メイクはしっかり落ちるのにお肌はしっとりすると評判の、ファンケル マイルドクレンジングオイル。
クレンジングオイルは乾燥を感じるものも多いので、気になって実際に試してみました。
webサイトで注文した翌々日、自宅に届きました。
段ボールを開けると、ファンケルマイルドクレンジングオイルのほかに、商品紹介冊子と払込取扱票が同梱されています。
容量 | 使用回数 |
---|---|
60mL | 約30日分 |
マイルドクレンジングオイルをはじめて使う人が納得いくまでしっかり試せる、約1カ月分のたっぷりサイズで税込500円なので、すごく試しやすい感じました。
また、ファンケルの通信販売をはじめて利用する場合は、ファンケルが送料を負担してくれるも嬉しい点です。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルの1回の使用量の目安は2プッシュ。
メーカーによってはトライアルサイズと通常販売サイズの容器が違う場合がありますが、ファンケルのマイルドクレンジングオイルの通販限定トライアルサイズは通常販売サイズと同様に、プッシュタイプのボトルです。
そのため、1回の使用量を通常販売サイズと同じように出すことができるのが魅力的です。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルはややとろみのあるテクスチャーでのびがよく、クレンジングオイル特有の重たさがありません。
するするとのびてメイクとなじんでいくので、非常に心地良いです。
またクレンジングオイルは、すすぐ前にきちんと「乳化」をさせないとベタつきを感じるものが多いのですが、マイルドクレンジングオイルは念入りに乳化をしなくても落としやすいと感じました。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルの魅力のひとつは「濡れた手でも使える」という点です。
実際に濡れた手でもメイクがしっかり落ちるのか、私の普段のメイク道具を使用して試してみました。
まずは濡らさずにマイルドクレンジングオイルを乗せます。
ほぼさわっていないのに口紅が浮いて落ち始めるほどのクレンジング力の高さ。
ほとんどこすらずメイクになじみ、短時間で落とせるため摩擦を与えづらく、お肌に負担がかかりにくいのがわかります。
続いて、この濡れてびしょびしょの手にそのままマイルドクレンジングオイルを乗せてなじませてみました。
乾いた状態で使用したときのように、メイクがとろけるような感じはなく、ジェルアイラインが少し残ってしまいました。
しかし、濃いオレンジの口紅や、厚めに塗ったファンデーションはきれいに落ちています。
たしかに濡れた手でもメイクを落とすことができますが、濃いメイクをしっかり落とすには手が乾いた状態で使用した方がよいと感じました。
クレンジングオイルは、オイル成分で油性のメイクを溶かして落とすものですが、水と油は混ざらないという特性があるので、このままではすすぐことができません。 そのためクレンジングオイルには、油性成分と水分を混ぜ合う「乳化」を起こすために、界面活性剤が配合されています。
この乳化を起こすためには、クレンジングオイルにごく少量の水分を混ぜる必要があります。
手に水をつけて、クレンジングオイルになじませると写真のように白く濁り、また感触も軽くなるのが「乳化」が完了した合図です。
クレンジングオイルをしっかり乳化させることで、オイルとメイクがよりすっきりと落ちるので、クレンジング剤を使用する時は必ず「乳化」をさせましょう。
「乾燥肌だけど洗い上りがしっとり」「肌がカサつかない」など、乾燥肌の人からの明るい口コミが印象的なファンケルのマイルドクレンジングオイル。
私は脂性肌なのであまり乾燥を感じることがないのですが、たしかに、乾燥によるツッパリ感やカサつきは感じません。
では、マイルドクレンジングオイルがなぜ乾燥しにくいのか、全成分から見ていきましょう。
クレンジングオイルの主成分となるオイルは、「炭化水素油系」「エステル油系」「油脂系」の3つに分けることができ、「エステル油」はクレンジング力の強さが炭化水素油系よりもややおだやかで、油脂系よりもやや強いのが特徴です。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルの主成分は、エチルヘキサン酸セチルとジイソノナン酸BGという「エステル油」なので、クレンジング力が高すぎず、クレンジングオイルの中では乾燥しにくいといえます。
クレンジングオイルを乳化させ、ベタつかずにすっきりと落とすための「乳化剤」として配合されるのが「界面活性剤」。
界面活性剤の中でも「石油系界面活性剤」は、お肌に吸着しやすいためメイクなどがよく落ちるのが特徴ですが、その分、脱脂力が強くお肌の乾燥を招くことがあります。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、石油系界面活性剤を配合していないのが魅力のひとつで、乾燥しやすいイメージのあるオイルタイプのクレンジング剤でありながら、乾燥しにくいのが特徴です。
<ファンケルマイルドクレンジングオイルに配合されている界面活性剤>
これらは植物などから抽出・合成した界面活性剤で、石油系界面活性剤と呼ばれるものにくらべて、脱脂力が穏やかな傾向にあります。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルにはジメチコン(シリコーン油)が配合されていて、お肌を乾燥から守ってくれます。
シリコンにアレルギーがある場合は使用を避けた方がよいですが、ベタつきがなくお肌に均一な薄い皮膜をつくってなめらかな感触をあたえてくれる成分として、お肌の乾燥をふせぎます。
軽い着け心地でオイルなのに乾燥しないファンケルのマイルドクレンジングオイルには、他にも3つの魅力があります。
メイク落としとしてだけでなく、毛穴につまった角栓にも働きかけると評判のファンケルマイルドクレンジングオイル。
私はあまり毛穴のつまりは気にしていないのですが、適量を乾いた手に取って小鼻になじませてしばらくすると、手にジャリっとした砂粒のような触感がありました。
確認してみると、手に塩の結晶のような小さな角栓が2粒ついていました。
残念ながら「毛穴がぱっくりと空いて角栓がとれたのがわかる!」「毛穴詰まりによる黒ずみが薄くなった」などの効果を確認できたわけではないのですが、毛穴の中にファンデが残っているということもなかったので、しっかり毛穴までクレンジングできているのだとわかります。
「まつげエクステをつけているときはクレンジングオイルは使用NG」と聞くことがありますが、ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、マツエクをつけているときでも使用することができます。
マツエクをしているときにクレンジングオイルの使用がNGと言われるのは、マツエクのグルー(接着剤)がオイルに弱いからという理由があります。
マイルドクレンジングオイルは「石油系界面活性剤が不使用」である点や、こすらなくてもスルスルとのび、すばやくメイクとなじむため、まつげに負担をかけにくい点から、マツエクをつけているときでも使用することができます。
一般的なグルー(シアノアクリレート系)以外の接着剤を使っている場合は影響があるかもしれないので、施術を担当するアイリストに確認しましょう。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、クレンジングのあとに洗顔をする「ダブル洗顔」が必要なクレンジング剤です。
ファンケルのマイクレは、メイク汚れや毛穴の角栓・黒ずみを落とすことにすぐれた商品ですが、古くなった角質や皮脂を落とす機能は弱いので、クレンジング後の洗顔が推奨されています。
時短をしたい人や、なるべくお肌の負担をかけないためにダブル洗顔不要のクレンジング剤を使用したい人には向きませんが、ダブル洗顔をすることでよりしっかりとお肌の汚れを落とすことができます。
ファンケルのマイルドクレンジングオイルはダブル洗顔が必要な点、濡れた手でも使えるがクレンジング力がやや落ちる点が気になります。
ですが、乾いた手で使用したときは、ほとんどこすらずにメイクが落ちるほどクレンジング力が高いのに、ツッパリやヒリつきなどの肌の乾燥を感じない点は大変魅力的でした。