化粧品にはとてもよくあることで、成分ひとつひとつでは気にならなくても、混ぜ合わせることにより、特有の匂いが出てくる場合があります。
リペアジェルは、肌への優しさを考えて、香料は加えていません。
あまり気にならないという口コミもありましたが、私は香りに敏感な方なので、日中も気になりました。
リペアジェルを使用した感想をメリットとデメリットにしてみました。
オールインワンでも、しっかり乾燥を防いでくれるので、忙しい方で、肌に潤いを与えるエイジングケア(※)をしたい方におすすめのアイテムです。
補足として、タイムセール限定プレゼント品のリペアUVクリームは、とてもサラッとしていて、使い心地もよかったです。
敏感肌の方でも使いやすいとパンフレットには記載されていますが、個人差があるため、しっかりパッチテストなどしてから、少量ずつ試してみるとよいでしょう。
全体としては、こだわりの独自成分が配合されており、続けて使うと肌を整えてくれる、将来が楽しみなアイテムだと感じました。