資生堂が販売するドルックスシリーズは「使い心地と品質を重視したスタンダードスキンケア」をコンセプトとしたブランドです。
今回はドルックスのクレンジングクリームを乾燥肌のライターが試してみました。
使い方とメイクの落ち具合、保湿効果についてレポートしていきます。
ドルックスのクレンジングクリームは拭き取り専用のメイク落としです。
油性成分を中心としたドルックスのクレンジングクリームは、高いクレンジング力と同時に保湿力が期待できます。
油性成分が肌の水分の蒸散を防ぎ、エモリエント効果で肌をふっくらと柔らかくする効果が期待できます。
そのため、保湿力を保ちながらも濃い目のメイクを落としたい乾燥肌の方にお勧めできます。
また、拭き取りタイプは洗い流すタイプと比べてやや手間がかかる分、メイク落としにかかる時間をスキンケアとして取り入れられる方に向いています。
ドルックスのクレンジングクリームはロングセラー商品ということもあり、長年愛用している方が多く、1度その使い心地やしっとり感を体験すると、やみつきになってしまうようです。
内容量は135gとたっぷり入って価格は880円(税込)です。
リピートしやすいプチプラ価格で、たっぷり惜しみなく使える点が嬉しいです。
毎日のように使用するクレンジングなので、使いやすいクレンジングクリームをお探しの方にお勧めです。
公式販売サイトにてドルックスのクレンジングクリームの口コミを調べてみました。
良い口コミで目立ったのは、祖母や母世代から長年愛され続け、その方々の肌がキレイで自分も使い出したという声でした。
長く愛用することでしっとりとした肌のツヤやハリを感じることができるようです。
一方悪い口コミでは、クレンジングクリーム特有のべたつきや油っぽさを挙げている方がいらっしゃいました。
香りについては、気に入る方と気に入らない方とで意見が分かれるような印象です。
ドルックスのクレンジングクリームを使用して実際にメイクを落としてみました。
テクスチャーや香り、メイクの落ち具合と保湿力についてレビューしていきます。
ドルックスのクレンジングクリームは真っ白で、蓋を開けた瞬間からフローラル系の香りがしっかりと香ります。
公式サイトでは「ほのかなジャスミンの優雅な香り」と表記されており、昔ながらの化粧品をイメージさせる香りです。
無香料を好む方にはややきつく感じるかもしれませんが、香りを楽しみたい方には、この独特な香りが一つの魅力になりうると感じました。
ドルックスのクレンジングクリームをスパチュラにすくってみました。
水分量が少なめで固さがあり、まるでバタークリームのようにこってりとした質感です。
ドルックスのクレンジングクリームでメイクの落ち具合を確かめていきます。
リキッドファンデーションの上にパウダーファンデーションを重ね、上からアイブロウマスカラ、ウォータープルーフマスカラ、ウォータープルーフアイライナー、アイシャドウ、チークを重ねます。
リップは落ちにくいテイントリップを用いました。
ドルックスのクレンジングクリームは水分量が少なく、固さが特徴的です。
そのため、肌に抵抗することなく伸ばせるか気になりましたが、クリームに触れてみると思いのほか簡単にほぐれていきました。
一見固そうなクリームでしたが、程よく柔らかさもあり、肌に伸ばす際に力は要りません。
厚みのあるクリームがクッションとなって肌摩擦を防ぎながら滑らかに伸びていきます。
メイクとドルックスのクレンジングクリームを馴染ませてはじめてからの1~2分は、メイクがあまり浮いてきませんでした。
しかし、焦ることなく丁寧に馴染ませ続け、3分程経つとだんだんメイクが浮いてきました。
優しく丁寧にメイクと馴染ませ5分程経過したところで、メイク全体がドルックスのクレンジングクリームの油分と溶け合い、全体的にメイクが落ちているのが確認できました。
ドルックスのクレンジングクリームは拭き取り専用のため、ティッシュで拭き取っていきます。
今回私はコットンを使用しました。
コットンで拭きとると、メイク汚れがコットンにしっかりと付着しています。
「拭き取る」という動作の効果も合わさって、細かなマスカラのカスまでしっかりと取りきることができました。
メイク汚れを半分コットンで拭き取りました。拭き取った後の肌はメイク残りもなく、しっかりとメイクが落とせています。
コットンやティッシュでクリームをしっかりと拭き取れば、肌の上でクリームが残らず余分なべたつきを軽減することができます。
拭き取り後の肌は、十分に保湿されてしっとりもっちりな質感に。なめらかでツヤのある肌に仕上がりました。
私は乾燥肌ですが、クレンジングはさっぱりとした使用感が好みで、今まではクリームタイプのクレンジングは正直苦手でした。
しかし、丁寧にコットンでクリームを拭き取れば、クリームのデメリットであるべたべた感を取り除くことができ、苦手意識はなくなりました。
その上で、クリームタイプの良さであるしっとり感や高い保湿性を感じ、拭き取り後の肌に弾力が出てツヤを得ることができました。
肌が乾燥しやすい方やお肌のハリの低下が気になる方にも向いていると感じました。
ドルックスのクレンジングクリームの使い方をご紹介します。
ドルックスのクレンジングクリームを使用する際、水気は避けてください。水気がない場所で、さらにティッシュで拭き取ることを考えると、お部屋の中やパウダールームで使用するのがベストです。
公式の使用法に特に記載はありませんが、クレンジングクリームを拭き取った後は普段の洗顔料でW洗顔をすることをお勧めします。
W洗顔をすることで、ティッシュで拭き取ることができなかったクリームの残りを取り除き、余分な油分や古い角質を落として明るい素肌に洗いあげることができますよ。
こってり濃厚なテクスチャーのドルックスのクレンジングクリームには、どのような油性成分が配合されているのでしょうか。
オイルの特徴について解説していきます。
油性成分 | ミネラルオイル、パラフィン、ワセリン、パーム油等 |
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界面活性剤 | ポリソルベート60,ステアリン酸グリセリル |
乳化 | セタノール等 |
ドルックスのクレンジングクリームは油性成分として、ミネラルオイル、パラフィン、ワセリン、パーム油等の炭化水素油という種類の油分を配合しています。
水で洗い流すタイプのクレンジングクリームは界面活性剤の量や種類が多くなりやすいです。
ドルックスのクレンジングクリームは拭き取り専用なので、水で洗い流すタイプと比較して、肌の乾燥を招きやすい界面活性剤の量や種類は少なめだと考えてよいでしょう。
ドルックスのクレンジングクリームの販売先を調べてみました。
ドルックスのクレンジングクリームは資生堂のロングセラー商品ということもあり、大型のドラッグストアでお取り扱いがあります。
通販では資生堂公式通販の「ワタシプラス」や、アットコスメオンラインサイト、amazonや楽天など販売チャネルが豊富です。
今回、私の近所のドラッグストアでは見つけることができなかっため通販を利用しました。
資生堂公式通販の「ワタシプラス」では、1品から送料無料なので、とても購入しやすく便利ですよ。
お近くのドラッグストアに取り扱いが無い場合はぜひ通販を利用してみてください。
クリームの油分とメイクの油分が溶け合うことでメイクが落ちる、まさに「油でメイクを落とす」タイプのクレンジングです。
油でメイクを落とすタイプのクレンジングは基本的にクレンジング力が高めで、濃い目のメイクの方に向いています。
メイクとしっかりと落としつつ、油性成分が肌の水分蒸散を防ぐので、拭き取った後の肌はかさつくことなく、しっとりなめらかなツヤのある肌を目指せます。
ドルックスのクレンジングクリームはメイク落としを単なる作業だと思わずに、肌をきれいにするお手入れだと考えて自分の肌に向き合いながら丁寧にメイクを落としたい、そんな方に向いています。