日本でもおなじみとなった、韓国発フェイスパックのメディヒール。価格が日本より安いことから、美容大国である韓国土産の鉄板アイテムとなっています。
私もその経験者の一人ですが、人気だからという理由でなんとなくN.M.Fマスクばかりを購入していました。
ラインナップが豊富で、公式HPにも目指す肌別にカテゴライズはされているものの…自分に合うものを見つけるのは一苦労。
そこで今回は、14種類1つ1つの使用感や仕上がりの肌の様子を普通肌目線でレポートします。
メディヒールのパックは目指す肌別に多くの種類がありますが、実はパック自体の素材も様々。
実はパッケージを見ると、どの素材のパックが入っているのかがイラストで明記されています。
植物繊維の主成分であるセルロース素材で、伸縮性のあるパックです。
メディヒールでもベーシックなタイプのシートで、一番今回試した14種類中9種類はこちらのタイプでした。
使い方は、洗顔後に化粧水で肌を整えた後10~20分のせておきます。
よく見てみるとMEDIHEALのロゴが刻まれています。
乾いてくるとロゴが浮き上がり、はがす目安を知らせてくれるという便利な機能つき。
肌が透ける薄さですが、破れてしまいそうなほどの薄さではなく、ふんわりかつしっかりとした作りです。
切込みなど細部まできちんと設計されているため、パックで覆うことのできる面積が広いのも嬉しいです。
美容液がひたひたに含まれているので、素肌にぴたっと吸い付くような高密着が魅力なシートです。
この真っ黒なパックは備長炭でできており、少し伸縮性もあります。
今回試した14種類中2種類がこちらのタイプ。
セルロースのパックと同様に、洗顔後、化粧水で整えてからシートをつけて10~20分使用します。
切込みは顎部分に2か所あり、薄くて肌への密着感も高いシートタイプです。
遠赤外線を放出し、成分の浸透を促進しつつ保温もこなしてくれます。
美容液をひたひたと含んでいる点と使用感は、ほぼセルロースのパックと同様ですが、保温効果があるため、使用後のしっとり感がやや強く感じます。
新環境素材にバイオテクノロジーとナノテクノロジーを駆使したというパックです。少しだけ伸縮性があります。
今回試した14種類中2種類がこちらのタイプ。
洗顔後に化粧水で肌を整えた後、シートを顔に乗せて10~20分使用します。
先に説明した2つのタイプより、若干厚手のシートで、サイズはひとまわり小さいです。
切込みが頬部分に左右1か所ずつあり、唇まで覆うことのできる形が特徴的です。
乳液のようなクリームタイプの美容液が使用されているパックはこちらのシートタイプが使われていて、たっぷりの美容液を液だれすることなく含ませることが可能です。
こちらは今回試した14種類の中で1種類のみ使用されていたタイプのシートで、洗浄という珍しいジャンルで使われています。
開封前に袋を揉んで、開封しシートを顔にのせます。すると段々と洗顔時のような泡がでてくるという炭酸バブルシートは顔の下半身のみを覆う形状で、こんなフェイスパックは今回初めて出会いました!
詳細はレビューで紹介しているので、そちらをご覧ください。
今回実際に使用してみたメディヒールのフェイスパックは14種類です。
早速それぞれの使用感を見ていきたいと思います。
N.M.Fアクアリング N.M.F AQUARING (AMPOULE MASK EX.)
メディヒールのパックといえばこれ!というほど人気のあるN.M.F。
こちらのフェイスパックは無香なので、香りが苦手という人も使用できます。
N.M.Fが日本で人気の理由は、とにかくシンプルに保湿ケアができるから。
軽さがあってするすると肌にのびていくジェル状の美容液は高い保湿効果があると話題です。
シートを剥がした後の肌表面には、美容液がとどまって、つるつるする不思議な感覚で、時間がたつとなじんで肌がふわっとした手触りに変化していきます。
使用して驚いたのは、肌がふんわりとする感覚が長時間続く持続力の高さでした。N.M.Fは保湿因子で、セラミドと同様に表皮の表面で肌の水分保持をしてくれるものです。保湿力の高いこちらのフェイスパックは、定期的に使いたくなるパックでした。
実はこちらを使用したのは、強めのピーリングをしたあとで、肌が極度の乾燥状態になっている時だったのですが、オイルやクリームをこれでもかと重ねるよりも、ずっと保湿力がありました。
ビタライトビーム VITA LIGHTBEAM (ESSENTIAL MASK EX.)
香りは特にありません。
透明なジェル状の美容液はパックに絡んでいるととろみを強く感じますが、手で塗り広げるとつるつるとした感触に変わっていきます。
べたつきはなく、肌表面のつるつるとした感覚はそのままに、しっとり感もプラスしてくれます。しっとり感は割とライトで、夏場や脂性肌の方でも重さを感じにくいと思います。
ビタミンC誘導体配合ですが、普通肌の私は刺激を感じることはありませんでした。
パックをはがした後はうるおいで、乾燥によって感じるくすみとはおさらば。その上、肌がとてもふっくらとして、凹凸や毛穴がいつもより気にならなくなりました。
ティーツリーケアソリューション TEATREE CARE SOLUTION (ESSENTIAL MASK EX.)
微かに香るティーツリーなどのハーブが爽やかで、気分もリフレッシュできます。
透明なジェル状の美容液はゆるめのテクスチャで、今回ご紹介するパックの中ではさっぱりとした使い心地。パックをはがした直後はしっとりしたように感じましたが、すぐに表面はさらさらに変化しました。
ここちよい香りが心身ともにすっきりさせてくれます。
さっぱりとした仕上がりのため、夏場の使用や皮脂のバランスを整えたい脂性肌の方には特にマッチしています。
乾燥肌の方は保湿という観点では物足りなさを感じるかもしれないので、乳液やクリームでしっかりと対策するのがおすすめ。
プラセンタリバイタル PLACENTA REVITAL (ESSENTIAL MASK EX.)
ハイドロライズドプラセンタエキスが配合されていますが、気になる香りはほぼありません。
透明なジェル状の美容液は、肌に伸ばすとつるつるとしたテクスチャで、肌に馴染むまでに時間がかかりました。
しばらくは肌表面に美容液が残っていましたが、次第に馴染んでくると、つるんとした見た目に変化しました。
触ると表面は少しぺたぺたとしていますが、髪の毛がくっついたりするほどではありません。
パックをはがした直後よりも、時間がある程度経ってからのほうがハリが出ました。冬場や乾燥肌の方も満足できる、むっちりとした高い保湿力も魅力です。
コラーゲンインパクトCOLLAGEN IMPACT (ESSENTIAL MASK EX.)
コラーゲンということですが、香りは特に感じずほぼ無香。
美容液は透明でジェル状。肌に伸ばすとつるつると伸びていき、被膜感とは異なる心地よさで肌を覆います。
浸透していくというよりは、肌表面をぴん!と整えていく感覚です。
パックをはがした直後は少しぺたっとしましたが、次第に肌のハリがでたのか毛穴まわりもふっくらします。
さっぱりタイプではないのですが、保湿効果は他のパックに比べて控えめ。
乾燥する季節は普通肌でもうるおいが足りないのか、乾燥によるくすみに変化はあまり見られませんでした。
乾燥が気になるときには、パックの前に保湿力の高い化粧水でしっかりケアすることで、肌にハリや弾力を与えることができます。
I.P.Iライトマックス I.P.I LIGHTMAX (AMPOULE MASK EX.)
特に香りは感じません。
するすると伸びる軽めのジェル状美容液は、肌に馴染むのが他より少し早いです。
表面もすぐにさらっと整えられ、ふんわりとした柔らかさも感じる肌に変化しました。かといって保湿力が弱いという印象はなく、乾燥でくすんでいた肌が保湿されて明るい印象になった感覚がありました。
ビタミンC誘導体配合で違和感などは感じず、今回のパックの中では保湿は中間の位置づけ。
乾燥をケアしたい!と思ったときの使用をおすすめします。
E.G.Tタイムトックス E.G.T TIMETOX (AMPLE MASK EX.)
顔にのせる瞬間に、微かに柑橘系のような香りを感じました。
肌にのせてから、しばらくは表面を覆う感覚のあるジェル状の美容液。髪の毛がくっつくほどではないけれど、ぺたぺたとする時間が長かったです。
ぺたぺた感が消失したあとに訪れるのが、ぱーん!という肌のハリ感。水分でもっちりと整えられた肌は、冬場の乾燥も凌げるくらいの保湿力。
キメも整い、特に30代以降の方や乾燥が気になる方に一押しのパックです。
P.D.F A.Cドレッシング P.D.F A.C DRESSING (AMPLE MASK EX.)
顔に乗せる瞬間に、気のせいかな?という程度に甘さと爽やかさ両方を感じる香りがしました。
乾燥などの肌ストレスをケアするエキスたちが配合されたジェル状の美容液は、馴染みが早い!
すっと肌に入っていくのでさっぱりタイプだと思いましたが、少しするとぴたっと肌の凹凸がフラットになったような不思議な感覚になりました。
内側から水分で満たされるというよりは、肌表面を健やかに整えてくれる感覚です。表面を整えることが特徴のため、保湿の実感としては、普通肌なら冬場でも問題ありません。
乾燥肌の方だと、物足りないと思われる方もいるかな?という印象。
表面がつるんと整い、化粧のりがぐんとよくなるので、朝の使用が特におすすめです。
プラチナムVライフ PLATINUM V-LIFE (ESSENTIAL MASK EX.)
配合されているザクロエキスのためか、スイカのような少しだけ甘くみずみずしい香りがしました。
透明なジェル状の美容液、粘度が低いにもかかわらず、しばらく肌表面にとどまります。
くるくると馴染ませるのに時間がかかるため、手のひらで入れ込むのが正解。入れ込むときに少しぺたっとする感覚がありますが、時間をおくとふんわりとした肌に仕上がります。
こちらはパック名にあるように、公式HPではフェイスラインへの働きかけを謳っています。
しかし、私が1度使用して感じたのは肌のふんわり感がメインでした。
今回ご紹介している14種類のパックの中で、保湿力などにはあまり特徴のないパックですが、こちらを継続使用することでふわふわした肌触りになる点は特徴といえそうです。
H.D.Pポアスタンピング H.D.P PORE-STAMPING (BLACK MASK EX.)
炭の香りなどは特に感じることなく、ほぼ無香です。
こちらの美容液は化粧水のような軽さで、パックの色から受ける印象とはだいぶ違いました。
化粧水よりは若干のモッタリと厚みを感じるテクスチャーですが、肌に伸ばす際のタッチは軽く、かなりライトな印象。
シートを剥がして、美容液が肌に馴染んだ後は、とても丁寧に時間をかけてケアしたような肌になりました。
肌の表面はキメが整い、つるつるとして、内側から潤う感じとスフレのような柔らかさのある肌に!毛穴も目立たなくなって、私の中ではベストに近い肌状態になりました。
冬場、暖房がきいて乾燥した室内でも凌げる保湿力もあり、皮脂のバランスも整えてくれるので全ての肌タイプの方におすすめです。
W.H.Pホワイトハイドレーティング W.H.P WHITE HYDRATING (BLACK MASK EX.)
黒いシートですが、H.D.P同様に炭や他の成分の香りはしません。
こちらは袋の中に、かなりの量の美容液が溜まっています。化粧水のようなとろみの少ない美容液でパックから流れている印象。
顔に乗せる前にシートを袋の中でなじませると、美容液がシートにきちんと含んでいる状態でパック出来ます。
美容液は軽いテクスチャですが、シートを肌にのせた後にクルクルと手で馴染ませると、シートの表面に美容液がしっかりとどまってくれます。
ハンドプレスして馴染ませる方法を繰り返すと、美容液がどんどん肌に吸収(※)されていく面白さがあります。
パック後の肌の仕上がりはしっとり感が持続する輝かしい肌に導いてくれて、季節問わず、乾燥やくすみが気になるときにもおすすめです。
※角層まで
R:NA ブライトニング R:NA BRIGHTENING
クリームタイプの美容液で、特に香りはしません。
美容液は乳白色で、乳液のようなクリーム状です。
ビタミンC誘導体配合のフェイスパックで、この色とテクスチャは珍しいですね。
高保湿クリーム乳化工法で製造されたという美容液が、油分と水分の両方の心地よさを感じます。
クリーム美容液が肌に水分をプラスしつつ、さらに補った水分が逃げないように蓋をしてくれます。
クリーム状の美容液ですが、べたつきを感じない仕上がりで、ずっと触っていたくなるすべすべ感と、
ふかふかの肌触りになりますよ!水分不足からくすみも軽減して、キメも整います。乾燥がひどいときにはこちらのクリーム美容液タイプが断然おすすめです!
D:NA アクアリングマスク D:NA AQUARING
クリームタイプの美容液で、ほんの少しだけ柑橘系のようなさわやかな香りを感じました。
この青いパッケージとアクアリングというネーミングから、N.M.Fのパックと似ているのかな?と思いましたが、使用感など全く異なりました。
乳白色の美容液で、R:NAよりもとろっとしたテクスチャ。乳液のような感触ですが、肌への馴染みは透明な美容液と同じくらいのスピード感でなじみます。
手のひらで包むと肌が吸い付くようなもっちりした仕上がりになります。
N.M.Fが肌の内側からじゅわっと保湿されるイメージだとすると、こちらはしっかりとお肌に蓋をして潤いを逃がさないような感覚。
R:NA同様、クリームタイプはこっくりとした仕上がりのため、乾燥肌の方には特にオススメです。
他の肌質の方もクーラーや冷房などの乾燥+外的刺激を感じるときに活躍すると思います。
毛穴炭酸バブルシート MOGONGTOX SODA BUBBLE SEAT
他のパックとは全く用途が異なる、こちらのパック。
保湿などのプラスのケアをするのではなく、炭酸水の原理を応用して毛穴の汚れをオフするというものです。
顔の下半身部分と鼻筋のみを覆う、面白い形のパックです。
使う前に袋ごと軽くもみ、洗顔後の乾いた肌に10分ほどのせておくのですが、経過が独特で、袋から出したときはシートにしっとりと液体が含まれており、肌にのせて何秒か経つとぶくぶくと泡が出てきます。
この泡はホワイトバブルと呼ばれ、毛穴汚れや余分な角質をオフし、微細な泡でマッサージ効果も得られるとのこと。
最近流行っている炭酸パックと使用感はよく似た使用感です。
今回、試した時にちょうど顔を剃毛したあとだったため、少しだけピリピリと刺激を感じましたが、通常なら刺激もなく使用できそうです。
パックをはがしたあとは、顔に残った泡をくるくると伸ばしながら洗い流しました。
汚れは完全にとは言いませんが、通常の洗顔よりもすっきりとしました。
ごわつきやざらつきには大きな変化を感じず、その点は少し期待をしていたので残念。
しかし、翌朝はいつもよりも毛穴の目立ちが控えめになり、肌もやわらか。目には見えないところできちんと角質ケアもされていたようでした。
今回は14種類ものパックを使用しましたが、連日使うことで細やかな違いがわかりやすかったです。総じてパックの密着感がよく、プチプラで、種類も多く、ケアしながらも楽しむことができる、メディヒール。
やはりよく見かけるN.M.Fは、スキンケアの原点である保湿が優れているという事を再確認しました。多くの肌質にマッチして、基本の保湿を徹底できるのはかなりの強み。
くすみや毛穴が気になる30代の私は、ビタライトビームとH.D.Pポアスタンピングをリピート中で、年齢を感じるときはE.G.Tでハリ感ケアを行ったりと、ニーズに合わせて選べるバリエーションの多さは本当におすすめです。夏は皮脂量が増えて吹き出物が多発するため、来年の夏はティーツリーでケアをしたいと考えています。
豊富なラインナップを試すことで、ご自身の好みなどもわかると思うので、いろいろなタイプを試してみて下さい!