低刺激のミネラルファンデーションはどれ?ミネラルファンデーションに含まれている成分の役割や、ミネラルファンデーションを選ぶ際の注意点を解説します。5つの人気ミネラルファンデーションの配合成分を比較して、おすすめの商品をご紹介します。
ミネラルを主成分としているミネラルファンデーションは、一般的なファンデーションに比べて肌への負担が少ないと言われています。
そもそも化粧品に使われるミネラルとは細かく粉末状にした鉱物(無機質)のこと。
ミネラルファンデーションは、主にこの鉱物からできているため、シンプルなつくりなのに加え保存料などを必要としません。
また、油性ではないのでクレンジングが不要なものが多い点も、ミネラルファンデーションが肌への負担が少ないといわれる理由です。
それでは一体どのような成分で構成されているのか?ミネラルファンデーションに使われる代表的な成分とその役割を表にまとめました。
ミネラル成分 | 特徴 |
---|---|
酸化チタン | 優れた着色力を持つ白色顔料 紫外線(特にUV-B)の錯乱効果がある |
酸化亜鉛 | 収れん作用がある白色顔料 紫外線(特にUV-A)の錯乱効果がある |
酸化鉄 | 色調節に用いられる着色顔料 黄酸化鉄・ベンガラ(赤)・黒酸化鉄など色の種類がある |
マイカ | パールのようなツヤやなめらかさを出す |
シリカ(無水ケイ酸) | 吸湿性に優れている ふわふわとした質感にする |
基本的にミネラルファンデーションは、ミネラルである酸化チタン・酸化亜鉛・酸化鉄・マイカ・シリカを主成分として作られています。この5つのミネラルは、一般的な化粧品の着色料としても活用されている成分です。
その他にはパール顔料のオキシ塩化ビスマス(ミネラル)や、酸化チタンや酸化亜鉛が活性酸素を発生しないようにコーティングする水酸化Al(水酸化アルミニウム)を配合しているミネラルファンデーションもあります。
また、植物油から抽出したラウリン酸とアミノ酸のリジンを合成させたラウロイルリシンを配合しているミネラルファンデーションは、保湿効果で乾燥や化粧崩れを防いでくれます。
このようにミネラルファンデーションといっても、ミネラル100%のものとそうでないものがあることを覚えておきましょう。
ミネラルファンデーションは、たとえミネラルが100%でなくともミネラルファンデーションと表記することができるので、一見見ただけでは違いが分かりづらいのが難点。
ただし、ミネラル100%でないと肌刺激が強いというわけではありません。
では、ミネラルファンデーションに含まれる注意すべき成分とはどんなものなのか。その成分について解説します。
石油系界面活性剤・鉱物油・合成香料・合成着色料・パラベン(防腐剤)・シリコン・タルク・紫外線吸収剤・アルコールは、苦手な人が多い成分。化学・合成成分が苦手な人は、これらの成分ができるだけ含まれていないミネラルファンデーションを選ぶと良いです。
オキシ塩化ビスマスはファンデーションにツヤ感を出すミネラル成分なのですが、敏感肌の人は稀にかゆみなどを感じる場合があります。
注意したいのは、化学・合成成分が入っているからと言って全ての人の肌に負担がかかるわけではないということ。
同じく、ミネラル100%だからと言って全ての人の肌に合うわけではありません。
この成分が入っているからダメ、天然成分だから大丈夫、という基準ではなく、実際に自分の肌で試してみてから使用できるかどうかを決めましょう。
肌荒れしにくいミネラルファンデーションを選ぶなら、次の2点に気をつけて選びましょう。
ミネラルファンデーションがクレンジング不要で、洗顔料や石けんで落とせるものだと、洗顔の際に肌に与える摩擦の刺激が最小限に抑えられるので肌に優しいと言えます。
肌荒れしにくいミネラルファンデーションを選ぶなら、クレンジング不要であるかどうかもきちんとチェックしましょう。
クレンジング不要なミネラルファンデーションの中で人気がある5つの商品を厳選!ミネラル以外にどのような成分を含んでいるのか?仕上がりなどの特徴とともに比較してみました。
商品 | ミネラル成分 | その他の成分 | 特徴 |
---|---|---|---|
オンリーミネラル |
リン酸L-アスコルビルマグネシウム、酸化亜鉛、マイカ、酸化チタン、酸化鉄、シリカ | 窒化ホウ素、 トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、水素添加ホホバ油 | リン酸L-アスコルビルマグネシウムで美白ケアができる※1 |
レイチェルワイン |
マイカ、酸化亜鉛、酸化チタン、シリカ、酸化鉄 | ラウロイルリシン、水酸化Al | ラウロイルリシンで乾燥を防ぐ |
ヴァントルテ |
マイカ、酸化亜鉛、酸化チタン、シリカ、酸化鉄 | シルク、水酸化Al | 天然のシルクで保湿力が高い |
エトヴォス |
マイカ、酸化亜鉛、シリカ、酸化チタン、酸化鉄 | ラウロイルリシン、水酸化Al、糖脂質※2 | ラウロイルリシンで乾燥を防ぐ |
ベアミネラル |
マイカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、オキシ塩化ビスマス | – | ミネラル100%でできている |
※1美白とはメラニンの生成を抑えてシミとソバカスを防ぐこと。
※2糖脂質はプセウドジマツクバエンシス(オリーブ油・グリセリン・ダイズタンパク発酵物)。
ベアミネラルはミネラルだけで作られていますが、オキシ塩化ビスマスを配合しています。しかし、配合成分を極端に気にする人でなければ問題なしです。
他のミネラルファンデーションはミネラル以外の成分を含んでいますが、保湿や美白※などの効果を期待することができます。
特にヴァントルテの配合成分は、5つのミネラルの他にシルク(保湿)と水酸化Al(コーティング剤)の計7つとシンプルで、天然の保湿成分により肌を乾燥から守ることができるのが魅力です。
※美白とはメラニンの生成を抑えてシミとソバカスを防ぐこと。
ミネラルファンデーションの成分を比較した結果、Re:cosme編集部がぜひおすすめしたいアイテムを2つご紹介します。
種類 | 価格 | 容量 |
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本商品 | 4,180円(税込) | 6g |
トライアルセット | 初回2,090円(税込) | ミネラルファンデーションを含む11点・14日間分 |
ヴァントルテは、ミネラルや天然成分にこだわる方におすすめできるミネラルファンデーションです。
配合成分がシンプルであるだけでなく、クレンジング不要なのも嬉しいポイント。
高保湿成分であるピュアシルクが肌に潤いを与えてくれるので、しっとりとした自然な仕上がりになります。
種類 | 価格 | 容量 |
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本商品 | 4,950円(税込) | 5g |
トライアルセット | 初回2,090円(税込) | ミネラルファンデーションを含む3点・2週間分 |
オンリーミネラルは、使い続けることで美白有効成分のリン酸L-アスコルビルマグネシウムがメラニンの生成を抑え、シミやそばかすの発生を防いでくれます。
さらに、酸化亜鉛や酸化チタンの作用で高い日焼け止め効果(SPF50+・PA+++)があるオンリーミネラルは、肌をいたわりながら美白ケアをしたい人におすすめです。
※美白とはメラニンの生成を抑えてシミとソバカスを防ぐこと。
保湿効果や美白※効果、日焼け止め効果などの機能性も求めると、ミネラルファンデーションの配合成分は多くなっていきます。
ミネラルや天然成分にとことんこだわるのか?プラスアルファの美容効果も求めるのか?
自分がミネラルファンデーションに求めることを整理し、自分に合った成分が含まれるミネラルファンデーションを選びましょう。
※美白とはメラニンの生成を抑えてシミとソバカスを防ぐこと。