季節が寒くなってくると乾燥も一気に進みます。
寒さと乾燥で肌がこわばると、毛穴や皮溝にメイクが入り込んでいき、落とすのに力を入れてしまい、余計に肌をゴワつかせる原因にもなります。
温感クレンジングが毛穴汚れに期待できるとして、クレンジングの中で人気となっていますが、実際の洗浄力はどの程度のものなのかを検証していきます。
筆者が普段から愛用しているウォータープルーフのメイクアイテムのクレンジングの度合いと、それに対してミネラルコスメと言われている石鹸でも落ちるタイプのメイクアイテムのクレンジングの度合いを比較していきます。
今回、私はAmazonで883円(税込)で購入しました。
ラチェスカにはマイルドタイプとプレミアムタイプとを合わせて、計3種類のホットジェルクレンジングがあります。
今回はベーシックタイプのものを使用しました。
白とピンクを基調とした、女の子らしい可愛いパッケージが特徴的です。
200gと容量は多めなので、たっぷり使えます!
口コミサイトをチェックしたところ、評価の高い口コミが多くみられました!これは期待してしまいます!
ただし、同時に評価の低い口コミも多数見られました。
それぞれの口コミの内容をざっと見てみるとメイク落ちについての評価が、使用者によってかなり差が出ていますね。
実際にメイク落ちがどうなのかを使用して検証したいと思います。
チューブから出すときは少し硬くて力が入りました。出した直後は粘り気のあるジェルです。
この点は口コミの低評価コメントにも「チューブから出す時に硬すぎて出せない!」と合ったので、確かにその通りでした。
ただ、寒い季節かつ乾燥している時期にはジェルも硬くなりやすいので、一概には言えません。
手のひらに出してしばらくすると、トロッと柔らかいジェルになっていきます。
香りは、爽やかなグレープフルーツの香りです。
まず、筆者が愛用している落ちにくいメイクアイテム
●リキッドファンデーション(ウォータープルーフタイプ)
●リップスティック
●ティントリップ
●眉マスカラ(ウォータープルーフタイプ)
●アイシャドウ3色
をそれぞれ、前腕内側に塗布して10分ほど乾かします。
規定通りに30秒〜1分程度マッサージするようにくるくると馴染ませていきます。
今回は全顔で使う量のさくらんぼ大の量を出して、たっぷりと使っていきます。
1分程度、馴染ませた後です。
ここから流水で、しっかり洗い流しました。
洗い流して水分をふき取った状態がこちら
マッサージした部分は赤くなり、ティントリップは落ちませんでした。
リップスティックもうっすら残っているように見えます。
また、赤くなった部分は数分経てば赤みが引いたので、マッサージによるものでクレンジング剤は関係ありませんでした。
では次に、ミネラルコスメを使用してみます。
ミネラルコスメは成分を繋ぎ合わせるための油剤が配合されていないものを指すので、洗顔料だけで落とすことが出来るとされるメイクアイテムです。
先ほどよりも、しっかりとメイクが落ちる可能性が高いです!
●リキッドファンデーション(ミネラルコスメと普通コスメのハイブリッドタイプ)
●コンシーラー
●リップ
●シェーディング
●アイシャドウ2色
を、上腕内側に塗布して乾かします。
最初と同様にしてクレンジングしていきます。
最初と同様に、1分程度マッサージしながら馴染ませました。
流水でしっかり洗い流しました。
リキッドファンデーション以外は、ある程度綺麗に落ちているのがわかります。
写真ではわかりませんが、よく見るとリップの跡がほんのり残っていて、アイシャドウのラメも多少残りました。
洗い上がりの肌はしっとりスベスベで心地よい洗い上がりだったので、ナチュラルな薄づきメイクであればW洗顔をしなくても十分です。
香りがとてもいいので、使っている最中にすごく癒されます。
口コミ高評価にもあった、香りがいい点が共感できました!
ジェルを肌にのせてそのまま馴染ませていくと、肌への密着力が高く、皮膚が少し引っ張られる感覚がありました。
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他社のホットクレンジングで手のひらで練ってから顔に塗布するという方法があるので、摩擦に敏感な方はこの方法を用いることがオススメです。
温感の面では、他社の温感クレンジングに比べると物足りなさを感じました。
しかし、乾燥した場所で使うと温感が薄れるので、使用する季節・場所にもよるのかもしれません。
主成分のグリセリンは水と反応して温感が増すのですが、手も顔も乾いた状態での使用を勧められているので、適した使用シーンが難しいなと感じました。
難しく考えずに、【手も顔も乾いた状態でお風呂で使う】という結論に至りました。
メリットとデメリットの比較をしてみると、デメリットの方が気になる部分が多かったです。
口コミ低評価のコメントの大部分が「メイクが落ちない・ジェルが硬い・クレンジングじゃない」であり、今回実感したデメリットとも一致するので、「すっきりとしたメイク落ち」を求めるアイテムではない、結論に至りました。
1回の使用では【毛穴洗浄】という感覚は分かりませんでしたが、ジェルの密着力が強かったので、継続的な使用で効果が期待できそうですね!
配合されているリンゴ酸にはピーリング作用がありますが、成分表示の記載順から少量の配合であることが分かりました。
防腐剤・鉱物油・アルコール・シリコーンがフリーなので、これらを避けたいという方にもオススメです。
ラチェスカのホットジェルクレンジングを試してみて、私の場合はウォータープルーフタイプのメイクでも、ミネラルコスメでのメイクでも、メイク落ちでは満足できませんでした。
クレンジングは顔のパーツごとに使い分けたり、その日のメイクの濃さやメイクアイテムに応じて形状や種類を使い分けていくことが大事なので、オフしやすいミネラルコスメを使った休日メイクの時に、肌をいたわるアイテムとしてなら活用できるかも。
顔全体のメイクを落とすクレンジングとしての使い方はいまいちだったので、部分的なメイクを落とすのに使用してみたいと思います。