インテグレートのエアフィールメーカー(以下エアフィールメーカー)は、ふんわりとした軽い使用感で毛穴やテカリを見えにくくカバーする化粧下地です。
口コミやSNSでも崩れにくさやカバー力について話題になっていますが、実際にはどのくらいの効果が感じられるのかぜひ知りたいところです。
ゴールドやオレンジ系の色が似合うといわれるイエローベースの肌で、乾燥肌寄りの私がエアフィールメーカーのレモンカラーを試して、使用感やおすすめの使い方を紹介していきます。
INTEGRATE エアフィールメーカー レモンカラー 30g
990円(税込)
中身の色と同じ淡い黄色の、チューブタイプの容器です。
下地を出してみると中身が垂れたりせず、そこにとどまる程度の硬さのテクスチャーです。
資生堂のオンラインショップのページには柑橘の香りと書いてありますが、意識しないと香りがついていることも気づかないくらいほんのりと香ります。
匂い付きが苦手な方でも気にせずに使える程度でしょう。
エアフィールメーカーを肌に伸ばしてみると、ふわっとしたテクスチャーで、肌の広い範囲にスッと伸びます。
顔の気になる部分を中心に、くるくると伸ばしてみました。公式ページでは動画で使い方が紹介されており、参考になります。
しっかり塗り込めば一度塗りでぱっと肌が明るく(※)なります。試しに2度塗りしてみましたが1度塗りと見た目の印象は変わりませんでした。
伸びが悪く塗りづらいという口コミもありましたが、たしかに塗布前に肌表面の保湿が十分にされていないと下地の伸びが悪いように感じました。
下地を塗る前にしっかりジェルやクリームなどで保湿をしておくと伸びがよくなります。
※メイクアップ効果によるトーンアップ、肌の明度アップ
この下地シリーズの共通のキャッチコピーである毛穴のカバーについては、効果があるという口コミとないという口コミのどちらも見られました。
毛穴や凸凹の程度にもよるかと思いますが、私が使って見て感じたのは、塗り方が大切ということです。
適当に塗り広げるだけでは毛穴カバーの効果を発揮しないので、毛穴の方向に逆らって塗り込むようにすると毛穴が目立たなくなりました。
私は去年の春ごろ肌荒れがひどく、今でもニキビ跡の赤みや色むらが気になります。
私はゴールド系やオレンジ系の色が似合うといわれるイエローベース(黄みより)の肌なので、赤みを消すために使われるグリーンやブルーのコントロールカラーを肌全体に使うと白浮きしがちです。
エアフィールメーカーのレモンカラーを実際に使用してみたところ、イエローベースの肌でも自然に明るく(※)なり、これだけでも赤みや色むらが少し和らぎました。
また、公式ページでは対応する肌悩みとしてシミ・ソバカス・クマと記載されていますが、色の濃いシミやクマなどには効果を感じられませんでした。
※メイクアップ効果による肌の明度アップ
エアフィールメーカーの下地とほかの下地の使用感を比較してみました。
使用した下地はこちら
・エアフィールメーカーのレモンカラー
・手持ちの下地(緩めのテクスチャーでしっとり系)
実際に2つの下地を使用して、ツヤ系のリキッドファンデーションを塗った肌を見比べていきます。
エアフィールメーカーの下地を使用した方が、手持ちのしっとり系下地に比べて少し肌の質感がセミマットに見えました。
ツヤ肌が好きな方はハイライトなどで調整が必要かもしれません。
エアフィールメーカーにはPEGやグリセリンなどの保湿成分が配合されているので、メイクしてすぐの段階では特に乾燥は感じませんが、やはり表面の水分量が少ないのか、しっとり系の下地より小さいシワが目立ちやすかったです。
エアフィールメーカーの下地を塗ってから、リキッドファンデとパウダーファンデを塗って2種類の肌の状態を比較してみます。
パウダーファンデは下地と同メーカーのインテグレート プロフィニッシュファンデーションを使用しました。
パウダーファンデーションの方が、リキッドよりもマットな質感になりました。またしっとり感がない分パウダーの方がより小じわが目立ちやすく、また厚塗り感がでてしまいました。
好みにもよりますが、私はパウダーファンデーションよりリキッドファンデーションの方が相性がいいと感じました。
また、ニキビ跡やシミのカバーについては、ファンデーションのカバー力が高いこともあり、双方で違いは感じませんでした。軽い赤みは十分目立たなくなりましたが、濃い赤みや、シミはコンシーラーを使用しないと目立ってしまいます。
※メイクアップ効果による肌の明度アップ
実際にエラフィールメーカーを使用した状態で1日過ごしてみたところ、まったくペタペタせずサラサラの状態をキープできました。
ファンデーションもほぼ落ちていないように思いますが、もともと隠しづらかった目立つシミや鼻周りのニキビ跡のコンシーラーは落ちてしまいました。
部分的にコンシーラーを使っての化粧直しは必要になりそうです。
また、ファンデーションを塗った直後には厚塗り感がありましたが、時間が経つと肌に馴染んで違和感がなくなりました。
乾燥している実感はありませんが、目の周りなどの皮膚が薄い箇所に細かいシワがでました。
乾燥を感じる場合はメイクの上から使用できるミストや部分的にバームを使うなどの対策でカバーできそうです。
実際に使用してみて気づいたエアフィールメーカーのメリット・デメリットはこちらです。
肌のベタつきや毛穴が気になる方や、軽い色ムラを補正したい、肌を自然に明るく(※)見せたい場合に適しています。
しっとり感がないため、ツヤ肌が好きな方や、秋・冬の乾燥する肌には心もとないと感じました。
肌の色を明るくしてくれる(※)分、メイク直後は厚塗り感が出てしまいましたが、時間が経つと馴染んで自然になりました。
色ムラやシミをカバーしてくれる効果もありますが、全てカバーしきれるというほどではないので、濃いシミや赤みなどの場合は、コンシーラーの併用が必要な場合がありました。
※メイクアップ効果による肌の明度アップ
私はエアフィールメーカーをドラッグストアのアインズ&トルペで購入しましたが、ほかのドラックストアやコンビニでも売っていて、簡単に手に入ります。
価格も1000円未満とプチプラなので、一度使って気に入ったら他のカラーも購入して部分使いをするのもおすすめです。
エアフィールメーカーはレモンカラー以外にラベンダーカラーとミントカラーがあり、それぞれ、くすみ・色ムラ、赤み・ニキビ跡に対応しています。
Tゾーンや目の下の三角ゾーンなど、より透明感や明るさ(※)を引き出したい部分にラベンダーカラーを使い、より赤みが気になる部分にミントカラーを使うなど、うまく使い分けることでさらに肌トラブルを目立たなくカバーできそうです。
※メイクアップ効果による肌の透明感アップ、明度アップ
エアフィールメーカーのレモンカラーは軽くて優しいつけ心地で、オイリー肌や毛穴が気になる方にぴったりです。
しっかり保湿しても、塗り広げるとサラサラの肌になるので、ペタペタした感じが苦手な方や夏のベタベタするときでも使いやすそうです。
エアフィールメーカーは3色から自分に合う色が選べるので、肌を明るく(※)見せたいブルーベース(青みより)の肌タイプの方はラベンダーカラー、広範囲に赤みのある肌の方はミントカラーを試してみることができます。プチプラで容器も可愛いので、いくつか揃えて部分使いをするとさらに効果的に使えそうです。
※メイクアップ効果による肌の明度アップ