薬局で一度は目にした経験のある牛乳石鹸。
その牛乳石鹸の会社が販売している無添加シリーズの1つに、カウブランドの無添加メイク落としミルクがあります。
デリケートな肌を考えたクレンジングとあって、肌にどのように優しいのか気になります。この記事では、美容成分や効果、実際の体験まで詳しく紹介します。
カウブランドの無添加メイク落としミルクは、着色料・香料、パラベンなどの防腐剤や品質安定剤を配合していないクレンジングです。
他にも、アレルギーを引き起こす可能性のある成分やアルコールを配合しないなど、とことん肌へのやさしさにこだわっています。
ミルクタイプなので、ウォータープルーフのような油分が多いメイクのオフには不向きですが、ナチュラルメイク時であればしっかりオフできます。
皮ふアレルギーテスト※もクリアしているのにコスパも良い肌に優しいメイク落としです。
※全ての方にアレルギーが起こらないということではありません。
無添加メイク落としミルクは、肌にもともとあるセラミドと似た構造をした保水力の高いヒト型セラミドを配合。
また、洗浄成分の中でも比較的肌に優しいアミノ酸系洗浄成分で洗うので、肌への刺激が気になる方でも使いやすいです。
肌が乾燥していたり、洗顔後すぐ素肌がつっぱる方にもおすすめ。
デリケートな肌は、肌のセラミド不足が原因の1つでもあるので、クレンジングでセラミドケアができる無添加メイク落としミルクはかなり貴重。
濡れた手や顔でも使える設計だったり、値段が968円(税込)で安かったりと、総合的にみてもかなり評価できる商品といえます。
薬局でよく見かける無添加メイク落としミルクですが、実際に使っている方の口コミを調査しました。口コミをまとめた見解も一緒に紹介します。
沢山の口コミを調査をしていくと、過去に色々なクレンジングを使ってみたけど肌がつっぱってしまった方や、乾燥肌、敏感肌の方に好まれている印象でした。
低刺激なところや価格も安い点から、高評価な口コミが多かったです。
反対に、メイク落ちが良くないといった口コミも見かけました。
無添加メイク落としミルクは、油分の多いリキッドファンデーションやウォータープルーフのメイクはすっきり落ちません。
水ベースのクレンジングなので、ある程度は界面活性剤の力で落ちますが、水にはじくメイクをした場合はすっきり落ちない場合があります。
ファンデーションでもみずみずしい形状のものや、薄付きのパウダーファンデーションの時に使いましょう。
落ちにくいアイメイクの場合は、目元専用のリムーバーでオフするなど、クレンジングの使い分けをして、肌に負担がかからないよう工夫すると良いです。
濃いファンデーションを落としたい場合は、クリームタイプかオイルタイプでオフしましょう。
無添加メイク落としミルクは洗浄力が低いので、ナチュラルメイクのオフに向いています。
カウブランドの無添加メイク落としミルクを実際に購入し、体験してみました。
メイク落ちや使用感はどうなのか、体験して分かったことをお伝えしていきます。
無添加メイク落としミルクのメイク落ちを確かめるために、手の甲にメイクを施しました。
上から、ウォータープルーフのマスカラ、リキッドアイライナー、ペンシルアイブロウ、リップティントです。
無添加メイク落としミルクを手の甲にのせてみました。
ミルクというだけあってテクスチャーはかなり柔らかく、手を傾けると流れていってしまいそうです。
無添加メイク落としミルクをメイクとなじませてみました。
ミルクののびが良いので簡単に塗り広げることができます。
くるくると優しくなじませていると、ペンシルアイブロウとリップティントが浮き上がって、落ちてきました。
一方で、ウォータープルーフのマスカラとリキッドアイライナーはなかなか落ちません。
洗い流すと、ウォータープルーフのマスカラ以外は一応落とすことができました。
苦戦していたリキッドアイライナーも落ちましたが、力を入れてこすってやっと落ちたという感じなので、真似はしない方が良いでしょう。
ウォータープルーフのマスカラにはまったく歯が立ちませんでした。
メイク落ちはイマイチだったものの、洗い上がりはしっとりとしてみずみずしい感じがあり、肌のうるおいを守りながら洗えるというのは本当だと感じました。
無添加メイク落としミルクはメイク落ちが良いとは言えないので、バッチリメイクの日には向きません。
バッチリメイクの日は、ポイントメイクリムーバーを併用するなど工夫が必要です。
逆に、ナチュラルメイクの日には適しており、洗浄力が低い分肌にあまり負担をかけずにメイクを落とすことができそうです。
しっとりとした洗い上がりもポイントが高いと感じました。
無添加メイク落としミルクは、どのような使い方をすれば肌に負担をかけずスッキリ落ちるのでしょうか?
ここでは、効果的な使い方を紹介します。
クレンジングミルクを使う前に、アイメイクや口紅は、ポイントメイク専用リムーバーで落としてください。
肌に優しい洗浄成分でオフしているので、お湯の温度にも気をつかうと良いです。
注意点としては、お風呂場で使う場合、シャワーで設定する40度前後の熱いお湯は、肌に必要なうるおい成分まで洗い流してしまいます。
反対に冷水はメイクがしっかり流れ落ちる前に肌が引き締まってしまうので、少しだけ冷たいと感じる34度前後のぬるま湯で洗い流しましょう。
無添加メイク落としミルクには、どのような美容成分が配合されているのでしょうか?
ここでは、主な配合成分と効果を紹介します。
配合成分 | 成分説明 | 肌への効果 |
---|---|---|
トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル | 界面活性剤の中では比較的低刺激な非イオン界面活性剤 | 肌を洗浄する効果 |
セラミドNG | ヒト型セラミドとも呼ばれ、ヒトの肌に存在するセラミドと構造が似ている | 肌にうるおいを与える効果 |
BG | 低刺激性の水性ベース成分 | 肌にうるおいを与える効果 |
プチプラなメイク落としですが、メリットとしては敏感肌のケアに必要とされているヒト型セラミドが1種類配合されています。
ヒト型セラミドは、もともと人間の肌にあるセラミドと似た構造なので肌なじみが良いとされています。
セラミドは、体内でつくりだすのは難しいので、積極的にスキンケアで補う必要がある成分です。
低刺激な洗浄剤で洗いつつ、セラミドケアができるのはとことん肌にやさしい設計だと言えます。
無添加メイク落としミルクは、薬局や量販店でいつでも手軽に購入できます。
白いパッケージにピンクのハートマークが目印です。洗顔も肌に優しい洗浄成分なので、セットで使うのもおすすめです。
無添加メイク落としミルクは、肌に優しい低刺激な成分で設計されている分、洗浄力もやさしいのが特徴です。
そのため、ノーメイクの日やナチュラルなメイクの日にぜひ使ってほしいクレンジングです。
反対に、汗や水に強いウォータープルーフの日焼け止めやファンデーションを落とす場合は、すっきり落ちない時もあるのでクレンジングはメイクの濃さに合わせて使い分けが必要です。
無添加メイク落としミルクは、乾燥肌や敏感肌におすすめのセラミドが入っている点も評価できます。
プチプラで肌に優しいクレンジングを探しているのであれば一度使ってみてください。