購入しやすい価格で優秀なアイテムが手に入る無印良品。
そんな無印良品のアイテムの中から今回注目したのは、保湿力がありながらサラサラとしていてベタつかない、と評判の高保湿UVメイクアップベース。
保湿系の化粧下地はベタつきやメイク崩れ・テカリが気になってあまり使わない……という脂性肌さんも多いのではないのでしょうか。
私はまさにそのタイプで、乾燥しやすい真冬しか保湿系の化粧下地を使わないので、保湿してくれるのにサラサラ仕上げの化粧下地はかなり気になります。
脂性肌で皮脂や毛穴が気になるライターが、無印良品の高保湿UVメイクアップベースを実際に使ってレポートしていきます。
高保湿UVメイクアップベースの評価を口コミサイトやSNSで調べてみたところ、販売開始から2年ほどしか経っていないこともあって、実際に使ってみた人の声は少なかったのですが、良い・悪い、どちらの口コミもあったので紹介していきます。
といったように、保湿力や使い勝手に満足しているという声が多かったです。
一方で、
と、いった声も……。
今回は、商品名にもあり口コミでも評判だった「高保湿」に特に注目しつつ、脂性肌が気になる「皮脂くずれ」や「テカリ」、毛穴を中心とした「カバー力」などを徹底的にレポートしていきます。
無印良品の高保湿UVメイクアップベースを、脂性肌で皮脂によるメイク崩れや毛穴落ちを起こしやすい筆者が実際に顔や手の甲を使ってお試ししてみます。
メイクの崩れや毛穴落ちの検証には、普段から使っている微粒子のパウダーファンデ(プレストタイプ)を使用しました。
無印良品の高保湿下地を使う際は、まずキャップを閉めたままで容器をよく振ります。
容器には「指先に適量をとり」とありますが、かなりさらさらのテクスチャーでこぼれやすいので、私は手のひらに出して少量ずつ指先にとって使いました。
それから下地を顔全体・首筋に伸ばし、ファンデーションやお粉などでベースメイクを完成させます。
日焼け止め効果があるものなので、首筋までしっかり塗るのがおすすめです。
充分な紫外線防止効果を得るために、適量を使用すること・ムラなく伸ばすこと・こまめに塗り直すことが推奨されています。
高保湿UVメイクアップベースの容器は、細身の円筒型チューブ。
日焼け止め効果があり、こまめに塗り直すことを推奨されているので、スリムな容器はポーチにも入れておきやすく嬉しいですね。
テクスチャーはさらさらとしていたミルクタイプで、とても伸びが良く、厚塗りになりにくいのが特徴です。伸ばしやすく薄付きが叶うという口コミは本当だなと思いました。
薄く塗れるので、ファンデーションの邪魔にもなりにくく、厚塗りによる化粧崩れも防ぐことができます。
また、充分な紫外線防止効果を得るためにこまめな塗り直しがおすすめされていて、サラッとしたテクスチャーだとファンデの上からでも塗りやすいですね。
高保湿UVメイクアップベースを実際に使ってみると、たしかに保湿感があります。
ですが、かなりサラッとした仕上がりで、私が冬に使用しているクリームタイプの保湿系化粧下地に比べると、しっとり感はやや低め。
皮脂が出やすい脂性肌の私としては重たくならないので好感触でしたが、口コミにあったように、強いしっとり感を求める乾燥肌さんには物足りないかも知れません。
保湿系化粧下地にしてはかなりサラサラとしているので、ツヤ感は強くなく、自然なお肌に仕上がります。
ツヤ肌・水光肌に仕上げたい人には不向きですが、セミマットなお肌が好みの方にはおすすめです。
無印良品の高保湿UVメイクアップベースには、オレンジっぽいベージュの色がついていますが、顔色を補正したり、シミ・くすみ・毛穴などをカバーしたりする効果はほとんど感じられませんでした。
口コミでもカバー力の弱さについて言われていましたが、その通りだと思いました。
「保湿」に重点を置いた化粧下地なので、カバー力に関しては、自分のお肌に合わせてコントロールカラーや部分下地を使用してプラスしていくと良いでしょう。
高保湿UVメイクアップベースの日焼け止め効果は「SPF27・PA++」とやや低めなので、日差しがあまり強くない時期の日常的なUVケアにおすすめです。
SPFやPAの数値が高すぎると乾燥や刺激を感じてしまう、という人にも使いやすい数値になっているので、ぜひ試してみてください。
メイク直後と、メイクをしてから6時間が経過したお肌を比較していきます。
「高保湿」をうたったアイテムということもあり、乾燥はほとんど感じません。
気温は12℃前後、それなりに乾燥している日でしたが、乾燥しやすい顔の外側・目元・口元なども特に乾燥はありませんでした。口コミにもあったように、適度なしっとり感を得られます。
ですが、脂性肌で皮脂がとても出やすい私が気になるのは皮脂によるヨレや崩れ。
メイクをしてから6時間経ったお肌を見てみると……
特に皮脂がでる鼻の周りのファンデがほとんど取れてしまい、毛穴の目立つすっぴん状態に……。
かなりごっそりとファンデがとれてしまったので、脂性肌の私は口コミにあった「崩れても汚くなりにくい」という効果を感じることは出来ませんでした。
皮脂をオフして、しっかりめにファンデを塗ってお直しをする必要がありました。
私のようにかなり皮脂量が多いタイプの脂性肌が使用するとメイクが取れてしまいやすいようで残念です。
「顔の中心は皮脂が多いけど、外側は乾燥する」という場合、顔の中心は肌表面の皮脂を抑制する下地、顔の外側は無印良品の高保湿下地……と使い分けることはできそうですが、全体的に皮脂が多めの場合は不向きなようです。
無印良品の高保湿UVメイクアップベースを脂性肌の私が使用してみたところ、乾燥はしないけど皮脂が抑えられず6時間で鼻周りはすっぴん状態になるという結果に……。
かなり皮脂が出てしまう脂性肌の私には、あまり向いていなかったようです。
しかし冬場の使用でも乾燥は感じなかったので、乾燥がやや気になる方や、「鼻周りや頬は皮脂が出るけど、顔の外側は乾燥しがち」という混合肌さんには、ぜひ試してみてもらいたいですね。
また、色補正の効果がないので、白浮きしたり逆に顔色がくすんでしまったりすることがなく、使い勝手が良いと感じました。
今回の使用で私は肌への刺激を感じることはありませんでしたが、口コミによるとお肌が敏感な状態ではヒリヒリすることもあるようなので、肌状態と相談して使用してください。
無印良品の高保湿UVメイクアップベースは、無印良品の店舗もしくは公式オンラインショップなどで購入できます。
店舗が近くにない場合は、無印良品の公式通販やLOHACOで購入可能ですが、一定以上の額を購入しないと送料がかかってしまうため、他の商品とのまとめ買いの予定がなければ店舗に行くのがおすすめです。
無印良品の高保湿UVメイクアップベースは、口コミにもあるようにサラッとしたテクスチャーで伸びがよく、薄づきに仕上げることが出来る化粧下地。
皮脂が過剰に出てしまう脂性肌のライターが使用したところ「乾燥は感じないけど、皮脂でメイクがとれて鼻周りがすっぴん状態」になってしまいましたが、保湿力に関しては充分にあると感じたので、乾燥がやや気になる方・混合肌の方に使っていただきたいと思いました。
SPF・PAの数値が低めなので、日差しのあまり強くない時期の日常的なUVケアにおすすめです。
肌色の補正や、シミ・くすみ・毛穴のカバー力は低いので、肌悩みに合わせてコントロールカラーや部分下地をプラスするのがおすすめです。