ロート製薬の研究室『肌ラボ』には、肌に良い成分が厳選されていることに加え、容器に至るまであらゆる無駄を省いたシンプルなスキンケアに肌の潤いへの思いが詰まっています。
『極潤』シリーズは肌悩みや目的別の違いで“極潤”、“白潤”、“極潤プレミアム”など様々なラインナップがありますが、今回レビューするのは「保湿」がメインの「極潤ヒアルロン液」。
極潤シリーズの中で一番ベーシックな「極潤ヒアルロン液」を30代・乾燥肌ライターが体験レポします。
「肌ラボ 極潤ヒアルロン液」の特徴、それは3種類のヒアルロン酸が配合されていること。
表面にとどまり潤いの層をつくるもの、肌へ馴染みやすくするもの、角質層へ浸透しやすいものとそれぞれ役割ごとに様々な角度からアプローチしています。
たった1gで2~6リットルもの水分を抱えることのできる、水分保持力のある成分
ヒアルロン酸を分解して小さくし、角質層への浸透を良くしたもの
保水力と柔軟性がアップした、角質層に馴染みやすいヒアルロン酸
CMやドラッグストアで頻繁に目にしていた極潤シリーズですが、実は使用するのは今回が初めて。
潤いにこだわり抜いたシリーズということで、どれくらいの潤い力があるのか乾燥肌の私が実際に試してレビューします。
白で統一された清潔感のあるボトル。シンプルで飽きの来ないビジュアルです。
ボトル全体が透明のフィルムで覆われていて衛生的です。フィルムにはミシン目がついていて簡単に開封できます。
蓋は片手でパカッと開く使いやすいワンタッチオープン式。
「肌ラボ 極潤ヒアルロン液」は詰め替え用があります。ボトルの開口部が広く、簡単に詰め替えることができそうです。
無香料・無着色・オイルフリー・アルコールフリーでとことんシンプルな「肌ラボ 極潤ヒアルロン液」。実際に手に取ってみても無色透明です。
香りは少しスーっとした清涼感がありますがほとんど無臭です。
無香料が好きな私にとっては香りがついていないのが嬉しい!家族みんなで使えそうです。
トロトロっとした粘度が高めのテクスチャーの化粧水。手の甲にとってみると、流れることがなく留まり、化粧水自体が水分を抱えているのがわかります。
10円玉大の量をつけてみます。なめらかでトロトロのテクスチャーなので、若干ぬるっとした感覚もありますが、肌にピタピタと密着するように伸びていきます。
化粧水の粘度が高い為、肌になじむまで1~2分程時間がかかりました。ハンドプレスを続けると掌に頬が吸いついてきますが、少しベタっとした使用感です。
肝心の潤いですが、角質層への馴染みがスムーズではなく、肌表面はしっとりとする一方で肌の内側まで潤いが届いていかないように感じます。
5分ほど経過するとベタっとしていた感覚は和らぎましたが、ヒアルロン酸やグリセリンなどの保水性のある成分が肌の上に残り、肌を覆っているようなパリッとした感覚になりました。
今回私はドラッグストアで購入しました。購入時期が乾燥しやすい2月下旬だったためか、店頭在庫がなんとラスト1本。
「肌ラボ 極潤ヒアルロン液」はファミリーでたっぷり使えるポンプタイプの大容量(400ml)もあるのですが、そちらに至っては欠品中でした。
ちなみに、ロート製薬の公式オンラインショップでは“極潤”シリーズの取り扱いが確認できませんでした。
購入店舗によって価格の差がありますが、私は814円(税込)で購入しました。
「肌ラボ 極潤ヒアルロン液」の価格は、公式ホームページでは“オープン価格”となっており、取扱店によって多少価格の前後があると思いますが、おおむね1,000円以下で購入することができます。
乾燥肌の私が試してみて感じた「肌ラボ 極潤ヒアルロン液」のメリット・デメリットはこちら。
無香料で化粧水自体にほとんど香りがなく、またアルコールフリーなので使う人を選ばず、老若男女・家族みんなで使用できる便利な化粧水です。
トロトロとしたテクスチャーなので、少量(1円~10円玉大)の量で顔全体にまんべんなく行き渡ります。
内側からの潤いケアというよりは、肌表面を潤いで保護するような使用感です。
そのため、肌の角質層まで潤いが届いていないように感じ、乾燥肌の私は「肌ラボ 極潤ヒアルロン液」だけでは潤いが足りず乾燥してしまいました。
肌の潤い感をより高めるためには「肌ラボ 極潤ヒアルロン液」の後に、肌の水分保持能力を高めてくれるセラミドなどが配合された乳液や美容液、保湿クリームなどのアイテムをプラスするのがおすすめ。
“ヒアルロン酸もセラミドも、どちらも肌をしっとりさせてくれる成分”と思われがちですが、それぞれ役割が明確に異なります。
ヒアルロン酸は主に与えられた水分が蒸発しないよう、水分を抱えて引き寄せてくれる成分。
セラミドは角質層の細胞間の隙間を満たしている主成分で、角質層内で肌を整えてくれる成分です。
ヒアルロン酸もセラミドも肌を潤すという点では同じですが、スキンケアで与えた水分を逃がさないよう保持しつつ、肌を整えることが乾燥肌にとっては大切です。
しっとり度 | ★★★☆☆ つけた直後は肌がもちっとする |
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うるおい度 | ★★☆☆☆ 内側まで潤うような感覚が少ない |
ベタつき度 | ★★★☆☆ 量をつけすぎると少しベタつく |
ヒアルロン酸にこだわったスキンケアということで、肌に乗せた直後はモチモチとした肌質になったものの、保湿成分が肌表面に残り若干ベタッとしました。
潤い成分が肌表面に残り、潤いが角質層まで浸透している実感が少なく、肌の内側がまだ乾いているような感覚でした。
オイルフリーなので重たい使用感ではありませんが、脂性肌の方はベタッとした使用感が気になるかもしれません。少しずつ化粧水を手に取って、少量から試してみることをおすすめします。
3種のヒアルロン酸※配合で潤い力に期待がかかりましたが、乾燥肌の私にとっては潤いが物足りなく感じました。
同じシリーズの乳液「肌ラボ 極潤ヒアルロン乳液」を併せて使用するか、肌を整えてくれるセラミドを配合した乳液や保湿クリームをプラスすると潤い力がアップします。
無香料・無着色・オイルフリー・アルコールフリーでどんな方にも使いやすい「肌ラボ 極潤ヒアルロン液」。大容量(400ml)のポンプタイプもあるので、家族で手軽に使用できる化粧水です。
※ヒアルロン酸Na、ナノ化ヒアルロン酸(加水分解ヒアルロン酸)、スーパーヒアルロン酸(アセチルヒアルロン酸Na)