クレンジングとマッサージがコレ1つでできる!という商品が人気ですが、本来メイク汚れを落とすクレンジングをしながらのマッサージは果たして肌に良いのでしょうか。ここでは、クレンジングしながらのマッサージについて詳しく解説します。
更に、おすすめのマッサージ兼用クレンジングやクレンジング+マッサージをする際の肌質別ポイントもお伝えします。
クレンジングオイルやクレンジングクリームは肌滑りが良いですし、クレンジングとマッサージが同時にできれば時短にもなりますので、ついそのままマッサージしたくなってしまいますよね。
果たして、市販のクレンジングクリームやマッサージクリーム兼用クレンジングで、クレンジングと同時にマッサージを行っても良いものなのでしょうか。クレンジングとマッサージの関係を解説します。
結論から言いますと、クレンジングをしながらのマッサージは肌に負担がかかるため「ナシ」です!
クレンジングとマッサージ両方に使えるという商品は、あくまでクレンジングとしてもマッサージ用としても使える、ということです。クレンジングとマッサージの2つを同時に行える訳ではありません。
本来、クレンジングとはメイク汚れを浮かせて落とすことを指します。
メイク汚れが溶けて汚れたクレンジング剤で、そのままマッサージをすると汚れたクレンジング剤が肌に揉み込まれて、毛穴の奥まで汚れが入ってしまいます。
せっかくクレンジングでメイク汚れを取っても、マッサージによって毛穴の奥に汚れが入り、肌トラブルを引き起こしてしまうと本末転倒です。
同様にマスカラなどの繊維が肌に擦り付けられて摩擦を起こしたり、クレンジングの強い洗浄成分で長時間マッサージすることで肌に必要な皮脂まで落としてしまったりといったデメリットも考えられます。
クレンジングとマッサージを同時に行うのはNGですが、クレンジング後のマッサージは大いに「アリ」です。
むしろスキンケアの順番としてはクレンジング→マッサージこそが取り入れたい流れになります。
クレンジング後にマッサージで血行促進をしたり、マッサージクリームで潤い補給をしたりすることですこやかな肌を目指すことができるので、とても理に叶っています。
クレンジング後にメイクが残ったままマッサージをすると、クレンジングしながらのマッサージ同様に汚れが広がりますから、まずはしっかりとメイクを落としましょう。
次に、マッサージ時に使用するオイルやクリームの量ですが、肌の摩擦を減らすためクレンジング時のオイル量よりもたっぷりめに使ってください。
クレンジング時もマッサージ時も肌は擦らずに、クルクルと指の腹で撫でるように優しく肌に触れるのがポイントです。
クレンジング剤には、界面活性剤が含まれています。中でもクレンジングオイルは洗浄力が高く、界面活性剤の配合量も多いです。クレンジングオイルのように界面活性剤の配合量が多いものをマッサージにも使ってしまうと、マッサージをしている間ずっと界面活性剤を肌に触れさせることになり肌への負担が大きいです。
「肌に優しいクレンジングオイル」と銘打っているものでも、まったく肌への負担がないわけではありません。
クレンジング剤をマッサージ用としてそのまま使う場合は、界面活性剤の配合量が少ない専用のものを選んでください。
おすすめのマッサージ兼用クレンジングを3つご紹介します。
容量 | 価格 |
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75ml | 3,080円(税込) |
2018年にベストコスメ大賞を受賞したアンブリオリスモイスチャークリームはトリートメント、保湿効果のあるしっとりとしたクリームタイプで、大豆タンパク・アロエベラ・ミツロウ・シアバターなど植物由来の潤い成分がふんだんに含まれています。
何と言っても凄いのは、クレンジングやマッサージは勿論、化粧下地や保湿クリームとしてもそのまま使えるという点です。洗い流し不要のベタつかないクリームなのに、クレンジングにも使えるといった商品はなかなかありません。敏感肌、乾燥肌にも使えます。
容量 | 価格 |
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300g | 715円(税込) |
ちふれのウォッシャブルコールドクリームは、しっかりメイクが落ちる洗い流すタイプのクレンジングです。肌にメイクがついていない時はマッサージクリームとしても使用できるので、朝の洗顔後や夜のクレンジング後などお好きな時に使えます。
大容量の300gで715円(税込)なので、1回にたっぷりと使ってマッサージできるのが人気の秘密です。24年間も愛されてきたロングセラー商品です。
容量 | 価格 |
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250g | 853円(税込) |
ウテナモイスチャーコールドクリームはクレンジングクリーム、マッサージクリームどちらの使用もできるアロエエキス配合の両用クリームです。
洗い流し、拭き取りどちらでも使えますが、しっかりメイク汚れを落としたい時は洗い流し、マッサージ後の保湿目的なら拭き取りで使うなど目的に合わせて使えます。
潤い補給や代謝アップが効果的に行えるなどメリットの多いクレンジング後のマッサージですが、肌質によって注意すべきポイントがあります。
このポイントを意識すれば、乾燥肌やオイリー肌のケアができたりと嬉しい効果が期待できるので、チェックしておきましょう。
乾燥肌の方がクレンジングとマッサージを一連の流れとして行う場合に気を付けたいのは、メイクはしっかりすすぐことが必要ですがマッサージ時に使うアイテムの保湿成分を洗い流しすぎないことです。
クレンジングとマッサージ兼用タイプのクリームは拭き取りでも使えるものが多いです。特にマッサージクリームとして使う場合は、肌に保湿成分が残るように良く揉み込みましょう。潤いが持続するモイスチャータイプを選ぶのもコツです。
敏感肌の方は、肌に直接のせるクレンジングクリームやマッサージクリームを特に注意して選ぶ必要があります。オイル・シリコン・香料などが不使用の添加物フリータイプにしましょう。またクレンジングはなるべく素早く行いしっかり流す、マッサージも優しく行うことが鉄則です。
顔の皮脂が多いオイリー肌の方は、クレンジング時の洗い流しが重要です。混合肌の方もTゾーンなど脂っぽいところは丁寧に洗い流すようにしましょう。クレンジングもマッサージもTゾーンなど脂っぽいところから行い、最後に皮膚の薄い目の周りなどを優しく行いましょう。
クレンジングで1日のメイク汚れ、皮脂汚れを落とした後は肌に負担がかかっています。スキンケアと言えば、クレンジング→化粧水→乳液が定番ですが、クレンジング後のマッサージはすこやかな肌を作るのにとても効果的です。
まずは、2週に1度や週に1度からクレンジング+マッサージで肌をいたわることを始めてみましょう。
クレンジング後に専用のマッサージクリームを使ってのケアでも勿論良いのですが、クレンジングとマッサージ兼用クリームを使えばクレンジングした後にそのまますぐ行えるので便利です。その際は、クレンジング汚れの拭き取りや洗い流しは忘れずに行ってくださいね。
簡単にできるクレンジング後のマッサージですこやかな肌を手に入れましょう。