m.m.m(ムー)は日本のナチュラルコスメブランドで、中でも化粧下地であるスキンスムーザーは、入荷してもすぐに完売してしまうほど人気が高く、幻のコスメになっています。
なかなか手に入らない上に、コスメキッチン店舗とオンラインのみの販売のため、店頭で試しての購入がしづらい点がデメリット。
今回は気軽に試せないm.m.m(ムー)のスキンスムーザーを40代・ゆらぎ肌の私が実際に使って気になるポイントを検証します。
まずはスキンスムーザーの見た目からご紹介します!
綺麗なマーブル模様がもったいなくて、使うのをちゅうちょしてしまいますね。
まるでスイーツのようなバームはそのまま飾っていたいほどの可愛さです。
少し残念なのは、表面にホコリが付着しやすい点で、しかも一度付着すると取れません。
可愛くて綺麗な状態なのは、開けた瞬間のみなのが残念です。
m.m.m(ムー)のコスメはアイテムごとの色味に合わせてイマジネーションを膨らませて、オリジナルブレンドの精油で香り付けされています。
スキンスムーザーはピンク色に合わせて、ローズ油、ラベンダー油などをミックスした“Pink Romance 幸せな気持ちになれるフェミニンな香り”という名称がついています。
香りは強めにガツンとくるといった感想です。
ナチュラルコスメ、オーガニックコスメを意識して愛用されている方は無香料や自然な香りを好まれる傾向にあるので、香りがNGという方もいるかもしれません。
このスキンスムーザーの香りはロールオンフレグランス(塗るアロマオイル)くらいの強さです。
スキンスムーザーの肌馴染みは使い方によって良くも悪くもなるように思います。
しっかりバームを溶かして柔らかくしてから指に取って肌に乗せることで、肌に薄く均一に馴染ませることができます。
ここを省略すると肌に押し付けるような塗り方になりムラができやすくなります。
テクスチャーは、手に取った瞬間はオイリーなクリーム状で、肌に乗せた直後はべたつきを感じます。
スキンスムーザーを薄く伸ばせば、すぐにサラっとなります。それから3分から5分、時間を取るとさらさらになって肌と一体化してきます。
この数分を待ってからメイクをするかどうかによって、夕方までのメイクの持ちやファンデーションとのなじみも変わってきます。
スキンスムーザーが乾いた後は、乾燥肌寄りになる感じがあります。顔全体に乗せてしまうと頬などは乾燥してしまう方もいると思います。
私は混合肌なので、乾燥肌に傾いて軽い肌荒れが起きました。Tゾーンや毛穴の気になる部分用として使用するのがベターかもしれません。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、スキンスムーザーのテクスチャーは少し固めのバーム状になっています。
控え目に指に取ると肌となじませづらいので、使うときは思いきって表面が軽く溶けるまで体温で緩ませてくださいね。
しっかりスキンスムーザーを指に取ってあげると、肌につけた際の伸びが良くなります。(3㎝前後)
表面をこすり取った程度だと伸びは半分くらいです。
上はバームをこすり取っただけので、伸びが4.5cm程度で滑りが悪いですが、下は十分にバームを溶かして取ったので、なめらかで7.3cm程度まで伸び、ムラにもなりにくいです。
体温でバームを柔らかくしてから肌に馴染ませることで、肌を均一に整えることができます。
使用前に指の熱でぐるぐるとバームの表面を溶かしている状態がこちらです。
バームをかなり柔らかくしてから使っているのでひと手間かかりますが、サッと指に取って塗った時より仕上りが良くなります。
毛穴レスに仕上げたいときは、鼻の下から上へ向かって塗っていき、仕上げにくるくると小さな円を描きながら馴染ませていくと毛穴が綺麗に埋まっていきます。
くるくるしながら毛穴を埋めていった様子がこちらです。
スキンスムーザーを塗ることでくっきりと目立っていた毛穴が、全体的に目立たくなっていることがわかると思います。
白肌にする効果はない下地ですが、気持ち明るいくらいの自然な肌色※になります。
※メイクアップ効果による
結論から言うと、クッションファンデの相性が一番良かったです。
左上がクッション、右上はパウダリー、左下はリキッド、右下はクリームのファンデーションです。
同じファンデーションの使用で角度を変えて撮影してみたものがこちらです。
スキンスムーザーは陶器肌に整えると謳っている下地なので、これだけ付けた肌はサラっとマットな仕上がりです。
その上にファンデーションを乗せるため、クッションファンデとリキッドファンデのなじみがよく、素肌のような自然な仕上がりになりました。
パウダリ―ファンデは相性が悪いわけではありませんでしたが、可もなく不可もないといった感じです。スキンスムーザーは少し乾燥して粉っぽくさらっとした仕上がりになるので、粉の上にさらに粉を乗せる感じになります。
もしパウダリーファンデを使用する場合は、スキンスムーザーを肌に乗せた後、時間をおかずにすぐファンデを乗せると粉っぽさや割れを防げていいかもしれません。
クリームファンデはスキンスムーザーの粉っぽさの上にクリームを乗せるので、厚ぼったくなって、せっかく隠した毛穴も目立つ状態になりました。
スポンジでなく、ブラシで乗せることで厚塗り感を軽減できそうです。
スキンスムーザーを使って実際に1日過ごしてみたところ、肌のさらさら感は夕方まで十分持続しました。
ただ、これは塗っていない部分に比べての感想で、化粧崩れしないということではありません。
コスメキッチンのレビューなどを見ると、「化粧崩れしないと思って購入したけど期待したほど化粧崩れは防げなかった」「期待外れだった」などと言われていますが、これは皮脂が出ることによるメイク崩れと、汗による崩れを混同してしまっている可能性があります。
スキンスムーザーは出てしまった皮脂(油分)をサラサラにしてくれるので、テカリを軽減してくれますが、汗を抑えてくれるわけではないので、汗によるメイク崩れを防ぐことはできません。
スキンスムーザーを塗った肌に油分を付けて実験してみたところ、その時はテカリましたが、すぐに馴染んでさらさらに戻りました。
同様にスキンスムーザーを塗った肌に、今度は水分をつけたり擦ったりしてみると、メイク崩れがおきやすくなりました。
やはり皮脂には強い反面、水分や物理的な刺激による崩れは起こりやすいようです。
塗るあぶらとりがみと呼ばれるスキンスムーザーを使ってメイク直しをする手順は以下の3つです。
これで、ファンデーションを塗り直さずに化粧直しが完了できました。
m.m.m.のスキンスムーザーなら手軽に化粧を直せて便利!!
今回のm.m.m(ムー)のスキンスムーザーに関する個人的な見解をまとめてみました。
皮脂バランス調整ができる点と、化粧直しがしやすい点は好ポイントでした。
塗るあぶらとりがみとしてこまめに化粧直しに使用することで、皮脂バランスの調整をかんたんに行うことができ、快適に過ごせます。
乾燥による肌荒れを抑えるには、保湿スキンケアでは防ぎにくい乾燥の種類のため、頬を避けてTゾーンのみに使用することをおすすめします。
m.m.m スキンスムーザー
内容量:8.5g
3,520円(税込)※コスメキッチン参考価格
他に限定カラーとしてBY(ブルー×レモンイエロー)とLA(ラベンダー)がありましたが現在は完売してしまったようです。
ぜひ、スキンスムーザーを使ってみたい!と思ってくださったとしても、この商品は現在入手しづらくて、中古でも割高でやりとりされています。
私は今回、コスメキッチンのオンラインで購入できました。
m.m.m(ムー)の公式SNSで商品入荷の投稿を見て、すぐにオンラインで確認して購入することができましたが、2日後にはもう売り切れになっていました。
コスメキッチンの店舗に5カ月間で7回ほど通っても入手できない時もあったので、定期的に公式SNSなどで入荷情報をチェックしておきたいですね。
スキンスムーザーは、オイリー肌の方には最適な化粧下地です。
バームをしっかり体温で溶かして滑らかな状態にして使用するというコツを押さえて使用すれば、毛穴レスでさらさらのお肌がメイクにより簡単に作れます。
しっかりバームを溶かす、時間に余裕をもってバームが肌に上で馴染むまで待つ、のひと手間で、すべすべ肌の気持ちよさを得られます。
スキンスムーザーは人気が高くて入手しづらいので、購入の際はm.m.m(ムー)の公式SNSで入荷情報をこまめにチェックしてみてください。