乾燥が悩み、メイクはしっかり落としたいけれどつっぱるのはいやという方にぜひ試してもらいたいのが、今回ご紹介する『ちふれウォッシャブルコールドクリーム』。
初めて使用したときは、まるでゆで卵のようなしっとりつるんとした洗い上がりに驚きを隠しきれませんでした。なるほど口コミ評価が高いだけのことはあるなと深く納得。
乾燥が悩みで敏感肌の私が、2週間使ってみて、メイクの落ち具合や使用方法で気づいたこと、継続使用による肌の変化についてレビューします。
さくらんぼ大が1回の使用量の目安。手や顔は水に濡れていない状態で使用します。
ちなみに直接ジャーからクリームを取るので、手は必ず事前に洗い清潔な状態にしておきましょう。
もしくはスパチュラを用意しましょう。安定した品質で使用するのに必要な量の防腐剤が配合されてはいますが、少しでも清潔な状態をキープしたいですよね。
クリームを顔全体に広げて、下から上へ、中心から外側に向かってクルクルと円を描きながらなじませていきます。
30秒ほどメイク汚れとなじませていくと次第に指通りが変化してきて、2~3分すると白いクリームが透明のオイル状になってきます。それがメイク汚れとのなじみが完了した合図、洗い流すタイミングです。
ぬるま湯を使い、メイク汚れと乳化させながら30回は洗い流します。
小鼻や目頭のくぼみ、鼻下や口下など残りやすいのでその箇所は入念に洗い流します。強い力でこすり過ぎるのは肌へのダメージになるので十分注意しましょう。
クリームを洗い流した後には洗顔をします。これでメイクオフ完了です。
使用していて少し気になったのが、クリームのテクスチャーの変化です。
ジャーから指に取り、肌にのせるときにはすっと伸びる軽やかな感覚がありますが、メイクとなじませていくとしだいにこっくりとしてきて肌に吸着しているような重みを感じます。
この時にさらにクリームをのばそうとすると、クリームの重みで指先に力が入ってしまいがち。
皮膚が薄く赤みが出やすい私は、肌に負担をかけないようにクリームに重みを感じたらそこでクリームをなじませるのを一時中断し、あとは体温でクリームがだんだんとオイル状に変化するまで待つようにしていました。
白いクリームが透明のオイル状に変化するとスルスルとした指通りになるのでそこで顔全体に指を優しく滑らせてから洗い流します。
乾燥が悩みの私は、クリームを落とした後の洗顔には洗浄力のマイルドなアミノ酸系の洗顔料を使用しました。はじめはせっけんで洗顔していましたが、すっきりと洗え過ぎている感覚がありましたので、洗顔料を変えました。
油分の多い製品なので肌に残る余分なクリームや汚れを落とすのに洗顔は必要ですが、洗いすぎにならないよう適度な洗浄力の洗顔料を選びたいですね。
初めて使用したときの洗い上がりの感想は、なにこれすごい…。の一言に尽きました。
メイクはしっかり落ちているのにつっぱり感はなく、むしろ手に吸い付いてくるようにもちっとしていて、毛穴が気にならないつるんとしたゆで卵のような肌になっていました。
毛穴の汚れもしっかりと落とせていることがわかります。しかも、クルクルとクリームをなじませていったからか顔の血色がよく、つややかな肌になっているのです。
私の肌ってこんなに綺麗だったっけ?と錯覚するほど感動しました。715円(税込)という価格でこの満足度。素晴らしいです。
なお、こちらのクリームは無香料・無着色・ノンアルコールで、配合成分が気になる私でも違和感なく使用を続けることができました。
ちふれの製品には全配合成分だけでなく、配合量(割合)も記載されているので、自分の肌と相性のいいものがわかってうれしいですよね。
リキッドファンデーション、お湯落ちマスカラ、お湯落ちアイライナー、口紅の4点で気になるメイクの落ち具合をみていきましょう。
クリームをなじませていった様子がこちら
✔リキッドファンデーション(プリマヴィスタ くずれにくいうるおい質感メルティリキッドファンデーション)
すっきり落ちました。目尻や小鼻のわきには残りやすいので意識してクリームを優しくなじませるようにしていました。
✔&be マスカラ、MiMCミネラルリキッドアイライナー(2点ともお湯落ちアイテム)
お湯落ちアイテムはクリームをのせると逆に落としにくくなってしまうと感じました。デリケートな目元はできる限り摩擦を避けたいので、クリームをのせず洗い流しの際に落とす方がいいかと思います。ウォータープルーフタイプのアイテムを使用している方は専用のリムーバーを使って落としてからクリームを使用することをおすすめします。
✔ちふれ 口紅
落ちるには落ちますが、しわの部分に少し残ってしまうことも。唇もデリケートですので専用リムーバーを使用したほうがいいです。
メイクをオフして顔の水分をしっかりふき取ってから使用します。
マッサージクリームとして使う場合も使用目安量はさくらんぼ大。量が少ないと肌への摩擦ダメージにつながるので目安量はきちんと守って使用しましょう。
こめかみ周辺や耳たぶ下のくぼみには老廃物が滞りがちなのでリンパ腺を流すように意識してマッサージしましょう。
クレンジングとして使用しているときにはマッサージは避けてください。
メイク汚れを落とすつもりが逆に汚れを押し込んでしまう恐れもあります。
驚きの洗い上がりを初体験してから2週間、乾燥肌の自分に合った使い方を模索した結果、週に1、2度のスペシャルケアとして使用するのがいいのではないかと思いました。
『ちふれウォッシャブルコールドクリーム』はクレンジングとしての主成分が脱脂力の強いミネラルオイル。すっきりメイクを落とすことができる反面、肌に必要な皮脂も一緒に落としてしまいます。
クリームに多く含まれる油性の保湿成分ワセリンが肌の表面を保護してくれているので洗い上がりこそつっぱったような乾燥を感じにくいですが、知らず知らずのうちに乾燥が進んでしまう可能性があります。
乾燥が気になる方は毎日の使用は避けて、ごっそりと汚れを落としたいとき、しっかり洗い上げたいときなど、スペシャルケアとして取り入れてみてください。
ゆで卵のようなつるんとしたもっちり肌への洗い上がりを体感できるのは健やかな肌状態あってこそ。自分の肌に合った使い方でアイテムのいいところを最大限享受しましょう。
今回ご紹介した、『ちふれウォッシャブルコールドクリーム』はこれ一つでクレンジングとしてもマッサージクリームとしても使用できる優れもの。
洗い上がりの良さは病みつきですが、乾燥肌の私には、そのしっかりとした洗浄力によって乾燥を招いてしまうおそれもあるなと感じました。毛穴のつまりが気になる小鼻のみの使用や、すっきりと洗い上げたいときのスペシャルケアとして使用するのがおすすめです。
メイクはしっかり落としたいけれどつっぱるのはいや、毛穴汚れをすっきり洗って肌の印象を明るくしたい、という方にぜひ手に取っていただきたいですね。