拭き取るだけでメイクを落とせる時短アイテム、拭き取りクレンジング。ここでは拭き取りクレンジングのメリットやデメリット、コスメコンシェルジュがおすすめする拭き取りクレンジングをご紹介します。
拭き取りクレンジングにはメリットがたくさんある一方で、デメリットも存在します。拭き取りクレンジングのメリットとデメリットについて解説します。
拭き取りクレンジングの一番のメリットは疲れてメイクを落とすのも面倒、という時に簡単にメイクを落とせることです。拭き取りクレンジングには洗い流し不要のものもあるため、すぐにメイクを落としてしまいたい時には最適です。
またメイクで失敗してしまった時には、拭き取りクレンジングを綿棒に染み込ませて、失敗した部分をなぞるだけで簡単にメイクを修正することができる、シートタイプのものは外出先にも持ち運びやすいなど、手軽さは大きな魅力です。
一方で拭き取りクレンジングのネックはメイクを拭き取る際に摩擦が生じ肌に負担をかけてしまうため、毎日の使用には向いていない点と、洗い流し不要と書かれたものでも使用後はクレンジングの洗浄成分が肌に残るため、洗い流さないと肌に負担をかけてしまう点です。
拭き取りクレンジングはどうしてもメイクを落とすのが面倒な日や、メイク直し、旅行先でのメイク落としなどここぞという時に使用するのがおすすめです。
洗い流し不要と書かれたものでも肌にかゆみが出たり赤くなったりと肌トラブルが起こった場合は、メイクを拭き取った後にきちんと水で洗い流すようにしましょう。
一昔前の拭き取りクレンジングはシートタイプやクリームタイプが主流でしたが、最近は様々なタイプの拭き取りクレンジングが販売されています。用途や自分の肌質に合わせて選びましょう。
はじめからシートにクレンジング剤が染み込んでいるタイプです。フタ付きの小箱や小袋に入っており、一枚ずつ出して拭くだけ。携帯用としても持ち運びやすく、一番手軽に使えるタイプです。美容液配合のものなどそれ一枚でスキンケアまでできる優れものも登場しています。
外側がオイル、内側が水でできたクリームタイプは油性のメイクもしっかり落としてくれます。なめらかなクリームタイプは肌をこすることなくメイクを落とせるので、肌が傷つきにくく炎症が起きにくいという特徴もあります。クリームタイプもダブル洗顔不要のものが多く出ています。
拭き取りクレンジングでも、メイク残りなくしっかり落としたい方はオイルタイプがオススメ。洗い流しの必要がないオイルは、肌にハリや弾力をもたらす効果が期待できるものもあります。
サッパリとしたリキッドタイプの拭き取りクレンジングは比較的新しい商品で、最近流行ってきています。肌に必要な皮脂を落としすぎることがないため、肌のヒリヒリ感を防ぎます。
数々の拭き取りクレンジングの中から、オススメのものを13個選んでみました。時短シートタイプクレンジング、サッパリリキッドタイプクレンジング、しっかり落ちるクリーム・オイルタイプクレンジングとタイプ別に分けて紹介します。
枚数 | 価格 |
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44枚 | オープン価格 |
デザインや香りつきなど種類豊富な花王ふくだけコットン。44枚詰め替えタイプなら500円前後で買える、プチプラ価格が魅力!乾燥肌タイプの人には美容液成分が配合された「うるっとモイスト」、オイリー肌の人には皮脂クリア成分が配合された「すべすべクリア」がおすすめです。10枚入りの携帯用と44枚入りの詰め替え用があるので、旅行の時も普段使いでも用途に合わせて使えます。
枚数 | 価格 |
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50枚 | 2,750円(税込) |
50枚入りで2,750円(税込)なので一見プチプラではないのでは?と思いますが、品質の良い大判シートは1枚でメイクがスッキリ落とせるとの評判でコスパは良いです。上質なシートはしなやかで肌滑りが良く、スルッとメイクが落とせます。ミネラルやツバキ種子オイルなど肌に潤いを与えてくれる成分入りで、メイク落としとスキンケアがこれ1枚で可能な優れものです。
容量 | 価格 |
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40枚 | 4,180円(税込) |
高級感たっぷりのパッケージが素敵なエレガンスのクレンジングクロス。美容成分とクレンジングベースがたっぷりと染み込んだシートはしっかりメイクも落としてくれます。お値段は40枚入り4,180円(税込)とちょっぴり割高ですが、みずみずしくしなやかな肌になれること間違いなしです!
容量 | 価格 |
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46枚 | オープン価格 |
ビフェスタのうる落ち水クレンジングシートシリーズの中でも、黒ずみにアプローチしてくれる「ブライトアップ」。べたつかず、すっきりした使用感が特徴。メイクを落としながら手軽に毛穴の黒ずみケアと角質ケアができるのが嬉しいアイテムです。
容量 | 価格 |
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52枚 | オープン価格 |
3種類のマイクロファイバー配合シートを採用しており、3層構造でクレンジング液をたっぷり含んでいるのでメイクもするっと落ちやすいです。こすらず優しくなでるだけでOK。肌をいたわる美容液成分配合の為メイク落としの後も肌がしっとり。折り重ねてつかうとよりふんわりと肌に優しい使い心地に。
容量 | 価格 |
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360ml | オープン価格 |
まるで化粧水のようなサラッとしたラチェスカの水クレンジング。360mlのたっぷりサイズで、700円前後というプチプラ価格が魅力のひとつ。オイルフリーの弱酸性で無香料・無着色、更にノンシリコンで鉱物油も不使用です。
容量 | 価格 |
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330ml | オープン価格 |
クリー水クレンジングの凄いところは、クレンジング+洗顔+美容液効果に加え、古くなった角質除去までできる点。毛穴につまったメイク汚れや皮脂汚れと一緒に角質をツルンと落とすので、クレンジング時のみならず朝の化粧水としても使えます。また、保湿効果があると言われる島根県出雲温泉の温泉水も配合されており、拭き取り後もずっと潤いが続きます。
容量 | 価格 |
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500ml | 1,320円(税込) |
「メイク落とし+洗顔+化粧水」が1本ですむオールインワンタイプなのでスキンケアもできない忙しい時に便利。たっぷり500ml入って1,200円と低価格で大容量なので、コットンにたっぷり出して使いやすいです。香料や着色料、アルコールを使用していない低刺激成分でできています。
容量 | 価格 |
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320ml | オープン価格 |
コットンを容器の口に当ててプッシュするだけで液がしみ込むプッシュ容器タイプなので片手で使いやすいです。保湿成分入りで優しい使い心地なのでナチュラルメイク向き。マスカラはウォータープルーフタイプだとアイメイクリムーバーで落とす必要がありますが、ベースメイクはしっかりメイクでも落とすことができます。
容量 | 価格 |
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148g | 3,520円(税込) |
ミセラージェルは、みずみずしいジェル状のクレンジングが水状へと変わることでしっかりメイク落とし&洗顔ができる商品。拭き取りクレンジングと言いながらも洗顔が必要なものも多い中、ミセラージェルは油性のメイクのみならず水性の皮脂汚れまでオフしてくれます。洗浄力が穏やかなジェルタイプクレンジングは、敏感肌でも使用しやすいアイテムです。
容量 | 価格 |
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135g | 880円(税込) |
ロングセラー商品のドルックスクレンジングクリームN。年配の方にファンが多いドルックスなのですが、美容成分と保湿成分が多く、お肌がしっとりモチモチになるので年齢肌だけじゃなく乾燥肌にもおすすめ。専用ケースにたっぷりと135g入って880円とリーズナブルな価格も嬉しいです。
容量 | 価格 |
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125g | 5,280円(税込) |
伸びの良いなめらかなクリームタイプのクレンジング。体温と圧によりとけるオイルが含まれているので、肌にのせてくるくるマッサージするとオイル状に変化。油性のメイクも良く馴染み、スルスル落ちます。ミネラルオイル・ヒマシ油・アンズ果汁など植物由来の美容成分が多く配合され、しっとりなめらかな肌へ。 洗い流し、コットンオフ、どちらでも好きな方法で落とせます。
容量 | 価格 |
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140g | オープン価格 |
オイル入りのクリームタイプ拭き取りクレンジング。オイルでしっかりメイクを浮かせて落としてくれますが、オイル独特の気になるベタつきはないためコットンやティッシュペーパーでのオフも可能。肌トラブルの元となる酸化皮脂や余分な角質の除去もできるので、汚れや古い角質によるくすみの防止も望めます。同じシリーズで洗顔料・化粧水が出ていますので、併用するとより潤いが増します。
枚数 | 価格 |
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44枚 | オープン価格 |
うるっとモイストタイプやすべすべクリアタイプなど、肌質に合わせて使用感のタイプが選べるビオレのふくだけコットンシリーズ。オイルで毛穴につまったメイクをじゅわっと浮かせて落としてくれます。毛穴に入りこんだ下地やファンデ、目の際まで付けたアイラインやマスカラ、唇の縦じわに入り込んだリップなど細かなところまでさらっと落ちるので疲れて早く寝たい時などに便利です。
拭き取りタイプのクレンジングを上手に使うコツは2つです。
拭き取りクレンジングは量が不足すると化粧落ちが悪くなります。
化粧が落ちないとごしごし擦って落としたくなり肌刺激が増しますから、ケチらず、擦らず使用することが重要です!
クレンジングシートの場合は、クレンジング剤でシートがひたひたになるくらいにたっぷり含まれているものを選びましょう。
リキッドタイプの場合、アイメイクやリップメイクなど落としにくい所はクレンジングを付けたコットンで数秒なじませた後に下へすべらせるようにして落とします。
コットンでごしごし擦らずとも汚れは落ちますから、できるだけ肌への摩擦を減らすことを心がけてみてください。
リキッドタイプはクレンジングをコットンに含ませて使用するので、必ずコットンの準備が必要です。
ティッシュで代用できないのか、と思うかもしれませんが、コットンは綿100%。
一方ティッシュは木材パルプでできており、十分にクレンジングを含ませるのに向きませんし、肌摩擦が気になります。
コットンが切れてしまった時の代用として使えないことはありませんが、毎日ティッシュペーパーを使って拭き取るのは止めた方が良いでしょう。
クリームタイプの拭き取りクレンジングは、コットンに含ませる水をお湯にしたり、ホットタオルを使うとさっぱり拭き取りやすいです。
ホットタオルはタオルを500Wのレンジで1分ほど加熱すればでき上がります!
拭き取りクレンジングをお風呂に入る前にわざわざ使うのは、意外とめんどくさいという声もあります。
そこでおすすめなのが、拭き取りタイプと洗い流しタイプの併用!
すぐ寝たい時用に、ベッドの脇に最低限のスキンケアと拭き取りクレンジングを準備しておくと、化粧を落とさず寝てしまうのを防げます。
逆にお風呂に入るときは、洗い流しタイプの方が短時間でクレンジングできて楽でしょうから、上手に使い分けて肌を美しく保ちましょう。
拭き取りタイプのクレンジングのよくある質問をQ&A方式でまとめました!
拭き取りタイプで、ウォータープルーフのアイメイクなどが落ちるポイントメイクリムーバーが販売されています。
ドラッグストアに行くと、お手頃価格でコスパが良い拭き取りタイプのポイントメイクリムーバーがいろいろ売っているのでそちらを試してみてください。
顔全体のメイクを落とす用の拭き取りクレンジングだと、ウォータープルーフのアイメイクは落ちにくいかもしれません。
拭き取り化粧水にはメイク汚れを落とすほどの洗浄力がありません。
拭き取り化粧水は肌表面の角質ケアなどを行うためのもので、拭き取りクレンジングはメイクを落とすためのスキンケアアイテムです。
ビオデルマなど、一部のクレンジングウォーターには、拭き取り化粧水代わりに使えるものもあります。
ちなみに拭き取り化粧水の成分は、保湿用の化粧水成分とも異なりますから、保湿目的の化粧水として代用はできません。
洗顔料が必要かどうかは、クレンジングにより異なります。
リキッドタイプの多くはW洗顔不要ですが、クリームタイプは洗顔が必要なものが多い傾向にあります。
もちろんすべてがそうとは限らないので、各メーカーの推奨する使用方法を守って使いましょう。
スキンケアは通常通り、化粧水と乳液もしくはクリームでOKです。
商品によります。
リキッドタイプは肌につけてもそのまま流れてしまうため、メイク汚れとなじませにくいです。
クリームタイプは拭き取り、洗い流しのどちらにも使えるものがあります。
使っても問題ないとはされていますが、あまりおすすめしません。
悩みが脂性肌だけであれば、拭き取りクレンジングを使用しても問題ありません。
しかし、赤く炎症を起こしたニキビができていると拭き取り時の刺激により悪化することも考えられます。
もちろんすべての拭き取りクレンジングが使えない訳ではありませんが、できれば避けましょう。
拭き取りクレンジングは特にこんな人におすすめしたい商品です。
しかし、拭き取りクレンジングを毎日使うのは肌に負担がかかるのでおすすめできません。ここぞという時のお助けアイテムとして、賢く拭き取りクレンジングを使っていきましょう。