肌の乾燥やシミに悩むはづきさんにコスメコンシェルジュのmayu3・とんちゃん。・綿貫友香がアドバイス!
20代後半の乾燥対策やシミのケアにおすすめの化粧品やスキンケアのポイントについて解説します。
20代半ばを過ぎると、肌の潤い機能が衰えてきたりターンオーバーが遅くなったりします。
そのため、10代や20代前半と同じように徹夜や不規則な生活をしてしまうと、肌に影響してきます。
ご自身でもお気づきの通り、週に半分も夜更かしをしたり、保湿スキンケアを怠っていたりすると、肌荒れの原因になります。
眠りに入って約3時間の深い眠りの間に成長ホルモンの分泌が盛んになります。
そのため、スキンケアを見直す前に“よく寝ること”が大切です。
また、今お使いのスキンケアのものでも、洗顔時のお湯の温度を変えることとスキンケアをするタイミングを変えるだけで効果をアップさせやすいです。
洗顔時のおすすめの温度は“32〜34度くらいのぬるま湯で洗うこと”。
体を洗う時の温度で顔を洗うと、肌に必要な潤い成分まで奪ってしまうので気をつけましょう。
スキンケアをするタイミングはメイクを落とした後すぐにするのがおすすめです。
私の場合は、浴室にスキンケア化粧品を持って行って、クレンジング後すぐにスキンケアをしたり、あえてタオルで顔を拭かないままスキンケアをしたりします。
入浴中は肌温が上がって、肌内部の水分が蒸発しやすいので、出来るだけ早めにスキンケアをするだけでも肌が整いますよ。
お使いのベースメイクを拝見すると、乾燥向きの化粧品をちゃんとえらばれていると思いました。
下地もたくさんありますが、コンシーラ効果やカラーコントロールなど、いろいろな機能が増えるほど、一つずつの機能が弱かったり、自分の肌に不要な機能まで使うことになり肌への負担にもなってしまいます。
そのため、また下地やファンデを変えるような時でも今お使いのようなスキンケアメインのものを選ぶことをおすすめします。
肌のカサつきは、乾燥によるものなのか、古い角質によるものなのかによって対応が変わってきます。
特に夜更かしが多くなると、睡眠不足によって肌のターンオーバーの周期が乱れ、角化異常を起こしてカサつくこともあります。
古い角質を取り除くために、拭き取り化粧水にトライしてみるのもおすすめです。拭き取り化粧水にはアルコールが含まれるものもあるので、敏感肌の場合はアルコールフリーのものを選びましょう。
顔の保湿ケアをせずに寝てしまう日が多いとありますが、パックやオールインワンジェルなどワンステップでスキンケアが仕上がるアイテムを活用していきましょう!
それも難しいようであれば、保湿しながらメイク落としができる水クレンジングを使用したり、保湿効果の高いクレンジングや洗顔料を使うことをおすすめします。
インテグレイトグレイシーとエクセルの化粧下地の配合成分を比べると、インテグレイトグレイシーの方がエタノールが多く入っています。
エタノールは品質保持と清涼感を与える成分ですが、同時に乾燥の原因にもなります。それもあってエクセルの下地の方が、乾燥が気にならなかったのかもしれません。
ただ、エクセルは皮脂吸着効果のあるテカリ防止下地なので、乾燥と敏感肌を併せ持つ肌に使う時はスキンケアでしっかり保湿ケアをしないと、逆に乾燥を招いてしまいます。
メイク前のスキンケアの段階で、乾燥が気になる部分はしっかりハンドプレスをして、化粧水や乳液を肌に馴染ませる習慣をつけましょう!それだけでもだいぶ変わります。
シミ対策には何よりも紫外線対策をして日焼けによるシミを防ぐ『予防美白』がとても重要です。
使用されている下地やファンデーションにUVカット効果があるので日中の対策は良いと思うのですが、やはり睡眠不足とスキンケア不足によって肌のターンオーバーや代謝が滞っています。
日中の日差しを浴びた肌を夜にケアするだけでも日焼けによるシミの予防につながります。
また、シミは摩擦によっても生じるので、肌に摩擦による負担をかけないような生活習慣を心がけることも大切です。
私も同じく敏感肌で乾燥に悩んでいますが、そんな私の回答は…
乾燥していてファンデのムラが気になるということは、おそらく肌表面のキメが乱れてしまっている状態なのだと思います。そのため、キメを整えてファンデがムラになりにくい肌にしていくことが解決につながるかと思います。
肌のキメを大きく左右する角質層という部分が皮膚の一番外側にあります。
角質層は、幾層にも重なっている角質細胞と、その細胞の間を埋めている細胞間脂質からできています。
この細胞間脂質こそが肌の水分蒸発を防ぎ、外部刺激から肌を守る大きな役割を果たしています。その細胞間脂質の大部分を占めているのがセラミドという成分。
つまり、肌にセラミドを補ってあげると角質層の状態を整えることができるのです。
セラミドは、もともと肌に備わっています。加齢やストレスなどによって不足していき、不足していく分を放置してしまうと先述したように水分の蒸発による乾燥を招き、紫外線や外気による刺激を受けやすくなってしまいます。
肌がどんどん乾燥してカサつきや肌の赤み、痒みといったトラブルを起こしてしまうことも。
肌にセラミドが充分に満たされていると、乾燥や外気の刺激から肌を守る機能が高まり、キメの整った肌になっていきます。
また、シミのケア方法についてですが、私は化粧品でシミを薄くすることは難しいと考えています。
一般に美白化粧品といわれているものは、〝メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ″効能をもつ成分が配合されているものを指します。
日焼けによるシミができる直前の状態でしたら、メラニン色素を還元させる成分(ビタミンC 誘導体)、メラニンの排出を促す成分(リノール酸S、エナジーシグナルAMPなど)が多少は有効かもしれません。
定着してしまったシミには効果はありませんので、改善させたい場合はレーザー治療や内服など美容皮膚科の診療を受けることになるかと思います。
そのためにも、繰り返しになってしまいますが、まずはセラミド配合のアイテムを使って肌状態を整えましょう。
美白※化粧品を使うことも一つですが、セラミド減少、メラニン生成をもたらす日焼けをしっかりと防ぐことが大切ですので、十分な量の日焼け止めを365日欠かさず塗って紫外線から肌を守ることが最も重要です。
※美白とは、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐこと
あとはクレンジング剤、洗顔料で必要以上に皮脂を落としすぎていることがありますので、洗顔方法を見直すことも検討してみてください。
せっけんオフできるファンデーション、お湯オフできるマスカラを使用するなど、せっけん、ぬるま湯洗顔で肌への負担を軽減させた洗顔をします。
このとき気を付けたいのは、洗顔料。せっけん=洗顔料ではないので、パッケージの裏にある品名表記が「せっけん」となっているものを使います。せっけん以外の洗剤ではメイクが落とせない場合もあるので注意しましょう。
また、夜のスキンケアをしない日があるとのことだったのですが、忙しかったり疲れていたりするとスキンケアが億劫になりますよね。私もうっかりお風呂上りに何もしないでそのまま寝てしまうことがあります。
そんなときは手軽にケアできるオールインワンアイテムを使用するか、思い切って自分の皮脂分泌機能を信じて意識的にスキンケアをしない、いわゆる肌断食をしていることにしちゃいましょう。
同じ「スキンケアをしていない状態」でも「スキンケアできなかった」というマイナス気分より、「私のお肌、スキンケアに頼らず頑張っている!」と思えたほうが肌の調子がよくなると思いませんか。
また、肌断食した翌朝、本来の肌の状態を知って、乾燥している箇所に多めにスキンケアアイテムを、という工夫にもつながるのでお勧めです。
朝はしっかりスキンケアをします。ひとつひとつじっくりなじませることで肌表面の角質層の状態を整えメイクのムラ、ヨレがでにくい肌になります。