重曹(炭酸水素ナトリウム)が配合されている毛穴撫子のクレンジングミルク。
重曹というと食品に使われていたりお掃除に使われたりと、その活躍の場は多岐にわたります。
そんな重曹がクレンジングに配合されることでどのような効果が期待できるのでしょうか。
重曹は、汚れや皮脂からできた角質を浮かせてくれる働きをしてくれます。
同時に角質をやわらかくしてくれる働きも加わり、毛穴に対してアプローチする効果が期待できるというわけです。
クレンジングに配合されているので、メイク落としとは別に毛穴ケアを行わなければいけないという手間が省けるのも一石二鳥で嬉しいですね。
毛穴やハリなどの肌悩みのある私が試してみて、毛穴に対しての実際の効果やクレンジング力を見ていきたいと思います!
石澤研究所の毛穴撫子公式サイトより注文しました。
「毛穴撫子 重曹クレンジングミルク(150ml)」1,620円(税込)。送料300円となっていました。
注文後1週間かからない程度で到着(土日を挟んでいたことと交通規制があったため、通常はもう少し早い到着の可能性があります)。
届いた箱を開封すると重曹クレンジングミルクと重曹スクラブ洗顔のサンプル(100g)が同封されていました。
手の甲に出してみると、見た目からはクレンジングだとは思えない、乳液のようなやわらかいテクスチャーになっています。
香りも乳液やクリームなどに使われているような女性好みの優しい香りです。
メイクや皮脂汚れなどをしっかり落としたい場合、クレンジング剤の中でも洗浄力が強いオイルタイプを使用することで、手早くしっかりとメイクを落とすことが可能です。
しかし、一般的にオイルタイプはお肌への負担が高いとされていて、ミルクタイプの方がお肌には優しいものが多くなっています。
ミルクタイプでもオイルタイプのようにしっかりとメイクを落とすことができれば言うことなしですよね!
毛穴撫子の重曹クレンジングミルクにどれほどのクレンジング力があるのか、実際にメイクを落として試してみたいと思います!
手の甲上部はウォータープルーフタイプのリキッドアイライナー。
下部はティントタイプや落ちにくいタイプではない一般的なリップ。
こちらにクレンジングミルクをなじませていきます。
毛穴撫子1プッシュを約30~40秒ほどクルクルとメイクとなじませてみたところ、アイライナー、リップとも徐々に浮き上がりしっかりとなじんできました。
特に力強くこすったりせず、優しくマッサージするようになじませた結果、1分経たずにここまでメイクが浮いてきてくれるというのはポイントが高いです。
ウォータープルーフタイプのアイライナーを使用していることも考えるとクレンジング力は高めです。
なじませた部分の下半分を拭き取ってみました。
リップをのせた部分は完全に落ちましたが、アイライナーの部分はよく見ると本当にうっすらと残っている状態です。
これぐらいの落ち残りであればあと数秒ほど長くなじませるとしっかりと落ちきる範囲です。
クレンジング力については全く問題ないです。
むしろ、ミルクタイプでここまでしっかりと落としてくれるのはとても優れたクレンジングです。
オイルタイプのようにしっかりとメイクを落としたいけれど、オイルはお肌に合わないといったお悩みがある方にとって満足できるクレンジングになっているかと思います。
クレンジング力が高いことはわかりました!
次は実際に顔に使用していきます。効果をわかりやすく紹介したかったため、今回はメイクをしていない状態で使用します。
記載通りの適量3プッシュを顔全体になじませクルクルとマッサージしながらお肌になじませていきます。
手の甲で試した時の感覚と同様に乳液のようなやわらかなテクスチャーを肌で感じることができます。
なめらかに肌の上を滑らせるように伸ばしていけるので摩擦が起こらず、お肌への負担も感じられません。
抵抗感なくスルスルとお肌になじませることができるため、とても気持ちの良い使用感になっています。
手の甲で試した時は約30~40秒程度なじませたのですが、今回は約1分程度マッサージした後洗い流します。
毛穴撫子 重曹クレンジングミルクは手や顔が濡れている状態でも使用することができるので、洗い流す際も水(ぬるま湯)とクレンジングミルクをなじませつつ、ここでもマッサージしながら洗い流すようにするとより効果が出やすいかと思います。
保湿成分として温泉水が配合されており、しっとりとした洗い上がりが期待できるようなのですが、私はしっとり感はあまり感じられませんでした。
ツッパリ感があるわけではないのですが、乾燥は少し感じてしまいました。元々の肌質によって洗い上がりの肌状態は変わってくるかと思います。
どのような毛穴ケアアイテムでも言えることなのですが、やはり1、2度の使用だけでは劇的な効果を感じることは難しいです。
今回試した毛穴撫子 重曹クレンジングミルクは、洗い上がった後化粧水を付ける前の状態をみてみると、角質には多少効果がみられるといった印象です。
毛穴の黒ずみなどは様々な原因があるので、それぞれに見合った対処が必要です。
その対処法の1つとして角質や角栓のケアも大切になってくるので、使い続けることによって効果が期待できるのではないでしょうか。
重曹のパワーでしっかりとメイクを落としながら毛穴ケアできる「毛穴撫子 重曹クレンジングミルク」。
まるでクレンジングオイルのようなクレンジング力。ゴシゴシこすらず優しくマッサージするようになじませるだけで徐々にメイクが浮き上がり、クレンジングミルクとメイクがしっかりとなじんでいきます。
顔や手が濡れていても使用できるのでお風呂場の中でも使うことができ便利です。
洗い流す時にも軽くマッサージするように水(ぬるま湯)とクレンジングミルクをなじませていくとさらに効果的です。
サッと洗い流すことができるので、摩擦によるお肌への負担の心配が少ない点も嬉しいです。
元々の肌質により洗い上がりのお肌の状態に多少差が出てくるかと思います。
混合肌の私の場合は頬のあたりは多少乾燥を感じましたが、後の化粧水等のスキンケアを行うと全く気にならない程度でしたので、そこまで気になるような乾燥は起こりません。
特に黒ずみ毛穴に対しての効果は継続しなければ感じにくいですが、クレンジング剤としてはとても使いやすいアイテムになっています。
重曹が配合されているので、使い続けることによって角質や角栓に対してのアプローチが期待できます。
総合的にマイナスなところは特にありません。
ただ、黒ずみ毛穴等の毛穴トラブルに対して瞬時の改善を望まれる方には物足りなさを感じられるかもしれませんが、黒ずみ毛穴に対して効果がすぐ出るのケアを行うのはなかなか難しいのが正直なところです。
毛穴ケアは基本的に時間をかけて行う必要はありますが、メイク落としとしての効果は優れています。
毎日、メイクを落としながら毛穴ケアもできるお手軽さを考えると、使って損はないアイテムだと思います。