角質とは皮膚の一番外側にある組織で、約28日の周期で古い角質は剥がれ落ち新しい角質へと変わっていきます。この周期をターンオーバーと呼びます。
肌の老化やストレス・生活習慣などの影響によってターンオーバーが乱れ、古くなった角質が皮膚に溜まってしまうことがあります。
この古くなった角質をそのままにしておくと、肌がくすんだりスキンケアがなじまなかったりと肌悩みが生じてきます。
また古くなった角質は毛穴を塞いでしまうので、ニキビや吹き出物、肌荒れの原因にもなります。
角質ケアとは、その《古くなった角質》を取り去ることを指します。取り去ることで、肌悩みが改善されることもあります。
しかし、方法を間違えてしまうと肌を痛めつけてしまう可能性もあり、肌トラブルを引き起こしかねません。
特に敏感肌の場合は、根気よく角質ケアを続けることで、健やかな肌へと近づくことができます。
角質ケアの基本とともに、敏感肌の筆者が今まで試してきた角質ケアの中でおすすめのアイテムを、推しポイントと合わせてご紹介していきます。
実は80年の歴史を持つ老舗アイテムでもあるネイチャーコンク。
ドラッグストアで買える!安い!アルコールフリー!詰め替えもある!良いところが盛り沢山な拭き取り化粧水です。
美白(※)効果のあるプラセンタエキスや、ヒアルロン酸、ユキノシタエキスなど贅沢な配合成分な点もおすすめポイントです。
AHAもアルコールも入っておらず、ハトムギ由来成分で角質ケアをするというのがポイント。
こちらは、プチプラ&詰め替えもできるということで5,6回リピート買いしました。
継続使用を考えると、こちらは続けやすいアイテムです!
※1美白とはメラニンの生成を抑えシミ・ソバカスを防ぐこと
価格 | 容量 |
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935円(税込) | 200ml |
SPAシリーズはミネラルが含まれた温泉水とシラカンバ樹液を保湿成分として、香料・合成色素・石油系鉱物油・アルコール不使用のクレンジングウォーターです。
こちらは「水クレンジング」ともとも呼ばれていて、コットンに含ませて拭き取ることでメイクを落とし、かつ化粧水までのスキンケアも完了するという、時短可能なクレンジングアイテムです。
保湿しながらクレンジングが出来てスキンケアの短縮にもつながるため、筆者自身も家に帰ってすぐにメイクを落としたいときに、よく使用しています。
水クレンジングの使い方は、コットンにたっぷり含ませて肌の上を滑らせるように拭き取ります。コットンの摩擦刺激が肌に伝わらないようにヒタヒタにする点がポイント。
ただ、ウォータープルーフのマスカラや濃いアイメイクは水クレンジングでは落とすのに時間がかかるので、ポイントメイクリムーバーを併用することをオススメします!
SPAのクレンジングウォーターは界面活性剤を使用しており、クレンジングと同時に角質ケアも行なえるので、拭き取り化粧水(※)として使用することも可能です!
※拭き取り化粧水:ふき取ることで、クレンジングでは落としきれなかったメイクを落としたり、角質を取り去る化粧水のこと
こちらに含まれている界面活性剤ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリルは、非イオン型界面活性剤で、敏感肌でも使いやすいです。
テクスチャーは水と変わりません。コットンパックができるほどのシャバシャバ感です。
価格 | 容量 |
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3,080円(税込) | 300ml |
フランス生まれのクレンジングウォーターで、ビオデルマの一番人気アイテムです。
こちらは、筆者が初めて出会った水クレンジングアイテムでした!それまで水クレンジングというアイテムを知らなかったので、個人的にセンセーショナルなアイテムでした。
今まで拭き取りタイプのメイク落としを使用すると、皮めくれを起こしたり、拭き取り後の仕上がりがベタベタして結局もう一度クレンジングして、という経験ばかりでした。
その中で初めて水クレンジングを知って使った時に、そのどちらも感じさせない使用感と仕上がりに感動したのを覚えています。
本来の使用目的はクレンジングですが、界面活性剤が配合されているので、角質ケアにも、もってこいです!
こちらはPEG-6(カプリル酸/カプリン酸)グリセリズという非イオン型の界面活性剤を使用しています。
また敏感肌と一つとっても、部分的にオイリー、乾燥が強いなど、様々なタイプの敏感肌があります。
ビオデルマはそんな敏感肌を4タイプに分けて肌別にアイテムが選べるようになっているので、敏感肌に嬉しいブランドです!
価格 | 容量 |
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2,530円(税込) | 250mL |
角質ケアで最初に思いつくものが、スクラブです。
塩や砂糖などの顆粒を肌の上で滑らせて、古くなった角質を削り取るような感覚です。
スクラブにも様々な種類があり、ソルト、シュガー、ライスパウダー、ゴマージュ、種子の殻、合成樹脂などなど、素材によって角質除去のレベルが変わり、肌への負担も変わってきます。素材は違えど、やり方は同じです。
また、顆粒を肌の上で滑らせるケアなので、週1回程度の使用が適切です。やり過ぎると肌を傷めてしまいます。
拭き取り化粧水には界面活性剤やアルコール、サリチル酸、リンゴ酸(AHA)などが含まれているものもあります。
拭き取り化粧水をコットンに含ませて肌の上を滑らせることで、上記の成分によって角質を柔らかくしコットンで拭い去る感覚です。またクレンジングで落としきれなかったメイク汚れを落としたり、より角質除去に優れたりなど、様々です。
拭き取り化粧水は、一度で不要な角質を全て除去できるわけではなく、継続的な使用がマストです。なので、朝の洗顔の代わりや夜のスキンケアの時など、日々のスキンケアの中に組み込むことが大切です。
敏感肌・乾燥肌が選ぶべき角質ケアアイテムは、ズバリ!《拭き取り化粧水》です。
スクラブ洗顔は、確かに手っ取り早く角質ケアが可能です。しかし、敏感肌の方には、スクラブによる刺激が気になります。
実際、筆者もいくつかスクラブを試しましたが、ザラザラとした顆粒を肌の上で滑らせるだけで、赤みを感じました。
肘や膝、かかとなどの角質が厚い箇所であれば気にせず使用できますが、顔をケアする場合は拭き取り化粧水をおすすめします。
拭き取り化粧水は、コットンの摩擦で赤くなるのでは?という印象もありますが、使用するときはコットンがヒタヒタになるまで化粧水を含ませます。なので、コットンの摩擦はほとんど感じられません。
筆者は拭き取り化粧水愛用歴6年ほどになります。
乾燥肌かつ敏感肌で、朝の洗顔でも乾燥を感じてしまうほどでしたが、朝の洗顔を拭き取り化粧水に変えたところ、みずみずしい仕上がりに満足しています。
前述した通り、拭き取り化粧水の中には古くなった角質を取り去るために、あらゆる成分が入っています。それこそ界面活性剤、サリチル酸、AHA(リンゴ酸)、アルコールが代表的なものです。
敏感肌の方の中にはこれらの成分が苦手な方が多いので、極力避けることが大事です。
界面活性剤に関しては、非イオン型のものを選ぶのがおすすめです。
角質ケアアイテムの中でも、拭き取り化粧水の需要は大きくなってきており、ドラッグストアに並ぶ数も増えています。また、韓国コスメでも拭き取り化粧水が染み込んだコットンパッドが人気です。
筆者も今までに約10種類近くの拭き取り化粧水を使用してきました。中には赤みや痒み、ヒリヒリと感じるものがいくつかあり、それらにはアルコールやAHA、サリチル酸が含まれていました。
同じアイテムを使っている方にヒアリングをしたことがありますが、その方は問題なく使えていたりもしました。
なので、自身の肌質と配合成分をしっかり見極めて選ぶことがとても重要です。人気だからと言って買うのではなく、しっかり成分を確認してから試すようにしましょう!