韓国コスメクリオのキルカバーファンウェアクッションXP(以下、ファンウェアクッションXP)はカバー力と化粧もちが口コミで評判のファンデーションです。
今回は02ランジェリーカラーを30代脂性肌寄りのイエベ混合肌、特別に色白でないライターが実際にメイクして、効果的な使い方や他カラーとの色比較をご紹介します。
※この記事のトーンアップとは、メイクアップ効果によるものです。
今回、購入したのはスタイルコリアンという韓国コスメを専門に扱うウェブサイトです。
開封するとファンデーションの内蔵された本体とスポンジ、レフィルが一つ入っています。
レフィルが付いて3000円代のお値段はお買い得に感じます。
パッケージはシンプルかつスタイリッシュなデザインで作りもしっかりしています。
デパコスも大好きな私にとってはデザインにもう少し高揚するようなラグジュアリー感が欲しいと思いました。
付属のスポンジは厚みや弾力もしっかりとあり、十分メイクに使用できます。
付属のスポンジでファンデーションを軽く抑え、手の甲に乗せてみます。
リキッド状のクッションファンデーションですが、きめ細かくふんわりとセミマットに乗りました。
塗った後はさらりとした肌触りになりました。
今回選んだカラーは02ランジェリーです。どちらかというとピンクっぽい、という程度のピンクベージュでイエローベース肌の私でも違和感なく使えそうです。
ほのかなピンク色は可憐で、華やかな印象を与えてくれそうです。
桃のような爽やかでフルーティーな香りがします。暑い季節に香って心地の良い瑞々しい香りです。手の甲を良く近付けてわずかに香る程度なので、節度のある香りといえます。
地肌がそこまで色白ではない私にとっては、ファンウェアクッションXPのトーンはハイライトカラーのような明るさです。
カバー力もあるので、使用量を間違えると白浮きし、塗りました感が強く出てしまいます。
その反面、下地を使用せずにトーンアップさせるにはちょうど良い明るさでもあるので、厚塗り感を出さずに適度にトーンアップさせるメイク方法の工夫が必要です。
効果的なメイク方法として、白浮きや、厚塗り感を防ぐために以下の3つを意識しながら実際にメイクしてみました。
写真はスキンケアを終えて、ファンデーションを塗っていない状態です。
化粧水、美容液、乳液の後に、透明仕上がりの日焼け止めを塗っています。
キレイに仕上げるメイクテク1つ目は「ファンデーションの量に気を付ける」です。
スポンジにファンデーションを100円玉程の広さで含ませます。
そのまま顔に塗布するのでなく、一度手の腹に乗せて量や付き具合を確認してから顔に乗せる、と塗り過ぎたということがなくおすすめです。
キレイに仕上げるメイクテク2つ目は「全顔には塗布しない!」です。
メイクアップ効果によりトーンアップさせたい部分や、赤みの気になる部分や、カバーしたい部分を中心に、ポンポンと乗せていきます。
目の下から頬骨を通ってこめかみまでを塗布し、全顔には塗らないようにしておきます。
キレイに仕上げるメイクテク3つ目は「別の大判スポンジを使って丁寧に馴染ませる」です。
今回はこのような大判スポンジを使用しました。
付属のスポンジは丈夫な作りで、ポンポン塗りすることには適していますが、素材が固めなのでなじませる際によれてしまうことがあります。
大判スポンジは付属のスポンジよりも厚みがあり、ふわふわ素材なので付き過ぎたファンデーションを吸いながら均一に広げることができるので、薄付きの繊細な仕上がりになります。
ファンデーションを置いた目の下から頬骨を通ってこめかみまでの部分に、何もつけていない綺麗な状態の大判スポンジで優しくプレスし、馴染ませます。
その際にスポンジに薄く付いたファンデーションで、顔の塗布していない部分に撫でるように伸ばしていくと塗り過ぎることなくナチュラルに仕上がります。
ファンデーションのみで全顔にメイクしました。
化粧崩れを防ぐためにはファンデーションでメイクを終了させるよりも最後にパウダーを乗せて仕上げるのがおすすめです。
ファンデーションのみで全顔をメイクし、更にルースパウダーを筆で重ねた写真がこちら。
おしろいのような、肌色で少ししっとりしているようなタイプのパウダーでは、ファンデーションがよれてしまう場合があるので、白くて粒子の細かいルーセントパウダーをてかりやすい部分にのみ軽く筆でのせておくことがおすすめです。
ファンウェアクッションXPの効果であるカバー力は十分で、薄いニキビ跡や顔の赤みを目立たなくカバーします。色ムラの無い均一な肌に仕上がるので、韓国女性のようなメイクを楽しめそうです。
しっかりカバーしているのに、肌自体の被膜感は無く快適です。
色や質感にチープさが感じられず、デパコスのファンデーションに勝るとも劣らない美しいセミマットな仕上がりです。
脂性肌さんは角栓がより目立つ場合があるため、角質ケアに注意が必要かと思います。不快な毛穴落ちはありませんが、脂性肌寄りの私の場合は、鼻周りの角質ケアをきちんとしていないと、角質の盛り上がりが余計に目立つ時がありました。
ファンウェアクッションXP を使って外出したところ、夕方まで塗り直しを必要としない状態を保つことが出来ました。
帰宅後、地肌の状態によりこめかみ辺りの肌の赤みがうっすら浮いてきた時があったので、公式に記載されているように48時間美しいメイク状態を持続することは少々難しいかもしれませんが、一般的な化粧もちの感覚で言えば大満足なレベルです。
ティッシュ等で皮脂を軽く抑えて、ルーセントパウダーを筆で被せれば十分に整い、持ち直します。
クッションファンデーションのスポンジは使用したその日に洗う事を鉄則にしましょう!
なぜならリキッドタイプのファンデーションを含んだスポンジがケースの中で長時間密閉されると雑菌が増えてしまうから!
携帯する場合は綺麗な状態のスポンジを予備として持っておくとファンデーションを含んだスポンジがケースの中で蒸れることなく衛生的です。
ファンウェアクッションXPのカラーバリエーションはこちらの4種類です。
色白な方は02ランジェリーを問題なく使用できますが、私のように日焼けしているわけではないけれど色白でもないという方は04ジンジャーの方が白浮きしづらいナチュラルな仕上がりになります。
02ランジェリーのほのかなピンク色は可憐で、華やかさを与えてくれるので、02ランジェリーのピンク味を帯びた方が好きな方はイエローベース肌だとしてもファンデーションの量に注意すれば、違和感なくメイクすることができます。
色白さんでなくても、工夫すればどちらの色味も楽しめるアイテムですね。
口コミを調べてみると、クリオのファンデーションは総じて平均よりも色が明るめに作られていそうです。
02ランジェリーは特別色白ではない私にとっては、驚くほどではなくとも明るめのように感じたので、白浮きしないようメイク方法に注力する必要がありました。
ワントーン低い04のジンジャーも使用してみて、トーンの明るさを比較してみます。
手の甲に2色を乗せてみると、トーンは少しだけジンジャーの方が落ち着いているように感じられ、ジンジャーでもやや明るいトーンのように感じられます。
ファンウェアクッションXPジンジャーを使用して実際にメイクしてみました。
ジンジャーを使用して、先ほどご紹介したメイク方法でメイクしました。
ランジェリーとジンジャー、トーンの差はほんの少しのように感じられますが、実際にメイクしてみると、特別色白肌ではない私にとってはより肌馴染みが良く、肌質だけを美しく整えたようにメイクできました。
メイクしていても、ランジェリー程ファンデーションの量に繊細に注意しなくてよい感じがあります。ジンジャーは肌馴染み良くナチュラルな仕上がりになりました。
ファンウェアクッションXPを実際に使ってみて感じたメリットとデメリットはこちらです。
今回韓国コスメを初めて使用しましたが、しっかりしたカバー力と、上品なセミマット仕上がりには普段使用しているデパコスファンデーションと並ぶ驚きがあったので、レフィルも付いてのお買い得さにまず感動しました。
色はトーンが明るめでカバー力もあるため、白浮き、厚塗り感を出さないためにもファンデーションの使用量に最大限の注意が必要です。
一番明るいピンクトーンの02ランジェリーも、ワントーン低いイエロートーンの04ジンジャーもメイク方法を工夫すれば色白でない私でも違和感なくメイクを仕上げることが出来ました。
カバー力が強いことによって、もともと角栓が目立ちぎみな人は、角栓がより目立ってしまう場合があります。凹凸のある部分は、ファンデーションではカバーしきれませんでした。
クリオキルカバーファンウェアクッションXPは、満足のいくカバー力、上質なセミマット肌の仕上がりや快適な着け心地はデパコス並みのクオリティがあります。
トーンの明るすぎることや、角栓が目立ちやすい場合もあるデメリットはありますが、メイク方法の工夫や、小まめなスキンケアで解決するので、コスパを考えてもメリットが大きく購入して後悔はしないはずです。節度のある爽やかな香りと、夕方まで美しいメイクをキープする化粧もちの良さは夏メイクの心強い味方です。
韓国発祥のクッションファンデーション、本場の美肌メイクをお手頃に試してみたい方、カバーしたいポイントはあるけれど化粧直しに時間を作れない方には大変おすすめのクッションファンデーションです。