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ちふれのメーキャップベースクリームの効果を乾燥・敏感肌がレビュー

ちふれのメーキャップベースクリームの効果を検証

ちふれのメーキャップベースクリームは、お値段なんと330円(税込)の化粧下地で、口コミサイトやSNSでは、価格の安さと、「韓国コスメのウユクリームのようなトーンアップ効果がある」との評価もある、話題の化粧下地です。

口コミの評価は本当なのか、今回は、20代の乾燥・敏感肌が、使用感やメイクアップ効果をレビューします。

しっとりタイプの化粧下地ですが、乾燥肌の悩みの一つ、乾燥によるメイク崩れは防げるのかを成分にも注目しながら検証すると同時に、各種ファンデーションとの相性も検証します!

※こちらの商品は現在生産を終了しております。
※メイクアップ効果による
この記事を書いた人
鳴海 千穂
コスメコンシェルジュ
鳴海 千穂 (32)
「美と健康」を日々の目標としている主婦です。使い方が簡単、かつ、手が出しやすい価格で無理なく続けられるコスメを模索しています!
肌質:乾燥肌, 敏感肌
肌悩み:小じわ、ニキビ、ニキビ跡、乾燥、クマ、ゆらぎ

ちふれのメーキャップベースクリームを使ってみた!

ちふれのメーキャップベースクリームは、肌をしっとり整えることで、ファンデーションのノリを良くする化粧下地です。

お値段は税込330円で、ワンコイン以下(送料は除く)で購入できるのが魅力の一つです。内容量は35gで、価格の安さを考えるとかなりたっぷり入っている印象です。
SPFはないため、日焼け止めを兼ねた化粧下地として使用することはできません。

メーキャップベースクリームは滑らかなテクスチャーで伸びが良い

早速、下地をチューブから出し手に取ってみると、真っ白なクリームが出てきました!
テクスチャーは固めで、まるでバタークリームのような印象です。

ほのかに原料の香りがする無香料タイプの下地ですが、ほぼ無臭です。原料の香りが苦手な人も気にならない程度です。

こっくりとした固めのクリームですが、伸ばしてみると、ふわっと柔らかなテクスチャーに変わりました!

指で伸ばしてみたところがこちら、クリームが滑らかに伸び広がります。

伸びは良いですが、ササッとすぐには馴染まないので、手に刷り込むようにして何度か伸ばし、ようやく肌に馴染みました。

実際にメイクするときには、ムラにならないよう注意が必要です。

メーキャップベースクリームのメイク効果!顔に使用した結果は?

ちふれのメーキャップベースクリームを使ってメイクしていきます。

すっぴんは、乾燥による顔全体のくすみの他、クマやニキビ跡も気になります。

肌悩みがきれいにカバーできるのかを確認していきたいと思います。

顔全体にメーキャップベースクリームを塗っていきます。ムラにならないよう、丁寧に塗り広げていきます。

メーキャップベースクリームの伸びが良いため、1回分の使用量である真珠粒大で顔全体に十分広がります。

厚塗りは化粧崩れの原因となるため、塗り過ぎないようにしましょう。

メーキャップベースクリーム前のスキンケアポイント

ちふれのメーキャップベースクリームを使用する前のスキンケアには、肌がみずみずしくなるアイテムか、もしくは、しっとりとうるおった感触になるアイテムがおすすめ!

肌表面がうるおって滑りが良くなると、メーキャップベースクリームの伸びの良さがより生かされ、馴染みやすくなります。

サラっとした肌に仕上げるスキンケアアイテムの後にもメーキャップベースクリームを使用してみましたが、伸びがやや悪くなりました。

顔全体にメーキャップベースクリームを塗り終わった状態がこちらです。

この下地のみを使用した状態でのメイク効果を見ていきます。

自然なトーンアップ効果あり!乾燥くすみをカバーできた

「韓国コスメのウユクリームのようなトーンアップ効果がある」という口コミ評価もありますが、元々やや明るめの肌色の私は、白い肌に見えるようになった実感はありませんでした。

しかし、白浮きしない自然なトーンアップ効果で、乾燥によるくすみをきれいにカバーできました。

※メイクアップ効果による

クマ・ニキビ跡・毛穴の凹凸はカバーできず

ちふれのメーキャップベースクリームには、クマやニキビ跡、毛穴の凹凸といった肌悩みをカバーするような効果はありませんでした。

よりきれいに仕上げたい場合には、この後のメイクでコンシーラーやカバー力の高いファンデーションを使用したり、毛穴埋め効果のある化粧下地を併用したりするなど、工夫が必要です。

しっとりモチモチの肌に!サラッとした仕上がりではない

メーキャップベースクリームを塗り終えた直後の肌は、しっとりモチモチで、まるでスキンケアの最後にクリームでケアした時のようでした。

肌触りは、油性成分が多く配合されているからか「ペタッ」としています。

サラサラの肌になる仕上がりが好みの人は、「べたつき」と感じてしまうかもしれません。

ちふれのメーキャップベースクリームのメイク持ちを3種のファンデで比較!

ちふれのメーキャップベースクリームを塗った肌の化粧持ちを、パウダーファンデーションとリキッドファンデーションで比較してみました!リキッドファンデではさらにツヤ肌仕上げタイプとマットタイプの2種を検証、合計3タイプのファンデを比較します。

化粧下地の効果をわかりやすくするため、フェイスパウダーは使わずに検証し、併せて化粧ノリも確認していきます。

パウダーファンデでチェック!粉吹きカサつきはなし

メーキャップベースクリームを塗った上にパウダーファンデーションを肌に伸ばしていくと、ピタッと密着!この化粧下地の「ペタッ」とする肌触りが、パウダーを密着させる「のり」の役割を果たしてくれる実感がありました。

ちふれ公式サイトの商品紹介に「ファンデーションのつきをよくする」とありますが、納得の使い心地です。

ちふれメーキャップベースクリームを使用したメイク直後と、約8時間後の肌で粉吹きやかさつきを比べてみましょう。

乾燥肌はパウダーファンデーションでメイクした際、口元に粉吹きが現れやすいのですが、ちふれの下地を使用した場合は、口元、目元とも粉吹きやカサつきは見られませんでした。

一方、小鼻やほうれい線の溝に若干のヨレ、また、鼻先のテカりが少し気になりますが、大きく崩れることはありませんでした。軽くティッシュオフすれば、メイク直しをするまでもない程度です。

リキッドファンデでチェック!ツヤタイプは皮脂崩れあり

メーキャップベースクリームを塗った上に、皮脂崩れを防ぐ効果の高い油性成分(ジメチコン)が最も多く配合されたリキッドファンデーションを使用します。

肌表面がメーキャップベースクリームでしっとり整っているからか、リキッドファンデーションを肌に伸ばす時、とても馴染ませやすかったです!

メイク直後と、約8時間後の肌がこちら。

パウダーファンデーション使用時と同様、口元に粉吹きは現れず、目元もカサつきませんでした。

しかし、鼻がテカり顔全体にもべたつきが出て、ファンデーションが毛穴に落ちる毛穴落ちも気になります。

これは乾燥崩れではなく「皮脂崩れ」によるもので、皮脂崩れを防ぐタイプのリキッドファンデーションで検証しましたが、その効果は生かされませんでした。

油性成分が多く配合されたリキッドファンデーションを使用する場合は、ティッシュオフやあぶらとり紙を使用して余分な皮脂を取り除き、べたつきのない肌に整えた上で、メイク直しをする必要がありそうです。

リキッドファンデでチェック!マットタイプは化粧持ちが優秀

マットタイプのリキッドファンデーションは、揮発性のある成分が多く配合されたものを使用しました。肌へ伸ばしていくうちに、リキッドが乾いてしまう特性があるタイプのファンデーションです。

通常だと伸びが悪いファンデーションなのですが、メーキャップベースクリームで肌がしっとりしているからか、リキッドの伸びは悪くならず、馴染ませやすかったです。

化粧持ちは、マットタイプのリキッドファンデーション使用時が最も良い結果となり、なんと約12時間経ってもきれいなメイクの状態を維持できました!

ただ、気になったのは肌の乾燥で、口元の粉吹きもなく、見た目にはわかりませんが、時間が経つと顔全体がつっぱる感覚がありました。合わせて下まぶたにうっすらと小じわができてしまいました。

それでも、半日経っても乾燥しすぎてしまうということはなかったので、メーキャップベースクリームの持つ「エモリエント効果」が発揮された感じがしました。

ちふれのメーキャップベースクリームの成分!油性成分が乾燥から肌を守る

ちふれは全商品に成分の配合量が記載されているので、メーキャップベースクリームの配合成分もチェックしてみました。

基材の水を除き、乾燥から肌を守ってうるおいを保つ「エモリエント効果」のある油性成分が、最も多く含まれています。

ミネラルオイルやワセリンなど、全5種類の油性成分を配合し、全体の3割弱(計27.93%)を占めています。

メーキャップベースクリームは、スキンケアで肌に与えた水分と油分を、メイク中も守ってくれる化粧下地といえます。

ちふれのメーキャップベースクリームのメリット・デメリット

ちふれのメーキャップベースクリームを実際に使ってみて感じたメリットとデメリットはこちらです。

メリット
  • ファンデーションが肌に密着し、化粧ノリが良くなる
  • 乾燥によるメイク崩れを防げる
  • 自然なトーンアップ効果
  • 色つき下地ではないため、ファンデーションの色を生かせる
  • 低価格で内容量が多い
デメリット
  • カバー力があまりない
  • 皮脂崩れしやすい
  • 日焼け止め効果なし
  • トーンアップ効果は普通
  • ※メイクアップ効果による

メーキャップベースクリームは肌をしっとり整える伸びの良いクリームで、乾燥が原因となるメイク崩れを防ぐことができる商品だと思いました。

肌の気になる部分をカバーする力はさほど高くはなく、日焼け止めの効果などもないため、物足りない面もありますが、低価格ということもあり値段相応という考え方もできるかもしれません。

ちふれのメーキャップベースクリームは敏感肌向け商品ではない

年中乾燥肌かつ、幼い頃アトピーに悩まされたことから大人になった今も敏感肌の私ですが、メーキャップベースクリームを1週間程使用してみて、刺激が少なく、肌荒れすることはありませんでした。

ただし、誰でも皮膚トラブルを起こす可能性はゼロとは言えません。
ちふれのメーキャップベースクリームは無香料・無着色ですが、防腐剤等が無添加なわけではなく、敏感肌向けの化粧品というわけでもありません。

防腐剤としてパラベン(メチルパラベン、プロピルパラベン)が使用されているので、パラベンが肌に合わない人は注意が必要です。

敏感肌で皮膚トラブルが心配な人は使用前にパッチテストを!

パラベンに反応してしまう方や、敏感肌という方は、メーキャップベースクリームを使用する前に、二の腕の内側に商品を塗布して、異常が現れないか確認してみましょう。

この商品を購入したドラッグストアの、ちふれ商品の陳列棚に、パッチテストのやり方が詳しく記載されたリーフレットがありました。

ちふれによる消費者への心遣いが感じられます。

ちふれ公式サイトにも、リーフレットの記載内容と同じパッチテスト方法が載っています。

今回体験したちふれのメーキャップベースクリームの詳細

価格 内容量
330円(税込) 35g
ちふれメーキャップベースクリームは
保湿に特化した化粧下地

乾燥肌の私にとって、乾燥によるメイク崩れを防ぐことは、ベースメイクにおいて重要ポイント。ファンデーションの種類を問わず、口元の粉吹きや目元のカサつきの他、顔全体の乾燥も防いでくれた点は高評価です!
しかし、皮脂崩れやテカリは防げず、油性成分も多いことから、脂性肌の人や、夏場の使用には不向きと感じました。
乾燥肌の人や、エアコンの下など乾燥しやすい環境で過ごす人は試す価値ありです!

 

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