透明白肌薬用Wホワイトエッセンスは、シミを最小限におさえるプチプラ美容液として大変注目されています。
化粧品をテストする雑誌LDKにて、数ある美白美容液のなかから選ばれ、効果や成分などが検証されています※。
このプチプラ美容液にどれほどの実力があるのか、買うべきか買わざるべきか、40代の私が体験し、成分や効果、使い方についてまとめました。
※LDK theBeauty2020年7月号
※この記事での美白とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐことを指します。
Wホワイトエッセンスのパッケージには、真っ白な顔のマークが記載されています。インパクトがあるので、店頭に並んでいてもすぐに見つけられそうです。
使用する前にまずはWホワイトエッセンスの成分と効果について解説します。まずは、全成分をチェックしてみましょう。
Wホワイトエッセンスは、プチプラ価格でありながら、以下3つの有効成分に加えて、ヒアルロン酸やコラーゲン、数種類の植物エキスが配合された医薬部外品。
メラニンの生成をおさえて、シミそばかすを防ぐだけでなく、肌にうるおいを与えみずみずしい肌へ導く効果も期待できます。
それでは、有効成分を見てみましょう。
このうち、美白有効成分はアスコルビン酸2-グルコシドとアルブチンです。アスコルビン酸2-グルコシドはビタミンC誘導体のことで、低刺激な美白有効成分として有名です。
また、グリチルリチン酸ジカリウムは、抗炎症成分です。肌荒れを防ぐ効果が期待できます。
さらに、有効成分だけでなく、肌にうるおいを与える成分もバランス良く配合されている印象があります。植物エキスは、プルーン酵素分解物やキウイエキスなどが保湿成分として含まれています。シミを作らせない、濃くさせないという役割を担いながら、うるおいに満ちた肌を目指せそうです。
透明白肌の公式サイトに記載されているWホワイトエッセンスの基本的な使い方を確認しました。
スキンケアの順番として、この美容液は、化粧水のあとに使用します。透明白肌は美容液のほかに、化粧水、洗顔ウォッシュ、ジェルクリームがあり、ライン使いできるようになっています。
洗顔後、化粧水（透明白肌ホワイトローション）で肌を整えたあと、2プッシュ手のひらに取り出し、顔全体になじませます。
シミや乾燥によるくすみが気になる部分にポイント使いするのもおすすめです。
タイミングとしては、朝と夜、1日2回の使用が可能です。
私は、いきなり2プッシュ出して塗るのではなく、肌のうるおい感を確かめながら、量を日々調節していきたかったので、まとめて2プッシュ出すのではなく2回にわけて1プッシュ目を塗布し、必要に応じて2プッシュ目を追加するという流れで使用してみました。
洗顔後、化粧水で肌を整えまずは1プッシュ取り出します。手のひらにのばし、顔全体を包み込むようにしてなじませます。
1プッシュでは少し物足りないときは、再度1プッシュ出し、重ね付けします。うるおいをしっかり感じている場所ではなく、少し乾燥が気になる部分や、もやもやとシミ予備軍がありそうな場所につけます。
私は、朝と夜の2回、約2週間継続して使用してみました。
より効果を感じたいのであれば、ライン使いがおすすめです。
というのも医薬部外品は、厚生労働省が許可した有効成分が一定の濃度配合されており、穏やかな効果が期待できるものを指します。すなわち、有効成分の濃度が、低くても高くても認められないのです。
したがって、化粧品は、ライン使いによって美白有効成分を重ね付けすることで、より効果を実感できるように作られています。
公式サイトでも、化粧水を使うなら、透明白肌ホワイトローションがおすすめであると明記されています。
Wホワイトエッセンスは朝の使用もおすすめです。
東京都健康長寿医療センター研究所、東京医科歯科大学、株式会社リソウが行った合同研究で、肌へのビタミンCの塗布は、紫外線を浴びる前が効果的であることがわかっています。
公式サイトに記載されている、ライン使いする場合の朝のスキンケアの基本的な順番は次の通りです。
洗顔（ホワイトウォッシュN）→化粧水（ホワイトローション）→美容液（Wホワイトエッセンス）→クリーム（ホワイトジェルクリーム）
洗顔から化粧水、美容液までの工程は、手早くなじませますが、美容液のあとは少し時間をおいて馴染ませてから、次の工程に移りましょう。
私は、洗顔→化粧水→美容液（Wホワイトエッセンス）→UV下地→ファンデーションの順に使いました。
美容液のあとすぐにUV下地を塗るとヨレやすいので要注意が必要です。しっかりなじませてから使うと、下地も均一につき、ファンデ-ションのノリもよかったです。
レモンパックをすると、紫外線を吸収しシミになるイメージから、ビタミンCコスメを朝に使わない方が良いと考える人もいるかもしれません。
レモンパックをするとシミになりやすいのは、ビタミンC誘導体ではなく、レモンに含まれる「ソラレン」と言われる成分が原因。ビタミンC誘導体は、肌になじみにくいビタミンCを角質層まで届きやすいようにした成分です。
ビタミンC誘導体は、シミ、そばかすを防ぎつつ、紫外線によるダメージを防ぐことができるため、朝のスキンケアにおすすめです。
Wホワイトエッセンスは美容液なので乳白色をイメージしていましたが、実際は透明のジェルでした。
無香料タイプで素材の香りは少ししますが、ほんのわずかな香りです。手に出したとき少し香る程度で、時間が経つと消えました。
Wホワイトエッセンスのテクスチャーはジェル状でとろみのあるやわらかなテクスチャーです。さっぱりというよりは、ゆっくりと肌の角質層に浸透し、しっとり、ふっくらと肌が整う印象でした。
ジェル化粧水と比べるとややベタつき感はあります。ただ、一般的な美容液と比べると、さらっとして軽い方ではないかと思います。
Wホワイトエッセンスを2週間試して感じたメリットとデメリットをまとめました。
プッシュ式ボトルなので、どのくらい出せば適量なのか、悩まずにすみます。
また、保湿成分がたっぷりと配合されている点も気に入りました。シミやそばかすを防ぎつつ、うるおいも与えてくれるので、肌のキメが整った印象に。使用している間、シミが濃くなったり、増えたりすることはありませんでした。
はじめは2プッシュ使っていましたが、一週間後くらいから1プッシュでも満たされたうるおいを感じるようになりました。
ジェルタイプなので、拭き取りジェルのようなさらさら、さっぱりのテクスチャーを想像すると少し違和感があるかもしれません。また、ジェルをつけてすぐメイクをすると、メイクがヨレやすいです。
瞬時にさっと肌になじむというよりは、じっくりと角質層に浸透していくイメージです。美容液をつけたら、手のひらでやさしく包み込み、じっくりとなじませます。すぐにメイクにとりかかるのではなく、2～3分置くときれいに仕上がります。
今回、私はWホワイトエッセンスを公式サイトより購入しました。
公式サイトからの購入特典として、1回の注文につきサンプルが1つもらえます。ただし、選べるサンプルが限られているため、すべてお試しできるというわけではありません。
私は、SPF31 PA++の絹白しっとり下地を選びました。美容クリームのような使い心地で、Wホワイトエッセンスとの相性も良かったです。
透明白肌薬用Wホワイトエッセンスは、ライトな使用感の美容液です。少量でも満足度の高いうるおい感が得られます。
プチプラでありながら、美白有効成分も2種類配合されていました。
朝の2プッシュで、紫外線による肌ダメージを防ぎつつ、シミを増やさないように、濃くさせないようにアプローチすることができます。
