口周りは、筋肉の衰えや乾燥、紫外線による皮膚のダメージによって小ジワが出やすい部分。
適切なケアをしないと、浅いシワが徐々に深いシワへと変化していきます。
深いシワになってしまうと化粧品では限界がありますので、早めの小ジワケアが大切です。
ここでは、口元の小ジワになりやすいNG習慣を取り上げ、シワを深くしないケア方法やおすすめのアイテムをご紹介します。
普段笑うことが少ない方は表情筋が衰えて口周りの筋肉がたるんでしまいます。
特に、デスクワークされている方や普段家にいることが多くて人と接する機会が少ない方はたるみやすいので、表情筋を鍛えるケアが必要です。
横向きに寝ることで下にしている方に寝跡がつきやすいです。
習慣になってしまうと、それが原因でシワが深くなってしまいます。
そのため、寝る時は仰向けで寝るのがおすすめ。
筆者の場合は、仰向けでも寝苦しくないように枕を低めにしています。
枕が高すぎると横向きの方が寝やすくなるので、枕を選ぶ時に高すぎないものを選ぶようにしましょう。
昔よく“りんごダイエット“や”絶食“などが流行りましたが、無理なダイエットをすると美肌に必要な栄養素まで減少してしまいます。
また、ダイエットとリバウンドを繰り返すことで皮膚がたるんでしまい、シワの原因になってしまいますので気をつけましょう。
体が冷えると代謝が落ちてしまい、肌リズムの乱れにも影響してきます。
ファッションで肌を出す洋服が増えているので服装を変えるのが難しいという方は、体を温める飲み物をこまめに摂るようにしましょう。
小ジワは乾燥が大敵ですが、実は紫外線もシワの原因の一つです。
外に出る時だけ日焼け対策をすればいいと勘違いしている方もいますが、実は部屋の中にいても入ってくる紫外線はあるので注意しましょう。
家にいることが多い、デスクワークであまり笑うことがないなど、表情筋をあまり使うことがない方は、筋肉が衰えてしまいます。
そこで効果的なのはマッサージ。
マッサージは筋肉の緊張をほぐしたり、リンパの流れを良くしてむくみ改善をはかったり、血液循環を良くするのに効果的です。
マッサージをする時に何もつけないでやってしまうと摩擦が起きて逆効果になりますので、滑りを良くするオイルやクリームを使うようにしましょう。
筆者の場合は、スキンケアしながらマッサージをするようにしています。
スキンケアついでにできるので手軽にできますし、マッサージ用のアイテムを買わなくていいのでコスパ的にもおすすめですよ。
ここでは、スキンケアついでにできるマッサージ術をご紹介します。
上の図のように顎下から首、それから鎖骨へとさすってあげます。
先に首回りのリンパの流れを良くすることで、顔の老廃物を流しやすくしてくれるので、必ず顔のマッサージをする前にやるようにしましょう。
力を入れすぎると肌に負担がかかるので軽く撫でるようなイメージでさすってあげるのがポイントです。
まずは、顎先からこめかみに向かってクルクル動かし、こめかみをプッシュ
↓次に顎先から耳の半分くらいのところに向かってクルクル動かし、耳の凹んでいる部分をプッシュ
↓最後に、顎先から耳下に向かってクルクル動かし、耳下のツボをプッシュ
これを数回2〜3回繰り返します。
この時のポイントは“時計回りに円を描くように動かすこと”。
時計回りと逆に動かすと逆にシワになりやすいので気をつけましょう。
上の図のように下唇の中心から上唇に向かって両手で動かしていきます。
この時のポイントは指の腹でゆっくり動かしてあげることと、往復しないことが大切です。
最後にもう一度(2)→(1)を繰り返して終了
ここでは表情筋を鍛えるやり方をいくつか紹介します。
・ベロ回し
口を閉じた状態で外側の歯茎をなぞるように舌を回します。
時計回り、反時計回りをそれぞれ10回程度繰り返します。
口周りの筋肉が弱っている人ほど最初はきついと思いますが、毎日繰り返すことで鍛えられてきますので、慣れてきたら回数を増やすのがおすすめですよ。
・ペットボトルをくわえる
500mlのペットボトルに半分水を入れて、口でくわえるだけ。
筆者の場合は最初10秒もくわえることができませんでしたが、続けていくと長くくわえることができました。
・よく噛んで食べる
食事を取る時に良く噛んで食べることで口周りの筋肉を鍛えることができます。
また、良く噛むことで少ない食事量でも満腹感が得られやすいのでダイエットにも効果的ですよ。
エステみたいに本格的なケアがしたい方には美顔器がおすすめ。
特に口周りのケアには、ラジオ波やEMSが効果的ですので、美顔器を選ぶ際にはラジオ波やEMSが搭載しているかどうかをチェックして購入するようにしましょう。
また、美顔器は毎日やると逆に肌に負担がかかるので、週に2〜3回を目安に使うようにしましょう。
米国皮膚科学会では老化の約80%が紫外線による光老化と言われています。
そのため、紫外線をカットするUV化粧品を使うのが大切。
日中外にいることが多い方はSPF値、PA値共に高いものを、屋内にいる方が多い方はSPF値は20〜30くらいと低めのものでも大丈夫です。
ただし、UV-Aは透過率が高く、肌の奥まで透過してしまいシワの原因を引き起こしてしまいますので、室内にいてもPA値が高いものを選びましょう。
普段のスキンケアで小ジワ対策がしたいという方は水分と油分を取りいれることが大切。
効果的な成分としては、保湿力のある「グリセリンやアミノ酸、セラミド」、それからエモリエント効果のある「スクワランやワセリン」などを取り入れるのがおすすめです。
価格 | 容量 |
---|---|
14,850円 | 20g |
筆者が実際に使ってみて特に気に入ったアイテムはPOLAのリンクルショット メディカルセラム。
口周りの小ジワ部分につける部分用のクリームで、気になる部分にピンポイントでつけることができます。
テクスチャーが固めで伸びが良くないので筆者の場合は化粧水と混ぜて少し柔らかくしてからつけるようにしています。
ベタつかないから朝のメイク前にも使いやすいですよ。
口元は年齢が出やすい部分ですので、早めのケアが大切です。
毎日続けることで小ジワへの効果が期待できますので、ぜひ参考にしてみてください。