ミノン アミノモイストは、敏感肌向けに開発されたスキンケアシリーズで、その中でさらに乾燥肌と混合肌のそれぞれに合わせて展開をしています。
クレンジングや洗顔料は、1種類で混合肌と乾燥肌のどちらの肌にも合うように作られています。
化粧水、乳液、UV下地の3点は乾燥肌向けのピンクパッケージと、混合肌向けの緑パッケージから選ぶことができます。
敏感肌・乾燥肌ライン(ピンクのパッケージ)
→敏感肌で、さらに全体的なかさつきや粉吹きが気になる乾燥肌のためのライン
敏感肌・混合肌ライン(緑のパッケージ)
→敏感肌のなかでも、ニキビができやすい肌・乾燥もベタつきも気になる肌のためのライン
今回は敏感肌のなかでも乾燥肌向けに作られているピンクパッケージで、1週間お試しできる「ミノン アミノモイスト トライアルセット」(乾燥肌ライン)をドラッグストアで買って試してみました。
ミノン アミノモイストは、第一三共ヘルスケア株式会社のスキンケアブランドです。
敏感肌のことを考えた処方として、以下の5つが無添加となっています。
・パラベン
・アルコール(エチルアルコール)
・紫外線吸収剤
・香料
・着色料
ミノン アミノモイストにはパラベンが含まれていないため、パラベンが苦手な人でも使いやすくなっています。パラベンとは防腐剤の役目をするもので、化粧品の中で雑菌が繁殖するのを防いでくれます。万が一、雑菌が繁殖した化粧品で肌をケアしてしまうと肌トラブルを招いてしまう可能性があります。
ミノン アミノモイストではパラベンフリーにする代わりに敏感肌の人でも刺激を感じにくい「フェノキシエタノール」という防腐剤が使われています
肌のうるおいは、皮脂とNMF(天然保湿因子)、細胞間脂質の3つによって保たれています。
アミノ酸は、NMF(天然保湿因子)の約半分を占める成分です。肌のハリをキープするのに役立っているコラーゲンも、アミノ酸でできています。
肌の悩みを解消するためには、皮脂量と水分量のバランスを整えるケアが必要です。特に、アミノ酸は、水分を吸収する性質を持っていて、角質層をうるおいで満たしてくれます。
乾燥肌向けのスキンケアラインは、うるおいを蓄える9種類のアミノ酸を配合しています。
・セリン
・アルギニン
・アラニン
・グリシン
・トレオニン
・バリン
・ヒスチジン
・プロリン
・ロイシン
・カルノシン
・リシンHCl
敏感肌・乾燥肌向け ミノン アミノモイスト トライアルセットは、混合肌と共通で使えるメイク落とし、泡洗顔料に加えて、乾燥肌向けの保湿化粧水と保湿乳液がセットになっています。
乾燥肌向け保湿化粧水は、「しっとりタイプ」と「もっとしっとりタイプ」の2種類展開です。トライアルセットには、「もっとしっとりタイプ」が入っています。
ミノン アミノモイスト お試しセットの内容
落とすケア:モイストミルキィ クレンジング(メイク落とし) 20g
落とすケア:ジェントルウォッシュ ホイップ(泡洗顔料) 25ml
与えるケア:モイスト チャージローションⅡ (保湿化粧水) 20ml
守るケア:モイストチャージミルク (保湿乳液)0.5g 2包
メイク落としから乳液までライン使いしてみました。
まずはクレンジングから試してみます。
まず、下地、ファンデーション、マスカラ・アイライナー・クリームシャドウ・リップグロス・ティントリップでメイクをし、どのくらい落ちるのか試してみました。
クリーム状のオイルインタイプで、メイク落ちはスムーズです。クレンジング成分はアミノ酸系。手や肌が濡れていると、クレンジング力が弱まります。乾いた手と肌で、メイク汚れを浮かせて落とします。
なお、お湯落ちタイプのメイクアップアイテムは、なじませた段階で落ちなくても、お湯で落ちるので、こすらないように注意します。
クレンジング料は、非常に軽いテクスチャで、オイル感はあまりありません。
ティントリップとウォータープルーフタイプのアイライン、クリームシャドウのラメが少し残りました。その他は、ほぼきれいに落ちました。
クレンジング後、肌がつっぱることなく、肌に必要なうるおいは残されている印象です。乾燥肌でも、クレンジング後の乾燥を気にせず使えると思います。
クレンジング後、洗顔が必要なタイプなので、続いて、洗顔を行います。
泡立てるタイプではなく、泡が出てくるタイプの洗顔料です。泡はふわふわしています。手のひらが直接肌に触れないように、泡で摩擦を防ぎながら、洗いました。
W洗顔による肌への負担が気になっていましたが、洗顔料も油分や水分が落ちすぎるということはなく、すっきりと汚れを落としながら、しっとりふっくらした洗い上がりを感じました。
洗顔料に植物性のアミノ酸洗浄成分が配合されています。洗顔料は、顔を濡らしてから使います。あごや額、小鼻などベタつきやすい部分から洗い、最後は乾燥が気になる部分をさっと洗い流します。
アルコールフリータイプのため、アルコール入りと比べると、さっぱり感はありません。洗顔料特有の香りはなく、肌あたりのやわらかさを感じました。
さらさら系ではなく、乳液に近いとろみのある保湿化粧水です。とろみはありますが、肌なじみはよく、ベタつき感はありません。
肌の表面に膜をはって、うるおいを閉じ込めるというよりは、肌(角質層まで)をうるおいで満たすという感覚に近いです。もっちりと弾力のある肌を目指せます。
モイストチャージローションⅡを使っただけでも、乳液ケアまで完了したかのような満足感を得られました。
モイストチャージ ローションⅡで肌を整えた後、モイストチャージミルクを使用します。クリームのようなコクのある乳液です。
アミノ酸に加えて、スクワランなどのオイルも配合されており、肌のうるおいを閉じ込めます。
1包0.5g入りで、使用前は少ないかなと思いましたが、実際使ってみると少量でも伸びがよく、目尻や口元の乾燥が気になる部分にも念入りに重ね付けできました。
肌に触れてみると、使用前と比べて、なめらかでいわゆる化粧が映える肌に整っているのがわかります。
モイストチャージミルクは、化粧の前だけでなく化粧直しの時にもおすすめです。
綿棒に乳液をのせてメイクを直したい部分になじませると、肌のキメを整えながらメイクが落とせます。後はファンデーションを重ねるだけ。ファンデーションのヨレも簡単に直せます。
ミノン アミノモイストは、以下のテストを行った上で商品化されています。
・アレルギーテスト済み※
・パッチテスト済み※
・スティンギングテスト済み※(刺激感をたしかめるテスト)
・敏感肌・乾燥肌の方による連用テスト済み※
敏感肌・乾燥肌の人が使いやすいように、様々なテストを行っていることがわかります。すべての敏感肌・乾燥肌に合うとはいえませんが、敏感肌、乾燥肌の肌の悩みを考慮して作られているスキンケアラインといえます。
※すべての人にアレルギーが起こらないわけではありません。また、すべての人の肌に合うわけではありません。
乾燥肌も満足できるうるおい感を与えてくれるスキンケアシリーズです。私は、ヒリヒリやピリピリ感、つっぱり感を感じることはありませんでした。
モイストチャージミルク(保湿乳液)は、2包(2回分)だったため、すぐになくなってしまいましたが、こちらも1週間分あれば、よりうるおいを実感できたかもしれません。
モイストミルキィクレンジング(メイク落とし)とジェントルウォッシュホイップ(洗顔料)は、洗顔後の肌の乾燥を感じさせないしっとりした洗いごこちで、ヤミツキになりそうです。
モイストチャージローションⅡ(保湿化粧水)は、予想以上に、しっとり、なめらかな使用感。特に肌が敏感な時に使いたいなと感じました。
スキンケアは、季節に応じて変えていくとよいといわれています。1週間ミノン アミノモイストによるケアをしてみて、乾燥が気になる季節でも肌を守ることができるシリーズだと感じました。
価格 | 内容量 |
---|---|
オープン価格 | 約1週間分 |
ヒリヒリ・ピリピリ感を感じやすい敏感肌。特に、肌が乾燥していると、いつも使っている化粧品でも乾燥による刺激を感じることがあります。そんな時は、スキンケアを見直してみるとよいかもしれません。ミノン アミノモイストは、肌あたりのやさしいクレンジングや洗顔料で汚れをオフし、肌をうるおいで満たし閉じ込めるスキンケアシリーズです。なるべく刺激になる成分を使わないように、敏感肌の状態を研究して作られています。
肌の乾燥を感じはじめた人、使っている化粧品のうるおい感に物足りなさを抱えている人、使っている化粧品の刺激が気になる人におすすめです。