メイク全体の仕上がりを左右するベースメイク。重ねすぎると厚塗りになったり、時間が経つとだんだん崩れてきてしまうなど、意外とテクニックが必要です。基本を抑え、正しい順番やコツを掴むだけでぐんとベースメイクが崩れにくくなり、格段に仕上がりがキレイになります。
ナチュラルできれいな肌を持続させる方法や、ツヤ肌、マット肌など好みの仕上がりの作り方を伝授します!
ベースメイクには明確な基準はありませんが、ファンデーションやフェイスパウダーまでと言われることが多いです。ベースメイクには豊富なアイテムの種類があり、その後のポイントメイクの発色を良くしたり、メイク全体の印象を左右します。まずは、メイクノリが良く崩れにくいベースメイクをつくことが重要です。
ファンデーションのタイプによって順番を変えると、崩れにくく、化粧のノリや持ちを良くしてくれます。液状タイプのリキッドファンデーションと粉状タイプのパウダーファンデーションの順番を紹介します。
パウダーファンデーションの場合は先にフェイスパウダーをつけると、スキンケアや下地の余分な油分を吸着させることができます。おしろい効果で肌がサラサラになるので、パウダーファンデーションがとても塗りやすくなり、ムラを防ぐことができます。夕方になるとメイクが崩れてしまう、という方におすすめのテクニック。
崩れないベースメイクを作るためには、化粧下地の塗り方が大事。さらにその前の念入りなスキンケアでの下準備が大切です。
乳液やクリームを使った場合は、余分な油をティッシュオフしておいた方が、皮脂くずれ予防になるのでおすすめです。
下準備ができたら、早速化粧下地を塗っていきましょう。使いたい化粧下地を選んだら、商品に記載がある推奨量を手の甲にのせます。手の甲にのせたものを、顔の5点にのせていきます。
量は少し多めでも良いです。特に、範囲が広い両頬は多めにのせましょう。ムラにならなければ指で塗り、基本は、顔の内側から外側へ向かって伸ばしていくことです。
顔全体に伸ばしていき、少し量があまったらフェイスラインからそのまま首まで伸ばしてしまいましょう!日焼け対策にもなります。まぶたや目の下も忘れずに。フェイスラインには下地が溜まりやすいので注意です!
化粧下地には、透明のものや、肌の色ムラをカバーしてくれる色付きのものもあります。より透明感のある肌や、肌の色ムラをカバーしたい方にはコントロールカラー効果のある下地がおすすめ。
日焼け止めを塗ってから化粧下地を使っているという方も多いかもしれませんが、実はメイク崩れに直結しているかもしれません。
日常生活において、UV効果がある化粧下地をつけるのであれば、SPF値が高い日焼け止め単体の商品を併用する必要はありません。
SPF値が高い日焼け止めは落としにくく、クレンジングの際にこすってしまうことで、使い続けると乾燥する可能性も。フェスや海、プールといったときは日焼け止めの使用が必要ですが、普段のメイク時には顔に日焼け止めを使用するのは控えるようにしましょう。
化粧下地を塗った後の、崩れないベースメイクの作り方を紹介します。ベースメイクの順番が違う、リキッドファンデーションとパウダーファンデーション別に解説!
化粧下地を塗った後、気になる部分がある場合は、先にコンシーラーを塗っていきます。
頬の上のシミは、指か平筆を使いましょう。カバーしたい形よりもやや大きめにコンシーラーで隠すのがポイントです。
フェイスパウダーをつけてから、パウダーファンデーションを塗ります。
両頬→額→鼻→目の周り→口周りの順番でフェイスパウダーをパフで顔全体に塗り、その後同じ順番で、パウダーファンデーションを塗っていきます。
イラストのように顔の内側から外側へ向かって塗りましょう。パウダーファンデーションで、ナチュラルな薄付きメイクにしたい時はブラシを使用し、カバー力が欲しい時はパフを使いましょう。
化粧下地の後、リキッドファンデーションを塗ります。
リキッドファンデーションを塗るときも、顔の内側から外側へ向かって塗っていきます。
気になる部分がある場合は、コンシーラーをのせていきます。
平筆や指を使って、気になる部分より少し多めにコンシーラーをのせ、ファンデーションとなじませます。最後に、フェイスパウダーをパフで押さえつけるようにつけて仕上げましょう。
ハリ感を与えるツヤ肌と、毛穴レスに見せるマット肌。好みのベースメイクの仕上がりイメージに合わせて作り方を伝授します。
「水光肌」と言われる人気のツヤ肌。一歩間違えるとテカった肌に見られるので、ツヤ肌づくりにはテクニックが必要です。おすすめの使用アイテムを使うとツヤ肌を作りやすいです。
ツヤ肌は、リキッドやクッションタイプといった液状のファンデーションがおすすめです。ファンデーションを塗ったあと、パールタイプのフェイスパウダーを使うのがコツです。
皮脂が出やすいTゾーンや頬の中間、コンシーラーを塗ったところを中心に重ねて塗っていきます。ファンデーションの油分をツヤ演出に活かすこともできるので、パールタイプのフェイスパウダーを持っていない場合はあえて塗らなくても良いです。
フェイスパウダーには化粧持ちを良くする効果があるので、塗っておくと夕方までツヤ肌が持続します。ファンデーションのベタつきが気になる人は、パールタイプのフェイスパウダーなら顔全体につけても良いです。パフよりブラシでつける方がツヤ感は出やすいです。
容量 | 価格 |
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9g | 5,720円(税込) |
ローラメルシエのフェイスイルミネーターは、自然なツヤ肌に仕上げてくれるマルチなフェイスパウダーです。
全5色ですが、中でもおすすめは04のディボーションです。ピンク味がかったプレストパウダーが肌なじみ良く、存在感のあるパールでツヤ肌を叶えてくれます。透明感のあるナチュラルなツヤ肌を目指したい方はぜひ一度試してみてください。
皮脂やテカリが出やすい脂性肌の方は、マット肌で仕上げてあげるのがおすすめ。陶器のような自然なマット肌の作り方を紹介します。
マット肌に仕上げたい方は、ファンデーションのあと、色付き、パールなしの不透明タイプのフェイスパウダーを使いましょう。
フェイスパウダーをパフで押さえるようにつけます。押さえながらつけることで、下地やファンデーションの油分が吸収され、サラサラのマット肌を作ることができます。
伸ばす手順は、ファンデーションと同様で顔の内側から外側へ向かって塗りましょう。
容量 | 価格 |
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7g | 3,300円(税込) |
エトヴォスのシルキーベールは、ヒアルロン酸やアルガンオイルなどの保湿成分が配合されたプレストパウダーです。肌をサラサラに仕上げ、毛穴やテカリなどを抑えながらも保湿力がある優秀コスメ。
SPF20、PA++とUVカット効果もあり、普段生活する上では十分な紫外線対策もできます。メイク直しにもぴったりなパウダーなので、1つ購入しておくと便利です!
ベースメイクはまさにメイクの基本です!おろそかには絶対にしてはいけない部分。ベースメイクがきちんとできている人はそれだけでオーラのある美肌に魅せることができます。普段のベースメイクの手順を見直したり、ちょっとした工夫を加えることで崩れにくいベースメイクを作ることができます。
また、ベースメイクを選ぶときはUVカット効果を意識して選ぶことをおすすめします。肌の老化の原因の約80%は紫外線です。 今は悩まなくても、10年後に差が出てきてしまうので、キレイな素肌を保つためにも紫外線対策を意識してみましょう。ベースメイクのやり方がわからなかった、崩れやすくなってしまうという方は、一度試してみてください。