顔の上に装着するだけのシートマスクは、忙しい人にも便利なスキンケアアイテムです。
しかし、誤った使い方をすると、効果が得られにくくなってしまいます。いまひとつ効果を感じない人は、シートマスクの使い方を見直して、パックの効果をアップさせましょう。
疲れて帰った夜など、スキンケアが面倒に感じることも少なくありません。そんなとき、顔に貼り付けるだけのシートマスクがあれば、簡単に肌のケアができます。
袋から出して顔に広げるだけという手軽さが受け、近年はさまざまなシートマスクが販売されています。
シートマスクを選ぶ際は、「人気があるから」「パッケージが可愛いから」ということだけではなく、以下の点も確認しましょう。
シートマスクの中には、化粧水をたっぷり含んだものや美容液がふんだんに配合されているものがあります。シートマスクを使って効果を確実に感じたい人は、美容液入りのシートマスクを選ぶことをおすすめします。
どちらもお肌のケアには有用ですが、ベースケアアイテムの化粧水よりは、スペシャルケアアイテムである美容液入りの方が「肌が変わった」という実感を得やすいでしょう。
ただし、美容液入りといっても保湿や美白※、肌のハリなど、商品により効果は異なります。自分の肌の場合、どんな点を改善したいのかを考えて、肌悩みに合ったシートマスクを選びましょう。
※日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ
シートマスクを顔の一部にのみ使いたい場合は、パーツごとに分かれた「パーツ型」がおすすめです。パーツ型はサイズが小さい分、顔の凹凸にも対応しやすくフィット感が抜群です。
また、シートマスクをする際、小鼻の横や口元部分が浮いてしまい隙間ができる人には、「3Dマスク」が適しています。1枚のシート状でも、シートが立体構造になっているため、フェイスラインにきちんと沿い、隙間なく肌にフィットします。
シートマスクを選ぶ際は、安すぎると効果がないのではないかと感じたり、これだけ高いのであれば効果が得られると思ったりと、価格に振り回されてしまう人もいることでしょう。
しかし、最も重要なポイントは、「自分の肌に合っているかどうか」です。プチプラでも肌に合っていれば効果が期待でき、高級品でも合わなければ、変化を感じないでしょう。
よって、価格で判断するのではなく、まずは自分の肌に合いそうなものをいくつか試し、様子を見ながら最も自分に合ったものを見つけ出すことが大切です。
プチプラと高級品の両方を使いたい人は、デイリーケアにはプチプラを、ここぞというときには高級品を使うというように、メリハリをつけた使い方もよいでしょう。
美容液が入ったシートマスクは、適度な頻度で使うことでパック効果が高まります。定期的にスキンケアに取り入れましょう。
美容液たっぷりのシートマスクは、「スペシャルケア」という位置付けになりますが、毎日使っても問題ありません。
シートマスクを毎日使うことで、肌のコンディションがよい状態に保たれ、乾燥などのトラブルが起こりにくくなります。
シートマスクを使うのにベストなタイミングは、肌をきれいに洗顔した後です。特に入浴後は肌がきれいな上、毛穴が開いて肌が柔らかくなっています。シートマスクの美容成分がしっかり浸透(※角層まで)していくので、より優れたパック効果が期待できます。
シートマスクのパック効果を上げるには、使い方をマスターすることが重要です。ここでは、シートマスクの装着方法や併用したいことを紹介します。
シートマスクは、以下の方法で顔に貼り付けましょう。
シートマスクは目と口の部分が空いているものが一般的ですが、シートによっては、まぶたの上にシートを被せて使うタイプもあります。
パック効果をより高めたい場合は、パック後にフェイスマッサージをしましょう。
ただし、フェイスマッサージは、肌に何もつけない状態で行うと、皮膚にダメージを与えたり、肌への刺激からシミの原因になったりすることがあります。
そのため、マッサージは、肌にシートマスクの美容液が残っているパック後にすると、摩擦による肌への負担をかけずにケアができます。
マッサージをすることで肌の血行が良くなり、シートマスクの美容成分が肌に浸透(※角層まで)しやすくなるので、よりパックの効果を高めたい人は積極的に行ってみましょう。
余ったシートマスクは、すぐに捨てるのではなく賢く活用しましょう。パック後のシートマスクでも、まだ美容成分が残っています。そのため、ボディケアに使用することもできます。
使い方は簡単で、まずシートマスクを適当な大きさにカットし、ケアしたい部分に貼り付けるだけです。美容成分が肌に浸透(※角層まで)し、柔らかくなめらかな肌を実感できるでしょう。
特に、かさつきやすいひじやひざなどは、こまめにシートマスクを使うとうるおいのある肌状態をキープできます。
シートマスクのパック効果をアップするためには、気を付けたいポイントがいくつかあります。
シートマスクは、長く装着するほど美容成分が肌にしみこみやすいと勘違いしている人もいます。シートの潤いがなくなるまで長時間シートマスクを顔に乗せることは、肌にダメージを与える恐れがあります。
水分は多いところから少ないところへ移動していくため、乾燥したシートを顔に貼り付けておくことは、肌内部の水分がシートに移っていくことになるのです。
もったいないと感じてもシートマスクの規定の使用時間を守り、時間が来たらシートを外すようにしましょう。
人によっては、シートマスクに含まれる美容成分が刺激になることもがあります。シートを顔に貼り付けて肌に違和感を覚えた場合は、ただちに使用を中止しましょう。
使用を中止しても赤みが消えない、痛みが残るなどの症状がある場合は、速やかに医師の診断を受けてください。
シートマスクは、美容液が含まれているため、定期的に使い続けていくと肌の調子が整っていくことを実感できるでしょう。
シートマスクは、プチプラなどの手頃なものから、高級化粧品ブランドのものまで、バリエーションが豊富です。
シートマスクを選ぶ際は、価格で判断するのではなく、いくつかの商品を試し自分の肌に合ったものを使うようにしましょう。
また、パック後にフェイスマッサージも併せて行うことをおすすめします。シートマスクをうまく活用し、スキンケアをおこないましょう。