秋から冬へと季節が変わり、クリスマスや忘年会、旅行など、年末年始はイベントが盛りだくさん。普段はナチュラルメイクでも、特別な日は気合を入れてしっかりメイクでキメる!という方も多いのでは?
重ね付けしたファンデーションや落ちにくいリップ、濃いアイメイクを落とすために時間をかけてクレンジングと馴染ませたり、ポイントメイク用のメイクアップリムーバーを使用したり…メイク落としって意外と時間も手間もかかるもの。疲れていてすぐに眠りたいときや外出先でサッとメイクを落としたい時もありますよね。
そんな時に便利なのが、洗い流し不要のシートタイプのクレンジング。洗い流す必要がないから、サッとメイクを落としたらそのままスキンケアをして寝てしまうこともできます。
今回は歌舞伎メイクのような濃いメイクも落とすことができるというクレンジングシート「Bioreふくだけコットンうるおいリッチ」をご紹介します。
ビオレのクレンジングといえば、オイルタイプ、ジェルタイプ、泡タイプなど様々な種類のラインナップがあり、大きく分けると「洗い流すタイプ」と「拭き取るタイプ」に分かれます。
Bioreふくだけコットンうるおいリッチは、洗い流し不要の拭き取りタイプのクレンジングシートです。
同じシリーズに2種類のアイテムがあり、美容液成分配合の「うるっとモイスト」と皮脂クリア成分配合の「すべすべクリア」があります。
2種類それぞれを使用してどのような使用感の違いがあるのか、保湿力の差はどれほどあるのかをしっかりと比較していきます。
左がうるっとモイストタイプ、右がすべすべクリアです。パッケージの見た目はピンクと水色で違いがありますが、シートが入っているケースは同じです。
上蓋がパチンと閉まるシンプルなケース。シートは携帯用のウエットティッシュのように、一枚取り出したらシールを閉じるタイプの袋に入っています。
ティッシュのように一枚取り出すと一枚出てくるタイプだと楽だな…と思いましたが、シートの乾燥を防ぐためには一枚ごとにしっかりシールを閉じたほうが断然良いです。
Bioreふくだけコットンうるおいリッチは無香料ではなく、香りがついています。うるっとモイストタイプは「やさしいホワイトフローラル」の香り。お花のような華やかな香りがします。すべすべクリアは「さわやかなアクアフローラル」の香り。石鹸のような香りです。どちらもきつい香りではなくふんわりと香るくらいなので、メイクを落としている間も香りはあまり気になりませんでした。
香りは好みになりますが、すべすべクリアの方が石鹸のような清潔感のある、さわやかな香りに感じました。
シートを広げてみると、手のひらサイズほどの大きさがあります。シートの厚みは薄っすらと肌が透けて見えるのであまり厚みはありません。
公式サイトでも紹介されている通り、シート1枚を上手に使用するためには、シートを4つ折りにすることがコツ。1面を使い切ったら折り返して、新たに1面を出してあげると常に綺麗な面で拭いてあげることができますよ。
シートタイプのクレンジング大切なこと、それはひたひたとクレンジング液や潤いがたっぷりと染み込んでいるかどうかです。
シートが液で満たされていなかったり、乾き気味のシートは肌の上で滑りにくく、摩擦が生じて肌が赤くなるなどの肌トラブルの原因につながります。
実際にクレンジングシート(うるっとモイスト)をカーブさせてみます。じゅわっと液が染み出てくることは無く「うるおいリッチ」という名前からするとシート自体の潤いが若干不足しているように感じました。
メイクを落とすには問題ないかと思いますが、もっとひたひたに潤っているシートだとさらに良いなと感じました。
開封して時間が経過し、乾燥したクレンジングシートは肌摩擦の原因となるので使用しないでくださいね。
濃いめのしっかりメイクでクレンジング力を確かめます。
ベースメイクはリキッドファンデーション、パウダーファンデーションを重ねました。ポイントメイクはチーク、ラメ入りアイシャドウ、アイライナー、口紅を使用しました。
上から下に一回拭き取ってみると、ファンデーションとアイシャドウ、チークはきれいに落ちましたが、アイライナーと口紅は落としきることができませんでした。
もう一度拭き取ると、アイライナーも口紅もきれいに落とすことができました。
うるっとモイストタイプ、すべすべクリアの両方で試してみましたが落ち具合は両方同じで、タイプの違いによるクレンジング力の差はありませんでした。
ウォータープルーフのマスカラは1回拭き取るだけでは完全には落ちず、3~4回往復することで落とすことができました。ティントリップは1~2往復して落とすことができました。
常にきれいな面で拭き取る為に折り返しながら使用しましたが、シートが汚れでいっぱいになりました。
濃い目のメイクを落とす際はベースメイクに1枚、ポイントメイクに1枚と合計2枚ほど使用するとスッキリ落とすことができます。
すぐに乾燥するような感覚はありませんでしたが、乾燥肌の方は拭き取った後に保湿ケアをすることをお勧めします。洗い流しは不要ですが、気になる方は一度ぬるま湯で洗い流すか洗顔をして、その後スキンケアをしてください。
うるおい成分としてヒアルロン酸Na、BG(1,3-ブチレングリコール)が配合されていますが、実は、すべすべクリアタイプにも同じ成分が配合されています。
クレンジング力 | アイメイクは3~4回拭き取って落とす必要有 |
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保湿力 | ほんのり肌が潤う程度 |
乾燥度 | 拭き取り後すぐに乾燥する感覚は無いが、乾燥肌の方は保湿をお勧め |
このさらさら感が乾燥肌の私にとっては乾燥するように感じられました。拭き取った後のすっきり感はすべすべクリアの方が高いため、乾燥肌ですべすべクリアタイプを使用したい方は、拭き取った後にしっかりと保湿ケアをしてください。
皮脂クリア成分としてDPG(ジプロピレングリコール)、ジカプリリルエーテルという成分が配合されています。
クレンジング力 | アイメイクは3~4回拭き取って落とす必要有 |
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保湿力 | 潤うような感覚は無く肌がさらさらする |
乾燥度 | 乾燥肌の方は拭き取り後に保湿ケアが必要 |
ファンデーションなどのベースメイクは力を入れずに落とすことができます。
アイメイクは一度拭き取るだけでは完全に落ちず、何度か拭き取る作業が必要になります。
どちらも軽い使用感の油性成分で、べたつきの少ない保湿剤としても使用されます。さらっと軽い質感を出すための成分が含まれていることで、より一層すべすべしたような使用感に仕上がるのでしょう。
肌を保湿するほどの潤いは感じられませんでしたが、その分肌にクレンジング液が残るような不快感はありませんでした。
まつ毛エクステをしていても使用できるのか、花王消費者相談室にお問い合わせをしてみました。以下回答を引用します。(一部編集しています)
『エクステンションには、色々な種類があり、メイク落としによる影響も分からないため、
あいにくご使用をおすすめできる商品はございません。』
まつ毛エクステに使用している接着剤はサロンにより異なり、一概に影響がないと言い切れないとのことでしたので、まつ毛エクステをしている方は、まつ毛に触れないようにするかベースメイクのみのご使用をお勧めします。
商品名 | 価格 |
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ビオレ ふくだけコットン うるおいリッチ うるっとモイスト | オープン価格 |
ビオレ ふくだけコットン うるおいリッチ すべすべクリア | オープン価格 |
内容量:各44枚(157ml)
どこでもサッとメイクが落とせるBioreふくだけコットンうるおいリッチ。疲れて帰ってきた夜も、これひとつで面倒なメイク落としが簡単にできます。
シート自体の潤いは「うるおいリッチ」の名前からイメージすると若干足りないように感じられましたが、拭き取り後のべたつきがほとんどないのでオイルが苦手な方にもおすすめできます。
使用感の違いで2タイプ用意されているので、季節や肌質に合わせて使い分けることができるのが良いですね。普段は洗い流すタイプのクレンジングを使用している方も、ひとつ常備しておくと便利に使えるアイテムです。