誰もが一度は聞いたことがある小林製薬がつくったスキンケア、「ヒフミド基本お手入れセット」を使用してみました。
ヒフミドとは?どんな効果が期待できるのか?など気になることを踏まえてレポートしていきます。
小林製薬の公式ホームページからヒフミドトライアルセットを注文してみると、2日程で自宅に到着しました。
トライアルセットを注文すると封筒で届くメーカーもありますが、こうしてボックスで手元に届くことにより開ける時のワクワク感が高まります。
980円とリーズナブルなトライアルセットですが、ボックスを開けると想像以上のボリュームがありました。上記の内容の他に朝晩のスキンケア方法が分かる写真付きの説明書も同封されています。
ヒフミドトライアルセットはたっぷり約1週間使用できるのが嬉しいポイントです。
コスメコンシェルジュも初めて耳にする成分なのですが、小林製薬独自の「ヒト型セラミド」のことをヒフミドと呼ぶそうです。
では、セラミドとは何でしょう。セラミドとはみなさんの肌にもともとある天然の保湿成分で、角層の中で細胞と細胞の間にサンドイッチ状になって存在する成分です。
セラミドによって保湿されたり、紫外線や大気汚染など環境から肌が守られているのです。
ですが、残念ながら年齢を重ねるごとにセラミドは減ってしまいます。セラミドが一番多い年齢はなんと、生まれたての赤ちゃんのときなのです。生まれてから徐々にセラミドは減り続け、30代を超えるとガクンと減少してしまうという驚きの事実が。
そこでセラミドが配合されたスキンケアで外側からケアしていくことで、肌の保湿効果が期待できます。
セラミドには、動物(天然)セラミド・植物性セラミド・発酵(ヒト型)セラミド・合成セラミドの大きく分けて4種類がありますが、小林製薬のヒフミドは発酵(ヒト型)セラミドです。
発酵(ヒト型)セラミドとは酵母を使いヒトの皮膚に近い状態につくられたセラミドとなっており、発酵(ヒト型)セラミドは他の種類のセラミドに比べて、肌なじみが良く保湿効果が優れている特徴があります。
発酵(ヒト型)セラミドが全てのスキンケアに配合されている、ヒフミドを実際に使ってみました。
「ヒフミド マイルドクレンジング」は水溶性成分が多く配合され、使用後の感触がさっぱりしているのが特徴のミルクタイプ。
クレンジング力が弱い傾向にあるため、残念ながらクッションファンデーションに部分的にパウダーファンデーションを重ねたメイクを落としきることはできませんでした。
ヒフミドのクレンジングは薄づきのミネラルファンデーションや、BBクリームをお使いの方に合っています。
「ヒフミド ソープa」は写真のように泡立ちが良いのが特徴です。
ヒフミドの他に保湿効果が期待できる「加水分解ローヤルゼリータンパク」が配合されているので、乾燥混合肌でもカサつきやつっぱり感を感じることなく使用できました。
ヒフミドのメインとも言える「ヒフミド エッセンスローション」は、ヒフミドを研究開発をされたスタッフさんが「量や温度によって白濁や沈殿物が発生してしまうため、ローションに配合するのが特に難しい。」とおっしゃっていただけに、最も使用してみたいアイテムでした。
保湿のことを考えられたスキンケアシリーズなので、とろみがありもっちりとした感触になるのかと予測していましたが、とろみはあるもののつけ心地は意外にもサラッとしています。
頬の乾燥部分はちょっと物足りなさを感じたので、ローションは二度重ねづけして使用しました。逆に朝はあまりしっとりしすぎるとメイクのヨレに繋がるので一度で充分です。
「ヒフミド エッセンスクリーム」は「ホホバ種子油配合」なので水分の蒸発を防ぎ、潤いを保ってくれるエモリエント効果に優れています。
クリームですがこっくりとした感触ではなく、ジェルよりちょっと硬めのテクスチャーで肌にスーッと馴染みました。クリームの重いテクスチャーが苦手な方にはおすすめしたいです。
混合肌(乾燥肌+普通肌)の私には物足りず、さらにしっとりする別のクリームを重ねて使用しました。つけ心地はベタつかず使いやすいので、もう少し保湿感があれば良かったなという印象です。
日焼け止めのSPFとは日焼けの原因となるレジャー紫外線(UV-B)で、日焼けして肌が赤くなってしまう状態になるのを遅らせる時間を表しています。
SPF1=20分とされており、UVプロテクトベースのようにSPF37だとSPF37×20分=740分となり、約12時間遅らせてくれる効果が期待できます。
もう一方のPAは、長期間浴びることで肌の奥にダメージを与える生活紫外線(UV-A)から守る効果の度合いを表しており、PAの後の+の数が多いほど効果が高くなっています。
「ヒフミド UVプロテクトベース」は化粧下地効果も入った日焼け止めで、SPF37 / PA+++です。
UVプロテクトベースは約12時間レジャー紫外線(UV-B)から肌を守り、生活紫外線(UV-A)から肌を守る効果も非常に高いので、日々の生活を送るにはちょうど良い日焼け止めと言えます。
更に化粧下地としても使えるので、朝の時短スキンケアにぴったりな一品です。
パウチから出すと日焼け止めにしてはちょっと硬めのテクスチャーでうっすらピンク色。ヒフミド配合ですので一般的な市販の日焼け止めのように、肌が引っ張られるようなつっぱり感はありませんでした。
ただ、肌にのせると白っぽく浮いてしまうので何度か馴染ませる必要がありました。肌への摩擦は負担になってしまうので、少量をつけスポンジで軽くポンポンとおさえこむのが白浮きさせないベストな使い方です。
赤みやクマなど特にカバーしたい部分がある方は、UVプロテクトベースを日焼け止めとして使用し、その後下地を使用するのがおすすめです。カバーしたい部分が特にないという方はUVプロテクトベースを下地として使用できるでしょう。
今回のヒフミドお試しセットに付いていた花柄トートバッグは、華やかでとても可愛らしいです。外側にポケットが2つ付いており、マグネットがあることにより中身も見えにくくなっているのでお弁当を入れたり、お財布だけ持って行くようなちょっとしたお出かけにも使えます。
もちろんヒフミドシリーズ一式も入るので、旅行やジムに行く際のスパバッグの代わりとしてもぴったりです。
価格 | 使用回数 |
---|---|
初回限定980円(税込) | 約1週間分 |
小林製薬独自の成分ヒフミドスキンケアシリーズを使用してみて最も印象に残ったのは、発酵(ヒト型)セラミドを配合していることによりローションとエッセンスクリームの肌への浸透(※角質層まで)が早かったことです。
乾燥が気になるけれど、スキンケアをするときにベタベタとしたテクスチャーのものは苦手という方におすすめしたいシリーズです。
エアコンが効いている環境にいる時間が多い時期は、混合肌(乾燥肌+普通肌)の乾燥の部分が出やすいので、わずかにエッセンスローションとエッセンスクリームに物足りなさを感じたものの、つけ方を変えたり別のアイテムをプラスすることで補うことができました。
発酵(ヒト型)セラミドを使用したスキンケアは高価であることが特徴の一つなのですが、ヒフミドお試し花柄トートバッグセットはリーズナブルに試すことができる嬉しいセットなのでおすすめです。