敏感肌・乾燥肌の方は肌が荒れてしまいがちなので、スキンケアを選ぶのに迷ってしまい大変です。
今回はそんな敏感肌の方に注目されているディセンシア「つつむ」を購入し、アトピーで敏感肌・乾燥肌の私が実際に10日間体験してみましたのでレビュー致します。
関西圏ではトライアルセットを夕方に注文すると、3日後にポストに投函されていました。
その他、つつむについて書かれた冊子や、お手入れガイド、クーポンが入っていました。
こんなに入っていて、送料、手数料無料で税込1,470円でした。この値段で10日間たっぷりと試せるのがいいですね。
では、中身を詳しく見ていきましょう。
まずは、クレンジング。コシのあるクリーム状のテクスチャーで、なめらかな伸びです。香りは特にありません。
くるくるとらせんを描くようになじませて使っていると、乳化してオイル状に変化し軽い質感になります。
洗いあがりはぬるつきも気になりませんでした。
また、高い包水性を持ち、エモリエント効果のあるクパスという果実から抽出した天然油、「テオブロマグランジフロルム種子脂」という角質保護成分が配合されているため、それほど乾燥も感じず、クリームの厚みで守られ肌への摩擦もなかったです。
私はアトピーで元々皮膚が薄いためクレンジングで肌を擦りすぎると摩擦による負担で肌が赤くなってしまうのですが、こちらは赤くなることなく使えました。
敏感肌に摩擦による肌負担は厳禁だということを考えて作られていると感じました。
馴染ませたあとぬるま湯ですすぐと、リキッドの落ちにくいアイライナーはなじませただけでは落ちなかったものの、ティントはきれいに落ちました。
このように落ちにくいメイクは使用方法にあるように、コットンに小豆1粒くらいを取って伸ばし、ポイントメイクとなじませ、やさしく拭ってぬるま湯で洗い流せば落ちてくれます。
敏感肌用のクレンジングでここまで落とせるとは驚きました。
ただ、成分表示の4番目に記載されている「ミネラルオイル(鉱物油)」は洗浄力が高いのが良い点なのですが、脱脂力、クレンジング力に優れているため、必要な皮脂を落として乾燥を招くことがあります。
そして、成分表示2番目には「エチルヘキサン酸セチル」が記載されています。
水分の蒸発を防ぐ保湿効果を発揮し、べたつかず軽い使い心地にしてくれるはたらきがありますが、こちらもクレンジングの基材となると脱脂力が高めです。
摩擦なく、あまり乾燥せず、しっかりとメイクオフが出来る点や使用感が軽くて良かったのですが、敏感肌・乾燥肌のスキンケアブランドで成分への期待も大きかったのでこの点は少し残念でした。
洗顔は2タイプありますので、分けてご紹介いたします。
ジェントルウォッシュの固形石けんは、半透明の枠練り石けんです。
透明~半透明の枠練り石鹸は「グリセリン」や「スクロース」などの透明な保湿成分が多く入っています。機械練りの不透明な石鹸より肌への負担が少なく、しっとり感のあるマイルドな洗浄力です。
角質保護成分の「テオブロマグランジフロルム種子脂」と、乾燥を防ぎ柔軟な肌に整えてくれる角質保湿成分「水添レシチン」も配合されており、よりしっとり柔らかな肌に洗い上げてくれます。
洗顔ネットで泡立てていくと、手で5~6回転がしただけで1回の使用量のレモン一個分が泡立ちました。
きめ細やかな泡です。香りはありません。
顔を泡に埋めるように洗ってみると、ふわふわと手と肌の間のクッションとなり、摩擦なく気持ちよく洗えました。洗い流すときの泡切れも早かったです。洗いあがりは、乾燥は感じませんがさっぱりとしています。肌を触るとツルっとしていて、しっかりと不要な汚れは洗い流してくれている様子でした。
ジェントルクリームウォッシュはフォームタイプの洗顔で、8種類の保湿成分が配合されています。
こちらにも角質保護成分の「テオブロマグランジフロルム種子脂」、角質保湿成分の「水添レシチン」が配合されています。
また、整肌成分の「スキンリリーフ成分」が肌を守ってくれます。
洗顔ネットで泡立てると、少量でもたっぷりと泡立ちました。
香りはなく、固形タイプと比べるとクリーミーでもっちりとした弾力のある泡です。肌に密着して泡垂れもありません。
洗いあがりは少しさっぱりしていますが、肌のつっぱりもなく、うるおいは残っていました。
ローションセラムEはうるおいを与えるだけではなく、肌の水分保持機能に着目されています。
美容液と勘違いしてしまいそうなほど、とろみのある濃厚なテクスチャーです。
濃厚ですが伸びがよく、べたつかずに肌になじむのも早いです。香りはないです。肌が敏感な時に使ってもピリピリせずに使えました。
こちらを使用する際は、コットンではなく手で付けることをおすすめします。
コットンは均一に化粧水をつけられることがメリットですが、手をおすすめする理由としては、まず化粧水にとろみがあるということと、もう一つの理由は、敏感肌の方にはコットンの摩擦が肌の負担になることもあるためです。
手のひらで包み込むことでしっかりとうるおいが行きわたります。
フェイスクリームは2種類ともディセンシア独自技術の「ヴァイタサイクルヴェール」が採用されています。
フェイスクリームも、1つずつご紹介いたします。
半透明だったのでジェルっぽいテクスチャーなのかと思いきや、一般的なクリームと比べると少し固めのクリームです。香りはないです。
手のひらで温め顔になじませると、角質層まで浸透していくというより、しっとりと肌を保護してくれている印象を受けました。
しっとり肌に密着し、肌が敏感な時でも使えました。なじませた後の肌に手を当ててみると、吸い付くようにもっちりとしていました。
時間が経っても乾燥せずにうるおいを保ってくれていました。
こちらも半透明で香りのないクリーム。ノーマルのフェイスクリームと比べると、こっくりとしていて、やや固め。
こちらも顔に馴染ませてみると、肌がうるおいのヴェールで保護されている感覚。
ノーマルのフェイスクリームと比べると、より高保湿に感じました。しっとりと肌に密着し、肌が敏感なときでも使えるのは同じでした。
なじませた直後は少しべたつくのが気になりましたが、時間が経つとしっとりに変わるのと使用量を調整すれば問題ありませんでした。
少量の使用でもしっとりするのも嬉しいポイント。使った後、肌がもっちりするのと朝まで乾燥せずそのもっちり感を保ってくれているので、スキンケアする度に嬉しくなりました。
デイ モイスチャーヴェールは日中用保湿クリームで、フェイスクリーム同様「ヴァイタサイクルヴェール」の技術が採用されています。
化粧下地としても使えて、外部環境からも守り、保湿だけでなく、UVカット(SPF16,PA++)、トーンアップ(※メイクアップ効果による)もできます。
UVカットの数値が高いものは紫外線防御力も高いですが、普段の生活ではそこまで必要ありません。
それに比べるとこちらは数値も高すぎず、ちょっとしたお出かけや家の中での日常使いにはぴったりです。
テクスチャーはベージュがかった色で、特に香りはなく伸びが良いです。使用量目安の真珠1粒くらいでも充分に伸びます。
しっとりとしていて、乾燥して皮向けしてしまった肌でも問題なく使えました。
トーンアップ効果も見て分かるように、ほんのり明るい肌に見せてくれます。
保湿効果のおかげか、ツヤ感も出て活き活きとして見えます。不自然に白っぽくならないので誰でも使いやすいです。
日中の乾燥が気になる方は使ってみてはいかがでしょうか。
価格 | 使用日数 |
---|---|
980円(税込) | 10日間 |
それぞれ使用感がよく、つつむシリーズを使い終えた後は肌が整い、うるおっているのを感じることができました。
わたしは特にフェイスクリームと日中用保湿クリームが気に入りました。
肌がもっちりと吸い付くように保湿されるだけでなく、外部環境から守ってくれる点や、日常の日やけ対策もできる点がズボラな私にはとてもありがたいです。
また、どれも肌に摩擦をほとんど与えることなく、名前の通り肌をやさしくつつむようなスキンケアでしたので、ぜひ敏感肌や乾燥肌の方にはお試し頂きたいです。